15話
「ほら、しっかり持ってくたばってろ、あいつらは俺がかたずける。」
「たかがコックに俺達がやられるか!!!」
飛び出してきた海賊達は言ってはいけない禁句ワードの1つをサンジ兄に向かっていい放った
「あ〜ぁ」
バカなやつら。
禁句ワードを言ってのけた勇者…もとい海賊達はサンジ兄の餌食になってしまった。
御愁傷様です。
話していたパールに飛んできたルフィがぶち当たり鼻血を出すパール。そして、ファイヤーパールへと変化した。
…………ただ火がついただけだからそのままだけどな。
そして、それに向かっていくサンジ兄。
「炎が怖くてコックが務まるか」
まったく同意だな
コックは炎を操る側の人間なのだから
俺の出番はないかとじーちゃんの隣に戻るとパールはさらに過激に炎を吹き出し、火を炊いた。
「危険だっ!!危険すぎるっ!!!火をっファイヤーパールをもっとくべねばあぁ!」
ゴウゴウと燃える火。
飛び散る炎。
じーちゃんと俺の元へと向かってきた炎に俺はじーちゃんの前に立ち、両太ももに装着していた二丁の銃を取り出した。
狙いは炎をまとった数個の鉄球。
「装填」
ガンガンガンガンガンッ
「排除完了」
銃に撃ち抜かれた全ての鉄球はこちらへ向かってくる威力をなくし、あたりへと無造作に落ちていく。
航海時代、ヤソップに習っただけあり1つもそれることなく飛んできた鉄球のど真ん中を撃ち抜いた。
本来じーちゃんが蹴りで消す場面だったはずだけれど気にして入られない。じーちゃんが手を出さなくても良いように、船を守るのも俺の役目だ。
15話