26話










「そういや、アクリの夢はなんだ?」



唐突にそうきいてくるサンジ兄に俺は目を瞬かせ、オレンジ色に染まり始めた空を見つめた。



『ん〜………とくに今まではなかったけど…でも、さっき出来たよ』


「どんな夢だ!?」




俺の言葉にいつもよりも年相応な顔をして輝く笑顔を浮かべたサンジ兄に目を細めて俺はいう。




『……サンジ兄の夢を一緒に叶えること…………かな?』




薄く笑っていったらサンジ兄はしばらく目をパチパチと瞬かせ、それからにっと笑った。



「じゃぁ、俺と同じだな!!」




この瞬間、俺のはじめての夢が生まれt「くそがきども、仕事はどうしたぁぁぁ!」




あ、忘れてた……







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第1章『5才編』終了。

26話

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