イチャイチャ禁止令 



※ほぼ会話文




「千鶴ちゃん」

「はい」

「千鶴ちゃん」

「なんですか?」

「暑い」

「はあ」

「暑いよー。暑くて死にそう」

「……あの、沖田さん」

「ん?なあに?」

「暑いのなら、そろそろ離れてもらってもよろしいでしょうか」

「やだ」

「…私も暑いんですけど」

「やだよ。はなしてあげない」

「………」

「あ、怒った?」

「いいえ。呆れているだけです」

「なんだ、つまんないなあ」

「………沖田さん」

「離れないよ?」

「………暑いです…」

「えー?もう、しょうがないなあ」

「はなしてくれるんですか?」

「千鶴ちゃんが僕にちゅーしてくれたらね」

「沖田さんの馬鹿」

「ほら、早く。ちゅーしなよ。ほら」

「……もういいです」

「あれ?諦めるの?」

「はい」

「ふぅん。じゃあ、僕は君にちゅーするけど」

「え?」

ちゅ、

「え、ちょ、おきたさ、」

「ふふ、もう一回」

ちゅ、

「ん、」

「可愛いね、千鶴ちゃんは」

ちゅう、

「ん、おきた、さん、」

「ねえ、続き、していい?」



「……なあ、総司。なんで頬腫れてるんだ?」

「平助のばーか」

「はあっ?なんだよ、いきなり!」

「あーあ、怒った千鶴ちゃんも可愛かったなあ。顔真っ赤にして涙目で必死になってさ、いじめたくなるよね」

「……結局惚気かよ!」



この後、沖田さんには雪村君からイチャイチャ禁止令が出ました。by 山崎






沖千は一生イチャイチャしてればいい。
 
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