「どうしたのリドル考えこんじゃって」
「考えてたんだ」
「何を?」
「名前が、殺すに値する人間かどうか」
「何それ怖いっ」
「歪んだ愛情?」
「真っ直ぐできて」
「僕の愛が受け止められないのかい」
「わーなんかリドルが愛とか言うと薄っぺらい」
「逆に考えなよ殺したいくらい愛されてるって」
「そんな愛情ならいりません」
「僕も、君に愛を吐くくらいなら殺してやるね」
「意味わかんない」
「つまり大嫌いだってこと」
「あーそうですか。私も大嫌いですよ」
「相変わらず可愛くないな」
「あんたの前で可愛い子ぶってもね」
「そうだね、他でしてるみたいな笑顔振りまかれても気持ち悪しいね」
「なに、嫉妬ですかリドルさん」
「僕が?君相手に?よく頭の中で考えてから発言してくれないかな」
「相変わらずムカつくな」
「どうもありがとう」
「褒めてないし」
「はっ」
「鼻で笑うなよ」
「お気に召さなかったなら申し訳ない」
「…ねえ」
「なんだよ」
「たまには素直に私が好きだって言えば?」
「嫌だね」
「嫌ってことは、素直な気持ちは好きだってこと?」
「………………」
いつか袂を分かつなら。幸せを祈るより、いっそこの手で なんて
愚かな事を考えてしまうくらいに、君が
「…嫌いだよ」
「はいはい。そうですか」
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