16:43 もうすぐ色づく


いろんなことをしていて、気づけば一つ歳を重ねていました。そしてまたいろんなことがありまして久しぶりに1人で出かけていました。久しぶりに通る横道が楽しくて、一度行った以来全く顔を出していないお店の前を通りました。相変わらず通りを向いて座っている彼女を見てさらに懐かしい気持ちに。少しでも立ち寄ればよかったなと帰宅しながら後悔。「自分の特別なノートを持っていたほうがいいわ。」そう言ってたくさん話してくれた彼女の言葉が、今ならすごくわかる気がします。彼女のように常日頃から特別を持ち歩いているわけではないけれど、私のノートにはいいことも悪いことも書いてあります。むしろ悪いことの方が多いかもしれないですが。全部が素敵でキラキラしているわけではないけれど、読み返すと暖かい思い出になっています。使われたページだけ分厚くなって、色が変わっていく。手帳をノート代わりにしていたけれど、来年のために新しいノートを買いました。
10月は早足で駆けて行ったけれど、お祝いが詰まった月になって、私と彼は数回2人で旅行に出かけていました。喜んでいる姿を見ると、来てよかったなと思っていたり。宿の人たちにとても良くしてもらって、是非ともまた来たいねと話していました。



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