22:45 棄てる
自分の本当にやりたいことってなんだろう。もちろん取捨選択が必要なので、もっともっとしぼっていかなきゃならない。機材だって触りたい。今の団体でもっともっと技術力を上げていきたい。かつ今のアルバイトも私がしたかったこと。本当は映写機を使ってみたかったけれど。やりたいことを実現していくと、当たり前に時間がなかった。どこを捨てるか、何をしたいか。自分の中に聞いてみると、どうしても捨てられない。今のしたいことから追加して何かが出来るとは考えてないけれど、けれど今あるものが私を作ってきたことは確かだった。きっとそのうち捨てる時が来る。それまでは大切に持っていたい。倒れるまで好きなことをしていたい。関係が希薄になる。当たり前だ。選んだのは誰だ。選んだのは私だった。わかっていたことをわかっているのに後悔しながら、そうして寒さは一層増して、次第に薄れていく。春はもう少し。
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -