03:28 閑話

先輩たちがソファで来年の幹部相談をしていた。来年が来たら。ますます私は決めかねる。母が、「来年は2回の先輩たちがいるからまだ残るんでしょ?」と聞いてきたのでなるほどそうかもしれないとふと思う。同回生は浪人を含めてどうにもお互いに遠慮をする。つまり怒らない。気になるところを指摘しない。指摘された側は一度持ち帰って再検討しない。これがいいの一点張り。舐められたものだと思う。我儘がすぎると思う。同回生よりも2回生のほうが好きなのは仕方がない。私は現2.3.4回生の先輩たちに憧れて。「彼らみたいに作品を作りたい」ではなく「彼らと作品を作りたい」と思って入ったのだ。4回生がいなくなり、3回生が引退をする。一緒に作品を作りたいと思った人が次々と減っていく。どんどんただ仲の良いだけの遠慮をし合う緩い団体になる。質が下がる。来年この団体が立ち直れなくなった時、もしくは一緒に作りたいと思った人がいなくなった時、私は有無を言わせず辞めるのだと思う。
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