12:52 フードをかぶって


なんだかんだ言ってもう冬が近づいていて、クリスマスなんてあっという間なんだろうね。最近イルミネーションをしだしたところを見て、そんなことを考える。しおがよく、「クリスマス遊ぼう」なんて言ってくれて、遊ぼうって約束をしているのに、「でも__クリスマスまでにできそうだからなあ」と言われて不思議な気持ち。いつだってこのままだろうと思っていたし、誰かが誰かを想っている、だけだと思っていた。時間は思った以上に進んでいて、関係なんていうものも進んでいた。誰かは失恋して、誰かは付き合っていて、誰かはきっともうすぐ付き合うだろうっていうくらいになっていた。わたしはまだまだ子供だ。親のすねをかじって、今日もぎりぎりで生活している。誰かの家に逃げ込みたい。どこか、私の周りが殆ど全く知らないような、そんな場所に一人で旅したい。現実逃避でしかないけれど、目を背けたいことが、たくさんありすぎる。弱虫を気取るな。
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