都倉は飛び込んできた梅子に驚きもせずに優しく微笑む。

「おはよう、梅子ちゃん」

優しい声に優しい表情。
そんな顔が出来る都倉に惚れない女などいない。


「おはよう!都倉お兄ちゃん、今日は何して遊ぶ?」


都倉からすれば、なぜなのか分からない梅子の行動。

普通の女なら頬だけでなく体自体を真っ赤に染めるはずなのに…。

梅子だけはにっこり、まるで何も知らない無知の子供の様な笑顔で返して来る。

しかも呼び名は"都倉お兄ちゃん"。

………冗談じゃない。
お前は一体、いくつなんだ。

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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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