「うーめーこーちゃーんっ」
あ!!!
きたきた、私のお兄ちゃん!
家の外から聞こえてきた声に耳をダンボにして反応。
そして物凄い勢いで階段を駆け降り母に一言。
「ママ!行ってくるね!」
いつもの事。
そう思った母は特に何かを聞く訳でもなく、
「はいはい、遅くならないようにね?」
とタッタカと軽く走る我が娘に一言。
「はぁーい!!!」
そして娘もたった一言、そう言った。
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