Garden


向日葵をまだ憶えている


参加者


GM.水島新
PL.みずゆき/迷
PL.りん/ジュリア=ハンニバル
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GM:前回のおさらいとしては、お二人は『雨音子』という未完成の手書き本を完成させたところでしたね。そして、日記の『三つめに埋めた』という謎について触れたところでした。
GM:そして一つ大切なことは、『一日使うと行ける場所は三つ』であるということです。回数の制限がありますのでお気を付けください。
GM:さて、では、これからお二人はどうしますか?
ジュリア:「……とりあえず、砂浜に埋めたってあったから、この近くの砂浜に行きたいかな。そこで……手がかりがあればいいけど、二人の思い出の品でも渡せたら、いいかもしれないし」と頷いて。
迷:「そうだね、行ってみようか」
ジュリア:砂浜に移動します〜!
GM:はい、了解しました。
GM:お二人が家を出ると、遠くに太陽の光を受けてきらきらと煌めく海が見えますね。それを目指して坂を下っていくと、段々と風の中に潮の匂いが混じってきます。そしてすぐ、海が視界一面に広がるでしょう。
GM:今日は波も穏やかで、聞こえる音も静かです。とても綺麗な海ですね。
GM:またお二人は、この場所は弥一のアルバムで見た場所であることを確信するでしょう。
迷:「……写真と同じだ」
ジュリア:「……確かに、同じだね。……ここに、あるのかも」と砂浜の砂を見ます
GM:砂浜の砂はごく普通のそれですよ〜。
ジュリア:了解です〜ありがとうございます、星の砂ではないのか
ジュリア:「うーん、どこから探そう。中々、骨が折れそう…ほかに手がかりがあればいいんだけど」
GM:星の砂ではないようです。太陽に焼かれて熱を持っているであろうごく普通の砂浜の砂ですね。色が違うので、一目でそれが判るかと思います
迷:「砂は見たところ普通のもののようだし、そうだね……周りに何かあればいいんだけど」
周囲を注視します〜
GM:注視ですね。
GM:……迷さんが周囲を注視すると、左方面に展望台があることに気が付きますね。目立っておかしなところはないようです。どこにでもあるような展望台ですよ。
迷:「あ、ジュリア、あっちに展望台があるよ」と展望台を指します
ジュリア:「、本当だ。……上から、景色を見ればなにか、わかる、かな」
迷:「行ってみるかい?」
ジュリア:「うん、ずっと立ち止まるよりはいいかな」
GM:では展望台に向かいますか?
ジュリア:向かいます〜!
迷:向かいます!
GM:ではお二人は展望台に向か……う途中で、ふと、地面に大きな貝殻が落ちていることに気が付きます。白い巻貝ですね。とても綺麗な形です。
ジュリア:「……大きいね」と貝殻を拾ってみます。幻視します〜
GM:幻視ですね。
GM:……幻視すると、ジュリアさんはそれが、何だか不思議な巻貝であることに気が付くでしょう。ですが、特に危険なものではないようです。
ジュリア:「……うーん?なんだか、普通の貝じゃないね、きみ」と笑って持ち運ぶことにしました。
迷:「何か音が聞こえるとか、あるのかなあ」
ジュリア:「音、……そうかも」といって、貝に耳を澄ませてみます。
GM:ジュリアさんが貝に耳を寄せると、その中から微かに、漣の音がするでしょう。幾度もゆったりとした調子で繰り返される、心を落ち着かせてくれる音ですね。
そして同時に、晴れた空に一筋の白い光が放物線を描きます。一瞬のことでした。どうやら流れ星が落ちたようです。
ジュリア:「……流れ、星だ」と落ちたところまで目線を動かします。お願い事しそびれたなぁ
迷:「……見えなかった」
ジュリア:「なんだったんだろう、いまの」
迷:「さあ……、君に何か、幸せなことが起きるんじゃないかな」と笑って。
ジュリア:「……幸せな、こと」と考えてみているようです。沢山ご飯が食べれる、とか?
迷:「そう、幸せなこと」あるいは、彼 を 食 べ る 、とか?
ジュリア:「うん、あると、いいね」 そ の よ う で す
迷:「そうだね」や っ ぱ り
「さて……どうしよう、ほかに手がかりになるものって、あったっけ」
ジュリア:「ううん…とりあえず、展望台で考えても、いいと思う。日が沈んだころだと、困るし」
迷:「うん、少し考えようか。あと、……ごめん、僕、少し疲れちゃって。休みたいのも、あるし」と苦笑して
迷:(疲れやすいたみだった
ジュリア:「……!それは、大変だから、謝らなくて、いいよ。うん、僕も、沢山連れまわして、ごめん、ね」
GM:ではでは、展望台へ向かうということでよろしいですか?
迷:よいです!
ジュリア:大丈夫です!
GM:ではお二人は今度こそ展望台へ向かいますね。
そこは何の変哲もないごく普通の場所です。ですが、人の気配はありませんね。他には誰もいないようです。
迷:「誰もいないね」
ジュリア:「……うん、人はいないね」と言って景色を眺めています
GM:景色はとても綺麗ですよ。まるで一枚の絵画のようです。
迷:「何か見える?」
ジュリア:「うーん」と唸って、景色、特に海岸付近を幻視します
GM:幻視ですね。
GM:……特に気になるものはないようですね。ごく当たり前の景色がそこにはあります。
ジュリア:「……特に、手がかりになりそうなのは、ないかな」
迷:「そう」
迷:「三つめ、というのはここではないのかな」
ジュリア:「ここじゃないのかな、何から見て三つ目なのかが、まだわからないや」
迷:「……ううん」
迷:天啓振らせてください〜
GM:どうぞー!
迷:1d100<=50 てやーっ
DiceBot : (1D100<=50) → 3 → 成功
迷:>>3<<
GM:>>3<<
ジュリア:wwwwww
GM:ふーむ、3……3ならいいかな……。迷さんはアルバムに貼られていた写真の順番がヒントになっているのではないかと思います。
迷:三つめっつって3が出るっておい
GM:ダイスの女神がちょっと茶目っ気を出したんですよきっと
迷:「三つめ……三つめかあ」日記の内容や何やらを思い出し。
迷:茶目っ気にもほどがある
ジュリア:「……何かわかりそう?」
迷:「ううん……日記も三つめの内容がそれだし、あとはアルバムの……あ、アルバムか」
ジュリア:「アルバム!……バス停、だっけ?」
迷:「そう、バス停の写真が、確か三つめだった」
ジュリア:「じゃあ、バス停にあるってことかな…」
迷:「【三つめ】が指すものが写真の場所なら、きっとそこだと思う」
ジュリア:「……こっちにあるなら、行ってみようか。あ…でも迷さん、大丈夫?」
迷:「うん?」
ジュリア:「疲れやすそう、だから」 疲れたら美味しくないかなって
迷:「もう、大丈夫だよ」 おいしくない
ジュリア:「そう?……じゃあ、行ってみようか」
GM:では、バス停に移動でよろしいですか?
迷:はい〜!
ジュリア:はい!
GM:バス停は、山の中に一つだけありました。ぽつんと立つ看板は錆びて色が落ちていましたが、何とか駅名、「アイナ」だけは読み取れますね。
お二人がその文字を眺めていると、急に雨がしとしと降り始めます。唐突な降雨ではありますが、夕立のように激しいそれではなく、降る水の粒が一滴一滴止まって見えるほど、ゆったりとした雨でした。
GM:思わず空を仰ぐと、そこには雨雲というには薄い雲がかかっており、そこから漏れる淡い光が、この場所を更に輝かせているようです。
GM:……暫くすると、白い影が隣に二つ、並んで佇んでいます。どうやらお二人には気が付いていないようですね。何か話し声らしきものは聞こえますが、交わされる言葉はまるで二人の間だけで通じる特別な言葉のように、聞き取ることは出来ませんでした。
GM:影たちは何かを抱え、並んでいた場所から先に見える鳥居のほうへと歩いていきます。
釣られてその後をついていくと、二人は小さな鳥居の傍に、抱えていた何かを埋めていました。そして、最後に埋めた場所を上からとんとんと叩くと、影たちはそのまま光となって、地面に溶けて消えていきました……。
ジュリア:「……ねえ、今の」って目をぱちぱちさせます
迷:「何だろう。ここに、何か埋めてた」と影たちの溶けていった地面を見ます
GM:地面は正に今しがた何かを埋めたように軽く盛り上がっていますよ
ジュリア:「……掘り起こしてみようか」と自分の日本刀の鞘でつんつんしてみます
迷:「掘ってみよう」 ジュリアちゃんそれで掘るの
ジュリア:つんつんしつつ掘り起こします これで掘るよ
GM:掘り起こしちゃいますか!
迷:ほりほりしちゃう
ジュリア:掘ろう
GM:はい、ではお二人が土を掘り起こすと、古びたお菓子の箱が出てきますよ。鍵付きの小さい箱ですね。
迷:「あの鍵で開くかなあ」
ジュリア:「開けてみよっか」と言って鍵を取り出します
迷:「うん」
ジュリア:お菓子箱あけます!
GM:はい!オープン!!
GM:中には小瓶が入っていますね。しっかりと栓がされています。中には金色の砂がたっぷりと詰められていて、これが「星の砂」であることは疑いようもありません。
ちなみに、使用できる回数は三回です。よく考えて、使ってくださいね。
迷:「星の砂、だね」
ジュリア:「……日記によると、見えないものを見せる力があるん、だっけ」と星の砂を珍しそうに見ます。
迷:「魔法みたいだよね」と一緒に眺めます
ジュリア:「……大事にしないと、これだけだと3回くらいかもしれない」使いどきを誤らないように!
GM:誤らないよう!!に!!!!
迷:ひえー
ジュリア:ヒエエエ
GM:頑張ってくださいまし……GMは全力で応援するよ……
GM:さて。では星の砂を手に入れましたが、次はどうしましょうか?
迷:おばあちゃんの部屋、海、バス停……で、三箇所まわっちゃったかな?
GM:おばあちゃんの部屋はお家の中なので移動時間省きますし、たぶんあと一か所大丈夫じゃないかなと!
迷:おや なんですと
GM:ではどうしましょうか!
ジュリア:「
ジュリア:そういえば、アルバムの順番なら…あとは学校、かな」
迷:「そうだね、そこだけ……かな」
ジュリア:「行ってみようか」
GM:では学校へ移動しますか?
ジュリア:行きます〜
迷:「そうだね、行ってみることにしよう」いきますー!
GM:よし!
GM:小さな村なので、学校の数も少なく、お二人はすぐに写真に写っていた学校がどれであるかが判るでしょう。夏休みなので生徒たちもおらず、とても静かな場所になっていますね。
GM:お二人が校庭に向かうと、校舎脇の花壇に向日葵が植えられていることに気が付きます。けれど花たちはどれも萎れて下を向き、今にも枯れてしまいそうですね。
迷:「……枯れそうだ」周辺を注視します
GM:注視ですね。
GM:……注視すると、花壇の土が酷く乾いていることに気が付きます。一体どれだけ水を与えていないのか、と迷さんは思うでしょう。力なく垂れ下がった向日葵の様子は、見ていて痛々しいほどですね。
迷:「水、あげたほうがいいかな」とジュリアさんを見て。
ジュリア:「なんだっけ、あ、雨を降らせるおまじない、あった、よね?」
迷:「ああ、やろうか」
迷:「……さあさ、さあさ。」
GM:迷さんがさあさ、と呟くと、さっと通り雨が降ります。やはり短い時間降るだけでしたが、花壇の土を湿らすには充分でした。
GM:向日葵もすぐに元気になったわけではありませんでしたが、心持、色が鮮やかになったような気がします。吹いた風にゆらゆらと揺れ、その姿がお二人の目にはどこか嬉しそうに映ったことでしょう。
迷:「喜んでるのかな」
ジュリア:「うん、たぶん……僕も、ちょっと嬉しい」
GM:……さて。そろそろ空は茜色に染まり、烏の鳴き声が蝉の合唱に混じって聞こえてくる時間になりました。そろそろ帰らなければ、あっという間に日が沈んでしまうでしょう。
GM:おそらく太一やお母さんたちが、夕飯を作って家でお二人の帰りを待っていますよ。
迷:「もう夕方だね……そろそろ戻らないといけないかな」
ジュリア:「ほんと、だ。戻らないとみんな心配するね」
GM:では、お家に戻りますか?
ジュリア:もどります〜
迷:もどりましょう
GM:では、お二人が家に戻ると、昨日と同じように、いい匂いがふわりと届いてきますね。玄関を開けると、すぐに奥からばたばたといい加減聞きなれた足音が聞こえてきますよ。
太一:「にーちゃん、ねーちゃん、おかえりー!!」
迷:「太一、ただいま」にこりと笑って。
ジュリア:「ただいま」と笑います。いいにおいにもにこにこえがおになります
太一:「今日どこ行ってたんだー!?あ、今日の飯はなっ、コロッケだって!うちのコロッケすっげー旨いんだぜ!」
迷:「」
迷:「いろいろなところだよ」 いろいろとは。
太一:「ふーん?まあいいや!早く手洗って来いよ!もう飯出来てるからさー!」
迷:「うん、すぐ行くね」
太一:そう言って、太一はお母さんのお手伝いをしにまた走っていきますよ。
ジュリア:「おなかすいた……」と靴を脱ぐ仕草をします
迷:「早く手洗ってこよう」こちらも靴を脱いで家に上がります
ジュリア:ご飯たべます!
GM:ご飯食べましょう!
GM:ではお二人が手を洗って食卓に着くと、そこにはコロッケ、ひじきの煮つけ、大根と油揚げのお味噌汁、箸休めにはまたお新香が盛られていますよ。お新香以外全部ほかほかと湯気が立っていて、とてもおいしそうです。
迷:とてもめしてろ
ジュリア:めしてろやめーや!!!!!!!!!!
GM:大丈夫、どんな味かとか食感かとかまでは書いてないのでまだ飯テロにはならない!!
迷:すでにめしてろな件について
太一:太一はコロッケをきらきらした目で見ていることでしょう。お箸を伸ばしたくてそわそわしている。
GM:何でや!!料理名並べただけです!!わたしは無罪だ!!!(机バン
迷:でもこれからテロするんですよね
迷:「おいしそう」とにこにこしてます
ジュリア:や!やめてぇ!
GM:え、します???事細かに描写する???(わくわく)
明子:「では、みんな揃いましたし頂きましょうか」
ジュリア:「うん」と手を合わせます
太一:「いっただっきまーす!!」パン!と大きく音を鳴らして手を合わせるが早いかお箸を構えてますよ
ジュリア:「いただき、ます!」とお箸を構えて勢いよく食べていきます おなかぺこぺこ
迷:「いただきます」太一やジュリアさんとは正反対ですね。ゆっくり。これは食い負けそう。
太一:ばくばくもぐもぐ。いっぱい食べます。成長期だからね!
迷:迷食細そうだけど大丈夫か。生きていけるのか。
ジュリア:ジュリアはがつがつたべます 今日もおかわり
太一:迷さん生きて。
迷:生きてる!!!!!
明子:「あらあら、そんなに食べて頂けると嬉しいですねぇ」お母さんはころころ笑いながらおかわり注いでくれますよ。山盛りだ!
ジュリア:「ありがとう!」と珍しく明るい声で食べます、そんな声も出るのね
明子:「食後には水ようかんも冷やしてあるんですよ。お嫌いでなければどうぞ召し上がってくださいね」
ジュリア:「水ようかん……!」目を輝かせます
明子:「ええ、よーく冷やしてありますから。近所にねぇ、美味しい和菓子屋さんがあるんですよ」
ジュリア:「和菓子屋さん、僕、和菓子、あんまり食べた事ないの、あのね、僕もっと食べれるよ!」ってきらきらしてます
明子:「まあまあ。喉に詰まらせないように、よく噛んでくださいねぇ」
ジュリア:「うん!」と普段動かさないような表情筋まで動かしてもぐもぐします、幸せそう
おばあちゃん:「たくさん食べるのはいいことだねぇ」おばあちゃんもにこにこです。
明子:全員がご飯を食べ終わったら、お母さんが水ようかんを持ってきてくれますよ。つるんと涼しげで、甘くて美味しい水ようかんです。
ジュリア:初めての和菓子に目を輝かせてもぐもぐです
迷:迷ももぐもぐ
どどんとふ:「GM」がログインしました。
GM:ではみんなで存分に水ようかんを堪能すると、その後はお風呂、それからはおやすみの時間です。
太一は今日もお二人と寝るつもりのようで、お布団を持ち込んでます。
ジュリア:「……ねむ」と目をこすります。おなかもいっぱいで、なかなか睡眠欲が高い様子
迷:「歩き回ったからね。僕も、眠い……かな」ふあ、と欠伸をひとつ。先日もそうですがこいつ髪長いしおろすと余計女々しそう。
太一:「俺も眠いー……寝よーぜ……」のそのそとお布団に入っていき、数秒ですやあ。
迷:みんなおねむ
ジュリア:「……うん、ねる
ジュリア:と言ってお布団にはいってごろごろとします
GM:では、みんなお疲れですし早々に眠ってしまいましょう……。
GM:………
……

GM:……お二人は眠ると、何かが変だな、と思うことでしょう。弥一の世界へ行くときのあの暖かさが薄れ、どこか肌寒さを感じるようにになっています。
耳鳴りがし、不安定に眩むような感じがします。……目を覚ますと、お二人は弥一の座るベンチのすぐ傍に立っていました。
GM:周囲を見て、ジュリアさんと迷さんは驚きます。あれだけ綺麗だった向日葵が、全て痩せこけて俯いてしまっているからです。太陽を向いている花は一本もなく、それでも弥一はベンチに腰掛け、本を読み、時折川の向こう岸を眺めていました。
小林弥一:「……あれ、君たちは…………?」
弥一はお二人に気が付いて声を掛けますが、その目はどこか虚ろです。……もう、自分のこと、そして誰かをずっと待っていることでさえ、忘れてしまっています。
迷:「……また、本を読んでいるんだね」
ジュリア:「……」その様子を見て、言葉を失います。枯れた向日葵を見る事もできません。悲しい気持ちでたくさんでした
小林弥一:「嗚呼……うん。でも、この本を読み終わったら、川の向こうへ行くんだ……」「誰かが、待っている気がするから……」
小林弥一:そして目を細め、向こう岸の枯れた向日葵を見てぽつりと呟きます。
「あぁ、やっぱりここから見る向こう側はいつも綺麗だ」
迷:「……」彼には光景がどう映っているのだろう、そう思いながら弥一を、そして向こう岸を見ます。
ジュリア:「向こう岸へ、行けるの?」と問いかけます
小林弥一:「行けると思うよ。……僕は、たぶん、あちらへ行かなくてはならなかったんだと思う。……なのにどうして、ずっとここにいたんだろう……」そっと本の表紙を撫でながら。
ジュリア:「じゃあ、もっと明るい顔をしてよ」と泣きそうな顔をします。「待ってる人がいるなら、そんな顔で、会っても、嬉しくないよ」
小林弥一:「……そう、かな」
ジュリア:「僕が、ずっとあなたのことを待っていたなら、もっと明るい顔をしたあなたに会いたい。ねえ、もっと、どうして、もっと、嬉しそうにして、ずっと待たせてた人なんでしょう」
小林弥一:「……だけど、判らないんだ。誰かを、待たせている気がするけど、本当にあちらにいるのかも判らなくて、本当に会えるかも……僕には、判らない」「それに、僕は、……その誰かが誰なのかも、判らないんだ」
ジュリア:「あなたは、弥一さん。ずっと、待ってた人は公子さん。ねえ、信じて。その人の事を信じてあげて」と星の砂の入った瓶を開けます
小林弥一:「……それは…………?」
ジュリア:「もう一度でいいから、ううん、何度でも、思い出して。大好きな人のこと、あなたのこと、二人のこと。沢山、沢山思い出して、――笑って」見えないものをみせるちからがあるのなら、きっと、失ったそれも取り戻せると思って。
GM:では、ジュリアさん。星の砂を、貴女の思うところへ、塗してください。使用回数は、前述した通り、三回となります。
ジュリア:天啓使います!
GM:んっ
ジュリア:使える…?答えになっちゃうならとりやめでOKです
GM:そうです……ね……ここが分かれ道なので、ん、んん、ちょっと、天啓、は、難しいかもです……ね……
ジュリア:OKです!とりやめで大丈夫です
GM:すみません!使えるかどうか判らなくて悩みまくったんですが…!頑張ってください!!
ジュリア:きゅ、と歩みを進めます。 ゆっくり、歩いて。弥一ではなくて、手に掬ってその座っているベンチに塗すことにしました。
迷:「君は、公子さんに、《いつ、会いに来てくれるんだい》って、手紙に書いたんだ」弥一の目を見て。
「公子さんは《あなたの傍に居る》って、言ったんだよ。川の向こうには、いない」
小林弥一:「…………あちらには、いないんだ……。それなら、……彼女は、どこに」
GM:星の砂は、ベンチに塗す、で大丈夫ですね?
ジュリア:ううう大丈夫です  です です
迷:大丈夫です!
迷:「言ったよね、彼女は君の傍に居るんだ」
GM:……ジュリアさんが星の砂をベンチに塗すと、砂は空を舞い、彼の後ろでくるくると金の螺旋を描きました。やがて螺旋が解けると、そこには凛と咲く一本の向日葵が現れます。たった今まで、誰の目にも見えなかったはずの花でした。
GM:そして瞬間、世界は鮮やかに彩られます。まるで二人を祝福するように。
……その花は、弥一を真っ直ぐに見つめていました。
GM:「ずっと、そこにいたんだ」
弥一が涙混じりの震えた声で呟きます。花はいつの間にか、少女の姿に変わっていました。
GM:「やっと会えた」
少女……鈴原公子と弥一の目からは、お互いに涙が溢れています。
鈴原公子:「あなたたちが、私を見つけてくれたのね」
公子はジュリアさんと迷さんに向き直り、涙で滲む目を細めて微笑みました。
「また、置いて行かれてしまうと思ったのよ」
GM:二人は寄り添いあうと、お二人に深々と頭を下げ、心から「ありがとう」と礼を口にしました。
……ジュリアさんと迷さんは、永遠にすれ違うはずだった二人を再会させてくれたのですから。
ジュリア:「……よかった」と泣いて、ぼろぼろと涙がこぼれます。「ねえ、こんどは、ふたり、一緒だね」
鈴原公子:「ええ。これでやっと、弥一さんと一緒にいられる」
小林弥一:「……本当に……ありがとう。このままだったら、また、彼女を置いて行ってしまうところだった……」
ジュリア:「ずっと、ずっと一緒にいてね、ずっと、ふたりで」と涙にぬれる顔に、笑顔が宿りました。「会えて、よかった」
迷:優しくジュリアさんを撫でます。「……終わる前に会えてよかった」
GM:二人は目を合わせて微笑み合いました。
「次の夏が来たら、伝えたいことがあったんでしょう?」
「…うん、それはね、」
GM:次の言葉が聞こえる前に、世界は白く染まっていきます。
何も聞こえませんでしたが、お二人はきっと、彼らが幸せであることだけは、感じられたでしょう。
GM:………
……

GM:…やがてお二人は、自分の部屋で目が覚めます。長い映画のような夢を見ていたような心地がしますが、生憎その内容は思い出せません。
ただ、誰かを救った気がする。そんな誇らしさが、胸には残っているでしょう。
GM:そして身体を起こすと、ベッドにはばらばらと向日葵の花びらが散らばっていました。おまけに自分の手を見てみると、見覚えのないものが握られています。
GM:はて。不思議に思いながらも、お二人はいつになく清々しい気持ちになりました……。
GM:おめでとうございます!シナリオクリアです!!
ジュリア:わーーーーーーーーーーーーーーーーーーおつかれさまでした;;;;;;;;;;;;
ジュリア:泣いた;;;;めちゃくちゃないた;;;;;
迷:おつかれさまでしたああ
GM:お疲れさまでした!ハッピーエンド良かった!
GM:さてさて!ではお次はみんな大好きクリア報酬のお時間です!
迷:ワーーーードンドンパフー
GM:クリア報酬はスキルポイント50pt、そして自身の「約束」に関する記憶の一部分となります。
GM:お知らせは以上です!後ほどBBS立てますのでそちらに各自書き込みをお願いします!
ジュリア:ありがとうございましたーーー!
GM:では本当に長いセッションになりましたがお二人ともありがとうございました!とっても楽しかったです!!
迷:こちらこそありがとうございました!たべられなくてよかった!(そこ)
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