Garden


水晶の瞳


参加者


GM.結捺
PL.高花めぐみ/花木鈴香
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GM:それでは、「水晶の瞳」 始めさせていただきます! よろしくおねがいしまーす!
花木鈴香:よろしくおねがいしまーす!
GM:【セピア色の】
GM:貴方は、気がつけば何処かで見た覚えのある町並みの中、雑踏を掻き分けて歩いています。
断片的な記憶の中で、朧げに憶えている風景をつぎはぎにした景色に、やはり何処か見覚えのある人々が行き交う。
しかして貴方自身には行く宛はありません……何故こんな場所に迷い込んだのか。
花木鈴香:「あれ、なんだろう…」なんだか締め付けられるような気分になります
花木鈴香:「あの人もあの人も…」もやもやしながらきょろきょろ見渡します
GM:ふ、と…何やら胸の内から沸きあがるものがある。
靄のかかった、記憶。この世界の中では、貴方の記憶すべてが揃っている。
無論、箱庭で取り戻した記憶の方が鮮明であり、欠落している部分は色褪せていますが…。
思い出そうと努めない限りは、それらは靄の中にあるままでしょう……。
花木鈴香:「あのビルも知ってるはず、あの人も…私と同じ制服…」泣きそうになるのをぐっと押さえています。
GM:気持ちを抑えながら歩いていると…ひとりの人物が目に留まります。
それは胸に一輪の白薔薇を挿した人物。
胡散臭い、少し古臭いフードを被った……彼とも彼女ともつかぬその人物は貴女を手招きます。
この世界の中、唯一貴方を認識している人物のようですが……
花木鈴香:「ねぇ、だれ?ここは私の知ってる場所だよね?!あのビルは、ここは、わたしの…居場所…」鈴香は手招きに答え近づき、問います。涙をこらえるのに必死のようです。
GM:その人物を貴方が認識すると、ふっと色の無い雑踏からさあっと音が失せます。
静止した世界で、女とも男とも判別し難い声が、ひどくこの空間に響き渡るようでした。
GM:「ここは貴女の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込めばおのずと道は見えましょう」 そう静かに述べた後

「……こころを覗いてみませんか?」と静かに問いかけてきました
花木鈴香:「こころ…うん、見せて、わからないのは、いやだよ…」
花木鈴香:「みんな、みんな、私の大切な人なの…きっと…」
GM:その人物は、一度頷いた後。言葉を発することなく宙に手をかざしてひとつ、空を切る動作をします。
するとタロットカードがすうっと音もなく宙空に浮かび上がり……白薔薇を挿した人物がタロットを指し示す。
「さあ、貴女の最初の一手は?」目前に浮かび上がるのは22枚のカード。この中から一つ選べと言う事らしい。
花木鈴香:「えらべばいいのね、」鈴香はすこし悩んでそっと17番目のカードを指差す
GM:選ばれたそれを、するりとローブから出た腕が、テーブルに伏せる。
それを中心に、6枚のカード、計7枚のカードが置かれます。
GM:そして、最初に一枚のカードをめくり。 見つめてから口を開く。
GM:一枚目・【星】-正位置
「これは貴女の過去を表すカード。
貴女は希望に溢れた中で生きていた、でしょうか。
明るい将来、夢の溢れた未来。安心に満ちた世界に生きていた。
将来はどうなろうか、そんな夢を見ながら。」
花木鈴香:「そっか、私は、そうなんだ、わたしは夢も希望の未来も信じてたんだ。将来とか…だって、なんでもやりたいって思えるんだもん」ほっとして表情を見せる。
GM:その手は次に二枚目のカードを開く。
GM:
二枚目・【月】-正位置
「そしてこれが貴女の現在を表すカード。
不安、恐怖そんな感情に惑わされている。
見えない、 わからない、 隠されている、 いくら想像しても 真実に至ることはないまま、 不安だけが掻き立てられている、でしょうか。
先の見えない不透明な恐怖に怯える、そんな日々。
明日に敵となるのは、相手?自分?
不安定な心境に、自分自身も見失ってしまいそうなまま…。」
花木鈴香:「さっきまで幸せなカードだったのに…!なんで、」
花木鈴香:「記憶をなくしたから?ううん、もしかして記憶を無くす前、何かあったの…」
GM:「きっと、それも迷宮の先に見えるのかもしれませんね」 静かに言葉をこぼしながら三枚目のカードに手を伸ばす。
GM:
三枚目・【力】-逆位置
「貴女の近い未来を表すカード。
無理な力の使い方をしてしまう、自分を大事にしないで自身の持つ力のみで解決をしようとはしてしまう。
或いは、そうせざるを得ない程、弱気になり、くじけそうになってしまうのかもしれません。
怒りと憎しみを開放出来る事のないまま、自分の先は長くないのだと考えてしまう日が来てしまう、そんな事が起きてしまうかもしれません。」
花木鈴香:「力…?もしかして、影の力?それが本当なら、この影は、私を…そんな、まさか」
花木鈴香:少し振るえる様子の鈴香はぐっと両手を握り締める
GM:占い師は静かにカードを新たにめくり。また口を開く。
GM:四枚目・【恋人】-逆位置
「これが対策を表すカード。
…もしも、何かを選択した時、その選択が違うと心のどこかで理解しているのなら、すぐにやめるべきだと言えるでしょう。
実際に、それを行ったとしても感じるのはどこかもやもやとした感覚。本心がそれを良しとしていない、または間違っている自覚のあるままになるのかもしれません。
感覚をごまかし続ける事は自分を追い詰めていく。その選択肢以外にもきっと貴女に合う物は見つかるはずです。」
花木鈴香:「選択を誤るなってこと…?」
GM:「そうですね。 そして、選択を誤ったまま進めば、貴女自身の身を滅ぼしてしまう。 と言えるかもしれません…。」
花木鈴香:「さっきのカード、選択、この影は私の首を絞めてるってこと…?」
花木鈴香:顔がくしゃりと歪みます。
GM:「これは貴女を見るカード。しかし、これは未来の対策。絞めずとも、済むかも知れない可能性の一つです。」 また新たにカードを開いては貴女に伝える。
GM:五枚目・【吊られた男】-正位置
「貴女の周囲の状況を表すカード。
それは試練。しかしそれは犠牲。
障害の末の救済。 良い結果に向かい努力を続ける。
そういう場にいるのでしょう。
自分一人ではどうにも出来ない状況にいる、という事も、見えてきますね。」
花木鈴香:「試練が待ってる、立ち向かわないとだめ、なんだよね。だってそうしないといい結果にならないんでしょ!」
GM:「それは、きっとその時になると、理解できるのかもしれませんね。」 残り少なくなったカードを開く
GM:六枚目・【女帝】-正位置
「これは貴女を表すカード。
貴女は愛に満ちる事を望む。愛してくれる人もいる、または現れる事でしょう。
貴女はあらゆるものを包み込んであげられる人。魅力のある人なのでしょう。」
花木鈴香:「うん、そうだよ。好き、みんな大好き。誰か覚えてないけど、大好きひとがいた、いっぱいいたよ。忘れちゃったけど、記憶を無くしてから会ったみんなも、私、大好きだもん」
GM:占い師が静かに微笑んだような気配を微かに感じる。 しかし、言葉は発さないまま。最後のカードを開く。
GM:七枚目・【節制】-正位置
「貴女自身の終着点、このまま変わらなければ行き着くであろう先を表すカード。……この迷宮の、出口です」
「…きっと、貴女は未来の選択肢に正解する。自分らしく進める道を見つめる事が出来るのでしょう。
自分に素直な選択肢が貴女を救う事になる。
人との関係も安定したまま、穏やかな日々を過ごすことが出来るかもしれません。」
花木鈴香:「そっか、ねぇ占い師さん、私は間違わない。絶対間違わない、何も失いたくないから、」気持ちを落ち着けるように深呼吸をして、力強いまなざしへと変わる。
花木鈴香:「この占い、私の人生はものすごい壁だらけなんだね!試練ばっかり。でもあきらめなかったら、未来は手に入る!んだよね?えへへ」
GM:「…カードを一枚、持っていくといいでしょう。貴方への導きになりますから」静かに頷き。微笑んだような雰囲気のまま今まで引いたカードを宙に浮かせ、貴女の前に並べる。
花木鈴香:「一枚、もらっていいの?…じゃあ最後のカードかなぁ。」節制を指差します。
花木鈴香:「えへへ、ありがとう!占い師さん!」
花木鈴香:節制のカードを手に取りました
GM:「このカードが示しているのは、調節。節制。安定。適切。…きっと貴女を導いてくれるでしょう。」
男性とも女性ともつかなかった声色がガラリと変わる。女性の明るい声。どこかで耳にしたことのある声。
GM:そのままその人物はするり、とフードを落とす。
セピア色の世界の中でひどく鮮やかに色づくのは、貴女が見慣れた色。
それは明るいオレンジマロンブラウンの髪と、ぱっちりとした髪よりは少し暗い茶色の瞳。
GM:「だって、私には待っている人が居る。だから間違わずに帰らなきゃ、だもんね!」
GM:元気な声の"彼女"が明るく笑っていた。
花木鈴香:「え、うそ?!」
GM:・・・・・・・・・・・・・・・・・
GM:・・・・・・・・・・
GM:・・・・・
GM:そうして貴方は目を醒ます。何か、厭なものを見てしまった気がした。
……胸の上にあるのは、【節制】のタロットカード。
……胸の内にあるのは<決意>についての記憶。
まぶたの裏に焼き付いた、自分自身の笑顔、あれはほんとうに、自分だったのか……。
やがて靄に包まれる記憶の中でも薄らがぬ、明るいあの色を、貴方は瞼の内に見ることでしょう。
花木鈴香:「あれは、わたし、なの…?待ってる人…私を待ってる人、か」鈴香は思い出せないことを少し悔しいようにつぶやいた。
GM:悔しさを胸に宿した声は、一人の部屋に静かに響いた…。
GM:シナリオクリア!おめでとうございます!!!!
花木鈴香:お疲れ様です!!!!!!
GM:報酬の!!!!!!!時間です!!!!!!!!!!
GM:・スキルポイント50pt
・自身の「決意」に関する記憶
GM:そして。 希少報酬げっとだよ!やったね!
[Temperance]
1シナリオに1回、対象を指定し宣言する事で使用可能。
最初に使用者と対象者のステータス合計値を算出すること。
その後、合計値の高い者から上回った分の値を差し引き、ステータスを再分配させる。
花木鈴香:やたーーーーー!
GM:では!後日BBSリプしますねー!お疲れ様でした!
花木鈴香:お疲れ様でした!!!!!!!!
GM:【ED】
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