Garden


水晶の瞳


参加者


GM.結捺
PL.モノクロロ/如苳司
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GM:シナリオ「水晶の瞳」始めたいと思います! よろしくお願いします!
如苳司:よろしくお願いします!!
GM:【水晶の瞳】
GM:貴方は、何処かで見た覚えのある雑踏を掻き分けて歩いている。
目的地はあなた自身にも分かりません……何故自分がここにいるのか、それすらも分からない。
ただ、持っているのは、貴方が忘れたはずの薄ぼんやりとした記憶。鮮明ではないけれど、今は貴方の中にある……。
如苳司:「おや、ここは一体…。 何か思い出せそうではっきりとは思い出せない…。変な感じですね」
如苳司:とりあえず周囲を幻視してみてもよろしいでしょうか!
GM:辺りを見回すと…、見覚えのある風景、町並み、それと行き交う人々がいますが。
誰も彼もまるであなたが見えてないように、そこには存在していないかのように、一人また一人と歩いていく。
如苳司:「知っている場所のはずなのに、何だか様子がおかしいような。夢でも見ているような気分になりますね…。 立ち止まっていても仕方なさそうですが…」
うむむ…と悩みながら、先ほどまで歩いていた方向に足を進めます
GM:聞き覚えのある言語ながら、他愛のない会話が耳を掠める、一歩、一歩悩みながら歩いていく。
そんな人混みの中を歩く貴方の目に入ったのは……胸に一輪の白薔薇を挿した人物でした。
フードを被った、彼とも彼女ともつかぬその人物は貴方を手招きます。
如苳司:「誰でしょうか?知り合いのような感じはしませんし、怪しい出で立ちですね」 じー
如苳司:白薔薇の人を幻視してみます
GM:白薔薇の人を幻視すると…ふ、と目眩を覚える。
水晶の瞳が見えたかと思うと、直前、自分が白薔薇の人を見つめた瞬間の記憶が飛んでしまいました。
GM:さて、司さんが白薔薇の人を見つめ、一瞬途切れた視界からまた視線を戻すと。
ふっと色の無い雑踏からさあっと音が失せます。
静止した世界で、女とも男とも判別し難い声が、ひどくこの空間に響き渡るようでした。
GM:「こころを…のぞいてみませんか?」
如苳司:「こころをのぞく…?そんなこと出来るんですか?」 困惑しつつ
如苳司:「ああ、そういえば他人の心を見る能力を持った人が知り合いにいたような気がします。よく思い出せませんが…」 おぼろげな記憶に思いを馳せています
GM:一度こくり、と頷くと また静かに声をこぼすように語りかける。
「ここは貴方の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込めばおのずと道は見えましょう」
如苳司:「はあ、私の心の中の迷宮、ですか…。ではやはり現実の世界とは違うようですね」 納得したように頷きます
如苳司:「それならば、多少好奇心に負けてしまってもいいのかもしれません」 白薔薇さんの言っていることが気になってきています。そわそわ
GM:「、では、こちらへ。」そう告げた後その人物は、口を閉ざしたまま宙に手をかざしひとつ、空を切る動作をします。
するとタロットカードがすうっと音もなく宙空に浮かび上がり……白薔薇を挿した人物がタロットを指し示す。
「さあ、貴女の最初の一手は?」目前に浮かび上がるのは22枚のカード。この中からヒトツ選んでくださいという事のようです。
如苳司:「タロット占いですか。どれを選べばよいものか」 カードをじっと見つめた後、
如苳司:「では、12枚目のカードを」 12枚目を指さします
GM:「これはヘキサグラム。簡易であっても、貴方の帰り路を示すには十分でしょう」
選ばれた18番を、するりとローブから出た腕が、テーブルに伏せる。
・・・それを中心に、6枚のカード、計7枚のカードが置かれます。
GM:一枚目のカード、【太陽】-逆位置
「これは貴方の過去を意味するカードです。
…貴方は、これまで挫折を繰り返してきた。何度願ってもそれは叶わず。
悲観し続けた日も少なくはなかったのではないでしょうか?」
如苳司:「確かに、そうです。私の心からの願いは叶っていません。叶っていれば、私はここに居ないはずですから。」 じわじわと叶わぬ願いを思い出してきているような
如苳司:「私の願いはこの世からいなくなることでした。誰かの人生を犠牲にしてまで生きていたくはない… だから死ぬ方法を探していたはずなんですが……」 深くため息をついて
如苳司:しょっぱなから核心を突くようなカードが出てきましたな
GM:タロット怖いでしょう?    私も怖かったです。
如苳司:めっちゃ怖いです…タロットやばい
GM:「…ですが、今貴方はこうして生きている。」 一つ言葉を返し、次のカードをめくる。
GM:二枚目のカード、【運命の輪】-逆位置
「貴方の現在を意味するカード。
何度努力しても報われず、徒労の日々。動く事でかえって失敗し、無駄な犠牲をだしてしまったりしたのでしょうか
変化の時は突然訪れる。運命が動くまでまだもう少し、今は今を楽しむ、今はそういう時なのかもしれません。」
如苳司:「そうなんです… 他人の命をこれ以上犠牲にしないようにと行動した結果、逆に犠牲を増やしてしまっただけでした。その上、事態は一切好転しませんでしたし…途方に暮れるしかありませんでしたね」 頭を抱えます
如苳司:「この呪いが解ける日は来るのでしょうか… 変化があれば本当に嬉しいのですが」
如苳司:実際のところ今現在報われてませんからねこの眼鏡… 現実世界だとちょうど解決の糸口をみつけたあたりで庭入りしてるのでタロット怖い
GM:「途方に暮れ、判断を見誤らないように。追い詰められるとかえって失敗を繰り返してしまう。そんなことも、あるのかもしれませんね。」また、次のカードを一枚めくる。
GM:三枚目のカード、【戦車】-逆位置
「これは貴方の近い将来を意味するカード。
このままでは、状況は変わらないかもしれませんね。自分を立て直し、行くべき道へ行くのは困難で、繰り返される失敗、立ちはだかる障害。暴走し、突き進んだ先に待っているのは新たな失敗。
状況に焦り、感情的にならないように注意したほうがいいかもしれませんね。」
如苳司:「なるほど… 焦りは禁物、ですか…」
如苳司:「かといって、どうすればいいのかも分からないような状態ですが…」 うー…とうなだれます
GM:「、では、次を見てみましょうか。」そう告げ、カードをめくる。
GM:四枚目のカード、【法王】-逆位置
「対策を意味するカード。
一度、落ち着き情報を整理する、それがいいのかもしれません。
目の前に現れたものではなく、自分が見続けて来た目標。また、一人ではなく、誰かと。
自分一人でその目標にたどり着くのは非常に困難だと言えるでしょう。
自分が今まで高いと思っていた壁と、誰かと一緒に見つめたその壁は、大きさが違って見えるかもしれません。」
如苳司:「誰かと、共に…ですか…。 今まで一人で解決法を探していましたし、それしかないと思っていましたから。盲点だったかもしれません」
如苳司:「確か、解決の糸口になる人物を見つけたような… ですが、その役目を負わせてしまってもいいものなのか…」 悩みは尽きないですね
GM:「きっと、それは貴方が一人で考え込むのではなく。その誰かと考えなくてはいけないことなのかもしれません。」
GM:五枚目のカード、【審判】-逆位置
「、貴方の状況、周囲を意味するカード。
貴方は、何度なく悲しい別れを繰り返してきた。それは時にあなたが立ち上がれなくなるほどの悲しみとなって。
…その時は近づいても、一人抱え込んだ貴方はまだ過去を乗り越えられない。変わらなくてはいけないと理解しているのに。
焦るばかりで同じところを走っているのかもしれません。次は誰も犠牲にしまいと、一人で歩みだそうとはしていませんか…? 
一人で歩いた先に見えるのは光ではなく、新たな別れになってしまうかもしれません。」
如苳司:「……やり方を変えなくては抜け出せないのかもしれませんね。なんせ、300年近くも駄目だったんですから」 自嘲するように息を吐きつつ
如苳司:「改善しない状況に焦り、少し独りよがりになっていたのかもしれません」
GM:「…独りは恐怖を生み、また癒えぬままに新たな悲しみを増やしていく。」小さく呟きまたカードをめくる。
GM:六枚目のカード、【悪魔】-正位置
「これが、貴方自身を意味するカード。
一生懸命になれどもなれども結果が出ない。一つに執着し、視野は狭まり、また走っては元の位置に、悪循環の中にいるのでしょうか。
障害に負けては、どうしたらいいのか分からなくなり頭を抱える。
、自分には何が出来るのか…、自分を見つめ直し、もう一度ゆっくりと息を吐く。一点ではなく全体に視界を広げる。
一度立ち止まって自分と周りを再確認し、落ち着いてみると、違った視界が広がるのかもしれません…。」
如苳司:「先ほどから妙に的確な気がするんですが、気のせいでしょうか…」 はあ…とため息をつきつつ
「まさにその状況です…… 何をやっても堂々巡りで、同じところを回っているどころか悪化していくばかりで。本当に嫌になります。
解決できないままに犠牲者を増やしていくばかりの自分に、自己嫌悪と罪悪感ばかりが募っていくんです。」
如苳司:「自分にできることを、考え直さねばならない局面にきている、ということでしょうか…」
GM:「きっと、それはこのカードが。語ってくれるのかもしれませんね。」 そう言って、最後の一枚となったカードを開く。
GM:七枚目のカード、【魔術師】-正位置
「そしてこれが、貴方自身の終着点。このまま歩んだ先に行き着くであろう先を表すカード…。迷宮の、出口です。」
「…今まで、何度となく悲しみを抱えてきたのかもしれません…ですが、貴方はまた新しい出会いが訪れ、いい結果となるでしょう。
それは、貴方に変化を。
それは、貴方に本当の自分を。
新たな一歩を、一人ではなく誰かと共に歩み出し、進んでいく日は。
本当の自分が望んだ未来へその手を伸ばすときは、そう、遠くないのかもしれません…。」
如苳司:「そう、なれればいいですね…」
「思い返してみれば、一人きりだと思っていた苦しみの中でも、共にいてくれようとした人はいたような気がします。
ですが、その手を振り払ってきたのは私自身だったんです。私にはその手を取る資格などないと勝手に決めつけていましたから。
誰かの手を借りても、いいんですね… 一人ですべてを抱え込むのはもう、限界なんです……」 
GM:フードの下で、柔らかく微笑んだような。そんな空気を感じたかもしれない。
「…カードを一枚、持っていくといいでしょう。きっと、貴方への導きになりますから」心なしか優しい声色で告げる。
ふわり、ふわり、開けられた七枚のカードが貴方の目の前で揺れている。
如苳司:「持って帰ってしまっていいんですか?」 カードを順番に見つめながら
GM:こくりと一つ静かに頷いてくれます。
如苳司:とりあえずカードを幻視してみます
GM:幻視をしてみると、どのカードも淡くぼんやりと蝋燭のような光を纏っているのが見えます。
如苳司:どのカードも同じ光り方なら好きなものを選んでしまおう…
如苳司:「ふむ…どれにするか迷いますが…」 
如苳司:「では、最後に道を示してくれた、このカードを」 魔術師のカードを指します
GM:「それを、選びましたか…。」ふ、と微笑み。 性別すら認識できないほどに深くかぶっていたフードがはらり、と落ちる。
GM:「そのカードは変化であり、始まり。…多くの終わりを見て、独りで抱え込んできました。ですが…」
その声は、どこか聞き覚えのある男性の声へ。
セピア色の世界の中でひどく鮮やかに色づき、視界には貴方が見慣れた色。
貴方自身の色、白く揺れる髪。長い前髪は顔の右半分を隠し、そこから覗く緋い瞳。
GM:「その手を伸ばす時は…今、ですよ。」
”彼”は、どこか優しげに微笑んだ。
如苳司:「…? あなたは、私自身…だったんですね…」 驚いた後、納得したように頷き
如苳司:「ありがとうございます。もう少しだけ、頑張ってみます」 もう一人の自分と同じように、穏やかに微笑みます
GM:すると、不思議と意識は暗闇へゆっくりと落ちていく。
GM:・・・・・・・・・・・
GM:・・・・・
GM:・・・
GM:そうして貴方は目を醒ます。何か、厭なものを見てしまった気がした。
……胸の上にあるのは、美しい長髪の女性と白薔薇の園が描かれたカード。
……胸の内にあるのは<迷い>についての記憶。
まぶたの裏に焼き付いた、自分自身の優しげな微笑み、あれはほんとうに、自分だったのか……。
やがて靄に包まれる記憶の中でも薄らがぬ、緋色を、貴方は瞼の内に見ることでしょう。
如苳司:「はぁ… 気が滅入るようなことを思い出してしまった気がします… 外の空気でも吸えば、多少は気分転換になるでしょうか」 
カードを両手で胸にしばらくあてると、部屋から出て夜風に当たりながら、自身の「迷い」について思いを馳せるのでした
GM:あまりにも静かな夜空の下で、1人思考する。  夜は、長い。
GM:お疲れ様でした!おめでとうございます!セッションクリアです!!!!
如苳司:わーい!ありがとうございます!!
GM:ミスや長時間思考してしまう事もあり申し訳なく…。
GM:ではでは!報酬のお時間です。
GM:・SP+50
・自身の「迷い」に関する記憶
・アイテム
[ROSE:White Symphony]
消耗品。7回のみ使用可能。
タロットのようなカード。
美しい長髪の女性と白薔薇の園が描かれている。
セッション開始時に宣言する事。
自身が水晶の瞳の中で引いたカードからchoiceダイスを振る。
選ばれたカードの効果をシナリオ中1回だけ使用する事が出来る。

choice[太陽,運命の輪,戦車,法王,審判,悪魔,魔術師]
GM:またBBSたて次第リプにてURLをお送りします! 本日はありがとうございました!
如苳司:了解です!!こちらこそ、本日はありがとうございました!!
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