Garden


秘密の箱


参加者


GM.杜都
PL.シルフ/鷺ノ宮 櫂
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GM:では、GARDENシナリオ「秘密の箱」を始めさせていただきます。よろしくお願いします!
櫂:よろしくお願いします!
GM:さて、ある日のこと。あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。
GM:きゅうに思い立ってのことなのか櫂さんはてきぱきと掃除をこなしています
櫂:数ヶ月過ごしただけでも案外汚れるものなんだな、と思いつつ床を掃いてますね
GM:…と、櫂さんが床を掃いていると、鍵が落ちているのに気づきましたね
GM:はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところに紛れているのか。
あなたは不思議に思いますね。
櫂:「・・・?」気づかない間に色んなアイテムを手にしていることは度々あったけど、こんなものあったっけ、と首をかしげつつ拾います。
GM:鍵は銀色の鍵で、材質も銀製だということがわかりますね。ちょっと大きめで、15cmほどの大きさです。
櫂:ますます首をかしげます。こんな特徴的なもの、所有してるのを忘れそうにないのに。
もしかして、自分がいない間に不法侵入した誰かが落としたのだろうか。
櫂:鍵に注視します。
GM:注視ですね〜前述した以外には特に変わったところはなさそうですね
櫂:ふむ・・・
GM:…と、まあ櫂さんがその鍵を見つけたこと以外には、なんてことない普通の一日でした
GM:櫂さんは、掃除の疲れをじんわり感じながら眠りにつきます。
GM:綺麗に掃除した部屋なのでいつもよりぐっすり眠れたことでしょう
GM:・・・・・
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:…櫂さんは夢の中で、一つの扉を発見します。
GM:手には、昼間発見した銀の鍵。
GM:扉には鍵がかかっているようですね
GM:さて、どうしましょうか。
櫂:「・・・」まさかね、でもこれで開いたら面白いなと思いながら、鍵穴に銀の鍵を差し込みますね
GM:がちゃり、鍵が開く音がしましたね。どうやらあっていたようです
櫂:「・・・っ、ふ」軽く吹き出しますね。そのまま素直にドアノブに手をかけて、ドアを引きます。
GM:扉の中は真っ暗闇ですね。
GM:進んでみますかな?
櫂:「・・・うーん、怖いなあ」くすくす笑いながら進みます!
GM:櫂さんが一歩踏み出した瞬間、闇の中にすいこまれるように落ちていきます
GM:──急に呼びだしたりしてごめんね・・・君に教えてほしいことがあるんだ──
GM:という声が、そのとき聞こえた気がした
GM:【Inside Heart】
GM:あなたが目を覚ますと、ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。
GM:周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、
目の前には大きな映画のスクリーンがあります。
GM:…どうやらここは映画館のようですね
櫂:「・・・は?」目をぱちくりさせてあたりを注視します
GM:ふむ、櫂さんが周りを見渡すとどうやらここには自分1人しかいないようですね
GM:と周りを見渡していると、スクリーンに映像が映し出されましたね。
櫂:「・・・(貸切なんてまた贅沢だね)」
GM:櫂さんは最前席より少し後ろ、館内のちょうど真ん中の席に座っています。
GM:・・・映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。
ライオンは人気者でした。観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM:しかし、ある日ライオンはえさを与えられず・・・、
お腹がすいて、ひどく気が立っていました。
その日のショーで、ライオンはついに人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM:檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。
いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。
GM:ライオンは夢を見ます。草原を自由に駆けている自分の夢を。

・・・そんな物語が、スクリーンには映し出されました。
GM:・・・ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます・・・。
櫂:また目をぱちくりさせたあと、くつくつ笑いだしますね
櫂:なにがおかしいのかずっと面白そうに笑っています。
GM:櫂さんがまばたきを数回し笑っていると、
いつのまにか狭くて四角い白い部屋に置き去りにされていましたね。
櫂:あまりの出来事にきょとんとしますね。きょろきょろと周りを注視します
GM:不思議なことに、ここには窓も扉もみあたりませんね。
GM:…と、櫂さんの目の前にライオンのぬいぐるみが
GM:4つあるのに気づきましたね
GM:それぞれ、「よろこび」「いかり」「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
GM:櫂さんがそれを確認すると、どこからか声が響いてきます。
GM:「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。
 君が思うまま、君の気持ちにだけ正直にね。
  ・・・そして、きみがどうしても自分の手に残したいものだけ、持っておいで」
「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM:声がそういうと、目の前に、<サーカスの舞台>、<鉄の檻>、<青い草原>のセットがあらわれます。
櫂:「・・・」ちょっと考え込みますね。
GM:3体を好きなところにおいて、1体自分が持っておくって感じですね
GM:ゆっくり考えてロールどうぞ!
櫂:サーカスの舞台に「よろこび」を、鉄の檻に「いかり」を、
青い草原に「かなしみ」を置いて、「たのしみ」だけを手元に残します。
GM:「君は「よろこび」が、舞台に立つことを望む?
 大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい?」
GM:声はそう訊いてきましたね。
GM:「君は「よろこび」を、そこに置いていくかい?
 それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。
 ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
GM:檻に「いかり」を置いた櫂さんに、声はこうも言います
GM:「君は「いかり」が、檻に入ることを望む?
 そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい?」
GM:声は、青い草原に置いた「かなしみ」にも反応してか、続けます
GM:「君は「かなしみ」が、自由になるのを望む? 君の手を離れていってしまっても、いい?」
GM:「…君はサーカスの舞台に<よろこび>を、
 鉄の檻に<いかり>を、青い草原に<かなしみ>を置いたね。
 ・・・この答えに迷いはないかい? あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。
 準備ができたら、そこをくぐっておいで」
櫂:「・・・うーん」
GM:そう声が言うと扉が現れます。鍵はかかっていませんね
櫂:数秒考えた末、「よろこび」と「かなしみ」の位置を交換し、やっと扉をくぐります。
GM:サーカスの舞台に<かなしみ>を、
鉄の檻に<いかり>を、
青い草原に<よろこび>。
手には<たのしみ>でよろしいですかな?
櫂:はい、それで大丈夫です!
GM:で櫂さんが扉をくぐると、一つ目をぎょろりさせたこうもりが、あなたを先へ案内します
櫂:「わっ」びっくりしつつも素直についていきます。
GM:では、そのまま暗闇の中を歩いていると、サーカスの舞台に立つあなたが見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと"見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。君は<かなしみ>をそこに置いた」
GM:「舞台に立っている君は、<かなしみ>に溢れて、涙を流しているね。
 かなしい、むねがつらい、なみだがとまらない。
 君はこの気持ちをずっと知ってほしかったみたいだ。
 観客の人たちは、涙を流して悲しむ君を見て、
 同情し、同じように涙を零したかもしれないね」 
GM:「・・・教えてほしいな、君はどんな時に<かなしみ>を感じるかな?」
櫂:「・・・僕が<かなしみ>を感じるときは、そうだなあ、・・・うーん、よくわからないけれど、たぶん、僕が全部なくなったときじゃないかな」
GM:「全部なくなったとき?」
櫂:「僕の中身が粉々に砕けて、砂よりも小さくなって、全部全部どこかへ飛んで、消えてなくなってしまったときだよ」
GM:「粉々になったら悲しいんだね…じゃあ、次だよ」
GM:続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、"隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。 君は<いかり>をそこに置いたね」
GM:「檻にいれられた君は<いかり>に震えている。
 閉じ込められている理由を知っていても、
 それを理解していても、この憎しみが消えることはない。
 しかし、君は安堵している。
 ああ、この<いかり>を、誰も知ることはないだろう。
 周りの人たちは君の姿に怯え、みな近寄ろうとはしなかった。
 君の<いかり>はそうやって隠されているみたいだね」
GM:「・・・教えてほしいな、
      君はどんな時に<いかり>を感じるかな?」
櫂:「・・・ううーん」ちょっと首をかしげますね。
「・・・・・・自分の置かれている状況が堪え難い程に嫌なものになったとき?」
櫂:「まあ、怒ったときの記憶がないから、実際はどうなのかわからないけどね」
GM:「たえがたい程嫌になった時か…。それがきみが感じはじめた<いかり>なのかも知れないね」
GM:「さて、次だ」
GM:続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。
「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願い"だ。君は<よろこび>をそこに置いたね」
GM:「青い草原の君は、走り、飛びまわり、<よろこび>を体いっぱいに表している。
 君は、そんな自分の姿に、あこがれ、胸を焦がしているんだ。
 同時に、この気持ちを、心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。
 このよろこびを感じることができたら。それを知ることができたら。
 君はその<よろこび>を、いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
GM:「・・・きみが、どんなとき<よろこび>を感じるか、教えてほしいな」
櫂:「・・・それは、今までのよりも答えるのが簡単な質問だね」
GM:「そうなのかい?」
櫂:「うん、だってはっきりしているから。よろこびか・・・。僕のよろこびは、楽しさを感じることだよ」
GM:「たのしさ…か。じゃあ、最後に、君が残した<たのしみ>はね。
 君が、”取り戻したいと願っているもの”だよ。・・・だから、その記憶を僕から贈ってあげる」
櫂:「えっ」
GM:「意外だったかい?」
櫂:「まあ、そりゃあね」目をぱちくりとさせていますね。
GM:「そこに、箱があるね? からっぽの箱だ。
 その中に、<たのしみ>の人形をしまって、君が見つけた鍵をかけてくれ。銀色の鍵だよ」声がそういうと、目の前には空っぽの箱と、あなたの手には銀色の鍵が握られています。
櫂:「・・・・・・」ちょっと間を置いてから、言われた通り箱に人形をしまい、鍵をかけますね。
GM:「それは”秘密の箱”だ。 答えてくれたきみにだけ、君自身にだけ、その秘密は明け渡される」
GM:「…おれは、心を食らう悪魔。 きみのこころを知りたかった。答えてくれたお礼に、それだけ贈らせてもらうよ」
GM:では、カチャリ、と鍵をかける音とともに
GM:空間に割れ目ができて、ぼろぼろと世界は崩壊していきます。
GM:そうして、櫂さんは闇の中へ落ちて行きます・・・・
GM:そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。不思議な夢を見た気がする。
……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまいます。
代わりに、<たのしみ>の記憶だけ、あなたの頭には残っていました……
お疲れ様です。シナリオクリアです。
GM:テッテレー!
櫂:お、おおおおおおお!?や、や、ったあ・・・?
GM:と、報酬のアナウンスです!
櫂:お!
GM:櫂さんは最後に持ち帰った「楽しみ」に関する記憶と、スキルポイント50ptを手に入れます。
櫂:やったー!!!
櫂:「楽しみ」に関する記憶って、例えばどんな感じなのでしょうか。
GM:お疲れ様なのですよ〜!あとでよなちゃの分と合わせて総評させてもらいまっす…!
GM:ふむ、櫂さんが楽しいと感じていたことに関する記憶ですかな…
櫂:ふむなるほどなるほど・・・。了解です。
GM:細かいところは千穂ちゃんに訊いた方がはやいかもでっす;;
櫂:はーい!総評楽しみにしてます!本日は本当にありがとうございましたー!
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