Garden


人魚の泉


参加者


GM.千穂
PL.ソヨゴ/蔵未孝一
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蔵未:人形効果で「愛情」を向けられます。
蔵未:1d5 愛情効果
DiceBot : (1D5) → 5
蔵未:さすがヴぃヴぃたん!!!! 攻撃に振りますね、器効果で55に。
蔵未:加えて「白雪姫の息子」が発動します
蔵未:1d10 HPあっぷ
DiceBot : (1D10) → 8
蔵未:カンストしました。ので頑健も持っていきますね
GM:戦闘はないというのにこのガン積み具合
蔵未:鬼神だから……
GM:せやな……!
蔵未:ちなみにセッション中一回だけ月光蛾が使えます ぐっ
GM:こええ
GM:じゃあはじめようかな?
GM:それではGARDENシナリオ「人魚の泉」セッションを開始します!よろしくお願いします!
蔵未:よろしくおねがいしまーす!!
GM:【森】
GM:やわらかな草の上に、横たわるような感触。
緑の香りがする風が、頬をやさしくなでていく。
瞼の向こうから、木漏れ日が差し込んでくるのがわかる。
GM:ふいに、その光がなにかに遮られる。
あなたがそれを確かめようと瞳を開けば、
…あなたを覗き込む青髪の少女がいる。
蔵未:「ん、……」
青草の匂いをはらむ風に撫ぜられて目が覚める。ふと遮られた日の光に、違和感を覚え瞼を開くと、
……ああ、なんだ、
蔵未:「シャウラ?」
青髪の少女:「あたしの名前を知ってるなんて、ちょうどいいのね」 少女はさして不思議にも思わないふうにいうね。
きっとどこかであったのだわ、なんて言って、あなたの手をとって起き上がらせようとする。
蔵未:「え、……あ、あれ、……ここ、拠点じゃないのか、」
身を起こしながら手をとって、辺りを見渡す。違う世界に紛れ込んだようだとようやっと気付く。
「うん、今いるところで、ちょっとね。……俺は蔵未、よろしく」
シャウラ:「そう、蔵未。……お昼寝もいいけれど、一緒に人魚の泉を見に行かない?」
よく見れば、蔵未さんの知っているシャウラより、少し幼い姿だね。8歳ぐらいかな。
蔵未:「人魚の泉?」首を傾げ。
「へえ、そんなのがあるんだ、……気になるな。連れてってくれるの?」
シャウラ:「そうよ」 シャウラは蔵未さんの返答に満足げだ。
「こっちだわ、行きましょう」 そう言って、蔵未さんの手をひいて、道の先へ進んでいくよ。
蔵未:「ん、」拠点ではあまり喋ったことがないからかちょっと嬉しそう。逆らわずに着いていく。
道中景色を注視したり、聞き耳立てたりして楽しむかな
シャウラ:緑の森が広がっている。
まわりを見渡せば、小さなリスが駆け回る姿や、
聞き耳をすれば、小鳥がさえずる様子がわかる。
蔵未:「そういえば、この世界での人魚はどんな存在なの?」
「俺のいたとこだと、失恋して海の泡になってしまう可哀想なお姫様とか、……あるいは綺麗な歌をうたって、船を迷わせてしまう悪い妖精だったりするんだけど、……」リスに目が行った。
シャウラ:「同じようなお話が、この世界にもあるわ。どれも、好き。
 この世界に実際にいる人魚は、そういうお話とは別に、魔族として生きているものたちだけれど」 
 お話の題材になるぐらい、美しいのならそれは素敵なことよね、とシャウラは機嫌がよさそうに続ける。
蔵未:「ふぅん、実際そういう生き物がいるんだ……すごいな」リスを目で追いながら
「君は人魚が好きなんだね。どういうところが好きなの?」まだ追いながら
シャウラ:「あとで話すわ」 シャウラがそう返事をしたころ、泉にたどり着く。
蔵未:「ん。そっか」泉についたので辺りを注視してみる。
GM:茂みの中を進めば、開けた場所にでる。
そこにあるのは、美しい翠色の泉だ。
水面は、雲が浮かんだように曇り、水底の様子をうかがい知ることはできない。
GM:【Loreley】
GM:泉につくと、少女は忠告する。
シャウラ:「泉のそばへよっちゃだめよ、
人魚が中へ引き摺りこんで、あなたを溺れさせようとするわ」
蔵未:「そうなの? 怖い人魚さんだな。でもそういう伝承もどっかで聞いたことはある……俺のいた世界では、それは人魚ではなかった気がするけど、……不思議なもんだな」
蔵未:「どんな見た目なのか、一目拝んでみたい気もするけど」
シャウラ:「そう。あたしも、それが見たくて。もう一度」
シャウラ:シャウラはそのまま、ほうっとした表情で語りだす。
シャウラ:「……その人は、愛しい人の不実に失望して、川へ身を投げて、人魚になったんですって」
シャウラ:「すてき、……そう思うのに、理由がいる?」
蔵未:「悲劇ってそれだけで、美しく聞こえるものだしね。……って言うとなんか、皮肉みたくなっちゃうな」
「俺も同じようにするかもしれない。裏切られたって愛しいひとだろ? 殺せないよな」
シャウラ:「そう。そういうこと」 シャウラは皮肉とは受け取らなかったみたいだね、うなずく。
シャウラ:「しいて言うのなら、"それだけで美しい"からよ」
蔵未:「……悲しいお話、ってさ、どうして美しく聞こえるんだろうね」
「物語っていうのはさ、本質的に嘘なわけでさ。そもそも言葉はモノそのものを表すことがどうしてもできない」
「言葉を使う時点でそれは嘘で、解釈する時点で幻想で、だから物語って俺たちの、『ものを考える存在』の営みに過ぎないんだよな。だから、悲しいものが美しく思えることには、理由があるはずだ」
蔵未:「……いや、それを知ったところで、どうなるって訳でもないんだけど……単純に、好奇心っていうか」
「シャウラは、どう思う?」
GM:「考えたこともなかった、そうね・・・」 シャウラは眉をさげて、子供らしい表情を見せる。
GM:「わからないわ。あたしにとってはそれが、涙や、海、青色だとか、あたしの好きなものを連想させるから」
「他の人にとっては、そうね・・・、きっと、悲しいという舞台にたつことで、自分が報われるような気分になるからじゃないかしら」
「物語を聞く人が、よ?きっと、女の人ならだけれどね、誰でも、”助けてほしい”って思ってるはずだから」
蔵未:「……悲しみって何のためにあると思う? だって痛くて、辛くて、寂しくて、苦しいだろ、悲しいなんて感情があったら」
「でも俺達にはそれがあって、どうしても逃げ出せはしない。……他人の痛みを知る為に、痛みがあるんだとはよく聞くけど」
「せめてね、美しいとでも思わなきゃ、遣り切れないんじゃないかなと思うんだ。俺はね」
GM:「・・・、そうね。あなたのいうとおりかもしれない。あたしにも、そんなことがあったわ、思えば」
蔵未:「……君にも、悲しいものを美しいと思いたい理由が、あるの?」
シャウラ:「あるわ。たくさんあったの」 
蔵未:「よかったら、聞いてみたいな、……ひとが物語るのは、それを“終わらせる”ためだと思ってるんだけど、……分かち合って、癒すためでもあるだろ? きっと」
シャウラ:「あたしのことを、一番大切に思ってほしいひとが、あたしのことをこれっぽっちも愛してくれなかった」
シャウラ:「いつも手をつないで、ゆりかごで子守唄を歌ってほしい人が、そうしてくれなかったの」
蔵未:「……お母さん?」
「……なんて、……いや、俺がそうだっただけなんだけどさ」
シャウラ:「・・・そうよ、おかあさん」
蔵未:続きの言葉を聞いて確信した様子。
「そっか。……一緒だなあ、ってこんなお揃い嫌か」はは、と笑いながら、地に腰かける。
蔵未:「……悲しいよね。……誰よりも愛してほしい、愛してくれて当然のひとに、……真逆のものを与えられるのは」
シャウラ:「苦しいことよ。だからあたしはいつからか、悲しい、と思う気持ちがね、それだけがおかあさんとのつながりのように思えて」
シャウラ:「それを愛するしかなかった」
蔵未:「……今、君を、愛してくれる人はいる?」
シャウラ:「・・・わからない。あなたは?」
蔵未:「……俺は、二十年間そういう人を見つけることができなくて、」
「色々惨めに足掻いて藻掻いて、」
「やっと見つけた人も喪って、」
「けど、……そのあとに、やっと見つけたよ。普通の愛とは、ちょっと違うのかもしれないけど」
蔵未:「見つけた、というよりは、……傍にあったことに気付いたのかな。だからまあ、……そういうパターンもある」
「君はもう少しすんなりと、いい人見つけられるといいね」
冗談めかして、苦笑いしながら。
シャウラ:「そうね。あたしにも、きっといるんだわ。まだ、・・・信じられないだけ。幸せなことね」
シャウラ:シャウラもすこしほほ笑むよ。
GM:しかし、だんだんとその表情は曇っていく。
GM:待てども待てども、人魚は姿を表さないからだ。
シャウラ:「……お願いしたって、きっと聞いてくれないわね。
"嫉妬させればいい"、って聞いたことはあるわ、だけど……」
シャウラ:「あたしは、人魚が嫉妬するような美しさはもっていない」 シャウラはそう言うと、いじけたように膝を抱えて座り込む。
蔵未:「?」また首を傾げて。
「何かが目当てでここに来たの? 人魚をもう一度見たい、とは言っていたけど……」
シャウラ:「そう。もう一度見たい、それだけ」 しょんぼりとして言うね。
「あたし、欲張りかしら」
蔵未:「嫉妬させればいいって、どういうこと?」
「俺が近付いて、引きずり込んでもらってもいいよ?」
蔵未:「なんか最近死んでも生き返るからさ……」よくわかんないけど
シャウラ:「だめよ、そんなことしたら溺れて死んでしまうかもしれない」 シャウラはとめるね。

「あのね、・・・前にここに来たときは、あたしをここへ連れてきた人が、歌ったの。それはそれは美しい声でね」
「人魚はその歌声に嫉妬して、わたしのほうがうつくしい、というようにね、泉から出てきて歌ったのよ」
シャウラ:「しんでも生き返るというのなら・・・ううん・・・」 ちょっと迷ったぞ
蔵未:「上手くすっと人魚と腕力でタメ張れるかもしれない」
蔵未:「こう、……引きずり込む手をこう……掴んで出せないかな……無謀かな……」
シャウラ:「す、すごい力よ?」
蔵未:「っていうかこの会話人魚さんも聞こえてるんじゃないか、見たいって言ってんだから出てきてやれよ!!!!!」泉に向かって
GM:泉<チン
蔵未:泉に説得使えませんか
GM:使えません。
蔵未:人魚さんには!?
GM:マジレスするといまはできないな!!!
蔵未:今は……どこかにスイッチが……!?
蔵未:「歌、ねえ……試しに二人で歌ってみる?」
「何かの間違いで出てきてくれるかもよ」
シャウラ:シャウラは驚いたように目を見開いて、ぶんぶんと首を振る。
シャウラ:「だめよ、あたし、歌は本当に下手なんだから」
蔵未:「そうなの? そこまで言うと逆に気にな、……まあでも、嫌ならね、無理強いはよくないな」ききたいなーって顔
シャウラ:「・・・・・・」 シャウラはちょっと沈黙した後。 「一緒に、うたうのね?ほんとうに、一緒?」 と聞いてきます。
蔵未:「うん、一緒」うんうん
シャウラ:そうすると、ほっとしたように息をつき、「わかったわ、一緒なら」 と了承します。
蔵未:「よ、よし。なに歌おう。歌いたい曲何かある? 俺も知ってたらそれで……」
どどんとふ:「蔵未」がログインしました。
シャウラ:「ええっと・・・じゃあ・・・♪ っていうの、しってる?」 音程はたどたどしいけれど、おや、この曲、どこかで・・・・?
シャウラ:>サンドリヨン<
蔵未:>まさかの<
蔵未:「あ、……それ知ってるなあ」ハモってみる
シャウラ:「ほんとう?どこかできいたっきり、ずっと残っていて」 ぱあっと顔をかがやかせるね。
GM:では、蔵未さんはアイドルで判定をどうぞ!
蔵未:1d100<=80
DiceBot : (1D100<=80) → 48 → 成功
GM:では、成功です。
蔵未:【パラレルワールドにおいてなんか非常に偶々サンドリヨンっぽかった曲】
GM:さて、その歌声は片方のたどたどしさもあってか、仲陸奥まじいものに聞こえたのでしょう。
いや、それにしてもノリノリすぎやしないか?どういうことなんだ?なんだこの選曲は?
そんなことは些細な問題です。とにかく、アイドルが成功してしまったんです。
蔵未:しょうがないよ ダイスだもの
GM:人魚は水面からその姿を現し、人を惑わすようなその歌声で歌い始めます。
シャウラ:「・・・!人魚だわ!」
蔵未:「おっ いけたのか 嬉しいな」うれしいな
GM:人魚は歌い終わると、探索者に向かって微笑み、
その恐ろしいとも、美しいともとれぬ表情を
探索者の心に焼き付けたまま、泉に帰っていく。
GM:>なんでその選曲なのよ<
GM:そう言っているようにも、見えたかもしれない。
蔵未:「選曲がお気に召さなかったっぽいけど……なんとか来てもらえてよかった」ほくほく
シャウラ:「そうね、あなたのおかげ!」
シャウラ:シャウラはほほ笑むと、蔵未さんに何か手渡すね。
蔵未:「ん?」受け取りましょう
GM:「Loreley」
小さな手鏡。絵には、美しい人魚と沈む船が描かれている。
対象を鏡の中へうつし、それを一度手でふさぎ、
「技術_アイドル」の判定を行い、使用者が歌を口ずさむことで、
対象に水の中で溺れ死ぬような息苦しさをあたえる。

それは愛しい人への失望の苦しみか、
あるいは沈む船の中で死んでいく者の苦しみか。

戦闘中に使った場合、効果ターンは1d3ターン、対象は行動に制限を受ける。
制限内容はGM裁量とする。
蔵未:ほああああああああああああめっっっっっちゃすてき……すてき……
GM:こちらは他キャラクターでプレイしてない場合のみの報酬となりまーす!へへへよかった
蔵未:「え、もらってもいいの?……ありがとう、……綺麗な鏡なのに、平気なの?」
シャウラ:「ええ。お礼には、足りないくらい」
GM:少女が頬を染め、喜びを全身であらわすようなほほえみを見ると、
とたんに探索者の体は重たくなり、草むらの中に倒れこんでしまう。
GM:心配する少女の声は遠くなり、…気づけば、あなたは拠点のベットに横たわっていた。
GM:翠色の泉の神秘的なまたたきと、
人魚の、美しくも嫉妬に満ちたあの歌声が、あなたの脳裏には残ったまま…。
GM:……ということでシナリオクリアです!!!wwwwwお疲れサンドリヨン!!!!wwwwww
蔵未:哲学だな(ゲンドウ  わーいクリアだ!
GM:報酬です!
GM:【海原の月】
GM:ステータス成長3pt or スキルポイント30pt
自身の「失望、あるいは憧れ」に関する記憶
GM:こちらをお持ち帰りください!
蔵未:ふあああああどうしよう迷う ステにしとこう、3pt!! HPに振って47にします
蔵未:記憶はゆっくり考えよう……わあいわあい
GM:わあい!!!
GM:ありがとねたのしかった!!
蔵未:こちらこそ!!! めちゃたのしかった……!!
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