Garden


人魚の泉


参加者


GM.ひよにし屋
PL.オットリア/土岐坂マキ
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GM:チャプター「人魚の泉」を開始します、よろしくお願いします!
マキ:よろしくお願いします。
GM:【導入】
GM:……。
GM:やわらかな草の上に、横たわるような感触。
緑の香りがする風が、頬をやさしくなでていく。
瞼の向こうから、木漏れ日が差し込んでくるのがわかる。
GM:ふいに、その光がなにかに遮られる。
あなたがそれを確かめようと瞳を開けば、
…あなたを覗き込む青髪の少女がいる。
シャウラ:「お昼寝もいいけれど、ねえ。……一緒に、人魚の泉へ行かない?」
その姿はあなたが知っているものよりも幼い。
マキ:「人魚の、泉? 人魚が居るの?」
マキ:面白そうと、マキは少し乗り気ですね。
シャウラ:「そうよ、あたしもう一度見たいの」
そう返事をすると、あなたの手を引いて道を歩こうとする。
マキ:特に逆らわずについていきますよ。
「もう一度ってことは、視たことがあるの?」
シャウラ:「あるわ。一度だけ」
GM:茂みの中を進めば、開けた場所に出る。そこにあるのは、美しい翠色の泉だ。
水面は、雲が浮かんだように曇り、水底の様子をうかがい知ることはできない。
GM:【人魚の泉】
GM:泉につくと、少女は忠告する。
シャウラ:「泉のそばへよっちゃだめよ、
人魚が中へ引き摺りこんで、あなたを溺れさせようとするわ」
マキ:「なにそれこわい」
マキ:「人魚っていうか、河童みたいね。尻子魂抜かれないようにしないと」
どこまで本気なのかは分かりませんが真剣な顔で言いますね
マキ:「シャウラちゃんは行かないの?」
シャウラ:「行けるのなら、行きたいわ」
そして続けて、憧れに満ちた、ほうっとした瞳で語りだす。
シャウラ:「……その人は、愛しい人の不実に失望して、川へ身を投げて、人魚になったんですって」
「すてき、……そう思うのに、理由がいる?」
マキ:「……そんなに素敵な話かしら? まあ、それで死んでしまうよりは幾分か救いはあるのかもしれないわね」
マキ:周囲を注視しておきますね。
マキ:あと聞き耳も
GM:水面は静寂をまとっていて、人魚がいるのかすら分からないが、息を潜めているのかもしれない。
自身の背後には緑の森が広がっていて、
時折小さなリスが駆け回る姿や、小鳥がさえずる様子がわかるだろう。
GM:動物の声は聞こえるけど、人魚のようなものを耳にすることはない。
GM:ふと、少女の表情が曇る。待てども待てども、人魚は姿を表さないからだ。
マキ:「なにか人魚を呼ぶ方法があるのかしら」
シャウラ:「……お願いしたって、きっと聞いてくれないわね。
"嫉妬させればいい"、って聞いたことはあるわ、だけど……」
シャウラ:「あたしは、人魚が嫉妬するような美しさはもっていない」
少女はそう言うと、いじけたように膝を抱えて座り込む。
マキ:「人魚を嫉妬させる……か……なんかそんな話あるかな?」
マキ:そう言いながらマキは持っていたUMA図鑑で人魚について調べようとします。
GM:そうだな、以下のことが分かったかな。
体は人間、足は魚の尾。人魚の肉は不老不死の力があると言われており、また美しい容姿を持っている。
人魚にも様々な種族がいる――その中に、人間に嫉妬しやすい者がいる。歌のうまさ、地上で暮らせるということなどだ。
マキ:「ふむふむ……なるほど……」
マキ:「私は地上で暮らしてるぞおー! うらやましいかー!」
とりあえず泉に向かってそう言ってみます。
GM:水面が揺れた気がしましたが、見えた尾は普通の魚のものでした。
マキ:「……じゃあ、歌を歌うしかないかな……」
シャウラ:それを聞いて、少女は思い出したようにこんなことを言う。
「前にここに来たときに一緒にいた人は、歌ったの。それはそれは美しい声でね」
「人魚はその歌に嫉妬して、泉から出てきたのよ」 
マキ:「私も歌うまいよ、たぶんだけど」
マキ:それでは技術_アイドルで歌を歌ってみます。
綺麗に聞こえるようにバラード系をチョイスします。
GM:技術_アイドルのダイスどうぞ!
マキ:1d100<=80
DiceBot : (1D100<=80) → 50 → 成功
マキ:まずまず
GM:あなたの歌声が泉に響く。
GM:その歌声に、人魚は嫉妬したようだ。
泉から出てくると、岩場に座り、人を惑わすような歌声で自身も歌い出す。
GM:少女は、感激する。
シャウラ:「すごい、人魚だわ……!もう一度、見れるなんて」
マキ:「わあ、ほんとに出てきた。本当にきれい」
マキ:負けず嫌いなのでもう一度歌います。
マキ:1d100<=80
DiceBot : (1D100<=80) → 76 → 成功
GM:ぎりぎり
マキ:あぶねえ
マキ:人魚を注視します。
GM:やはり、美しい人魚だ。長い髪は川のように真っ直ぐで、その頬や唇は熟れた果実のように柔らかい。
GM:泉に人魚とあなたのコーラスが響き渡った。
マキ:美しさにちょっとどきっとしますね。
GM:人魚は歌い終わると、探索者に向かって微笑み、
その恐ろしいとも、美しいともとれぬ表情を探索者の心に焼き付けたまま、泉に帰っていく。
マキ:「あ、待って、名前を聞かせて」
そう言ってふらふらと泉のそばまで近寄っていく。
シャウラ:「……!駄目よ、溺れてしまうわ」そう言って少女はあなたを止めようとする。
マキ:シャウラちゃんを振り切りますね。
氷橋を使って泉の途中くらいまで桟橋を作って進みます。
GM:貴方は氷の橋で足場を作り、泉の上を進む。くすくすと、足元から笑い声が聞こえた。
マキ:「お願い、聞かせて! 本当に貴女は愛しい人の不実に身を投げたの? 本当に貴女の愛しいひとは浮気をしていたの?」
マキ:足元の声に尋ねます。
GM:人魚は応えてくれない。だが、少女が再びあなたの手を引いた。
シャウラ:「わからないけど、"それだけで美しい"……そうでしょ?」
マキ:「そういうものなのかな?」
マキ:手を引かれて戻ってきますね。
シャウラ:「ええ、そうよ。これも、きっとそうね」
戻ってきてくれたあなたにほっとしつつ、小さな手鏡をくれます。
その絵は、美しい人魚と沈む船が描かれている。
マキ:「これは?」
手鏡を注視します。
シャウラ:「人魚を見せてくれたお礼よ」
GM:そうだな、まるで童話の人魚姫のようだと思っただろう。
マキ:「確かに、あれだけ綺麗なら、もう一度見たくなるわね。その気持ちわかるわ」
GM:少女が頬を染め、喜びを全身であらわすようなほほえみを見せる。
……ふと、とたんに探索者の体は重たくなり、草むらの中に倒れこむだろう。
GM:心配する少女の声は遠くなり、
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:【停止】
GM:気づけば、あなたは拠点のベットに横たわっていた。
翠色の泉の神秘的なまたたきと、
人魚の、美しくも嫉妬に満ちたあの歌声が、あなたの脳裏には残ったままだ。
マキ:「綺麗な、歌声。……あそこは、どこだろう」
マキ:「もし、もう一度行けたなら。今度は話をしてみたいな……」
マキ:そう言いながら寝返りを打ちます。
GM:その思い出は夢のよう。いつかまた会いたい、あなたはそう思った。
GM:「人魚の泉」シナリオクリアです!!!!!!!!
マキ:ありがとうございましたー!
GM:近付いた時すごい迷った。泉覗き込んだら完全失敗ルートにしてた。
マキ:覗き込んではいなかったけど泉の中心近くまで行ってたっていうこの神回避っぷり
GM:あぶねえwwwwwwwwwww
GM:報酬
GM:ステータス成長3pt or スキルポイント30pt
自身の「失望、あるいは憧れ」に関する記憶
GM:あと鏡
※少女に人魚を見せることができると、
他のキャラクターで人魚の泉をプレイしていない場合に限り、
少女から、お礼に以下のアイテムを渡される。
マキ:うっわああああい
GM:「Loreley」
小さな手鏡。絵には、美しい人魚と沈む船が描かれている。
対象を鏡の中へうつし、それを一度手でふさぎ、
「技術_アイドル」の判定を行い、使用者が歌を口ずさむことで、
対象に水の中で溺れ死ぬような息苦しさをあたえる。

それは愛しい人への失望の苦しみか、
あるいは沈む船の中で死んでいく者の苦しみか。

戦闘中に使った場合、効果ターンは1d3ターン、対象は行動に制限を受ける。
制限内容はGM裁量とする。
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