Garden


Bloom dream


参加者


GM.ひぃらり
PL.ひよにし屋/市閑 要哉
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GM:それでは、chapterシナリオ「Bloom dream」セッションをはじめます、よろしくお願い致します!!
要哉:宜しくお願いします!
GM:いつもと変わらない日常。
拠点にて、要哉くんは一人でゆったりとした日常を過ごしていることでしょう。
貴方は、今何処に居ますか?
要哉:ホールでゲームやってます うおおおお
GM:うおおおおお
GM:一人真剣に、プライベートな時間を楽しんでいたその時。
ふと、要哉くんは一つの香りを感じます。
心惹かれる、引き寄せられる。
深く意識せずとも、要哉くんは何とはなしに立ち上がり、ふらふらとその香りを辿っていく。
どのドアを通ったのか、どの道を通ったのか。
貴方は覚えていない。
GM:【花喰人の領域】
GM:其処は薄く淡い青空に、どこまでも続いている、と錯覚してしまう程に広い、花の園。
色とりどりの花が咲き連なり埋め尽くすその場所。
要哉くんは一つの花、その香りに心を奪われたかのように近づいていく。
GM:幾重にも塗り重ねられた紅は瞼の下の漆黒へと光り変わる。
傾らかな円錐のように見える花弁を持った合弁花。
……根元を見れば土が微かに変色している。
また、人の指先、白い骨のようなものが小さく花茎に絡みついているのを見ることでしょう。
GM:思わず、貴方がその花に指を伸ばそうとした時、声が降ってくる。
花喰人:「その香りは、"殺意"というんですよ」
GM:ハッ、と。
夢の中から現実に落とされたかのような浮遊感、
貴方の意識ははっきりとする事でしょう。
要哉:「……殺意?随分物騒な花だね」振り向き、その姿を見る。
花喰人:「物騒かしら?それでも、貴方はその花に惹かれたでしょうに」
「こんにちは、お若い人。今日はどちらから?」
いつの間に其処にいたのか、
淡い金から桃へグラデーションとなった長髪に、
黄緑と青の左右で異なる眼をもつ20代程の女性が立っていました。
女性は美しい白のドレスを身にまとい、手には白銀のジョウロを。
貴方をみて人懐っこそうに、柔らかく微笑んでいます。
要哉:「そうだね……変な塔からだよ。星見の塔ってとこ」それは肯定なのか、否なのか。
花喰人:「ああ」
女性はその言葉に納得したかのように、ひとつ頷いた。
「きっと、この花の香りに此処まで惹き寄せられて、迷い込んできてしまったのね」
そう言って、要哉さんの目の前にあるその花に眼を向ける。
触れようとはしないようだ。
花喰人:「此処は人の心を秘める花の園。
そして、私は花の世話をしながらこの園で暮らしている魔女」
「花を喰ふ人と書いて、花喰人」
「お若い人、お名前は何て仰るの?」
要哉:「じゃあなまずで」
花喰人:「予想の外の自己紹介だったわ」
花喰人:「いいわ、そう呼ばせてもらいます。
あらためまして。こんにちは、"なまず"さん。今日は素敵なお天気ね」
ドレスの端をゆるりとつまみ、彼女は緩やかに微笑んだ。
要哉:「そうだね、似合わないぐらい天気がいい」
ふい、と花に視線を戻し、それを眺める。……花茎のそれにも目を向けた。
花喰人:「ええ。話は変わるけれど、なまずさんは、花はお好き?」
手をぱん、と合わせ彼女は微笑む。とってもマイペースな性格のようだ。
要哉:「花?普通」
花喰人:「あら、嫌いではなくてよかった。お時間があるのなら、一緒にこの園をお散歩いたしません?」
「私、今は独りでとても退屈している時間ですの」
そよ風に揺れる花のように、ゆったりと彼女は言葉を紡ぐ。
「そう、もし、気に入ったお花があれば、代償と引き換えに摘みとっていっても、構いませんわ」
要哉:「はあ、いいけど」
名残惜しそうに"それ"へ視線を落としてから、何事もなかったように顔を上げた。
花喰人:花喰人は嬉しそうに貴方の指先を引いて、
貴方が心惹かれる花を見つければ、足を止めて。
ひとつひとつ丁寧に説明をしてくれるでしょう。
まずは先ほどの花から行きましょうか。
花喰人:<殺意>
その花香が引き寄せるのは「殺意」を秘める者。
幾重にも塗り重ねられた紅は瞼の下の漆黒へと光り変わる。
傾らかな円錐のように見える花弁を持った合弁花。
その身には毒を秘め、触れた生物の皮膚を腐らせるが
直接死に至るまで蝕む事は少ない。
水のみを必要とし、陽光にも月光にも弱い為、室内で育てると良い。
要哉:それを聞き、触ろうとして指をひっこめたのだろう。
花喰人:「あら、触れたら危ないわよ」 ガードガード
要哉:「はいはい。で、次は?」 どこか名残惜しそう
花喰人:「なまずさんが眼を止めたものが、"次"なのに」
くすりと笑んで、歩き出す。
「…あら、その花にも惹かれたのですね」
ふいに要哉さんが視線をやった先の花に、花喰人の眼も止まる。
花喰人:<警戒>
その花香が引き寄せるのは「戒心」を秘める者。
眼を見張るような美しい黄、
固く滑らかな釣鐘型の花が合わさる集合花。
その花に少しでも触れようものなら、耳の奥に恐怖が揺れる。
風などに吹かれれば花同士が擦れ違い、チリチリと切なげな音を立てる。
決められた量だけの陽光、水、栄養を必要とし、それ以上でも以下でもいけない。
花喰人:「その花も、触れてしまえば耳の奥が痛くなるわよ」
自分の頭をとんとんと、彼女は叩く。
要哉:「……」ふい、と目を反らして先に行く。どこか図星に思う部分があったのだろう。
花喰人:「素直になれない人なのね」
花喰人と共に歩き、次に要哉さんが心惹かれた花は。
花喰人:<仲間>
その花香が引き寄せるのは「親愛」を秘める者。
陽の加減で黄金を保つ太茎の先に、小さな白金色の離弁花を複数持つ。
しかし、その花弁は迂闊に触れれば落ちてしまう程に儚く脆い。
個体によって合弁花の個数が異なるので、自分と大切な者の数を選ぶといいだろう。
水、栄養、陽光をたっぷり与えれば、花は枯れることなく何時までも傍に。
花喰人:「なまずさんは、コスモスという花をご存知?」
要哉:「……。知ってるよ、それくらいは」
花喰人:「そう、花占いに最適な花ね。
コスモスやこの花のように花弁の一枚一枚が別個となる花は離弁花というの。
でも、この花は迂闊に触ってしまうと花弁が離れ落ちてしまうから、扱いには注意しなければいけないわ」
「摘み取る時は、手折るのではなく鋏でなるべく地面から近い所を」
鋏でチョッキンするジェスチャー。
花喰人:他愛もない、そんな事を話しながら花園を歩く。
次に眼を留めた花は。
花喰人:<共存>
双方種が異なる純白色の離弁花と漆黒色の合弁花。
重なる一つ同士の香りが奏であい、何処までも優しいものとなっている。
極細の茎同士が複雑に絡み合い、互いを支えるように寄り添っている。
二つを離せば、<孤高>という香りに変わる。
水、陽光、栄養全てが適量で構わない。互が必要なだけ分け合うという。
要哉:黙り込んだ。
花喰人:「なまずさんはこの花にも、心惹かれるのね」
思わず貴方が視線を逸らした先の花にも、彼女は眼を向ける。
花喰人:<切望>
根元から花弁の先にかけて緩やかに色を変えた合弁花。
雲一つ無い空のような鮮やかな青と白紙のような白の色を持つ。
その花弁は繊細で破れやすく、ふとした刺激で裂けてしまう。
それでも手を伸ばしたくなる儚さを魅せるだろう。
陽光に照らし過ぎれば焼けて花弁の色が変化してしまう為、月光を当てると良い。
要哉:痛みを吐くように、溜息を漏らし。
「合弁花?」まるで、誤魔化すように。
花喰人:「ええ、ツツジのように。
花弁がびろーんって一枚繋がりになっているのよ。面白いわよね」 ウフフ
要哉:「ふうん……花ってそんな違いがあるんだ」
花喰人:「ソレを持たない人は、惹かれないのよ」 
花喰人:最後に要哉さんが眼を止めた花は、どこまでも紅く、紅い花。
「此の花にも、惹かれるのですね」
その花を見ると、花喰人は何処か切なげな息を溢して、笑った。
花喰人:<愛情>
その花香が引き寄せるのは「真愛」を秘める者。
美しく滑らかな白葉、白茎の先に
紅く染まる血のような花弁が幾重にも重なる離弁花。
その花弁に触れれば火傷しそうな熱が伝わってくる。
陽光と水を毎日与えて大切に育てれば、花弁を落とさぬまま
花の中央に白い実を結ぶが、その実は種として育つ事はない。
要哉:「……さっきから心覗かれてるみたいだな……」漏らした声は、どこか低い。
花喰人:「多くの事を語れない代わりに、花は少ない事を雄弁に語るの」
「ただ、表の世界で何かを隠す事が出来るのは人だけで、
花は全てを見られるがまま、隠す事すら出来ない」
ふふ、と彼女は笑う。
「何かの間違いで立場が逆になっても、特段おかしな事ではないでしょう」
「なまずさんの心を踏み荒らす花も、笑う花も、此処には居ないわ」
「…そうね。なまずさんは、自分で自分の心を覗いているだけといっても、違いはそうないわ」
要哉:「んー……」
誤魔化すように頭をガシガシとかいてから、"殺意"のあった方へ振りかえる。
「なら、あれは?花の下に埋まってた、死」
「あれも俺の心がそうさせたの?それとも、他の誰かか、……あんたとか?」
向き直り、花喰人の瞳をじっとみた。
初めてまともに目を合わせたかもしれない、好意にも似た、真っすぐな興味。
花喰人:「あら」 不思議そうに、彼女は笑う。貴方の眼を視る。
「誰の足元にでも、死はあるわ」
「今貴方が立っている地面。その足元も、私の足元も、全て誰かの亡骸よ」
「私が食べてしまったもの」
そう言って、少し視線を下に下げた。
そこには美しい花が生命に溢れ、咲き誇っている。
「他の誰かを踏み台にして、殺して、そうして、貴方も生きて其処に立っているでしょうに」
「此処の花を摘み取っていくのも、そういうことよ」
「生きる事は、他の何かを殺す事」

「言い訳にもならない摂理だけれど、貴方の興味には答えられたかしら?」
花喰人:「それでも、貴方の心は殺意だけではないでしょうに」
「不思議と、あの花ばかり気にするのね」
要哉:「食物連鎖みたいな回答もついてきたけどね」「……、何が」
花喰人:「あなたには、他にも沢山惹かれたものがあったでしょうに」
「殺意の心の事ばかり、貴方は選ぶのね」 
要哉:「……」
"警戒"はいつものこと、"仲間"は……自らが切ってしまうもの、
"共存"は妹を思い出し、"切望"は…… "愛情"は、隠しているもの。
"殺意"は、
「あんたさ、殺したら淋しいって思う?それとも、"死んだら"淋しいって思う?
俺は……淋しいから、死ぬんだと、思うよ」
花喰人:「………」
「淋しいのは嫌いよ。淋しくしてしまうのも、嫌いだわ」
「でも、死んでも淋しいのが治らないのはもっと嫌いだわ」
「私だったら…知らないところで死んでしまうのなら、
それならいっそ私が食べてあげたいって、思ってしまうかしら」
「…幸せの絶頂の内に、最愛の人と共にいける事があるのなら、それはとても素敵な事だと思うわ」
要哉:「……最愛か」
ふっと笑って、"愛情"を切なげに見やる。けれど、どこか穏やかだ。
「最愛はもう死んでんだから、そういうことなんだろ」
「俺もいっそ殺して、埋めてやりたいと思うよ」
要哉:花喰人の首を撫でるように、髪との間に片手を滑り込ませようとする。
「あんたは殺されたら、満たされるのかな」
花喰人:「いいえ、私はきっと満たされないわ」
彼女も貴方の後ろ髪を撫ぜるように手を伸ばし、はっきりとそう応える。
「だって、私の最愛はもう死んでしまっているのだもの。そういうことなんでしょうよ」

「貴方が私を幸せにする事は出来ないし、私が貴方を幸せにする事も出来ない」
「私たちの間には、何も満たされるものはないのよ。分かって?」

「人の話を聞いて、人の事を知って、それが幸せだと笑って満たされてくれる人を殺すといいわ」
「私が、誰かの孤独を食べ続けて、今も生き存えているように」
要哉:ふ、と笑った後に、自ら離れて言う。
「なら愛情は摘めない。"殺意"と"切望"と"共存で"」
要哉:「こんなにばれてんなら、淋しいがどうこうなしに殺してやりたいんだけどね、本当は」
知られるのは嫌いだ。
花喰人:「あらあら、もう。可愛い事を言って困らせないで」 ウフフ
花喰人:「殺意と切望、共存を貴方は摘み取っていくのね」
「代償は何がいいかしら」 うーん?と要哉くんの持ち物を眺めながら考えている。
花喰人:おててぐっぱーしながら考えている。
花喰人:。。○(なまずマフラーはやっぱり彼の本体なのかしら。そうなら駄目ね)
要哉:ちょっと違うけど駄目です(駄目です)
花喰人:ダメだった
花喰人:出すものを宣言お願いします!
花喰人:【花喰人の領域】
要哉:アロマキャンドル、紅葉二つ、漫画も読んだ、ミサンガはつけても虚しい。
この五つと魔-5,敏捷25投げます!
花喰人:後半待って!!!待って!!!!
花だけでそんなにはいらないから!!!!
要哉:くwwwwwwwwwwwwwwwww
要哉:15!!!!!!!!!!!!!!
花喰人:「分かったわ…それじゃあ、これらを頂いてしまいましょう」
花喰人は無邪気にそう笑い、ひょいひょいと要哉さんの手荷物からアイテムをいただく。

〜消費アイテム〜
・アロマキャンドル
・紅葉二つ
・漫画
・ミサンガ
花喰人:まぁ待てwwwwwwwwwwwwwwwww
花喰人:【人を喰ふ花】
花喰人:「それと、もうひとつあるわ、なまずさん」
「私は、花を喰ふ人であると同時に、人を喰ふ花でもあるの」
要哉:「え、お前花だったの」
花喰人:「ええ。花よ。人喰花の魔女」 
「其処をわざわざ突くなんて、貴方は予想の外ばかりね」 くすくすと笑っている
花喰人:「ここまでは、なまずさんが素敵な人であったから。私からの囁かなサービス」
「ここからは、魔女…私との契約になるわ」
「貴方が貴方自身の生命、魂、記憶、いずれかを代価にと望むのであれば、花に簡単な呪いを添える事も出来るの」
「貴方は殺意と親愛、戒心と切望、共存、そして真愛を育み。
切望、共存、殺意達の生命を摘み取ったわ」
「手に握った以上のものを、なまずさんは望むかしら?」
要哉:「ん、んー……まあ。これ、あげてもいいなら」
花喰人:「なまずって口に出すと何処かイマイチ締まらないわね」 THE・マイペース
花喰人:「誰かに贈るご予定があるのかしら?」
要哉:「要哉でいいよ」くそ今更
「殺意を俺の下の住人に、共存は妹に、切望は……」
要哉:「俺が持ってて、あとからあげるとかできる?」
花喰人:「分かったわ、要哉さん」 くそ今更
できるか?という問には勿論、と頷きます。
要哉:「じゃあそれで、それぞれに望むってことで」
花喰人:「その心意気よろしや。…受け取りましょう」
どの花に、どのような願いを込めたいですか?
ざっくりとでもいいよ!(願いの内容で貰う物量を決めます!
あとでBBSで報告でもおっけーです bbb
要哉:今答えよう
花喰人:さすがやで
要哉:「何でも奪っていきなよ」
「"死に辛い世界で、俺からの死を味わって"
"一緒。繋がってる、絆とか。それから、終わる時は一緒に"……、……。……」
「"一人にしないで。置いていかないで。戻って、……でも、それでも、たまには変えられる、勇気を"」
要哉:上から殺意、共存、切望で
要哉:共存に敏捷-10を、殺意に魔適-5を、切望に敏捷-13を
要哉:捧げます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
花喰人:交渉成立です!!!!!!!!!!!!!!!!
花喰人:「…要哉さんに末永く、祝福あらんことを」
花喰人は貴方の頬に手を添え、その額に軽く口付ける。
すると、何かが貴方の中から抜けていったような感覚を覚えたかもしれません。
生命徴収完了です。もぐもぐ。
花喰人:「お別れだわ、要哉さん」
貴方は虚脱感のままに、少しずつ、眼が閉じていく。
花喰人:「惹かれあったら、また巡り会える」
「あなたには、待っている人がいるのでしょう」
要哉:「……」答えるように、目を閉じた。
花喰人:さようなら。
貴方の手に何かが握らされる。
「……」
「…貴方の哀しい位の優しさも、何時か…」
そして、花喰人の優しげな声を耳に、貴方の意識は闇へと落ちた。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:ふわふわと、意識が緩やかに浮上し、眼を覚ます。
どうやらいつの間にか眠ってしまっていたようで。
夢の内容は覚えていない。
眼を擦ろうとしたあなたの手の中に、握られた花、クロッカス。
そして、部屋の窓枠に、届け物が贈られたことに気がついたことでしょう。

message 【あなたを待っています】
GM:「Bloom dream」セッションクリアです、お疲れ様でした!!!!
GM:花の効果は後日考えておくね(*゚▽゚*)
要哉:お疲れ様でした!!!!!!!!!!!!!!
要哉:やばい
GM:やばい
GM:どうなるんだこの願い…
要哉:やばいのしかないぞ
GM:やばいのしかないな
要哉:ひとまず(?)死人でなくてよかったありがとうございましたーーーーーーーーー
GM:花喰人は花全部枯らすくらいしないと死なないもんーーーーーーーーーーーーー
GM:孤独の花に惹かれなかった時点でよーやくん食べたりも出来ないしな!
あざました!!(*゚▽゚*)おつかれおつかれー!
GM:自由解散やでヾ(´ω`*ヾ)
要哉:あぶねえ(候補にはあった)おつかれさまでした!
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