Garden


悪魔の巣


参加者


GM.千穂
PL.ひよにし屋/市閑要哉
--------------------

市閑:1d5+5 セーブ:攻撃上昇
DiceBot : (1D5+5) → 3[3]+5 → 8
市閑:1d10 セーブ:耐久減少
DiceBot : (1D10) → 3
市閑:1d3+2 ロード回数
DiceBot : (1D3+2) → 2[2]+2 → 4
市閑:1d6 スニーカー自動取得
DiceBot : (1D6) → 2
市閑:「跳躍」
市閑:1d10+5 HIGH:攻撃固定値
DiceBot : (1D10+5) → 7[7]+5 → 12
市閑:2d5 「依存」攻撃固定値
DiceBot : (2D5) → 6[1,5] → 6
GM:【STOP】
GM:それではGARDENシナリオ「悪魔の巣」セッションを開始します!よろしくお願いしまーす!
市閑:よろしくお願いします
GM:・・・その日はやけに寝苦しかった。
眠りに沈んでいく意識のさなか、声を聞いた気がする。
憎しみで心が歪むような、地の底から響く声。
GM:"血に飢えた者たちよ その憎しみを胸に抱き 悪魔の巣にて目覚めよ"
GM:・・・そして君は目を覚ます。
人々の絶望と後悔の地──悪魔の巣で。
GM:【悪魔の巣】
市閑:「……ん」
GM:周囲の様子を描写しますね。
生贄の狂信者たちが、苦悶にあえいだ姿で捧げられている。
生贄が埋められた黒い壁に、正面、右、左と、
3方向に通り道があり、他の部屋へ続いているようだ。
中央には悪魔の手を模した台座があり、緑色の宝玉が飾られている。
市閑:何か変な声を聞いた気がする、と思いつつ。
「悪趣味だなあ」
市閑:悪魔の手と宝玉に幻視します
GM:はい。では、市閑くんが悪魔の手を宝玉をよく見てみようと、身を起こしたその時。
GM:1d3
DiceBot : (1D3) → 2
GM:2つの、何か黒い影がこちらへ襲いかかってきます。
GM:戦闘です!!!
市閑:www
GM:【不浄なるもの】
GM:2体の黒い影「不浄なる者」との戦闘になります。敏捷順により、市閑くんの先制になります。行動をどうぞ!
市閑:スキル「HIGH」を宣言、遠慮なく全員に殺気を向けます。
GM:了解です。
市閑:1d13
DiceBot : (1D13) → 3
市閑:1d13>=3 失敗したら低い値分HP減少
DiceBot : (1D13>=3) → 8 → 成功
市閑:では、エネミー1を武器「Gilles」で攻撃します、剣術も使用。当たったら一部氷結の判定振ります。
GM:はーい!ダイスどうぞ!
市閑:1d17+4+1d6+12 Gilles+剣術+HIGH
DiceBot : (1D17+4+1D6+12) → 13[13]+4+1[1]+12 → 30
GM:やべえ
GM:エネミー1は回避を宣言。
GM:1d100<=35
DiceBot : (1D100<=35) → 88 → 失敗
GM:耐久で受けます!!!
GM:シークレットダイス
GM:25のダメージが通りますね、黒い影はギャッと断末魔をあげて消えます。
市閑:「よっし」
GM:次、エネミー2のターン。
GM:固有スキル発動します。
GM:【喰らう者】
無数の手を伸ばし、首を絞めて攻撃する。
手は1d3+2の数が伸び、攻撃力の半分で判定する。
通ったダメージをそのまま吸収し、自身のHPに加算する。
GM:1d3+2
DiceBot : (1D3+2) → 2[2]+2 → 4
市閑:四本
GM:1d6
DiceBot : (1D6) → 4
GM:1d6
DiceBot : (1D6) → 4
GM:1d6
DiceBot : (1D6) → 6
GM:1d6
DiceBot : (1D6) → 3
GM:反応行動をどぞ
市閑:見切り+見切り+見切り+ロードでいきます
GM:了解です!ではすべての攻撃を無事にやり過ごしますね。
市閑:あ
市閑:ロードはダイスありますね
GM:おっと
GM:すまない!ほんとだダイスどうぞ(すみませぬ
市閑:1d10<=5 成功で無効化
DiceBot : (1D10<=5) → 6 → 失敗
市閑:くwwwwwwwwwwww
GM:お、おしい
市閑:耐久で受けましょう、こわくない
GM:どぞ
市閑:1d13
DiceBot : (1D13) → 6
GM:では受け切ります。
GM:いたくもかゆくもねーぞ!
GM:次、市閑くんのターンだよ!
市閑:剣術も重ねて、エネミー2に「Gilles」で攻撃します。
GM:はい!ではダイスどぞ。
市閑:1d17+4+1d6+12 Gilles+剣術+HIGH
DiceBot : (1D17+4+1D6+12) → 5[5]+4+3[3]+12 → 24
GM:エネミー2は回避を宣言!
GM:1d100<=35
DiceBot : (1D100<=35) → 69 → 失敗
GM:耐久受け。
GM:シークレットダイス
GM:18のダメージが通りました!!黒い影は体を引き裂かれ、消えていきます。
GM:戦闘終了じゃ!!
GM:【悪魔の巣】
GM:1d1000+6
DiceBot : (1D1000+6) → 700[700]+6 → 706
GM:黒い影をすべて葬ったかと思いきや、あなたの血肉のにおいをかぎつけて、大量の黒い影がわらわらと現れる。
市閑:「えっ」
GM:その時、どこからか声がするのが聞こえる。
GM:「──我が胸に燃える炎よ。その憤怒をもって、全てを焼き尽くせ」
GM:その声の後、不浄なる者たちの身体から真っ赤な炎が燃え上がり、
あたりは火の海と化す。 ・・・そして、赤髪の魔術師があらわれた。
市閑:「……お前は?」
赤髪の魔術師:「・・・やあ。 ・・・なんだ、外から来た者か?ここでなにしてる?」
赤髪の魔術師:「オレは蠍火の魔術師・・・名をレサトというよ」
市閑:「……」
市閑:「……」
市閑:「……あっ」←思い出した
赤髪の魔術師:思い出した!wwww
赤髪の魔術師:「・・・?」 と魔術師は首をかしげているね。
赤髪の魔術師:「もしかして、身に覚えがないうちにここへ来たのかな、君は」
市閑:「そうだね、変な声がしたっていうぐらい?」
赤髪の魔術師:「変な声・・・ね。 ・・・となると、誰かがここへ招いた可能性があるな。
 ふむ。誰かはわからんが、厄介なことに巻き込まれたな、君は」
赤髪の魔術師:「すまないが、オレは少々忙しくてね。
 ここから帰りたかったら、
 そうだな・・・女王に直々に頼むか、オレの息子を探してくれ」
市閑:「息子」
市閑:「子持ちだったのか」
赤髪の魔術師:「ああ。金髪の、まだ5歳ぐらいの子供だ。 ・・・オレはこう見えて不老の身でね、15位に見えるだろうが、年は20をいくつか超えたころさ」
赤髪の魔術師:「じゃあ、お別れだ」
そう言うと、魔術師は炎でその身を包み、その場から姿を消します。
市閑:「本当に置いて行きやがった」
改めて手と宝玉を幻視。また来たらどうしようかね。
GM:さて、先ほど出なかった幻視情報ですね。
悪魔の手を模した台座だ。
黒く、ねじ曲がった腕の先には、
長い爪のついた掌があり、その上に宝玉が乗せられている。
宝玉には狂信者たちの「苦悶」の魂が封じられており、まがまがしい気配がする。
GM:へんなものがでてくる様子はないよ!
市閑:「うっわ、壊したらやばそう」
まじまじと見つつ、周囲に聞き耳を。
GM:お、では聞き耳をすると。
GM:どこからか会話が聞こえてくるね。
GM:姿は見えないが、どうやら下っ端の悪魔たち二人が、仕事をサボって会話をしているらしい。
GM:「近頃はよォ、『秩序派』やら『混沌派』やら、騒がしいこったなァ」
GM:「そうさなァ、俺たちは『平和主義者』・・・関係ない話だが、
 『裁判』が終わるまで"宴"は無し、なんざァ、ひどすぎる話だぜ」
GM:「最近ここに出入りしてる魔術師のせいだろう。"蠍火"とかいったか
GM:「あいつがとりしきってるのおよォ、女王は黙って聞いてていいのかよォ」
GM:「だからみんな言ってるのさ、女王の時代は終わった、
『秩序』を捨てて『混沌』へ、ってさ」
GM:「ハァ。まあ、俺たちには関係のない話・・・」
GM:「そうだ、関係のない話さ」
GM:会話は以上ですね。
市閑:通り道それぞれ幻視して、差とかありますかね
GM:とくに差はないですね。しいて言うなら、この先にも同じような部屋が続いているのかな?という感じです。
市閑:「平和主義、混沌、秩序ね……」
市閑:「んー」
市閑:狂信者に幻視を
GM:はい、では狂信者に幻視をすると。
GM:苦悶の表情を浮かべた、まがまがしい狂信者の身体だ。
その表情を見つめていると、背筋が凍るような、地の底から響く声がする。
GM:1d3
DiceBot : (1D3) → 2
GM:2のダメージを受けます。
市閑:アッー
GM:アッー
市閑:「うるせ……」でもまだまだHP48
GM:げんきげんき
市閑:「ここにいても意味ないな」
逸れた道は選ばない、正面の道を進みます。
GM:では正面の道へ。
GM:生贄の狂信者たちが、怨恨に満ちた表情で捧げられている。
生贄が埋められた黒い壁、天井は開けており、
明けることのない夜の闇に、銀色の月が浮かんでいる。
中央には悪魔の手を模した台座があり、赤色の宝玉が飾られている。
正面には通路があり、先へ進むことができそうだ。

また、部屋の奥に金髪の幼い少年がいるのが見える。
市閑:月は嫌いじゃない、珍しい色だなと幻視します
GM:月は銀色にまたたいていますね。混沌としたこの巣の中でも、それは清浄な光を放っているように見える。
GM:とくに異変はないですね。
市閑:では金髪の少年に話しかけます。
「お前レサトの子供?」
金髪の子供:「ん? んーっとね・・・」 少年は何かに集中しているようで、曖昧な返事を返します。
どうやら床になにか書いているようだね。
市閑:何書いてんだと床を幻視します
GM:床を幻視すると・・・、なんだこりゃ。よくわからない記号や、数字の羅列が描かれていますね。
ずいぶん大きなもののようで、よく見ると部屋全体の床にそれは描かれています。
市閑:「なあ俺困ってんだけど」と少年の頭を軽く叩きます
金髪の子供:「いてっ」 頭をたたかれると、少年はようやく顔をあげます。
「あれ?にーちゃん、だれ?」
市閑:「ななみで。不本意に此処に来たんだけど、レサトがお前か女王に頼めって」
金髪の子供:「ななみのにーちゃんな? そんで、んっと、オヤジに? ・・・あ、もしかして、オヤジがいってた迷子ってにーちゃんのことか!
 待ってな、今にーちゃん帰すための、魔方陣かいてるんだ。まだ時間がかかるから、またあとできてよ」
ななみ(市閑):「あーそれ魔方陣なんだ。判った暇つぶししてる」
金髪の子供:「うん。きをつけてね」
ななみ(市閑):赤い宝玉幻視しよう
GM:宝玉には狂信者たちの「怨恨」の魂が封じられており、まがまがしい気配がするね。
ななみ(市閑):道を戻ろう
GM:では、また<苦悶の間>へ戻ります。
GM:さっき向かった正面の道のほかに、右と左、二つ通路があるね。
ななみ(市閑):右に行きます
GM:では、右の通路へ。
GM:【哀憫の間】
生贄の狂信者たちが、哀憫に満ちた表情で捧げられている。
生贄が埋められた黒い壁、天井は開けており、
明けることのない夜の闇に、銀色の月が浮かんでいる。

中央には悪魔の手を模した台座があり、紫色の宝玉が飾られている。
ななみ(市閑):紫の宝玉を見に行きます
ななみ(市閑):幻視を
GM:宝玉には狂信者たちの「哀憫」の魂が封じられており、まがまがしい気配がするね。
ななみ(市閑):宝玉持っていけますか
GM:もってけますよ!
ななみ(市閑):おっなら持っていきます
GM:はい。とくに異変もなく持っていくことができますよ。
ななみ(市閑):「宝玉集めでもするか」
道を戻ります
GM:では、元の<苦悶の間>へ。
ななみ(市閑):苦悶の宝玉も持っていきます
GM:了解です。では宝玉は市閑くんの手へ。
ななみ(市閑):左の部屋にも向かいます
GM:はい、では左の部屋へ。
GM:【悲嘆の間】
生贄の狂信者たちが、悲嘆に満ちた表情で捧げられている。
生贄が埋められた黒い壁、天井は開けており、
明けることのない夜の闇に、銀色の月が浮かんでいる。

中央には悪魔の手を模した台座があり、青色の宝玉が飾られている。
ななみ(市閑):宝玉に幻視を!
GM:宝玉には狂信者たちの「悲嘆」の魂が封じられており、まがまがしい気配がするよ。
ななみ(市閑):持っていきますぜ
GM:はーい!では宝玉は市閑くんの手へおさまるね。
ななみ(市閑):一旦戻って、また正面の部屋に行こう
GM:はい、では少年のいた<怨恨の間>へつくよ。
ななみ(市閑):赤色の宝玉持っていきます
GM:では赤色の宝玉は市閑くんの手へ!
ななみ(市閑):ついでに手に幻視しよう
GM:台座かな?
ななみ(市閑):です!
GM:はーい!
GM:さきほど台座に幻視した情報と変わりません。
悪魔の手を模した台座だね。
黒く、ねじ曲がった腕の先には、
長い爪のついた掌があり、その上に宝玉が乗せられているよ。
ななみ(市閑):一旦苦悶の間まで戻ります
GM:了解です。
GM:では<苦悶の間>についたよ。
ななみ(市閑):周囲に幻視します
GM:周囲に幻視すると、ほかの部屋と同様、生贄たちが壁に埋められていることがわかる。
部屋の広さはそう広くないね、といったところ。通路は先ほどのとおり、右、正面、左、の3つだけだ。
ななみ(市閑):「詰んでる感凄い」
ななみ(市閑):正面行って、また少年に会いに行きます
GM:了解です。では<怨恨の間へ!>
GM:ちなみにここの部屋だけ、正面にもうひとつ通路あるんだよ(こそっ
ななみ(市閑):na,nanndatte-
ななみ(市閑):ほんとだ!w
GM:うん!!!ww
ななみ(市閑):では、話しかけに行こうとして、その道をちゃんと認識します。
「あ」
ななみ(市閑):俺気付いていたしーみたいなノリで、更に進みます
GM:わろたwww
GM:では、その先の通路へ。
GM:【生贄の間】
生贄となった狂信者たちの魂が、
苦悶、哀憫、怨恨、悲嘆に満ちた表情で
壁に埋められており、顔が浮かび上がっている。

生贄が埋められた黒い壁、天井は開けており、
血に染まった赤い空に、月は浮かんでいない。
正面には巨大な両開きの扉があり、固く閉ざされている。

4か所に悪魔の手を模した空の台座があり、
その中央に悪魔が口を広げている台と、黒い短剣がある。
ななみ(市閑):「うわ」と空を幻視します
GM:空は真っ赤だね、今にも滴り落ちてきそうな、血の赤だ。
ななみ(市閑):扉に幻視を
GM:扉は空まで届くほど高く、手で押すだけでは開きそうにない、重い扉だね。
ななみ(市閑):台座にそれぞれ幻視を
GM:手はそれぞれ形が違い、文字が刻まれているよ。

「抗いの手」 "我が欲すのは抗い得ぬ憎しみの魂"
「慈悲の手」 "我が欲すのは慈悲なる憐みの魂"
「掻き抱く手」"我が欲すのは掻き抱く苦しみの魂"
「嘆きの手」 "我が欲すのは嘆く悲しみの魂"
ななみ(市閑):「あーなるほど」
ななみ(市閑):「抗いの手」に赤、「慈悲の手」に紫、「掻き抱く手」に緑、「嘆きの手」に青。
それぞれ宝玉を飾ります。
GM:了解です。では、それぞれ宝玉が手に収まりますね。
GM:変化はとくに起こりません。
ななみ(市閑):終わったら口を広げている台に幻視しよう
GM:"秩序を望むもの、混沌を望むもの、我に平等に血を捧げよ"
と文字が刻まれているのがわかるよ。
ななみ(市閑):黒い短剣は取れるのかな、とそれにも幻視を
GM:短剣は手に取れるね。鞘に収まっておらず、むき出しのままそこに置かれている。
ななみ(市閑):では、
ななみ(市閑):短剣を手に取る。
空いている手を台の上へと伸ばし、躊躇うことなくその手を傷つけた。
GM:1d3
DiceBot : (1D3) → 1
GM:では、市閑くんは1のダメージを受けます。
その腕からは、つ、と赤い新鮮な血が滴り落ち、悪魔の口はそれをぐびぐびと飲み込みます。
GM:・・・すると、重い音をたてて、正面の大きな扉が開くね。
GM:先へ進むことができそうだ。
ななみ(市閑):無意味な怪我をするのもあれだと思ったのだろう。
傷つけた所を口に含み、舌を転がしつつ、開いた扉の向こうへと進む。
GM:では、その先へ。
GM:【浄化される世界】
GM:黒い壁には無数の生贄の腕や足が生え、
遥か高い天井にはおびただしい数の蜘蛛が這っている。
正面には巨大なクモの巣が張られ、その前に背の高い椅子があり、
灰色の肌に銀色の髪、背に蜘蛛の足を生やした女がうたた寝をしている。
GM:探索者が訪れると、女は目を覚ます。
蜘蛛の女王:「なんだ、貴様。何しに来た?私はこの悪魔の巣の女王だ。
 全く、私は昼寝中だといったろうに。門番は何をしているのだ」 女王は不機嫌そうに足を組み、そうこぼします。
蜘蛛の女王:「まあ、良いだろう。血を捧げた訪問者よ、貴様の望みはなんだ?」
ななみ(市閑):「望み?……」暇つぶししてただけだしなーと思いつつ。
「じゃあ此処から出してほしい」
蜘蛛の女王:「出してほしい?・・・此処から?」 女王はくつくつと笑いだす。
「・・・アッハッハッハ!笑わせるんじゃない、
 せっかく迷い込んできた餌をみすみす帰すものか。 さて──宴も久しいじゃないか、なあ皆の者」
蜘蛛の女王:女王は高笑いしながら、大仰なしぐさで腕を振りまわす。
すると、闇の中からいくつもの赤い目が浮かび上がり、
狂気に溢れた目を細め、こちらを見てきます。
ななみ(市閑):「わー」
蜘蛛の女王:「──贄だ。食せ」
蜘蛛の女王:その声とともに、蜘蛛の足を生やした無数の悪魔たちが襲いかかってくる。
ななみ(市閑):あ、今度こそ死ぬかな、と思いながらも武器を構えようとする。
食われて喜ぶようなマゾではない。
蜘蛛の女王:では、市閑くんが身構えたとき。
その周囲に赤い炎が燃え上がり、襲いかかろうとした悪魔数匹が悲鳴を上げる。

女王は不機嫌そうに眉をひそめ、口を開く。
蜘蛛の女王:「何用だ。"蠍火"」
赤髪の魔術師:「宴は『裁判』まで待つと約束したろう」
ななみ(市閑):「あ」
蜘蛛の女王:「貴様にはこの飢えがわからんのか?仕様がない、半魔の貴様には到底理解──」
赤髪の魔術師:「契約だ、女王」
蜘蛛の女王:「…………」

女王は舌打ちをすると、部下の悪魔たちを下げる。
赤髪の魔術師:「・・・代わりの贄は用意するさ。そう機嫌を悪くするな」
蜘蛛の女王:「フン、好きにしろ。私は昼寝の途中なのだ、早く出て行け」

女王は拗ねたように頬杖をつき、またうたたねを始める。
GM:"蠍火"と呼ばれた赤髪の魔術師は、扉の外へ探索者たちを促すよ。
赤髪の魔術師:「悪かったね。少し話がある」
ななみ(市閑):「ん」と大人しく外へ向かう
GM:では、魔術師とともに扉の外へ。
GM:【悪魔の巣】
GM:「女王は少しピリピリしているようだね。無礼をオレから詫びよう。
 さて・・・そうだな、何から話そうか。
 単刀直入にいえば、君に”頼み”があるんだ。
 これから行われる『裁判』についてね。
 ・・・まあ、聞く気がなければ帰ってくれて構わない。
 息子の書いた魔方陣はもう完成しているはずだ、そこから帰れるだろう」
ななみ(市閑):「裁判?」
赤髪の魔術師:「ああ。近々、この巣で行われるものだ。混沌派と秩序派・・・二つの勢力の決着の場、だね」
ななみ(市閑):「へえ、面白そうじゃん。聞く気あるよ」
レサト:「おや、本当に?じゃあ、詳しい話をしようか」
ななみ(市閑):「どーぞ」
レサト:「この悪魔の巣は、女王の支配と階級が存在する"秩序期"
 階級が一度なくなり、力のみが全てを支配する"混沌期"
 ・・・という異なる期間を繰り返していてね。
 
 混沌期にはいれば、女王は深い眠りにつく。
 そして秩序期の始まりに目を覚まし、その力で支配を行う」
レサト:「魔界のあるべき姿を保つためには必要な周期なんだ。
 そして、長い長い秩序期を経て、
 今がまさに混沌期の始まりだ、と声が上がっていてね。
 
 秩序派と混沌派の悪魔たちの協議の結果、
 この裁判をもって、
 秩序派と混沌派の決着をつけようということになった」
レサト:「今回、裁判にかけられるのは、
 オレの育ての親でもあり、友人でもある、ファウストという悪魔だ。
 女王への反逆罪によって今回罪に問われている。
 それに加担した魔女も、オレの母親に当たる人でね。
 ようは家族の問題が、
 えらく大きな事件に結びついてしまった・・・といったところでね。
 そしてどうやら、オレの妻と息子の命もかかっている。
 まだ、それを妻と息子はしらない。 

 すべてオレの手にかかっている──
 負けられない戦い、といったところさ」 
レサト:「そういうわけで、
 どうにか、無罪を勝ち取るために協力してほしくてね・・・
 君たちには、陪審員席に立ってもらいたい。 
 ・・・といっても、公正な裁判だ、
 最終的な判断は君たちが自分の意志で決めていい」
レサト:「ただ、オレの話した事情を、
 すこしでも気にとめてくれたらうれしいと思うよ。

 しかし、それをさておいても、悪魔の裁判なんて貴重だろう?
 好奇心のままに楽しむのも、悪くはないはずさ。
 というわけだ、どうだろう?君たちの返事を聞きたい」 
ななみ(市閑):「ふうん、いいよ。好奇心は旺盛だよ」
レサト:「ふふ。そりゃあよかった」
レサト:「裁判中、わからないことがあれば息子のレオンハルドに聞いてくれ。彼から説明をしてくれるからね」
GM:さて、とくにしたいことがなければこのまま裁判パートへ移行します。
ななみ(市閑):大丈夫です!
GM:了解です!では、裁判パートへ。
GM:【Jadgement】
GM:
軽いルール説明です。
*基本的には見てるだけで大丈夫です
*レオンに聞ける情報ワードは『』で囲んであります
*そのほかにきになった情報があれば聞いても大丈夫です
*裁判中気になる描写や、
 レオンに質問をしたいタイミングで、
 「待った!」(NOT PC発言)と発言してください。

*探索者が発言できるタイミングもあります
*裁判の終わりで、探索者は
 有罪か無罪かどちらに票をいれるか決めてください(破棄することも可能)
GM:準備ができたら開廷します!
ななみ(市閑):了解です
ななみ(市閑):準備完了!
GM:市閑くんが座るのは陪審員席。隣にはレオンハルドが座っています。
では、開始します!
裁判官:「被告人、証言台に立て」
被告人・ファウスト:後ろ手に手首を枷にはめられた黒髪の悪魔が証言台に立つ。
悪魔は爛々と光る赤い目を細め、真っすぐに女王を見つめた。
裁判官:「被告人は、魔界歴5600年、3回目の秩序期、悔恨の月に女王に対し反逆を行った」
被告人・ファウスト:「あァ。間違いネェよ。
 ・・・たっく、なんなンだ?『その用で呼び出されるのは2度目』ダぜ。
 その時は『追放』だナンだと騒いで、
 ほとぼりが冷めたと思ったらまたお呼出しタぁ、テメェらも暇だナ」
裁判官:「口を慎め。下がってよろしい」
ななみ(市閑):待った!
GM:はい、どうぞ!
ななみ(市閑):レオンに『追放』の時のことを尋ねたいです
GM:了解です。では、レオンから返答しますね。
レオンハルド:「追放、についてだね。
 ファウストは、以前行われた裁判で、同じ罪で”追放”の刑を受けているんだ。 
 刑の内容は、文字通り、この悪魔の巣への出入りを禁ずることと・・・
 人間界での力の行使に、いくつか制限が加わるんだ。
 通常、悪魔はこの世界の魂の循環に干渉し、
 それを操ることができるんだけど、
 ファウストはその力については奪われているね。
 そういう、悪魔の能力のひとつである
 "循環干渉"の権限を奪うことも、追放には含まれているね。
 悪魔としての役割を奪うってことになるかな、そんなところだ」
レオンハルド:「この刑は、今回彼が有罪の場合受ける”滅刑”・・・いわゆる死刑だね、それよりは軽いものとされているよ」
ななみ(市閑):「何で今回の方が重いんだ?」
レオンハルド:「おっと、追放の「時」の説明を忘れていたね。
 ファウストが反逆を行ったのは1度だけなんだけど。
 その時、怒った上官たちによって裁判が行われたんだ。
 このあと説明が入ると思うけど、その時はオヤジのオヤジに当たる人、
 星宵の魔術師、って人が弁護に入ったんだね。
 結局、その裁判では、女王がファウストを赦したことによって、
 ファウストには無罪判決が下ったんだ。
 でも、上官たちは納得していなくて、今また「2度目」の裁判が行われたってわけ」
レオンハルド:「つまり、その時は「無罪」の判決がくだったから、追放という刑ですんだんだけど、」
レオンハルド:「今回はそうはいかせない、という上官たちの意見によって行われる裁判だから、重い刑が用意されているんだね」
ななみ(市閑):「あーなるほどね」
ななみ(市閑):聞き手に戻ります。
GM:では裁判を続けるね。
GM:-----
GM:被告と呼ばれた悪魔は退屈そうなしぐさを見せると、言われたとおり席へ戻った。
裁判官である上官の悪魔が口を開く。
裁判官:「・・・被告人は、魔界歴5600年、
 3回目の秩序期、悔恨の月に女王に対し反逆を行った。
 被告人は牢獄にとらわれていたが、
 『魔女──"夜闇の魔女"が牢獄に侵入』し、被告人を解放した。
 『牢獄から解放された被告人は、上界へと上がり女王の首に手をかけた』]
裁判官:[女王は結界で被告人を弾き事なきを得たが、
 重大な反逆行為として上官たちは裁判を行った。
 
 その時弁護に現れたのは魔術師──
 "星宵の魔術師"、夜闇の契約上の夫だった。
 被告人は『裁判に勝利』し、滅刑を免れ、
 『星宵と夜闇に保護』された。
 
 時は少しばかりと経ち、魔界歴5625年。再びこの罪について、
 今一度裁きが必要であると唱える者がいる。
 
 ──よってこの裁判はひらかれた。
 『秩序を守らぬ者への戒め』として、
 『混沌を望む者への切符』として、この儀式は行われる」
GM:傍聴席から、悪魔たちの歓声と野次が飛ぶ。
それは狂乱に満ちた、まがまがしい叫び声に聞こえる。
ななみ(市閑):待った!
GM:はい、どうぞ!
ななみ(市閑):『星宵と夜闇に保護』の意味を訊ねたいです
GM:では、レオンから解説します。
レオンハルド:「ファウストは、追放を受けたあと、魔術師と魔女に保護されることになった。
 追放を受けたわけだけど、魔術師は弁護した以上責任を取る必要があると言ってね、
 ファウストを自分のところに連れ帰ったんだ。
 彼の行動を監視する、という名目で女王や上官を説得してね。
 それで、ファウストは魔女と魔術師の住む家で一緒に暮らすことになったんだね」
ななみ(市閑):「なるほどね」納得いきました
GM:裁判に戻るかな?
ななみ(市閑):はい!
GM:了解です!では、続けます。
GM:-----
裁判官:「では、被告側の弁護人。証言を」
GM:被告人の悪魔の横に腰かけていたレサトが、
こつ、と靴底を鳴らして立ち上がり、証言をはじめる。
レサト:「さて、今一度言うがね。彼に罪はないよ。
 『"穢れ"』として理不尽な仕打ちを受け、牢獄に幽閉されていたのだよ。
 
 それに、なぜ彼が"穢れ"と呼ばれる身分で上界の──
 それも、女王の首までたどり着けたのか?
 
 それは、彼に力があったからだ。
 おおよそ、"穢れ"と呼ばれるものが持ちえるものではない。
 彼が、その能力にふさわしくない、
 理不尽な仕打ちを受けていたことは明らかだろう」
レサト:「それにね、元をただすようなことをいうなら──
 なぜ魔女の侵入を許した?
 『女王の力が弱っていた』ことを証明してるじゃあないか?
 罪があるとするならば、
 女王の力が弱まってもなお、
 秩序期を続けようとする上官たちの横暴さと、
 "穢れ"という言葉を生んだこの体制だよ。

 混沌の時は今ここに迫っている──そうは思わないかい?」
ななみ(市閑):待った!w
GM:はいはいどうぞ!w
ななみ(市閑):『"穢れ"』が何かレオンに問います
GM:では、レオンから解説します。
レオンハルド:「"穢れ"というのは、下位の悪魔たちへの蔑称。
 血が穢れている、という意味でつかわれるけれど、
 実際のところは──血統とは厳密には関係がないんだ。
 あとでオヤジとファウストが説明すると思うけれど、
 偏見や差別意識で生まれた意識でね、
 "穢れ"を"血の穢れ"とした場合の反対語として、
 "正当な血"なんて言葉もつかわれるよ」
ななみ(市閑):「……ふうん」少し腹が立つような。
裁判に戻りましょう。
GM:了解しました。では、続けます。
GM:-----
GM:「混沌派」の席から歓声が上がる。それを聞きながら、レサトは薄く笑む。
GM:『力の無き支配など無意味!』
『この腐った体制を取りはらえ!』
裁判官:裁判官が髑髏を鳴らす。
「静粛に、静粛に」
裁判官:「では、被告人。証言を」
GM:被告人と呼ばれた悪魔が枷につけられた鎖を鳴らし、立ちあがる。
被告人・ファウスト:「レサト、『名を呼べ』」
レサト:「ああ。
 我の声を聞きて、絶望と後悔の底から目覚めよ。
 ──"ファウスト"」
GM:レサトがそう口にすると、被告人──ファウストの髪が銀色に染まり、
結界で封じられているはずの枷が外れ、弾けて落ちる。
GM:傍聴席から悲鳴と歓声が上がる。
『馬鹿な!『正当な血にしか許されぬその白銀』!』
『見たか!これこそ、我らが"奪われた者"である証拠!』
『あり得ない、ふざけるな!"穢れ"どもめ、これは侮辱だ!』
『血は穢れたのではない!奪われたのだ!』
裁判官:裁判官はどん、どんと髑髏を鳴らす。
「静粛に!静粛に!」
「・・・被告人、証言を続けなさい」
被告人・ファウスト:その様子を目を細めて楽しげに一瞥した後、ファウストは口を開く。
「あァ。俺達は"穢れ"てなんざいない、先の『戦乱』で力を"奪われた"者だ。
 結局その戦乱じゃ、混沌期の訪れを口にしていたヤツらも、
 女王に戦果を媚びるばかりで
 混沌期への革命にはナりえなかった。

 ロクに意味もねえゴマすりで、力を奪わレた
 俺達の身にもなれってんだ、糞上官ども。

 ・・・もっとも、それが狙いだったやつもいるだろうナ。
 ますます胸糞悪ィぜ、お綺麗に澄まし顔してよ、本当に腐ってヤがる。

 なァ、そう思うだろ、『テメェら』」
GM:混沌派から歓声とともに拳がいくつもふり上がる。
ファウストはそれを見て楽しげに眼を細め、にやりと笑った。
裁判官:「静粛に、静粛に。被告人、傍聴席を煽らないように」
被告人・ファウスト:「・・・ヒヒ。ハイよ、裁判官さん」
裁判官:裁判官は咳ばらいをすると、次にこう口にする。
「・・・では、女王側から・・・弁護人、証言を」
女王側の弁護人:女王の隣に腰かける上官であろう背の低い悪魔が、
うやうやしく礼をして立ち上がる。
女王側の弁護人:「われわれが問うているのは。
 今ここで裁かれんとしているものは、確固たる罪だ。
 女王への反逆という、赦されざる罪。
 "混沌期の訪れ"だ、などとのたまう愚かな者たちよ。
 女王への忠誠を忘れたか。 この巣の掟を忘れたか。
 絶対的権力による、絶対的支配。
 その頂点に立つ女王の権力が揺らぐようなことがあってはならない。
 我々がこの過ちを、今一度正そうとするのは、あるべき秩序をここに取り戻すためだ。
 女王の栄光とともに。
 たとえ女王が罪を赦そうと、我々は赦さぬ。
 それは忠誠のため。
 女王の絶対的な力、それを揺るがぬものとするため。
 今一度罰が必要だ。
 例外として赦されたとしても、それは、あってはならぬ例外だったのだから」
GM:『反逆者よ、己を恥じろ!血が穢れていないというのなら、その行いこそが穢れだ!』
GM:秩序派のあげた叫び声に、混沌派がわっと群がり、殴り合いが始まる。
裁判官:「静粛に、静粛に。・・・暴力行為を働いたものは退場とする」
GM:いくらかの悪魔が退場する。
再び裁判官は咳ばらいをひとつして、口を開く。
ななみ(市閑):楽しそうだなあいつら、と思いながら見ていた。
裁判官:「さて、女王からなにかお言葉が?」
蜘蛛の女王:女王はその騒ぎにも、混沌派と秩序派の争いにも、さして興味がなさそうにつぶやく。
視線の先にあるのは──・・・。
蜘蛛の女王:「特にない。続けろ」
GM:裁判官はひとつ礼をすると、髑髏を鳴らす。
裁判官:「では、続ける。──これより女王側から」
女王側の弁護人:「被告人には確固たる反逆の証拠があり、
 それを多くの従者たちが目撃していた。
 一度は無罪となりその身を放たれていようと、
 この罪は重いものである。
 再度それをこの魔界に知らしめるべきとし、
 また、おのれら自身への戒めとし、
 被告人を『有罪』として、力を封じた上で、幽閉期間を設けず『滅刑』とすべし」
裁判官:「では、これに対し被告側から」
レサト:「知らしめる必要はない、君たちの無能さが露呈するだけだろう。
 穢れと忌み嫌い、
 排してきた下等種族に危機一髪の反逆を受ける、なんてね。
 それに魔女の干渉を受けたことも、
 君たちとしては黙っておきたいことじゃあないのかい?

 この事件は起きるべくして起きた、君たちが招いた事態だよ。
 それをこぞって彼に押し付けているだけにすぎない。
 よって彼は『無罪』、責任を取るべきは君たちさ、
 その権力にふさわしい行動をとるならね」
女王側の弁護人:「異議あり。魔女の進入は不可避の事態である。
 そもそも、かの魔女はおのれらの身内のもの、
 あまつさえ『おまえの母親』ではないか。
 それを含めて策略でないとだれが言い切れる。
 魔術師や魔女、力をもったものが
 派閥を組んで企んだ巧妙な反逆だ。
 有罪の判決が決まった暁には、
 貴様の身内家族ともども、牢獄に放り込んでやる」
レサト:「何百年と幽閉されていた彼に共謀が可能だとでも?」
女王側の弁護人:「外のものが謀ることはいくらでもできただろう」
レサト:「だとしたら彼は利用されただけにすぎない。彼の罪を問うならば『無罪』だ」
女王側の弁護人:「罪を犯した時点で同罪。被告人は重大な罪を犯した反逆者なり、『有罪』だ」
裁判官:「──陪審員席、何か証言のあるものは立ちなさい」
裁判官:どよどよと騒がしくなり、いくらかの陪審員が立ちあがる。
「被告人の犯した罪は重大な反逆行為。これを罪となさず何を罪とするのか」
「そもそもこれは過去の事だろう。なぜいまさら問う必要があるのか」
「今こそ女王がその座を引く時だ。この反乱こそが、その証明だ」
・・・さまざまな証言が飛び交います。
GM:※探索者も発言をすることができます。なにか行動があれば、ロールをどうぞ。
ななみ(市閑):なら、
ななみ(市閑):女王の真意を探ろうとするかな。
「女王がどうこう言うにしても、勝手な行動してるようにしか思えないよね。
ね、女王、お前何になら興味ある?」
蜘蛛の女王:女王はあくびをひとつしたあと、ふむ、と少し考えるそぶりをするね。
蜘蛛の女王:「興味・・・そうだな」 くつくつ、と笑いだす。
「私が気になるのは、そこの魔術師──それと横にいる被告人の”真意”さ、ちっぽけな力でこの巣のなにを覆そうというのか、
 多勢の力ある者たちに逆らってまで、貴様らは何を起こそうとここまで来たのか?その意思には、少し興味があるよ」
ななみ(市閑):それを聞いて、レサトとファウストに問う。
「……だってさ。俺もちょっと気になる、罪以外に、何から解放したいの?」
レサト:レサトは少しほほ笑むと、ゆっくりとした口調で答えるね。
レサト:「支配からの脱却、腐敗した体制の撤廃、……いろいろと大義名分はあるが、そうだな……」

 レサトは、市閑くんにだけわかるように、口元でささやくね。

──この巣を手に入れたい。彼とオレの可能性にかけて、この巣を支配したいのさ──

 
「・・・この巣に蠢き、渦を巻く負の感情は、もう誰にも抑えられないものだ。
 それから解放して、あるべき姿に浄化したい・・・そんなところかな」
被告人・ファウスト:ファウストも、少しうなずくと、口を開く。
被告人・ファウスト:「これは俺の願いダよ。
 地の底でふつふつと沸いては消えていった、あの憎悪と怨念を、
 違うカタチで解放させてやりタかった、俺の生まれた意味がもし、
 こんな感情を味わうだけのためなら、そんなものはゴメンだッた。
 だからもし、俺の存在が、何か"変化"をもたらし得る、ナら。
 俺の、俺自身の、破壊の感情からの、解放の願いサ」
ななみ(市閑):「……」
ななみ(市閑):「俺が訊きたいのはそれだけだよ」
レサト:レサトたちは頷き、礼を一つ返すね。
GM:こそこそとなにか相談をする悪魔たちも見られるね。混沌派、秩序派の優勢劣勢は、五分五分といったところ。
裁判官:「静粛に、静粛に。では、これより判決を行う」
裁判官:「陪審員は皿に血を捧げよ。
 無罪と言うものは被告人の皿に、有罪というものは女王の皿に」

探索者はどちらに血を捧げるか、あるいはどちらにも捧げないか、自由にしていい。
ななみ(市閑):最期に見た夢を取り出します。
GM:おっ
ななみ(市閑):「世の中って、腹立つから壊したくなるよね。……」
指を切り、被告人の皿に血を捧げる。選ぶは『無罪』だ。
GM:無罪の皿は、ぐびぐびと市閑くんの血をのみこんでいく。
GM:そして、判決の時。
GM:【STOP】
GM:魔の天秤が、血を吸った二つの魂──女王と被告人の魂を比べる。
GM:傾いたのは。
GM:被告人の、皿だ。
裁判官:「判決──『無罪』」
GM:女王は笑い声をあげる。
GM:【浄化される世界】
GM:「さて、やっとのことで、・・・眠りにつく時がきたようだな。
 面白い。いつだか"半魔"と罵ったお前が、こんなところまで上り詰めてくるとはね」 
蜘蛛の女王:女王はレサトを見つめると、口元で笑います。
「・・・私はゆっくりと眠り、
 来るべき新しい時代を迎える準備をするよ。
 さあ、レサト。名を呼べ。忘れかけた名を。我が名は──」
レサト:「"ルシファー"。 ・・・お前は、よくやったよ」
GM:真の名を与えられた女王は、ふっと意識を失くし、瞳を閉じて横たわります。
傍聴席の悪魔たちがわっと乗り出し、狂乱の叫びとともに、混沌が渦巻く。
GM:『女王が眠りについた!』
『来るべき混沌を前に宴を!』
『支配するのは、力のみ! ──貪り食え、食いつくせ!』
GM:蜘蛛たちは互いに互いを食い荒らしてゆく。
力あるものだけが生き残る。女王が眠った今、秩序を口にする者はどこにもいない。
今を持ってして、始まるのだ。──混沌の時代が。
ななみ(市閑):「……さて、俺がここにいちゃやばそうだな」
レオンハルド:「──みんな、こっち!」 
レオンハルド:探索者の隣にいたレオンが急いで探索者をひっぱると、
そのままレサトのマントに隠れ、
探索者たちは炎に包まれながら、その場を後にする。
GM:・・・・
GM:──たどり着いたのは、たんぽぽの綿毛が咲く野原。
むき出しの大きな石に、レオンが魔法陣をかいている。
レサト:「オレがやるよ、といったんだけどね。聞かないんだ」 
レオンハルド:「・・・できた!」
レオンがそう言って立ち上がると、
・・・どうやら魔法陣が完成したようだ。
ななみ(市閑):「将来有望の息子じゃん」たんぽぽの綿毛を一つ摘む。
レオンハルド:「えっへん」 いばっている
レサト:「さて、厄介事に巻き込んでしまったが・・・これで君も元の世界へ帰れるだろう。
 やれやれ、無事に済んでよかったよ。これからまた忙しくなるが・・・まあ、君には感謝しないとね」
牢獄入りかと思ってひやひやしたさ、と冗談のように語るね
レサト:「その魔方陣にお乗り、オレが呪文を唱えるからね」
ななみ(市閑):乗る前に。
「……支配してみなよ、腐ってた世界を」
レサとくんにしっかりと言っておく。
レサト:「・・・ああ」 レサトは目を細めて、静かにうなずくね。
GM:レサトが呪文を唱え始めると、体がすっと透けていくのがわかる。
消えていく瞬間、黒髪の女性に向かって走っていくレオンと、
隣で浮いているファウスト、その後を追い、女性を抱きしめるレサトが見える。
GM:──ただいま。

探索者は、胸に「家族」あるいは「希望」──その記憶を残して。

おめでとうございます。シナリオクリアです!!!!
ななみ(市閑):ありがとうございます!!!!!!!!!!!!
GM:ありがとうございました!!!!そしたら報酬は
GM:ステータス成長3pt、スキルポイント50pt と、裁判に参加したため、アイテムがあります。
ななみ(市閑):お
GM:★アイテム【混沌の血】 
混沌の力が封じられた悪魔の血。
任意の形のアクセサリーとして装備できる。

セッション中、すべてのステータスを半分にする代わりに、以下の効果を得る。

・戦闘中、1ターンに2回の行動が可能。他スキルとの併用可能
・1d3回の数、判定を自動成功にできる。甘言、説得、信用には適応されない。
・1d3回の数、回数制限のあるスキルの使用回数を各1回づつ増やすことができる。
・混乱、睡眠に陥りやすくなる(判定値などはGM裁量)
GM:こちらをお持ち帰りください!
ななみ(市閑):おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
GM:あとは「家族」か「希望」の記憶ですね!!!
ななみ(市閑):持って帰ります
GM:はーい!!!
ななみ(市閑):いえーーーーーーーい
GM:いえーーーい!!一日で終わってよかったね
GM:よーやくんかわいかった・・・・かわいかった・・・・
GM:自由解散だよ!!
ななみ(市閑):おつかれさまでしたーーー楽しかった
GM:よかった!!
ななみ(市閑):ありがと!
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