Garden


秘密の箱


参加者


GM.雨蛙
PL.成樹笹/マイリール・シャルパンティエ
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GM:それではこれより秘密の箱始めたいと思います!よろしくお願いします!
マイリール:よろしくおねがいします!
GM:日が沈みかけたいつも通りのある日のこと、マイリールさんはお部屋のお掃除をしています。
マイリール:高いところは踏み台を使って精一杯背伸びをしてます。
マイリール:「こういうことも、誰もしてくれないなんて。でもマイリールは汚いお部屋は嫌だわ。誰か手伝ってくれないかしら」よいしょよいしょ
GM:小さい子には不親切な設定の塔。
GM:そんな時、引き出しの中からでしょうか、見慣れない鍵を発見します。
マイリール:「あら、なにかしら」鍵を手にとって幻視
GM:見たこともない覚えもない金属の鍵。はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところにしまったのか。マイリールさんは不思議に思いますね。
マイリール:「……前お部屋にいた人かしら。でもマイリールもこのひきだしをあけたきがするわ。確か何もなかったはずよね?」きょろりきょろりと誰もいない周囲を見渡して、ふふっと微笑みます。
マイリール:「きっと誰かのわすれものならとりにくるはずだわ。忘れちゃったのなら、マイリールが大切にするわ。今は、マイリールのものよ」なんていいながら、また鍵を誰にも見られてないように引き出しに戻します。ちょっと悪いことしてる気分
GM:そんなことがありつつもようやく掃除を終わらせて眠りについたその日の夜、
マイリール:スヤァ
GM:マイリールさんは夢を見ます。
GM:夢の中でマイリールさんは鍵のかかった扉の前に立っています。自身の手の中には引き出しで見つけた例の鍵。
マイリール:「うん……?ここはどこかしら」きょときょとと大きな瞳を丸くして周囲を幻視
マイリール:あと聞き耳もします
GM:周囲は見渡す限り白。音もなくただひたすら白い空間が広がっています。
マイリール:「真っ白ね……扉に、鍵……あけろということかしら」鍵穴に鍵を通します
GM:鍵を通して回せば、扉はゆっくりと開いていく。その先に広がるのは今立っている場所とは正反対の黒が広がっています。
GM:マイリールさんは引き込まれるようにその黒へ落ちていく。
マイリール:ふわっと落ちますね
GM:マイリールさんがが目を覚ますと、薄暗い場所でふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。
GM:【らいおん】
マイリール:「あら……」周囲を見回した後、ポップコーンに視線を落とします。
マイリール:「何かしらこれ」※ポップコーン知らない
GM:周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、 目の前には大きな映画のスクリーンがあります。・・・どうやらここは、映画館のようですね。
GM:ポップコーンからは甘いキャラメルの匂いが漂ってくる。
マイリール:「舞台?とはまた違うのかしら。大きな壁しかないわ」※スクリーンがわからない
マイリール:甘い香りに誘われて、一粒口に入れてみます。ふわっとした甘みに、思わず笑顔になってしまう。
GM:かわいい(かわいい)
GM:おっといけない心の声が。マイリールちゃんがポップコーンを楽しんでいるとスクリーンの幕が上がり、映像が映し出されます。
マイリール:一粒、また一粒。甘い食べたことの無いお菓子に夢中です。
マイリール:「?」
GM:映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。ライオンは人気者でした。 観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM:しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、お腹がすいて、ひどく気が立っていました。その日のショーで、ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM:檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。
GM:ライオンは夢を見ます。 草原を自由に駆けている自分の夢です。
GM:スクリーンに映し出される草原を駆けまわるライオン。
GM:さて、
GM:マイリールさんはこのライオンを見て、どんな感情を抱くのでしょうか
マイリール:マイリールはぴょんと飛び降りて、スクリーンまでよいしょと上ります。
マイリール:「凄いわ、どんな仕組みだったのかしら」ぺたぺたとスクリーンを触ります
GM:>>そこ<<
マイリール:「人はおろかね、猛獣にエサを与えず、何が起こるかわかってなかったのかしら」
マイリール:「ライオンもおろかね。そこで人に噛み付いてどうなるかわからなかったのかしら」
マイリール:「そして、あれは当然の結末ね。でもライオン、あなたは幸せものよ。幸せな夢を見れたのだもの」
マイリール:「人の手で飼われてたのに、野生に帰ろうだなんて、きっと死ぬだけなのに……でもそれが貴方の思い描いた理想だったのね」
マイリール:ふふ、おろかだわ、といいながらその顔は愛しさで満ちていた。
GM:マイリールさんが触れるスクリーンに映ったライオンは徐々にその姿を変える。
GM:その姿は、見慣れたマイリールさん自身の姿。
GM:画面は暗くなり、周囲もまた、黒に包まれる。
GM:気づくとマイリールさんは、四角い白い部屋に取り残されていました。
マイリール:「あら、また真っ白」周囲をきょろきょろと見回します。
GM:目の前には、ライオンのぬいぐるみが4つあります。
マイリール:「あら、かわいい」ちょっと嬉しそうに声があがります
GM:それぞれぬいぐるみには、「よろこび」「いかり」 「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
マイリール:ぬいぐるみを一度いっぺんに抱えてもふもふします、もふもふ
マイリール:「ふふ、ふふふ」
GM:マイリールさんがもふもふしていると、部屋に声が響く。
GM:「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。  君が思うまま、君の気持ちにだけ正直に答えてね。
GM: ・・・そして、きみがどうしても 自分の手に残したい気持ちだけ、持っておいで」
GM:「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM:それだけ言うと声は途切れてしまいますが、 目の前に、サーカスの舞台、鉄の檻、青い草原のセットがあらわれます。
マイリール:「あら、もっていけるのはどれか一つなの?」ライオンの顔を名残惜しそうに全部じーっとみます。
マイリール:「全部もって帰りたかったわ」
マイリール:「今のマイリールのお部屋にはぬいぐるみがないのよ。とてもとても寂しいわ」
マイリール:「あの上に置けばいいのかしら」ぬいぐるみたちを撫でながら、少し考えます。
マイリール:そしてまず、サーカスの舞台に怒りを起きました
GM:ぬいぐるみがサーカスの舞台へ降り立つと、また声がする。
GM:「君はその子が、舞台に立つことを望む?  大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい?」
マイリール:「怒ってるのなら、楽しい所へおいてあげたいわ。きっと怒りなんて忘れるはずよ」
マイリール:ててっと次のぬいぐるみをとりにいきます。
マイリール:そして、たのしみを檻に入れました。
GM:ぬいぐるみが檻の中で鎮座すると、また声が聞こえる。
GM:「君はその子が、檻に入ることを望む?  そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい?」
マイリール:「たのしいこなら、きっと一人でも大丈夫。ひとりっきりでもずっとずっと、たのしくいきていけるわ。それがどんなところでも」
マイリール:とててとまたぬいぐるみをとりにいく。
マイリール:かなしみのぬいぐるみを草原に置きました。
GM:草原にぽつりと、ぬいぐるみが置かれる。するとやはり、声が聞こえる。
GM:「君はその子が、自由になるのを望む?  君の手を離れていってしまっても、いい?」
マイリール:「さっきの、あの楽しそうに事由に駆け回っていた姿。きっとあのあと、悲しい気持ちになると思ったの。だって、今までずっと一緒だった人たちとわかれるのだもの。だからこのこは、ここね」
マイリール:そしてぬいぐるみにかけよって、よろこびのぬいぐるみを抱きしめる。
マイリール:「さあ、道はできるかしら」
GM:全ての人形を置き終わると、扉があらわれます。
GM:「君はサーカスの舞台に「いかり」を、  鉄の檻に「たのしみ」を、青い草原に「かなしみ」を置いたね。    ・・・この答えに迷いはないかい?  あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。  準備ができたら、そこをくぐっておいで」
マイリール:ぬいぐるみたちを一度振り返り、微笑みます
マイリール:「皆、マイリールとこれなくて残念だわ」
マイリール:そして扉をくぐって進みます。
GM:扉をくぐると、暗闇が続いています。
GM:一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、 道の先を案内するように飛んで行きます。
マイリール:「ふふ、あかるかったり、くらかったり、またあかるくなったとおもったら、また暗闇なのね。いそがしいわ」
マイリール:いいながらコウモリについていきます
GM:コウモリを追いかけていくと、 暗闇の中にぼんやりと、サーカスの舞台に立つマイリールさん、あなたが見えてきます。
マイリール:「あら、マイリール?」
GM:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと "見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。  君は「いかり」をそこに置いたね」
GM:「舞台に立っている君は、  <いかり>をあらわにして、観客を睨みつけているね。  はらだたしい、にくましい、おさえきれない怒りの気持ち。  君はどうしてもこの気持ちを、見ている人に知ってほしいみたいだ。  観客の人たちは、君のその姿を見て、  君の怒りを知り、君を恐れた人もいただろうね」
マイリール:きょとんとした顔をして「マイリールは怒ったことなんてないわ」と見ています。
GM: 「・・・じゃあ教えてほしいな、 君はどんな時に<いかり>を感じるかな?」
マイリール:「そうね……感じた覚えは無いわ。けど、きっとマイリールはおこってしまうと、誰かにぶつけてしまうのでしょうね。きっとそれはやさしいものじゃない、人をとてもとてもきずつけること」
マイリール:「いかりを感じたマイリールは、きっと見て欲しがりなのね」ふふっと笑います
GM:「……そう。君はそんな自分じゃどうしようもないいかりを誰かに見てもらって止めてほしい。寂しがりやな子みたいだ。 僕も、君のことを知って、君の<いかり>を感じてみたい」   
GM:そしてまた場面は変わる
GM:続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、  "隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。  君は<たのしみ>をそこに置いたね」
GM:「檻に入れられた君は<たのしみ>に満ちている。  君にとってここは<たのしみ>の場所。  たとえ孤独でも、自由がなくても、  ここは君だけの遊び場なんだ。  この楽しみは、誰にも分かち合えるものではない。  周りの人は君を哀れに思っているが、  かける言葉が見つからないのだろう、みな近寄ろうとしなかった。  君の<たのしみ>はそうやって隠されているみたいだね」
マイリール:「ふふ、楽しみを隠すのは頷けるわ。マイリールだけのお楽しみ、他の人に見せず、大事に大事にしていたいもの」
GM: 「そんないじらしい君から・・・聞いてみたいな、       君はどんな時に<たのしみ>を感じるかな?」
マイリール:「宝物を見つけた時かしら。誰にも渡したくない、マイリールだけの宝物。そっと宝箱にしまって、大事に大事にするの。誰にも触らせないし、傷つけさせない、マイリールだけの宝物」
GM:「誰にも渡さない、自分だけのもの、その無邪気で純粋な独占欲がきみの<たのしみ>なんだろうね」
GM:そしてまた周囲は黒に染まり、見えてくるのは青い草原を駆けるあなたの姿。
GM:「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願い"だ。  君は<かなしみ>をそこに置いたね」
GM:「青い草原の君は、  よろめき、うなだれて、<かなしみ>を体いっぱいに表している。  君は、そんな自分の姿に、  あこがれ、胸を焦がしているんだ。  同時に、この気持ちを、  心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。  このかなしみを、感じることができたら。  涙の意味を知ることができたら。    君はその<かなしみ>を、  いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
マイリール:「かなしみね……それはきっと、マイリールは感じてはいけない感情なの。なぜかは、わからないし、おぼえてないけれど。マイリールは幸せでいなくちゃいけない、そう思うの」
GM:「じゃあ・・・教えてほしいな。きみがもしその感じちゃいけない<かなしみ>を感じる時が来るとしたら、それはどんなときだい?」
マイリール:「ふふ、かなしみね……わからないの。どんなことがかなしいか、マイリールにもわからないのよ。だって、今世界は楽しいことであふれてるもの。でもそうね、もし感じることがあれば、それはとてもとても大切な感情……マイリールは受け止めるわ」
GM: 「……そう。それは君にとって  手に届かないものかもしれないけれど、   いつか出会ってしまっても、きみがそれと向き合えることをを祈っているよ」
GM:「さあ、最後だよ」
GM:「君が最後に手にした、  その<よろこび>は、君の"取り戻したいもの"だ」
GM:「……おれは、心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。  教えてくれてありがとう。  ……お礼に、おれから手渡すものがある」
GM:「その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、  その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
マイリール:「あら、なにかしら」
GM: あなたの目の前には小さな箱があらわれます。  鍵をかける穴がついていますね。  あなたの手には、  ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
GM:「それは、"秘密の箱"。  どうして君が<よろこび>をのこしたかは、答えなくていい。     ──君にだけ、その秘密は明け渡される」
マイリール:「ここに、この子をいれるのね」
マイリール:そっとライオンのぬいぐるみを箱にいれ、「おやすみなさい」とぬいぐるみの額にキスをひとつおとす。
マイリール:そうしてゆっくり箱をしめて、鍵をかけました。
GM:箱に鍵をかけると、カチャリ、という音とともに、 空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。
GM:再び、黒へ 落ちていく
マイリール:闇に身をゆだねて、マイリールはそっと目を閉じました。
GM:気が付くと、朝の光が窓から差し込んでいく。
GM:そこはいつもの、拠点のベットの上。 不思議な夢を見た気がする。
GM:……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。 代わりに、<よろこび>の記憶だけ、あなたの頭には残っていた……
GM:おつかれさまです!シナリオクリアです!!
マイリール:ありがとうございますうううううううううう!!!!!!!
GM:クリア報酬はスキルポイント50ptと
GM:「喜び」の記憶の欠片となります!
GM:急なセッションに付き合っていただいてありがとうございましたあああ!!
マイリール:ありがとうございます!!
マイリール:こちらこそ楽しかったです!!
GM:後ほどBBSたてます!自由解散です!
マイリール:初めてとは思えないスムーズな進行ありがとうございました!
GM:お疲れ様でした!
GM:いえいえ!!
マイリール:それでは失礼します!!BBS楽しみにしてます!!
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