Garden


向日葵をまだ憶えている


参加者


GM.こしゃち/カルシエイ・ファオル
PL.水島新/香野咲良
PL.篠崎/ディディ
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GM:お待たせいたしました。セッション「向日葵をまだ憶えている」はじめさせていただきたいと思います!
GM:よろしくおねがいいたします
香野咲良:よろしくお願いします!
ディディ:よろしくお願いします!
GM:【夏空】
GM:とある日の夜。お二人はそれぞれの拠点で、いつものように眠ろうとします。
GM:寝る前に、少し不思議に思う。
GM:今日は特別、何かをしたわけでもないのに。布団に入るとうとうと、うとうと
GM:なんだか今日はいい夢見れそう…
GM:さわさわと、なにかがこする音が聞こえてくる
GM:それは風の音、そして、なんだかまぶしいと感じる
GM:おかしい。夢なのに、こんなにはっきりしていていいのだろうか。
GM:あまりのまぶしさに皆さんが目を覚ませば…
GM:いつのまにか、向日葵畑の真ん中に立っていました
ディディ:「!」目を開ければ太陽のように咲く向日葵畑、その花を見たくて一輪に歩いて近づいてみるけれど背が高くて届きやしない。
ディディ:下の方から向日葵をさわさわと撫でて遊んでます。
香野咲良:「……あれえ?…………お花?」目をくしくし擦ってから向日葵を見て瞠目し、立ち上がって花に触れてみます
カルシエイ:ふあとひとつ、あくびをしてなんだか心地いいななんて思っているよ
GM:向日葵は自分の背丈よりもよっぽど大きい
ディディ:「私、知ってるわ、これは夏と言うのよ」目をキラキラと輝かせてますね!
ディディ:近くに居そうな香野ちゃんに挨拶でもしておこうかな
ディディ:「こんにちわ」
香野咲良:「あれっ、カルシエイ?」カルシエイさんに気付いて首を傾けたあとにディディさんを見つけます。「女の子もいるー?」更に首の角度が傾きました
カルシエイ:「おはよさくら。…おはよう?まあいいや。…女の子、さくらの知り合いかな?」
香野咲良:「おはよー。ううん、咲良この子と面識はないよ」ディディさんに向かってふるふる首を振り、それからディディさんに笑いかけます。「初めましてだね、咲良は香野咲良だよ。君の名前を伺っても宜しいかい?」
香野咲良:ディディさんじゃない!カルシエイさんに向かって、です!
GM:よくある、よくあるのです
ディディ:「私はディディというの」
ディディ:「さくら…貴方も花なの?」ぱぁっと明るくなります
香野咲良:「そうだよ、咲良もお花なの。名前の漢字は異なるけどね」にこにこーっと頷きます。
カルシエイ:「そうなんだ、」とさくらちゃんに返して(夢の中の妖精さん…かな)カルシエイはそのへんでくるくるしてます
ディディ:おはな♪おはな♪と鼻歌を歌ってるかもしれないです、夏にちょっとご機嫌。
香野咲良:「カルシエイくるくるー?」真似をしてくるくるっとその場で回りつつ、ディディちゃんの鼻歌と一緒に歌っちゃいましょう
ディディ:香野ちゃんの真似をしてくるくるっと、足元はまだおぼつかないので転びかけながら!
GM:咲良さんがくるくるっとまわるとですね、
GM:向日葵畑の中に、人が踏み固めたような道、そして
香野咲良:「あー、ディディ危ないよお、すっころんだら怪我するよお」言いつつくるくる。
GM:ここが空洞のような場所であること、また視界にちらちらと岩がひとつ入ることが
GM:わかります。
カルシエイ:くるくる時々あははなんて言ってるかも知れない。
ディディ:「だいじょうぶ、だいじょうぶ」おっとっと
香野咲良:「おっ?」くるくるするのをやめてふらりとよろけてからじいっと道を見つめます。
ディディ:真似して見つめます。まだ頭はちょっとゆらゆら。
GM:道は向日葵に囲まれているが、どうやら先まで続いているようです
香野咲良:「道があるね。ここからどこかへ行けるらしい」
ディディ:「この畑を見渡せる場所があったなら、もっと素敵」
香野咲良:「嗚呼、上から向日葵畑が見られたらとっても素敵だね!きっと一面黄色い絨毯みたいに見えるだろう」うんうんと頷きます。
GM:足元は草なので暖かい、柔らかいのすばらしい空間です。おまけにいい天気だ
香野咲良:目元に手を翳しながら空を仰ぎ見ます。「……いい天気だね。絶好の散歩日和と言ったところかな」
ディディ:「本当に、この空が雨を知らないって言っても信じてしまうわ」
カルシエイ:「…すごい青空。」岩に座って空を見てます。
香野咲良:「咲良ねえ、だからお散歩行きたいの。この道、」すっと人差し指で道を指します。「辿っていったら、どこへ行けるかとても気になるんだ」
ディディ:「私もついて行きたいわ、一緒に歩いてもいい?」
カルシエイ:「どこか行くの?ついて行こうかな?」くすくすと笑ってます
香野咲良:「勿論さ、ディディ。どうぞ君のお好きなように」「カルシエイもおいで、一緒にみんなでお散歩しよう」
カルシエイ:「お散歩行こう?今日はいい天気。いいことありそうだね?」二人の周りをスキップしている。
ディディ:「ありがとう」
GM:道に進みますか
香野咲良:進みます!
GM:了解です。
GM:一行は向日葵の中の道をずんずん進んでいきます
GM:やがて、少し開けたところに出ます。
GM:丁度道を背に真っ直ぐ前を見れば、幅10mほどの川が流れているのが分かります。
GM:川の向こう岸にも、向日葵畑が広がっている
ディディ:「向こうにもあるのね」その川に近づいて指先を濡らしてみたり
香野咲良:「向日葵が途切れないねえ。……お水、冷たい?」ディディちゃんの隣にしゃがんで川をじいっと。
GM:ディディさんが川に近づくと、川はとても澄んでいて冷たく感じる。長く触っていると体の心から冷え切ってしまいそうなほど冷たいと感じます
GM:咲良さんも川がとても澄んでいることが分かりますね。
GM:そして、生き物が全くいないことにも気づきます。
ディディ:「ええ、冷たすぎて怖くなるくらい」
香野咲良:「……わっ、ほんとだっ」指をちょっと浸してからびっくりして手を引っ込め、ちょんちょんと水面を突きます。「綺麗だけど、魚が一匹も見当たらないね」
ディディ:「本当だ、何も泳いではいないのね」
カルシエイ:「へ、不思議な川。何もいないなんてね。なんでだろう?…つめった!!!!」川を触ってびっくりしてるよ
香野咲良:「ふふっ、カルシエイ声がおっきいよ」「何でいないんだろうねえ、毒とかないよねえ?」
GM:水面をつつけばつつくほどなんだかこの川は恐ろしく冷たいと感じますよ
カルシエイ:「ごめんごめん」へらっと笑ってます。「こんなに夏なのに、こんなに冷たいものなのかな?」
香野咲良:「……そういえばそうだね。変なの」首を捻りつつ軽く浸した指をカルシエイさんとディディさんに向かって軽く振り、えいっと水滴を飛ばします
ディディ:「きゃっ、」 「つめたい、でも、日差しには丁度いいかもしれないわ」と前髪を滴る水を指先で受け止めてます ぽたぽた
カルシエイ:「わっ!!冷たいって!」
香野咲良:「くふふ、二人ともいい反応っ」
GM:咲良さんは、ぼんやりとですが、おみずを触れば触るほど体の底から冷えていくような感覚がしてきます
GM:この水に触り続けるのは危ないと感じるかも知れないです
香野咲良:「……このまま川に浸っていたら、体温を全て吸い取られそうだね。それも素敵だけど」呟いてから川の周囲に目を凝らします
GM:では川の向こう側から。
GM:周囲を見渡すと、川の向こう側に一箇所、不規則な光を放っているところを発見しますよ
香野咲良:不規則な光の出所というか、それは判りますか?
GM:川の向こう側、向日葵畑の手前の、地面からほわほわと発光してますね。不規則なリズムです
ディディ:「冷たくなったら動かなくなってしまう、それは嫌ね」 「歩いていたいもの」香野ちゃんの視線を追って、一緒に光を見ようと思います
ディディ:「…あれは何かしら?」
香野咲良:「何だろう……柔らかな光だねえ」
GM:つーつ、つ、つー…といったリズムで発光してますね。
ディディ:「あっちにも誰かが居るのかもしれないわ」
香野咲良:「あちらに行けたらいいんだけど。橋とかないのかな?」川上や川下に視線を移します
カルシエイ:「おや…あれはなんだろう…?」光を見てぼやいてますね
ディディ:一緒にきょろきょろ
GM:咲良さんが川上に目を向ければ、大きな入道雲が見えます。青い空とのコントラストが見事で、まるで絵画の一枚を切りとったみたい
GM:川下に目を向ければ、遠くに人影が見えます
GM:その人影は、何かに座っているようにも見えますね
香野咲良:「……おっ?ねえねえ、あっちに誰かいるよお」ディディちゃんとカルシエイさんの服の裾を引っ張ってそちらを指します
カルシエイ:「おや、なんだい…?ほんとだ、人がいるね。さくら、知ってる?」
香野咲良:「んー……知らないなあ…………」
ディディ:「声をかけてみましょう?」 「きっと良い人よ」人影に気づいたら臆さずに話をしに一歩、また一歩と進んでいきます
香野咲良:「いい人かどうかは判んないよお、わるぅい人だって世の中にはいるもんね」でも反対はせずにディディちゃんのあとについていきます。
ディディ:ディディにとっては傍にいる二人もいい人にしか見えないと思います(ドドン
カルシエイ:「待ってよ、ねえ…ディディだっけ?まあいいや…妖精さん」警戒心の無い素直な人だなと思ってます。
香野咲良:ディディちゃん可愛いかよ(ゲンドウ)
カルシエイ:なんだって、かわいい
GM:では一行が人影のほうに近づきました。
GM:その人物はどうやら、本を読んでいるようです。
ディディ:「妖精じゃないわ、ディディよ」振り返ってカルシエイさんに笑いかけますね
GM:ベンチに座っています。
カルシエイ:「ディディ…うん、ディディは妖精みたいだから勝手に妖精と呼んでるだけだよ、ぼくはカルシエイかな?」同じく笑いかけます
ディディ:「カルシエイというの、なんだか神話みたいな名前」
香野咲良:お話している二人のことを追い越して、とことこ人影に駆け寄っていきます。
GM:その人物は少年だということが分かりますが、本を読んでいてこちらに気づいていないようです
香野咲良:「おーい、読書をしているそこの君、ねえ、こーんにっちはっ!」意識を自分に向けさせようと少し大きめの声量で声を掛けます
カルシエイ:「神話、ねぇ…どうして?」目を細めて質問しますが、「あっ…さくら待って…」
ディディ:「……あっ、いつの間に、足が速いのね」
少年:「…ん、ああ、ごめんね。本を読んでいて気づかなかった。こんにちは…」
ディディ:「本?」
ディディ:香野ちゃんの後ろからぴょこっと現れました
香野咲良:「うん、そうみたいだね。ここで本を読んでいたら暑くないかい?」「あっ、ディディ」
少年:「そう…本を読んでいたんだ……」「暑いかな…?」
香野咲良:「だってお日様かんかん照りだよ、日焼け止め塗っても日焼けしちゃうよ?真っ黒けになっちゃう」
ディディ:「いつもここで本を読んでいるの?」 「いいえ。夏はあまり覚えが無いけれど、向日葵は好きと思ったわ」
少年:「よく考えたこと無いかな…本を読むのに夢中で…」
香野咲良:「そっか。まあ確かに男の子はあまりお肌に頓着しないもんね。……何の本を読んでいるんだい?」
少年:「えっと、ここで本を読んで、時々、むこうの向日葵を見るんだ…ここからが、とても綺麗に見えるんだ」
少年:「この本?『向日葵をまだ憶えている』という本だよ」
香野咲良:「へえ、向日葵を眺めながら『向日葵をまだ憶えている』という本を読むとは、中々に洒落ているね!」ほう、と感嘆します
ディディ:「どういうお話なの?」
少年:「そ、そうかな…でも、ここから見る向こう側の向日葵は、格別綺麗に見えるよ…」
少年:「内容はええと…他愛もない二人の話。ただ、この夏を終わらせたくなかった。だったかな…」
少年:「最後はええと、どうなってしまうんだっけ…」
少年:「どうも、一度にたくさんのことは憶えられなくて…」
香野咲良:「ふうん、憶えていられないのか
ディディ:「多くを憶えられないの、なんだか今の私とそっくり」
ディディ:「でも嘆かないで、失ったものは拾えばいいだけの事よ」
少年:「何でだろう、何度も読んでいるのに…憶えていられないんだ、」「ところで君たちは、迷子かな…?」
香野咲良:「迷子…………。……咲良たち迷子なの?」ディディちゃんとカルシエイさんに訊きますね
少年:「ええと、そうだね…拾えればいいかな……」>ディディさん
ディディ:「迷子なのかしら?でも確かに、ここが何処だかわからないわ!」
カルシエイ:「迷子なの?ここ夢じゃなかったっけ…」うーん
香野咲良:「えっ、夢なの?」カルシエイさんのほっぺたをぺたぺた触ってから、「でも感触あるよ?」
カルシエイ:「だって、寝たはず…??そういえば感触あるね?」
カルシエイ:自分の頬を引っ張ってます
ディディ:二人を見て自分のほっぺをむにむに
ディディ:「本当だわ」
少年:「そういえば、僕はいつからここにいるんだっけ…思い出せないな」
香野咲良:自分の腕をぎゅうっと抓ってから涙目になります。「つ、痛覚も正常に働いてるよお……」
カルシエイ:「皆でむにむにして、おっかしいね…!」けらけらけら
香野咲良:「ふむ。まあ夢か現かは置いといて、ここがどこか判らないのは確かだね。……咲良たち迷子だよ!」少年に宣言します
少年:「ああ、やっぱり…ここは時々人が迷い込むんだ…」
香野咲良:「ふうん。そんで、迷い込んだ人たちはどうすればいいんだい?」
ディディ:「私たちだけじゃないのね、その人たちはどうなったのか気になるわ」
少年:「それは僕もわからないや…僕も気づいたらここに居たから」>咲良さん
少年:「迷い込んだ人はええっと…どうなったんだろう、思い出せないな…」>ディディさん
少年:「…本も読み終わっちゃったな」
香野咲良:「……うーん。そういえば君の名前は何だっけ?咲良は香野咲良というんだけど」
少年:少年はむくりと立ち上がります。「僕は小林弥一だよ」
香野咲良:「弥一ね、覚えたよ。ねえ弥一、君はここから動かないの?」
ディディ:「私はディディよ、思い出したら、沢山のお話を聞かせてね」
小林弥一:「立ち話も難だし…。そろそろ戻ろうかなって、思ってたんだ。一緒に来るかい?」
香野咲良:「行くっ!」片手をぴんっと上げてぴょこぴょこ跳ねますね。
小林弥一:「うん…思い出したいな。たしか人を待っていたような…ううん…」少年は川下のほうへ歩き出します。
ディディ:「連れて行ってくれるの?」少年について行きます。
香野咲良:「カルシエイも行こ!」カルシエイさんの手をくいくい引っ張ります
小林弥一:「何も無いけど、よければどうぞ…」
カルシエイ:「あーわわわごめんぼーっとしてた!行こう行こう」
GM:と、ぼんやり進んでいくと、やがて小さな小屋が見えてきます
GM:少年こと弥一は「ここだよ」と戸をあけます
GM:随分古い小さな一戸建て。歩くたびに床の軋む音がするでしょう。中には机、本棚、棚ぐらいしかなく、ずいぶん殺風景です。
香野咲良:「おお……。弥一は本が好きなの?」本棚に寄って行って背表紙を眺めます
GM:紐で閉じられたような、随分と古い本が並んでいますが…本棚はすかすかで、本は5冊ほどしかありません
GM:そのなかにひとつ、アルバムがあります
ディディ:アルバムはあまり見たことが無さそうです、興味しんしんかも。
カルシエイ:「おじゃまします」軋む音はなぜかならないかもしれない
GM:とても古いアルバムです
ディディ:では開いてみますね
GM:アルバムをパラパラとひらけば、色あせていることが分かります。
GM:「校庭で二人、向日葵を育てている写真」、「海に足をつけて彼女が笑っている写真」、「木陰のバス停で傘をさしている写真」、「雨の日に家で本を読んでいる写真」...誰が撮ったのだろう、と思うくらい綺麗な写真です
ディディ:「…この写真、凄く綺麗ね」海の写真を指さして言います
GM:1ページに1枚ずつ、大事そうに貼ってありますが、二人で写っているのは最初の四枚ほどでした。
カルシエイ:「おや、本当だ…とても綺麗だ」写真を覗きこんでます
ディディ:「……続きは?」弥一の方を向いて声をかけてみようか
小林弥一:「ああ、そうだ彼女を待っていたんだっけ…」
小林弥一:「続き…えっと…最初の4枚以外は、よく覚えていないんだ…」
ディディ:「……そう、そうなの、この子を待っているのね」 「随分と長く」
GM:アルバムのページをめってもめくっても、写っているのは少年だけで、まるで笑いあってるような構図の写真も、そこには誰かが居たのであろう空間がぽっかりとあいているだけですね
小林弥一:「そう、…鈴原公子って、言うんだ」「どのくらいかも、分からないけど…」
ディディ:「……、抜け落ちているみたい…」
ディディ:「鈴原公子、というのね」名前を何度か繰り返して、憶えた。
小林弥一:「抜け落ちている…。確かに、僕もそう、思うよ」「なぜか彼女のことだけは思い出せるから…とても大切な人だったんだと思う」
ディディ:「なら、貴方が覚えていること、私に話してくれないかしら…何でもいいわ」
ディディ:「貴方が忘れても、私が語れるよう」
小林弥一:「そうだな…ええと、顔はぼんやりとしか思い出せないのだけど…
小林弥一:「向日葵を一緒に育てたり…
小林弥一:「彼女といたら、時間がとても惜しくなる、いくらあっても足りない、そんな気がしたんだ…。」
ディディ:「向日葵、ここに来てから何度も聞いた言葉ね…」 「よっぽど、二人の間で大事な花なのでしょう」
ディディ:目を閉じて、向日葵を思い浮かべてます
小林弥一:「そうなのかも、知れないな…」ぼんやりと答えますね
カルシエイ:カルシエイはきょろきょろしてます
香野咲良:「大切な人がいることはいいことだよ。羨ましいね」
小林弥一:「羨ましいか…うん、ありがとう。早く彼女に会いたいな…」
香野咲良:「会えるといいね」と微笑みます。それから机に向かいますね。
GM:机には、鉛筆と便箋が乗っかってます。何か書いていたのでしょうか…?
ディディ:「きっと会えるわ、悲しい顔をしないで」何てやすい言葉で救える気はしないけれど。
香野咲良:「……あれ、お手紙でも書いていたのかい?もしかして、その大切な人に宛てて?」便箋を見て訊ねます
小林弥一:「悲しい顔してたかな…でも、嬉しいな、ありがとう…。」
小林弥一:「あ、そうだ…彼女に手紙を書いていたんだっけ…」
小林弥一:そういうとさらさらと続きを書き始めます。
小林弥一:書きおわり、手紙を丁寧に封筒に入れると、「…もし、会えたら渡してもらえないかな…?」と咲良さんに封筒を渡します。
香野咲良:「……?自分では、渡せないの?」受け取りつつも不思議そうです
小林弥一:「僕はここから出られないんだ…なぜかわからないけど…。」
香野咲良:「あらら、それは大変だね、気が滅入る」しょんぼりと眉を下げ、大きく頷きます。「そういう事情なら引き受けよう」
小林弥一:「ありがとう、よろしく…えっと…咲良」
香野咲良:名前を呼ばれてぱあっと明るく笑いますね。嬉しい。
GM:そう弥一と話をしていると…
GM:だんだんと急な眠気に襲われてきます。
GM:目も開けていられない、とても眠い…
GM:やがて意識がふわっと飛んでいきます。
GM:……
GM:では1回目はキリがいいのでここで終了しますね。
ディディ:お疲れさまでしたー!
香野咲良:お疲れ様でした!
GM:お疲れ様でした!!!
GM:【停止】

・・・

GM:お待たせしました!では「向日葵をまだ憶えている」第二回目はじめたいと思います
GM:よろしくおねがいします!
ディディ:よろしくお願いします
香野咲良:よろしくお願いします!
GM:前回のあらすじをざっくり説明すると向日葵畑に立っていて、弥一という少年に会って手紙を託され、意識が遠のいたところでしたね
ディディ:( ?ω? )
GM:スヤァ…
GM:ということでその続きからですね!
GM:【太陽を持った日】
GM:探索者が目を覚ませば、そこにあるのは見たこともない天井。体を起こせば、傍に居た子供が声をかけてきました。
少年:「うおおお起きた!やっと起きた!!!おねーちゃんたち丸二日も寝てたんだぜ!」
GM:写真を見た探索者は、『雨の日に家で本を読んでいる写真』の風景とこの家の雰囲気が似ていることに気づくでしょう
ディディ:「!」頭上からの声に驚いて目を覚まします。冷たいシーツが気持ちいいので脚をぱたぱた。
ディディ:「おはよう」子供には笑いかけておきます
カルシエイ:「ふわ…」目をごしごしとこすって「あれ、おはよう妖精さん」のび
少年:「おう!ふわふわのおねーちゃんおはよう!」
少年:「びっくりしたよなーなんせ地面で寝てるんだもん!」
GM:少年は、「ちょっと母さん呼んでくる!!!!」とどたどたと走っていきました
GM:暫くすると母親らしき人がやってきます
ディディ:布団の上でちょこんと座っています。ちょこん。
GM:「ああ…良かった。お体は平気ですか?」
カルシエイ:頭をぽりぽりかいてます。きょとん。
香野咲良:「んんん……」眠そうに唸って頭がかっくんかっくんしてます。おねむ。
カルシエイ:「さくら、朝だよ」耳元でささやこう。とんとん
GM:お母さんはその様子を見てあらまあと言ってますね
香野咲良:「んー……カルシエイー…………」カルシエイさんの首にぎゅーってしちゃいます。眠い。
ディディ:手を開いて閉じて、ぐっぱー「…ええ、体は大丈夫そう」微笑みながら答えますね
カルシエイ:「ぼくも大丈夫だよ」咲良ちゃんをぽんぽんしてます
香野咲良:「…………咲良も、げんきー」手を挙げてからカルシエイさんから離れて、今度はディディちゃんにぎゅーっと
GM:「皆さんお友達ですか?」「ともかく、最近は暑いですからね…」
ディディ:「あら、」香野ちゃんの髪の毛を指に絡めて楽しそうにわらってます
ディディ:「お友達ね」
香野咲良:「お友達だよお」髪を触られるのが気持ちよくてディディちゃんにすりすり
GM:「何も無いところですが、体調が良くなるまでゆっくり休んでくださいね」
GM:「まあ、お友達でしたか」うふふと笑ってます。「ここがどこだかわかりますか?」
香野咲良:「判んない、ここはどこなんだい?」
ディディ:「ありがとう、とっても優しいのね」 「でも、何もないなんて嘘よ。きっとどこかいいところがあるはずだわ」窓からの景色を見てみるけど、首を振るかな「わからないの」
GM:「あら…大丈夫ですか?ここは日下(ひけ)町という、田舎ですね」
香野咲良:「っていうか、咲良たち何で寝て
香野咲良:たのかな」
ディディ:「夏に、弥一と話していただけなのに不思議よね」
GM:「皆さんは道で倒れていたのですが…不思議ですね」
香野咲良:「日下町…………」ようやくディディちゃんから離れて首を傾げ、「ううん、判んない」
カルシエイ:「日下町…ぼくも分からない」ぼけーっ
ディディ:「きっとあの夢と何か関係があるとは思うけれど」
香野咲良:「っていうか、弥一はいないのかい?咲良たちだけ?」
GM:「夢ですか?」弥一さんはいませんね…
香野咲良:「うん、夢……あれは夢だったのかな?」二人の意見を聞こうと二人を見ます
ディディ:「向日葵の夢を見たの、再会の約束をしていたようね」目を閉じて情景を思い出しながら話します
カルシエイ:「うーん…夢で夢をみた夢かな?」自分は何を言っているんだという顔をしてます
香野咲良:「夢で夢を見た夢……や、ややこしいよカルシエイ……」
ディディ:「眠っている間に、現実にない事象の感覚を起こすこと。夢の定義に当てはまるはずだわ」
香野咲良:「ふむ……確かに定義には綺麗に嵌る、か……」むむむ、と考えて唸っています
ディディ:「…彼が誰を待っていたかを、誰か覚えていないかしら?」まだ頭がぽけっとしてるらしいです
GM:「ああ、そうだった。向日葵!おばあちゃん…私の母が、あなたたちを見て懐かしいって言っていたわね」
カルシエイ:「夢で夢で…見るよね?夢。ややこしくてごめんね?えーっと、本を読んで彼が待っていたのは…」うーんうーん
香野咲良:「おばあちゃん?……咲良、御年配の方に知り合いなんていないんだけどな」きょとん。
ディディ:カルシエイくんとうーんうーん
ディディ:「向日葵」その単語に反応して顔をあげますね、その花ははっきりと覚えているからね
香野咲良:「待っていた人…………あ、」ふと手紙を持っていたことを思い出しますね
GM:「昔はこのあたりにも向日葵が咲いていたみたいで、多分そのことだと思いますよ」「夢の中で誰かに…?」くすくす
ディディ:「今は咲いていないのね、そう……」ちょっと悲しげな表情をします
GM:「最近は見ないわね…向日葵がすきなんですか?」
ディディ:「えぇ、好きよ。太陽を見上げるあの大きな輪が好き」
香野咲良:手紙を取り出して、封筒に書いてある宛名を二人に見せますね。「ねえ、弥一が待っていたのって、この人じゃない?鈴原公子、…………さん?」
GM:「鈴原公子…あらまあなんの偶然でしょうか」お母さんが反応しました
GM:「鈴原公子…私の叔母の名前です」
香野咲良:「えっ」お母さんの言葉を聞いてぱちぱちと目を瞬かせます
ディディ:なるほどねと笑います 偶然とは考えてないかな
GM:「ですが…もうずいぶんと前に亡くなって…」不思議そうにしてます
香野咲良:「…………もういないの……?」しゅんと眉を垂らします。「お手紙、預かってるのに……」
GM:「ええ…」「あら…手紙…?それなら、私よりもおばあちゃんの方が公子さんに詳しいですよ」
GM:「よければおばあちゃんにも会って行って下さいな」
香野咲良:「!会う会う!」ぶんぶん首を縦に振ります。
ディディ:「えぇ、挨拶がしたいわ」
カルシエイ:「ぼくもー」のんき
GM:ではみなさん、おばあちゃんのところに行く!でいいですか?ほかにやりのこしたことはないですか!
ディディ:さっき起こしてくれた子供と話したい
GM:よしwwwダダダダダダダンとせわしい足音が聞こえてきました
ディディ:「!」音の方向を向きますね
少年:「おーーーーっ!皆起きてる!!!!」
香野咲良:「うおお……元気な子だね……」
ディディ:「さっきあなたが起こしてくれたじゃない」くすくす
少年:「制服のおねーちゃんおはよう!!!そう!ちゃんと起こした”””!」
ディディ:「偉い子ね、坊や。良かったら名前を聞かせて?」
少年:「俺か!太一だよ!!!よろしくな!!!」ディディちゃんの手を掴んでぶんぶん握手しますね!
香野咲良:「太一は元気な子だねえ…………」おはようを返すタイミングを失ってちょっと困り顔
カルシエイ:「元気だね」ふわあ
ディディ:「太陽、みた、いね」ぶんぶんされてちょっと髪の毛から蝶が出ていきそう
香野咲良:「カルシエイとは真逆のテンションだね」
ディディ:でも手は離さないよ!
太一:「おー!俺は元気が取り得だからな!!!ぴっかぴかの太陽!」
カルシエイ:「褒められてるのかなんなのかわからないな…」くすくすくす
ディディ:「それは素敵なことよ、良かったら後で話をしましょう?この町の事を全然知らないの」
太一:「いいぜー!ふわふわのおねえちゃん!俺にまかせろ!」親指を立ててますね
香野咲良:「あ、そっか」ぽん、と手を叩いて、「知っている人に町案内してもらえるのは心強いね」
GM:お母さんは太一君を見て苦笑いしてます
ディディ:「私の名前はディディ、ありがとうね」太一の頭をなでなでします
太一:「だろ!」えっへん!!
香野咲良:「あ、太一太一、咲良は香野咲良だよお」太一くんに手をひらひら
太一:「ディディか!よろしくねおねえちゃん!」なでられてとてもにこにこしている
太一:「制服のおねえちゃんは咲良って言うのか!花とおんなじだね!よろしくな!!!」
ディディ:本当に可愛い子と思ったのでほっぺをむにむにしておきますむにぃ
太一:むにぃ「あうなにふふんだお
香野咲良:「カルシエイも自己紹介するのー」ってカルシエイさんの腕をぐいぐい引っ張る。
カルシエイ:「ふあ・・・?」寝てた
ディディ:「太一も花は好き?」
カルシエイ:「ぼくはカルシエイだよ…よろしくね太一」
太一:「おう!よろしくな!!」元気「花か?そうだなー!虫が寄ってくるから好きだな!!!虫かっこいいから!」
GM:どうやら虫が好きなようだ
香野咲良:「虫さんが好きなのかー、男の子だね」
ディディ:「…この子たちはどうかしら、」指に一つヘレナモルフォを乗せて見せてみます
GM:おかあさんは、ほのぼのしている!
太一:「おう!俺は男だからな!!虫は怖くないぞ!!」「すっげええええええええええええええええええええ!!!!」
太一:「きらきらのちょうちょだああああああ!!!図鑑のやつ!!!」テンションMAXです
ディディ:くっ
香野咲良:「ほえ、綺麗な蝶々だねえ」
ディディ:褒められてうれしそうです
カルシエイ:「…ヘレナモルフォ?」船をこいでいる
ディディ:「私のお友達よ、ここにはたくさんの虫が居るの?その話も聞かせてほしいわ」
香野咲良:「カルシエイ知ってるの?」起きて起きてーとぺちぺちしつつ
太一:「なんだこれえええ!!!すっげー!おねえちゃん虫と友達なんだ!」すっげーーーー!としか言ってないですね!
太一:「虫か!たくさん居るぞ!そうだなトンボとか、カブトムシとか、クワガタも!夜になったらホタルも見れるな!」
香野咲良:「えっ、蛍!?」
ディディ:「螢、光るあの虫よね……わかったわ、約束。一緒に見に行きましょう」
カルシエイ:「モルフォ属の蝶でねっらいうりんに…」ううん…
太一:「ホタルいるぜー!夜にならないと見れないけどな!一緒に行こうな!!!約束だぞ!!」
香野咲良:「…………カールーシーエーイー」ぺちぺちぺちぺち
太一:「ゆびきりげんまん!」
香野咲良:「でも蛍いるってすごいね?」「咲良の知る限り結構希少な虫のはずなんだけど……水が綺麗なのかな」
ディディ:「こう?」されるがままに指切りします
カルシエイ:「あー…ごめんごめん…いたたたた…」ぼけー
GM:「確かに川は綺麗かも知れないですね」とお母さん
ディディ:太一と約束したくらいで満足ですありがとうございますへっへ
太一:「そう!うっそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!!!!」手をぶんぶんしてます
香野咲良:「へえ……そっか、素敵だね。でも夢の中のあそこも蛍が綺麗だったな」
香野咲良:蛍じゃない川だ
カルシエイ:「夢の中の川は生き物いなかったよ…」むにゃああ
香野咲良:「言い間違ったのー!!川!川だよー!!」
ディディ:「!」ハリセンボン(魚)って食べれたかしらとぱちくり
ディディ:ここいらで進めてもらって大丈夫です!!!ありがとうございますううう
カルシエイ:「川綺麗だったね…」ディディちゃんを見て「針が千本だよ」
GM:楽しめましたか!では何も無ければ!おばあちゃんのお部屋に!
ディディ:はい!!!
GM:行きますが!大丈夫ですか!
香野咲良:大丈夫ですー!
GM:では太一とお母さんが一緒におばあちゃんのところへ案内してくれます…が
GM:おかあさんは途中で「おそうじわすれてた!」と太一君に案内を任せました
太一:「おばあちゃんの部屋、ここだぜ!」
太一:と、とある一室の戸の前に居ます。
香野咲良:「ほう」「……入っていいのかな?」
太一:「おばあちゃん、さっきの人達起きたよ!入ってもいい?」
GM:中から「おやおや、どうぞ」と聞こえますね
ディディ:「太一、ありがとう」戸を開けて中に入ろうとしたけど押しても開かないので入れなかった(襖を知らなそう)
香野咲良:「ディディ、これは引くんだよ」「おじゃましまーす」ふすまをがらり
香野咲良:横に、って入れ忘れた(真顔)
ディディ:「!、そう開けるのね」カタカタと真似っこ
GM:おばあちゃんは皆さんをみて微笑みます。
おばあちゃん:「おやまあ、元気になって何よりだよ。もう大丈夫なのかい?」
香野咲良:「うん、みんな元気だよ!一人おねむだけど!」こくこくっと頷いて、「おばあちゃん、初めましてだね!」とにっこり
おばあちゃん:「襖は初めてかい?そうそう、横に引くんだよ」にこにこ
おばあちゃん:「おやまあ元気なお嬢さんだこと、初めまして……」
おばあちゃん:「ありゃ、公子さんかい?」
ディディ:「えぇ。この扉は初めて見たの、素材は紙なのかしら?」指でつつつーそれから挨拶をするね「随分と優しくしてもらえたみたい、ありがとう………公子?」首をかしげる
香野咲良:「あれ、何でその話を聞きにきたって判るんだい?」ちょこちょこと歩いていっておばあちゃんの前にちょこんと正座します
カルシエイ:「はっ、もう寝てないよ寝てない…ねて…」zzzz
香野咲良:「カルシエイがっつり寝てるよそれ」すかさず突っ込む
おばあちゃん:「なんだかなつかしい香りがしたものだからねえ、向日葵の香りさね…おや、公子さんの話をかい?」
ディディ:ディディは脚を斜めに揃えて座りますね、ちょこん。
おばあちゃん:「公子さんも向日葵が大好きだったんだよ」
香野咲良:「向日葵、か。素敵な花だもんねえ、明るくてきらきらしてて。ビタミンカラーの代名詞って感じ」
カルシエイ:「あっ!!!!すみません…お邪魔してます」ちょこんと座って話を聞いてるよ…寝てない
ディディ:「でも、随分昔に遠くへと行ってしまったと聞いたわ」ちょっと踏み込みにくいところもずいっと行けちゃう子です
おばあちゃん:「そうだねえ、黄色は元気の色だからねえ」>さくらちゃん
おばあちゃん:「公子さんはわたしの姉でね…亡くなったのはもう50年も前のことだからねえ…」
ディディ:「そんなに、遠くの事だったの」
香野咲良:「五十年!」「……咲良たちね、公子さんに宛てた手紙を、人から預かってるんだ。弥一って男の子、知ってる?」
おばあちゃん:「そう、50年も前のことだねぇ…」とおばあちゃんはゆるゆると微笑んでいます
おばあちゃん:「おや、公子さん宛てに手紙かい?弥一……どこかで聞いたことのある名だねえ」
香野咲良:「知ってるの?!」身を乗り出して食いつきます
ディディ:こっそり覗く形で
おばあちゃん:「ねえさんの友達だったかしらね…はて…?ところでお嬢さん、その手紙は本当に公子さん宛てなのかい?」
香野咲良:「うん、たぶん。これなんだけどね」手紙を出して、宛名を見せますね
ディディ:「向日葵、弥一、そして何より、貴方が私達を見て公子さんを思い出したのでしょう?……偶然にしては勿体無いわ、そうは思わないかしら」
おばあちゃん:「本当に姉さん宛だね……。姉さん宛なら、あたしもなんとかしてあげたいねえ…」ちょっと待ってて、とおばあちゃんは腰を上げて押入れがさごそしにいきます。
おばあちゃん:「みつけたみつけた」とひとつの箱を取り出しました。
おばあちゃん:「これはね、姉さんの遺品なんだけどねえ…」中には小さな鍵と、古い本が何冊か入っています。
香野咲良:「何々?それなあに?」興味津々に箱を見ています
ディディ:「鍵だわ」手に取って揺らしてみる
香野咲良:「へえ…………本、見てもいい?」手を触れずにそわそわ
おばあちゃん:「その鍵はなんだろうねえ…」おばあちゃんは鍵のことを知らないようです
おばあちゃん:「どうぞどうぞ」
GM:本、見ますか?
ディディ:見まーす!
香野咲良:見ます!
GM:はーい!
GM:本の中に、一冊だけ日記が混ざっていました。
GM:もうボロボロで字もところどころかすれて読めないところもありますが、中を読めばこんなことが書いてあります。
GM:「私たちは「ひまわり係」だった。ひまわりの花を育てる。ただそれだけの仕事。いつからか、早起きが好きになっていた。そう、弥一さんと話すことが楽しみで。彼が向日葵に微笑んでいる。あの頃、私たち何もなくて、でも全てがあった。私はただこの夏を、終わらせたくなかった。」――――――――――
GM:弥一さんは喘息だった。薬がなくて、せき込む彼の背中を撫でることしかできなかった。辛そうに、でも優しく「ありがとう」と微笑む彼が好きになった。その日に「私、何があっても傍に居るわ」そう約束した。――――――――――
GM:陽が沈む海は、とても綺麗で。二人で見れば、何だって美しく見えた。「星の砂は、見えないものを見せる力があるんだって。」そうして大切なものを三っつめへ埋めた。――――――――――
GM:酷い雨の日、彼は死んだ。夏が来る直前、梅雨の日だった。雨が強くて、お医者さんが来るのが遅れたのだ。私は、その場にいなかった。傍に居ると、約束したのに。ただ全てが終わっていた。――――――――――
GM:ひまわり係は一人になった。「次の夏が来たら、話したいことがあるんだ。」流れる川に裸足をつけて、「冷たいね」と笑う優しい声をまだ覚えている-----
GM:共有メモ作成しますね!
香野咲良:ありがとうございます!
GM:作成しました!
香野咲良:日記を見て暫く目を瞑って、「…………幸せな二人だったんだね」と。
おばあちゃん:「きっとそうだろうねえ…」
GM:そして、本の中にもう一冊目に止まるものがあります。
GM:開けば、綺麗な字で綴られた手書きの本のようです。所々霞んでいて、全然読めません。まるで雨の中で書いたような雫の後もあります。これでは探索者には内容はまるで入ってこないでしょう。
GM:跡…????
GM:最後の一文は、「――キラキラとした黄色の中に見たものは、   。」で終わっています。
GM:タイトルは、「雨音子」という本のようです
GM:これも共有メモ作成しよう
香野咲良:「……これじゃあ読めないねえ…………」壊れ物に触れるようにして表紙を撫でつつ困り顔です
ディディ:「何て切ない話なのかしら」日記を読んで呟きますね
カルシエイ:「二人で居ると幸せだったんだね…」ぼそっ
おばあちゃん:「ところで、手紙はどうするんだい?」
香野咲良:「ん、公子さんは亡くなっているんだよね」「……やっぱりお墓に供えるくらいしか咲良には浮かばないな」
おばあちゃん:「そうかい…すまないけど、あたしからもお願いできるかねえ。その手紙をねえさんに届けてはくれないかねえ」
香野咲良:あ、そうだ、他に本はありませんか?
GM:そうですね…気になる本はここには無いですねえ
香野咲良:「勿論、引き受けたのだから責任持って届けるよ」
香野咲良:了解です!
おばあちゃん:「ありがとうね、お嬢さん。お墓は、坂を下がって二番目の道を進めば、やがて見えてくるからね」咲良ちゃんの頭をぽふぽふ撫でますね
GM:【停止】
GM:本日はここでいったんきります!お疲れ様でした
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