Garden


悪魔の巣


参加者


GM.千穂
PL.クロ秋/ローレンス・イーグルクロー
PL.ひぃらり/東堂 紫音
--------------------

GM:それでは「悪魔の巣」TP第二回目を開始します!よろしくお願いします。
紫音:よろしくお願いいたします!
ローレンス:よろしくお願いします!
GM:【悪魔の巣】
GM:さて、宴から外れた席、銀色の月が浮かぶバルコニーで、レサトは二人に話をします。
レサト:「さて、──君たちをここへ招いたのは、
 他でもない、このオレだ。
 ・・・どうか怒らないでほしい、これには訳がある。まず、オレからその話をしよう」
紫音:貴様かぁああああああ(許す
レサト:「この悪魔の巣は、女王の支配と階級が存在する"秩序期"と
 階級の存在しない、力のみが全てを決める"混沌期"
 という期間を繰り返していてな。
 女王は混沌期の終わりに力をすべて取り戻し、秩序期になれば支配をする。
 そしてまた混沌期にはいれば、女王は深い眠りにつく」
レサト: 「魔界のあるべき姿を保つためには必要な周期なんだ。
 そして、長い長い秩序期を経て、
 今がまさに混沌期の始まりだ、と声が上がっていてね。
 
 ・・・混沌派の悪魔たちは、
 この裁判をその「混沌期の始まり」のきっかけにしようとしているんだ」
レサト:「今回、裁判にかけられるのは、
 オレの育ての親でもあり、友人でもある、ファウストという悪魔だ。
 女王への反逆罪によって今回罪に問われている。
 それに加担した魔女も、オレの母親に当たる人でね。
 ようは家族の問題が、
 えらく大きな事件に結びついてしまった・・・といったところでね。
 そしてどうやらオレの妻と息子の命もかかっている。
 
 ──負けられない戦い、といったところさ」 
レサト:「そういうわけで、今回君たちをここへ喚んだんだ。
  どうにか、協力してほしい。
  ・・・といっても、公正な裁判だ、
  最終的な判断は君たちが自分の意志で決めていい」
レサト: 「・・・ただ、オレの話した事情を、
  すこしでも気にとめてくれたらうれしいと思うよ。

  まあ、それをさておいても、悪魔の裁判なんて貴重だろう?
  好奇心のままに楽しむのも、悪くはないはずさ。
  というわけだ、今回はよろしく頼むよ」 
紫音:「はい、質問」 おててあげるよ
レサト:レサトの話はこれで終わりのようです。紫音さんの質問には「どうぞ」と答えるよ。
ローレンス:「ほあ〜なるほろな!さいばんだな!」 声がでかい
紫音:「レサトはそのファウストさんをどうしたいの?無罪にして助けたいの?」
レサト:「そうだな・・・友人としてのオレで言うなら、彼を助けたい、そう思っているよ。
 はて、魔術師としてのオレなら・・・この悪魔の巣で力を握るために、彼を利用したい、といったところだろう。
 どちらにせよ、ファウストとオレの目的は"無罪"を勝ち取ることで一致しているよ」
ローレンス:「じゃあおれもしつも〜ん!」 元気欲手をあげます
レサト:「どうぞ」 にっこりわらって受け答えします。
ローレンス:「負けたほうはどうなっちまうんだ?」
ローレンス:「命に関わるってことは、殺されちまうのか」
ローレンス:急にシラフ感
レサト:「そうだな・・・その者の置かれている立場によるだろうが・・・。
 たとえばオレたち混沌派が負ければ、家族もろとも反逆罪で牢獄行き、ファウストは滅刑に処せられる。
 そして秩序派・・・女王側が負ければ・・・女王は眠りにつき、
 この巣の秩序や掟はなくなり、力あるものだけが生き残るだろう」
ローレンス:「ふむふむ。。。」 ほんとうにわかってんのかこいつ
「おまえたち家族が牢獄に入らなきゃいけないなんで嫌だな、俺」
紫音:「なるほどね、白黒決めるのは好きだよ」
ふんふん、と頷きながら。
「レサトさんが『無罪』にしたいっていうなら、なるべくそうなるように進めるけどね」
「僕と君は友達じゃないけれど、僕と『レサト』は友達だから」
紫音:狡猾な君が好きだよ、とでも言うようにくすくす笑う。
レサト:「まあ、巻きこみたくはなかったがね。そればかりはオレの落ち度さ」 ローレンスさんに苦笑します。
「・・・」 紫音さんには、少しだけ驚いたような表情をした後、眉を下げて微笑み「ありがとう」 といいましたね。
紫音:かわいいかよ(顔覆い
ローレンス:ウウウウウやさしい
紫音:「で、裁判前に情報集めとかはしなくていいの?」
レサト:「そうだな、それは特にする必要はないよ。必要な情報は、裁判の最中に息子が教えてくれるはずだ」 
オレは弁護に立つからね、彼の世話を頼むよ、とレサトは言います。
紫音:「レオン君すごいね、さすが君の息子だ」
ローレンス:「おっ!レオンだな!そっくりだったな〜」 ほわほわ
レサト:「何でも吸収するんだね、子どもとは言うのは」ふふっといいます。
GM:さて、何もなければこのまま裁判パートへ移ります。
GM:よろしいでしょうか?
紫音:はーい!
ローレンス:はい!
GM:
裁判の軽いルール説明的なもの

*基本的には見てるだけで大丈夫です
*レオンに聞ける情報ワードは『』で囲んであります
*そのほかにきになった情報があれば聞いても大丈夫です
*裁判中気になる描写や、
 レオンに質問をしたいタイミングで、
 「待った!」(NOT PC発言)と発言してください。

*探索者が発言できるタイミングもあります
*裁判の終わりで、探索者は
 有罪か無罪かどちらに票をいれるか決めてください(破棄することも可能)

では、裁判スタートです!
GM:【Jadgement】
GM:「被告人、証言台に立て」
GM:後ろ手に手首を枷にはめられた黒髪の悪魔が証言台に立つ。
悪魔は爛々と光る赤い目を細め、真っすぐに女王を見つめた。
GM:「被告人は、魔界歴5600年、3回目の秩序期、悔恨の月に女王に対し反逆を行った」
被告人ファウスト:「あァ。間違いネェよ。
 ・・・たっく、なんなンだ?『その用で呼び出されるのは2度目』ダぜ。
 その時は『追放』だナンだと騒いで、
 ほとぼりが冷めたと思ったらまたお呼出しタぁ、テメェらも暇だナ」
紫音:「待った!」
レオン君に、ファウストの『反逆の事件』は以前にもあったのか、
その時はどう判決がくだされたのか尋ねよう。
紫音:背中の蜘蛛足って寝るとき邪魔にならないのかなとか合間に考えてる。
レオン:「うん。反逆の事件自体は一回だけどね。
その時は、オヤジの父さんが弁護に回ったんだ。反逆には正当な理由があった、として判決は無罪になった。
その時期は、巣全体が女王に対しての反発も強かったころだから」
GM:「口を慎め。下がってよろしい」
GM:被告と呼ばれた悪魔は退屈そうなしぐさを見せると、言われたとおり席へ戻った。
裁判官である上官の悪魔が口を開く。
ローレンス:ローレンスは緊張してそわそわしている
GM:「・・・被告人は、魔界歴5600年、3回目の秩序期、悔恨の月に女王に対し反逆を行った。
 被告人は牢獄にとらわれていたが、『魔女──"夜闇の魔女"が牢獄に侵入』し、被告人を解放した。
 『牢獄から解放された被告人は、上界へと上がり女王の首に手をかけた』
GM:女王は結界で被告人を弾き事なきを得たが、重大な反逆行為として上官たちは裁判を行った。
 
 その時弁護に現れたのは魔術師──"星宵の魔術師"、夜闇の契約上の夫だった。
 被告人は『裁判に勝利』し、滅刑を免れ、『星宵と夜闇に保護』された。
 
GM:「時は少しばかりと経ち、魔界歴5625年。再びこの罪について、
 今一度裁きが必要であると唱える者がいる」
GM:「──よってこの裁判はひらかれた。
 『秩序を守らぬ者への戒め』として、『混沌を望む者への切符』として、この儀式は行われる」
GM:傍聴席から、悪魔たちの歓声と野次が飛ぶ。
それは狂乱に満ちた、まがまがしい叫び声に聞こえる。
GM:「静粛に、静粛に」

「では、被告側の弁護人。証言を」
レサト:被告人の悪魔の横に腰かけていたレサトが、
こつ、と靴底を鳴らして立ち上がり、証言をはじめる。
レサト:「さて、今一度言うがね。彼に罪はないよ。
 『"穢れ"』として理不尽な仕打ちを受け、
 牢獄に幽閉されていたのだ、鬱憤ぐらい貯まるというもの。
 
 それに、なぜ彼が"穢れ"と呼ばれる身分で上界の──それも、女王の首までたどり着けたのか?」
レサト:「それは、彼に『力』があったからだ。
 おおよそ、"穢れ"と呼ばれるものが持ちえるものではない。
 彼が、その能力にふさわしくない理不尽な仕打ちを受けていたことは明らかだろう。
 
 それにね、元をただすようなことをいうなら──なぜ魔女の侵入を許した?
 『女王の力が弱っていた』ことを証明してるじゃあないか?」
レサト:「罪があるとするならば、
 力が弱まってもまだ女王でありつづけようとするその驕りと、
 "穢れ"という言葉を生んだこの体制だよ。

 混沌の時は今ここに迫っている──そうは思わないかい?」
紫音:「待った!」
『穢れ』の意味と『女王の力が弱っていた』という言葉の意味についてレオンくん教えて。
レサト:「混沌派」の席から歓声が上がる。それを聞きながら、レサトは薄く笑む。
紫音:あと、ファウストさんの『力』について
レオン:「穢れ、っていうのはね、差別用語だよ。上官の悪魔が使う言葉。
 ふつう、蜘蛛の悪魔は銀色の髪をしているのだけどね。穢れ、と呼ばれてしまった彼らにはそれがなくて、
 かつ、力が普通より弱いんだ。それを蔑視して、穢れ、と呼ぶんだよ」
レオン:「女王の力が弱っていたっていうのは・・・最近のウワサだよ。
 今の秩序期は、過去最長の長さなんだ。その長い期間支配を続けるのには、
 女王の魂にも限界があるみたいでさ。
 前の魔女の侵入を許したことが、その証拠だって言う人が多いんだ」
紫音:「魂にも限界があるっていうのは、『悪魔は眠らなければ生き続けられない』ってこと?」
レオン:「ファウストの"力"はね、そうだな、これはあとでオヤジたちが証言すると思うけど・・・
 とにかく、ファウストにはもともと力があった。
 それを何らかの形で失って、また取り戻すことができたんだ、オヤジの力でね。
 その力は穢れと呼ばれるには、あまりにも強い力だったんだ」
レオン:「そうとも言えるね。魂は、平等に限界がある。人も悪魔も、もちろん天族や天獣もね。
 とにかく、女王はほかの悪魔よりはるかに長く生きて、長くその支配を続けなければいけないから、
 普通より魂の消耗が多いのは当然だね、だからたくさん喰らうんだ」
紫音:「…じゃあ、どうして『女王は眠らない』の?
寝てもまた起きるんなら、起き続けているのはデメリットしかないと思うんだけど」
ローレンス:「元々強かったのに髪の色だけで穢れだなんて差別されてたんだな」
レオン:「それはね、上官たちの思惑が関係してる。
 女王が眠ってしまうと、彼らの階級は奪われちまうな。
 その権力を握ったままでいるには、女王に眠られちゃこまるんだ」
ローレンス:「ひどい話だ」
紫音:「なるほど、得になる奴がいるってわけだね。『女王は利用されている』とも言えるのか」
レオン:「そういうことだぜ、上下社会じゃ仕方のないことなのかもしんないけど」
レオン:「そうともいえるね」
紫音:「使われるのが上の仕事だからね」
紫音:「…そういえば、僕達が初めて女王に謁見したとき
『女王はうたた寝をしていた』けれど、悪魔ってそう頻繁に休息を取るものなの?」
レオン:「どう・・・かな。でも、ここにいるみんなはなまけぐせがちょっぴりだけあるかもね。
よくうたたねしたり、仕事をさぼったりしてる姿を見るよ。蜘蛛の悪魔の特徴なのかも」
紫音:「なるほどね」
GM:
『力の無き支配など無意味!』

『この腐った体制を取りはらえ!』
GM:裁判官が髑髏を鳴らす。

「静粛に、静粛に」
GM:「では、被告人。証言を」
被告人と呼ばれた悪魔が枷につけられた鎖を鳴らし、立ちあがる。
被告人ファウスト:「レサト、『名を呼べ』」
レサト:「ああ。
 我の声を聞きて、絶望と後悔の底から目覚めよ。
 ──"ファウスト"」
GM:レサトがそう口にすると、被告人──ファウストの髪が銀色に染まり、
結界で封じられているはずの枷が外れ、弾けて落ちる。
GM:傍聴席から悲鳴と歓声が上がる。
紫音:おお…
GM:『馬鹿な!『正当な血にしか許されぬその白銀』!』

『見たか!これこそ、我らが"奪われた者"である証拠!』

『あり得ない、ふざけるな!"穢れ"どもめ、これは侮辱だ!』

『血は穢れたのではない!奪われたのだ!』
GM:裁判官はどん、どんと髑髏を鳴らす。

「静粛に!静粛に!」

「・・・被告人、証言を続けなさい」
被告人ファウスト:その様子を目を細めて楽しげに一瞥した後、ファウストは口を開く。
被告人ファウスト:「あァ。俺達は"穢れ"てなんざいない、先の『戦乱』で力を"奪われた"者だ。
 結局その戦乱じゃ、女王に戦果を媚びるばかりで
 『混沌期への革命』にはナりえなかった。
 
 いイ加減認めたらどうダ?
 ありゃあ混沌派の連中に媚を売るため演技だっタってよ。

 ロクに意味もねえゴマすりで、力を奪わレた
 俺達の身にもなれってんだ、糞上官ども。

 ・・・もっとも、それが狙いだったやつもいるだろうナ。
 ますます胸糞悪ィぜ、お綺麗に澄まし顔してよ、本当に腐ってヤがる。

 なァ、そう思うだろ、『テメェら』」
GM:混沌派から歓声とともに拳がいくつもふり上がる。
ファウストはそれを見て楽しげに眼を細め、にやりと笑った。
GM:「静粛に、静粛に。被告人、傍聴席を煽らないように」
被告人ファウスト:「・・・ヒヒ。ハイよ、裁判官さん」
GM:裁判官は咳ばらいをすると、次にこう口にする。
GM:「・・・では、女王側から・・・弁護人、証言を」
GM:女王の隣に腰かける上官であろう背の低い悪魔が、
うやうやしく礼をして立ち上がる。
GM:「そもそも」
GM:「我々は"平等"などという言葉を口にした覚えはない。
 『絶対的権力による、絶対的支配』。
 そこで"平等"などというものを求める姿勢こそ」
GM:「滑稽」
GM:秩序派から笑い声が上がり、混沌派から罵声が飛ぶ。
GM:『我々が求めているのは"平等"ではない、あるべき"混沌"だ!』

『我々からすれば同じこと。滑稽なのだ、貴様らは』
GM:・・・秩序派と混沌派とがわっと群がり、殴り合いが始まる。
GM:「静粛に、静粛に。・・・暴力行為を働いたものは退場とする」
GM:いくらかの悪魔が退場する。。
再び裁判官は咳ばらいをひとつして、口を開く。
GM:「さて、女王からなにかお言葉が?」
GM:女王はその騒ぎにも、混沌派と秩序派の争いにも、さして興味がなさそうにつぶやく。
視線の先にあるのは──・・・。
GM:「特にない。続けろ」
GM:裁判官はひとつ礼をすると、髑髏を鳴らす。
GM:「では、続ける。 ──陪審員席、何か証言のあるものは立ちなさい」
GM:どよどよと騒がしくなり、いくらかの陪審員が立ちあがる。
GM:*探索者たちはここで発言することもできます。
GM:「被告人の犯した罪は重大な反逆行為。これを罪となさず何を罪とするのか」

「そもそもこれは過去の事だろう。なぜいまさら問う必要があるのか」

「今こそ女王がその座を引く時だ。この反乱こそが、その証明だ」

・・・さまざまな証言が飛び交います。
ローレンス:「力を奪われた事に意義を申し立てたり反抗することは許されないのに、上の奴らは横暴な態度をとっても許されるのか?
 民の言葉を聞いてやるのが統制ってもんじゃないのか」
被告人ファウスト:「アア、気が遠くなるほどまともな奴がいるゼ。もっと言ってやっテくれよ」
紫音:現在の紫音さんの心中。(※NOT言及
……それは「上の」使い方をこの悪魔達が知らないだけだ。
【いいように「使え」、そして「使われろ」】
それが支配と従属だ。
紫音:では、マントを少し払い、静かに立ち上がります。
その視線の先にあるのは──・・・女王ただ一人。
「……女王、私の言葉を聞いていただけますか」
GM:「絶対的権力、絶対的支配。それが掟であり、この巣の秩序だ」
蜘蛛の女王:「ああ・・・なんだい、紫音。どうした?」 いとしい子を見るような目つきで、女王は答えます。
紫音:「女王、貴女様自身に、『眠らない理由』が御座いますか?
この場にいる全ての思惑など関係なしに。
もし、貴女様の心中のみに
『その理由』が秘められているのであれば、この場で、お聞かせ願いたい」
これは、少しの【期待】である。
蜘蛛の女王:「私はね、一秒でも長く、わが子たちの顔を見ていたいのさ」 
蜘蛛の女王:「それだけだよ」
紫音:「………その行為が、『貴女の身を蝕むとしても』?」
ローレンス:「その子供たちが目の前で争ってても、気にならないのか…?正しい方に導いてやらないのか…いや、正しいことなんてないのか」
蜘蛛の女王:「ああ、そうだとも」
「この感情は止められはしない」
「私は母であるがゆえに女王であり、また女王であるがゆえに母なのだ」
「しかし、この感情は内に秘めて、耐えねばならぬ時も来よう」
「かまわぬよ。私は子がいとしいのだ、それだけだよ」
ローレンス:「幸せな時は、ずっと続いて欲しいって思うもんな」
紫音:ああ、貴女という人は。驚くくらい、…【期待】通りの人だ。
悲しくも、嬉しそう。
「お言葉を感謝いたします、女王よ」
紫音:席に付きます。
「…それが正しいことでも、間違ったことでも、後退ではないのかもしれない」
「導くのは、『女王』がやっていいことでは、ない。これは、子の…」 
小さな声でつぶやこう。
蜘蛛の女王:「そうだな、ローレンス。貴様の言う通りだ。こんな喧嘩はやくやめにしたらいい」 「まあ、冗談だがね。私とて真面目に聞いている」 ローレンスさんには冗談めかします。 
紫音:「……はぁ、どうしよう。あのひと好きだなぁ」 顔覆い
ローレンス:もはやこんな誰かが悲しむ体制なんか捨ててみんな仲良く幸せに暮らそうぜって思っている しかし世の中そんなに甘くない
紫音:どっちに転がっても女王の【敵】にはならないことがわかってちょっとホッとしてる。
心は決まった。
ローレンス:決まったぜ
GM:「では、これより女王側から」
GM:「被告人には確固たる反逆の証拠があり、それを多くの従者たちが目撃していた。
 一度は無罪となりその身を放たれていようと、この罪は重いものである。
 再度それをこの魔界に知らしめるべきとし、
 また、おのれら自身への戒めとし、
 被告人を『有罪』として、力を封じた上で、幽閉期間を設けず『滅刑』とすべし」
GM:「では、これに対し被告側の弁護」
レサト:「知らしめる必要はない、この種族の無能さが露呈するだけだろう。
 穢れと忌み嫌い、排してきた下等種族に危機一髪の反逆を受ける、なんてね。
 それに魔女の干渉を受けたことも、君たちとしては黙っておきたいことじゃあないのかい?

 この事件は起きるべくして起きた、君たちが招いた事態だよ。
 それをこぞって彼に押し付けているだけにすぎない。
 よって彼は『無罪』、責任を取るべきは君たちさ、その権力にふさわしい行動をとるならね」
GM:「異議あり。魔女の進入は不可避の事態である。
 そもそも、かの魔女はおのれらの身内、あまつさえ『おまえの母親』ではないか。
 それを含めて策略でないとだれが言い切れる。
 魔術師や魔女、力をもったものが派閥を組んで企んだ巧妙な反逆だ。
 有罪の判決が決まった暁には、貴様の身内家族ともども、牢獄に放り込んでやる」
レサト:「何百年と幽閉されていた彼に策略が可能だとでも?」
GM:「外のものが謀ることはいくらでもできただろう」
レサト:「だとしたら彼は利用されただけにすぎない。彼の罪を問うならば『無罪』だ」
GM:「罪を犯した時点で同罪。被告人は重大な罪を犯した反逆者なり、『有罪』だ」
GM:「静粛に、静粛に。では、これより判決を行う」
紫音:「待った!」
レオン君にレサトの『母親』について尋ねよう。
レサト:「オヤジの母さん・・・夜闇の魔女のことだ。
 これがなんていうか、ちょっと気が狂っちゃっててな?
 自分の欲望に忠実なのは元からだったみたいなんだけどさ。
 ・・・まあ、それで責任はオヤジがとらないといけない、みたいな感じではあるんだ」
紫音:「ふぅん…」
GM:「陪審員は皿に血を捧げよ。無罪と言うものは被告人の皿に、有罪というものは女王の皿に」
GM:探索者はどちらに血を捧げるか、あるいはどちらにも捧げないか、自由にしていい。
紫音:紫音は被告人の皿に血を捧げますよ。
ローレンス:「なあ、紫音はどうして無罪にいれた?聞きたい」
紫音:「え?」 血を捧げながら振り返る。
「僕は『女王を眠らせたい』から無罪に入れたよ。
だって、これ『どっちもどっち』だもの。
これは裁判というよりは、そうだな…欲の張り合い、『兄弟喧嘩』かな。
僕の中では結論づいたけど、最初の目的通りにいれるよ。」
ローレンス:「おれはどっちも悪いことをしてるとおもうんだ、でもレサトは助けたい」
紫音:「だからさ、『裁判』してると思わないほうがいいよ」
紫音:「女王は、子供が言わないと眠らないんだよ、本当に、困ったひとだ」
ローレンス:「女王もがんばって疲れたとおもうんだ、俺も。そうだな、ありがとう」
ローレンス:無罪に捧げます
紫音:最後の方は少し笑って血をぼたぼたー。
ローレンス:「イヤッ 痛いっ 自分でやるの怖いっ」 そういいつつ皿に入れます
GM:はい。では皿は血をぐびぐびと吸い、二人の「投票」は完了しました。
GM:【女王の間】
GM:そして、魔の天秤に、被告人と女王の魂が乗せられ、その重さをはかる儀式がおこなわれる。
傾いたのは──被告人側。

・・・よって、この裁判は『無罪』 判決となった。
蜘蛛の女王:「──ハハ、ハハハハ!よもや、私が敗北するとはな。
 しかし、そうだな、私の力も弱った。引き際は心得ているさ。
 面白い。いつだか"半魔"と罵ったお前が、私の鼻をあかすとはね」
蜘蛛の女王: 「眠りにつくときがきたようだ。
 お前たち、私の愛を疑うとはね、わが子ながら憎らしいよ。
 しかし、その独り立ちをみるのが、また母というものだ。
 ・・・私はゆっくりと眠り、来るべき新しい時代を迎える準備をするさ」
蜘蛛の女王:「さあ、レサト。名を呼べ。忘れかけた名を。我が名は──」
レサト:「"ルシファー"。 ・・・お前は、よくやったよ」
GM:真の名を与えられた女王は、ふっと意識を失くし、瞳を閉じて横たわります。

傍聴席の悪魔たちがわっと乗り出し、
狂乱の叫びとともに、混沌が渦巻く。
GM:『女王が眠りについた!』

『来るべき混沌を前に宴を!』

『支配するのは、力のみ! ──貪り食え、食いつくせ!』
GM:蜘蛛たちは互いに互いを食い荒らしてゆく。
力あるものだけが生き残る。女王が眠った今、秩序を口にする者はどこにもいない。
今を持ってして、始まるのだ。──混沌の時代が。
紫音:「……Good-night.」
レオン:「──みんな、こっち!」 
ローレンス:さみしそうな顔をしている
GM:探索者の隣にいたレオンが急いで探索者たちをひっぱると、
そのままレサトのマントに隠れ、
探索者たちは炎に包まれながら、その場を後にする。
GM:──たどり着いたのは、たんぽぽの綿毛が咲く野原。
むき出しの大きな石に、レオンが魔法陣をかいている。
レサト:「オレがやるよ、といったんだけどね。聞かないんだ」
レサト:少し時間がかかるけど、許してやってくれ、と、レサトは苦笑する。
ローレンス:「全然待つぜ」
紫音:「…女王、あのひと、すてきな『母』だね。羨ましいな」
紫音:「期待通りのひとだった。もう、どうしよう、本当」 
はぁ、とため息をつく。
レサト:レサトはその言葉に目を細め、風に吹かれていくたんぽぽを見つめています。
紫音:綿毛摘んで、ふーっとしてよう。
レオン:
「・・・できた!」
GM:レオンがそう言って立ち上がると、
・・・どうやら魔法陣が完成したようだ。
ローレンス:「お!がんばったな〜!」 親戚のおじちゃんかな???
紫音:「ありがとう〜」 わしゃわしゃ
レオン:「がんばったろ〜」 
ローレンス:「よし肩車してやる!肩車!ほら!」
レオン:「しゅっぱつ!しんこー!」ローレンスさんの髪をわしづかみにして肩車します。
ローレンス:「オッラアアアアアアアア!!」 全速力で走ります
レオン:「ウオオオオオオオオ!!!!!」
紫音:そんなローレンスさんとレオンさんを微笑ましく見て、レサトくんに向き直る。
「……それじゃあ、レサトさん。あとは頑張ってね」
「君は強いから、心配はしないけど」
レサト:「ああ、ありがとう」 穏やかな声で言います。 「君たちも、どうか元気で」
紫音:「いつか、もっと強くなったら。今度はそっちから会いにおいでよ」
「今度は『利用』じゃなくて、ゆっくり『友達』になりたいな」
ローレンス:「ほんと、無理すんなよ。お前つよいけどな!レオンはいい子だしな!」 ゼエハアいいながらもどってきます レオンくんの頭をなでなで
ローレンス:「なんだよ!俺らもうともだちだろ!」
レサト:「オレは強くなんてないさ」 「・・・ああ、そうするよ。・・・・友達か、いいね。その時はぜひ」 ためらうように目を合わせないのには、何か意味があるのかもしれない。
レサト:「ふふ。君の言葉は安心するな、ローレンス」 くすくす笑います
紫音:君は本当にかわいいやつだなぁ(安心感(意地悪
レサト:魔法陣にのってレサトが呪文を唱えれば、
探索者は帰還することができるだろう。
紫音:魔法陣に乗りますよ。
レオン君に小さく手を振ってあげよう。
ローレンス:魔方陣に乗って、大きく両手で手を振ります ちょっと泣きそう
レオン:「じゃーね!」 両手で手を振ります。
GM:・・・消えていく瞬間、黒髪の女性に向かって走っていくレオンと、
  隣で浮いているファウスト、その後を追い、女性を抱きしめるレサトが見える。
GM:──ただいま。
GM:探索者は、胸に「家族」あるいは「希望」──その記憶を残して。
GM:おめでとうございます。シナリオクリアです!!!
紫音:お疲れ様でしたぁああああああああああああああああああああああああああ
ローレンス:おオオオオおおおおおおおおおおりがとうございましたああああああああああああああ
紫音:レサトくん幸せにな;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
GM:報酬のアナウンスです。
GM:ステータス5pt、スキルポイント20ptをおもちかえりくださーい!
ローレンス:わああああああああいありがとうございます!!!
GM:そしてエンディング【混沌の狂宴】でクリアしたので、「希望」あるいは「家族」の記憶を思い出せますよ。
GM:お疲れ様でございました!!
ローレンス:おつかれさまでした!!
紫音:紫音は「希望」を選択します。
紫音:お疲れ様でしたあああ!!!!!
ローレンス:ローレンスは「家族」を洗濯します
ローレンス:選択
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