水晶の瞳

参加者

GM.ひぃらり
PL.ひよにし屋/市閑 要哉
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GM：「水晶の瞳」セッションを始めさせていただきます。
よろしくお願いいたします！
要哉：宜しくお願いします！
GM：【たどる旅路をはじめましょう】
GM：貴方は、気がつけば何処かで見た覚えのある町並みの中、雑踏を掻き分けて歩いています。
断片的な記憶の中で、朧げに憶えている風景をつぎはぎにした景色に、やはり何処か見覚えのある人々が行き交う。
しかして貴方自身には行く宛はありません……何故こんな場所に迷い込んだのか。
要哉：「何でおれはここに……？」周囲を幻視
GM：貴方が知る人々は何食わぬ顔をして、貴方があたかもそこにいないかのように、過ぎ去っていくばかりです。
誰も貴方を気にかけたりはしてくれない、ここは、そんな世界。
GM：何故、と自問していると、何やら胸の内から沸きあがるものがあります。
靄のかかった、記憶。この世界の中では、貴方の記憶すべてが揃っています。
無論、箱庭で取り戻した記憶の方が鮮明であり、欠落している部分は色褪せていますがね。
思い出そうと努めない限りは、それらは靄の中にあるままでしょう……。
GM：そんな、冷えて褪せた景色の中、ふとひとりの人物が目に留まります。
それは胸に一輪の白薔薇を挿した人物。
胡散臭い、少し古臭いフードを被った……彼とも彼女ともつかぬその人物は貴方を手招きます。
この世界の中、唯一貴方を認識している人物のようですが……さて？
要哉：話しかけに行きます。
要哉：「何。何なの」
GM：「わたしは、貴方を、見ることができます」
その人物を見止めると、ふっとモノクロームの雑踏から音が消える。
静止した世界で、女とも男とも判別し難い声が、ひどくこの空間に響きます……。
要哉：「はあ。だったら、何でここにいるとか教えてくれよ」半信半疑に。
GM：「あなたの姿を、あなたの存在を……あなたの、こころを……」
「とらわれたひと、かけたひと、まよったひとよ。……こころをのぞいてみませんか」
GM：「ここは貴方の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込まなくては、出口はみえません」
フードの人物の手が宙空にかざされると、タロットカードがすうっと音もなく浮かび上がります。
要哉：こころをのぞく、という単語に反応して。
けれど、タロットを見て納得したように頷く。
要哉：「それやって出られるなら、やる」
GM：フードの人物は無言で一つ頷きます。
「……うらないましょう。うらないです……そう……そう捉えてくださって結構です。」
「気楽に、自分に正直に……迷わぬよう」
目の前のフードの人物は、貴方にカードに触れるように促します。
GM：＊1〜22までの番号をひとつ選んでください。
要哉：８で
GM：「これはヘキサグラム。簡易であっても、あなたの帰り路を示すには十分でしょう」
選ばれた一番を、するりとローブから出た腕が、テーブルに伏せる。
それを中心に、6枚のカード、計7枚のカードが置かれます。
要哉：「ヘキサグラム……はあ」
GM：一枚目のカード、【星】 - 逆位置
「貴方の過去を意味するカードです。
……貴方は自らの負に屈してしまったのではありませんか？
考えが過ぎて、自らその負に塗れた立ち位置を作り上げてしまったようですね」
要哉：んｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
要哉：「……、んで？」
GM：二枚目のカード、【太陽】 - 逆位置
「貴方の現在を意味するカードです。
……あなたは、その状況を良しとしたのか否か。
自らの黒のみをその眼に映し、周囲から孤立していくのでしょう。
抱く感情も…また、長続きせずに」
要哉：自らの黒のみを眼に映してるｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
GM：太陽は……堕ちた……
要哉：「はあ。で、最後は未来？」
GM：「ええ、最後ではありませんが。次は未来の位置です」
GM：三枚目のカード、【戦車】 - 逆位置
「……あなたはもう、理解しているかもしれませんが」
GM：「あなたは、現状このままでは抜け出す事ができないでしょう。
障害という名の変革も見止められず、後は暴走のままに。
最も、それをほかならぬ貴方自身が望んでいるのかもしれませんが」
要哉：たろっとうらないこわい
要哉：「全部悪い意味じゃん」
GM：「カードは悪くありませんよ」
ふふ、と小さく笑う声が聞こえたかもしれない。
要哉：「ふうん。最後じゃないってことはまだあるんでしょ？」
GM：四枚目のカード、【皇帝】 - 逆位置
「貴方を救うかもしれない対策、事柄のカードです」
「自らとは違う視野をもつ他者の存在が、貴方の望み、または深層意識に必要と思われます。……貴方が追い求める追憶も」
「このカードが暗示するのは頑固、無力、不信感、ストレスです。貴方は、それらに呑まれすぎてはいませんか？」
要哉：「まあ、そうかもね」
要哉：まだめくられていない三枚のカードを見て。
「全部意味があるんだ」
GM：「ええ、想いは全てに」
GM：五枚目のカード、【死神】 - 逆位置
「貴方が今置かれている状況は、良い意味でも悪い意味でも更地といえます」
「何かが白紙に引き戻され、持っていたものを失いましたが、それを取り繕うよりかは、全て捨ててゼロからはじめることに意義のある状態です」
「選ぶか否かは、貴方自身に委ねられているでしょうが」
要哉：「ゼロから、ねえ」逆になった死神を見つめて。
GM：六枚目のカード、【塔】 - 正位置
「貴方自身を表すカードです」
「……ふふ、」
フードの下から、隠しきれない笑みが覗いたような。
GM：「崩壊、破滅、暴走。全ての縁を断ち切り、一人笑むがまま落ちて行く」
「貴方はどうしようもない程に…ええ、全てを信じず、自分でさえも疑うのでしょうか」
要哉：あっ漸く正位置だやｔｔ悪い意味じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
要哉：「……」
要哉：「最後の一枚は？」
GM：七枚目のカード、【正義】 - 正位置
「貴方自身の終着点、このまま変わらなければ行き着くであろう先を表すカードです。
……この迷宮の、出口です」
「その信仰が、この苦しみが、"正しい"ものだと心落ち着け、
それが心からの望みだと笑い、自らを無理やりにでも納得させその場所に落ち着き立つ。
そして……貴方は過ちを正しさだと認め、その先の道を歩んで行くのでしょう」
要哉：「だったら」
要哉：「迷宮なんてくだらない。おれは迷ってなんかないし、迷うつもりもない」
要哉：持っていないそれを求めて、指をこわばらせながら。
要哉：「これからもおれなりの正義を振りかざすし、間違っていたなんて言ったりしない」
要哉：カードに視線を向け続けた。
GM：「…………」
「……カードを一枚、持っていくといいでしょう。貴方への導きになりますから」
ふわり、ふわり、開けられた七枚のカードが貴方の目の前で揺れている。
要哉：「一つ聞いていい？」
GM：「はい？」
要哉：「死神の『正位置』ってなんだったの」
GM：「正位置は終わりのカード。
今までのものにピリオドを穿つカードです」
GM：「正位置では、状況に見切りをつけて終わりにするべき事態を意味し」
GM：「逆位置では、終わらせた後の新しい状況の始まりやこれからの可能性を意味しています」
要哉：「悪い訳じゃないって、そういうことね」
要哉：ふ、と笑って死神を取ります。
GM：「そのカードを選ぶのですね」フードを被った人物が、ひどく穏やかな声で問う。
そのままその人物はフードをするりと音を立てて落とす。
GM：セピア色の世界の中でひどく鮮やかに色づくのは、貴方が見慣れた色。
貴方自身の色、それは、夜の色。
GM：「逃げた癖にな」
GM：“彼”は死を前にした時のように、薄く、微笑んだ。
GM：・・・
GM：・・
GM：・
GM：そうして貴方は目を醒ます。何か、厭なものを見てしまった気がした。
……胸の上にあるのは、死神の描かれたタロットカード。
……胸の内にあるのは＜迷い＞についての記憶。
まぶたの裏に焼き付いた、自分自身の微笑、あれはほんとうに、自分だったのか……。
やがて靄に包まれる記憶の中でも薄らがぬ、穏やかなあの色を、貴方は瞼の内に見ることでしょう。
GM：シナリオクリアです！！！！お疲れ様でした！！！！！
要哉：お疲れさまでした!!!!!!!!!!!!!!!
GM：とてもやりやすかったです（いい笑顔で十字を切る
要哉：よく笑った（微笑む）
GM：＊稀少報酬
[Death]
1シナリオに1回、宣言で使用可能。
自身が死亡状態態である時のみ宣言が可能。
自身がトータルで受けたダメージ分、対象のHPを判定無しで減少させる。
GM：ヤバイものが渡ってしまった感はある
要哉：やべえｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
GM：とても……楽しかった……（微笑む
要哉：確実にヤバイ