Garden


Systematic Fortune


参加者


GM.ソヨゴ
PL.るふらか/ススキ
PL.黒天使/神風迅雷
PL.夕紀乃/ノア
PL.千穂/シド・レスポール
--------------------

GM:----------
GM:前回はヴィレッドの家にきて、話を聞いているところでしたね。
神風:です!
神風:さて、ススキくんが何か見てるのに気づいて、注視します
GM:注視だと、赤い小鳥がいるだけです。チュンチュン
ススキ:「かわいい…………」 籠をカンカン
ススキ:「お兄さん鳥が好きなの?」
神風:「鳥か。いいな」
ヴィレッド:「別にぃ。焼き鳥にするほどうまそうでもねェから飼ってるだけ」けらけら
ススキ:「へー。」 周囲に小鳥の飼育セットとかありますか?えさとか
ススキ:「ね、だしてもいい?逃がさないから!」
ヴィレッド:「やだ。羽根が散ってめんどい」
GM:飼育セットらしきものは見当たりませんね。不自然に感じるかも
神風:「そんなに羽根ちらねえはずだぞ。換羽期ならともかく」
ヴィレッド:「うちのは散るのー。第一出てこねえと思うぜ、それ」
ススキ:「ちぇ……普通のコと違うんだね。」
神風:「そうか?ふうん」
ススキ:「なんかへんなの出てるしね…… ほらーこっちむいてー?」 コンコン
神風:「変なの?」
ススキ:「赤かっこいいなぁ……3倍速そう…」
神風:「3倍って…」
神風:部屋を注視して自殺についての新聞みつけていいですか?
GM:いいですよー!
ヴィレッド:「へんなの?」ススキくんの言葉にヴィレッドが顔を向けました
神風:「…(なんでこんなに自殺について調べてるんだ?)」
ススキ:「う、」
ススキ:「えいごみたいなやつ?」
GM:神風さん、切り抜きを一枚一枚手に取ったりしたかな?
神風:一応手に取ります
GM:では神風さんは気付くでしょう。切り抜きの中には何十年も前のモノ、……時には数世紀前のモノさえあることが分かりますね。
神風:「(…相当昔のもあるな…。これは………)」
神風:年代・性別・地位は別々らしいですが、死んだ日付や時間帯、また死因で共通してたりしますか?
GM:いいえ、全てバラバラです。ただ、
神風:お?
GM:日付に注目すれば、3年おきの周期で、自殺が密集しては時期があき、密集しては時期があき、……と繰り返していることが分かるかも。
神風:「(…やっぱり何かの儀式に近いな。…いや、時代が進んでいるから心象的な病気が蔓延する時期とかがあるのか?)」
神風:「なあ、ヴィレ坊」
ヴィレッド:「ん? え、それ俺? 変なあだ名付けンの趣味?」へらへら
神風:「ん?ああ。俺年下を嬢ちゃんか坊主って呼ぶ癖があるんだよ。いやか?」
ヴィレッド:「別にぃ。古くセーの」愉快そうに笑ってますよ
神風:「悪かったなぁ」
神風:「んでさ、ヴィレ坊」
神風:「これ、やっぱりなんかの儀式か、病気蔓延か。それはわからんが、ただの自殺じゃないだろ」
ヴィレッド:「……へへ、わかる?」
神風:「明らかに周期が決まってるからな、この切り抜きみてると」
ヴィレッド:「まあねえ、ただの自殺じゃねーなア」
ヴィレッド:「……そーだな、……ちょっとヒントやろっか」
ヴィレッド:「その1。この世界に、それほど大きな力を持った宗教組織は存在しない」
ヴィレッド:「その2。彼らの自殺は常に突然だ」
ヴィレッド:「その3。3年という時間には意味がある」
ヴィレッド:「……はい、こんだけー。あとはゆっくり考えナ」へらへら
ススキ:「不思議なの。ところでこの新聞とかいっぱい集めてるの、お兄さんの趣味?」 切り抜きに指差して聞きますね
ススキ:「調べてるの?」
神風:「…ふむ」
ヴィレッド:「“趣味”っつーかねえ、“義務”?」
ヴィレッド:「ま、本来なら放っといてもイーらしいんだけどナ。オレは」
神風:「義務?警察とか特別部隊とかその辺の所属か?」
ヴィレッド:「オレがそんなタマに見えンの?」へらへら
ススキ:「みえない」
ススキ:「あんまり」
ヴィレッド:「……そういやガキンチョ。さっき“見える”って言ったな、あの小鳥」と、赤い小鳥を指差し
ススキ:「うん。ふしぎなことりだね。」
ヴィレッド:「……お前にだったら話してもイーゼ。まあおっさんに聞かれたってイーけど」
ヴィレッド:「おっさんじゃ多分ワケわかんねえと思うんだよなあ」へらへら
ススキ:「?」 じゃあお兄さんの近くに寄って行こうね
神風:聞き耳しておきますね
ヴィレッド:「……この“世界”について、ちょっと説明してやるよ」耳打ち
ヴィレッド:「っつってもお前もガキンチョだったな……ま、いいや、……お前がさっき見た英字、あれは“コード”だ」
ススキ:「“コード”?」
ヴィレッド:「今、お前がいるこの“世界”、……オレらは“表象世界”って読んでるけどな……ここはサーバーの中なんだよ」
ススキ:「……ゲームみたいな?」
神風:「(…ああなるほどな。ようはデータの世界なのか。ここは)」聞き耳立てながら
ヴィレッド:「この世界にあるもの全てが、本当はああした“コード”で成り立っている。デジタル上のまやかしに過ぎねエってワケ、……まあ、それに気付いてるヤツなんざ“オレたち”以外にいやしねーけどな」
ヴィレッド:「そぉんなかんじ? ゲーム、みたい、な」
ススキ:「……ふぅん。そうだったんだ…」
ススキ:「表がそうってことは…裏は現実世界なの?」
ススキ:あ、ちがう
ヴィレッド:「……普通は、そー思うよな? ある意味現実っちゃ現実だが」
ヴィレッド:「そこら辺は自分で考えナ。そのうちわかるだろーよ」へらへら
ススキ:「……」 首をちいさくかしげます
ススキ:「…うん、わかったよ。おしえてくれてありがとう。」
ヴィレッド:「さぁーて、じゃあオレ飯買ってくっから。しばらくここで遊んでナ」
神風:「おう」
GM:そういうと、ヴィレッドはさっさと家を出てしまいました
神風:「あ、あらさがししていいか聞き忘れた」
神風:「………」
ススキ:「いってらっしゃい。」
ススキ:「あとでなおしとけばいいんじゃない。」
神風:「やだよ、おじさんあいつになんかしたらやばいことになりそうだから」
神風:「…さて、まとめるか」
ススキ:ススキくんいいかげん室内だしレインコート脱ぎますね…
GM:今二人がいる場所はダイニングですね。
神風:「1、ここはデータで構成された世界。コードで成り立ってるってことは、電脳世界といえばあってるんだろうな」
神風:「2、ここに来るときになにかかぶせられていたことから、おそらく俺たちの感覚自体は現実と同じと考えていいかもな」
神風:「さて、ここで自殺についてまとめてみる」
神風:「もしかしたらこれは、一種のデータ整理に近いんじゃねえか?」
ススキ:「そんなお話、むかし図書室で読んだよ………ん、おじさんもなにか被せられてたの?っていうかたぶん同じ所から来たんだねこれ…」
ススキ:「データ整理」
ススキ:「……三年ごとに、自殺がいっぱい。メモリ解放ってことなの?」
ススキ:「そういえばここで死んだらどうなっちゃうんだろうね。……帰ってきたら聞いてみよう。」
ススキ:「……サーバー管理者とかいるのかな、もしかしてあのお兄さん、そういう…?」 ぶつぶつタイムに入りました
神風:「そうだ、お前新聞もってきてたが、なんで持ってきてたんだ?」
ススキ:「えっなにいきなり、うーんとね……なんとなくかな……」
神風:「見せてみろよ」
ススキ:ここ他にはどんな部屋があるんだろう?
ススキ:「あ、わかった。」拾って持ってきますね
GM:ダイニングキッチン、洗面所、バスルーム、その他二部屋ほど部屋がありますよ
二部屋のうちの片方は探索者用のお部屋のようです。布団が並べてしいてあります
ススキ:ひろい
GM:もう一部屋はヴィレッドの書斎というか、まあ個人部屋ですね
ススキ:「はいコレ。」 とりあえずおじさんに新聞を見せる
神風:「あんがとよ」新聞を注視しながらクロスワードを見ます
神風:答えが間違ってるとか、並びが違うとかありますか?
GM:いいえ、クロスワードの答えは何度解き直しても、この意味不明な字面で合っているという結論に辿り着くことになるでしょう
神風:「ふむ…答え自体はあってるとすると、何かしらの暗号か。それともコード番号とかか」
神風:「暗号だとすると、シーザー暗号やら数字を文字にあてはめるのがあるが……」
神風:「おそらく名前が洋名なあたりを考えると、漢字やひらがなは省いていいな…」
神風:「「kiyolfullrse」か…わけて単語にするのか…?」
神風:「…わかんねえな。後で考えるか」
ススキ:とりあえずススキくん書斎の扉に幻視してみるね
神風:新聞をススキくんにかえして、適当に家の中をうろうろします。注視したり聞き耳したりしながら
GM:▽鍵は 開いて いそうだ!
ススキ:行くっきゃないやるっきゃない
ススキ:そっと開けます。
ススキ:「ここは、何の部屋かな?」キィ
GM:家の中にある部屋の構成が大体分かることでしょう。
そうですね、どこで注視したか明言すれば、ある場所では情報が得られますよ
GM:聞き耳すると、ヴィレッドの部屋からデスメタルが聞こえてくるかな。CDかかってる
神風:ふむ、ではキッチンで」
GM:キッチンですね。特にめぼしい情報はありません。
案外冷蔵庫が綺麗だね!
神風:何もなければ寝るのとは別の個室を注視します
GM:寝るのとは別の個室=書斎ですね。ススキくんが得たのと同じ情報が得られるでしょう
GM:ススキくんはヴィレッドのお部屋に入ります?
神風:では洗面所で注視します
GM:普通の洗面所です。時々びっくりするほど古びたアイテムがおいてあるくらい。
ススキ:開けてみて幻視してからはいります
GM:幻視すると、雑多なお部屋の片隅に、一冊のスクラップブックを見つける。
神風:古びたアイテムを注視したあと、バスルームを注視します
GM:それから壁にかかったベースに「Viled」と書かれていますね。彼の名前の綴りかな
GM:バスルームも古びたアイテムもぱっとみての情報以上の情報は得られないようですね
GM:割と広いお風呂じゃのう
神風:ふむ。では寝るほうの個室で注視
GM:今まで一度も使ったことのない部屋みたい。布団以外なんにもない。
ススキ:じゃあ入ってスクラップブックに幻視してみよう。
GM:表には何も書かれていないようですね
神風:ふむふむ
ススキ:じゃあ開けて見てみよう
神風:じゃあ書斎にむかって注視します
神風:CDの音がどこからとか
GM:部屋の内装が分かるね。音はラジカセから聞こえてきてるらしい
GM:そのファイルを開けると、特定の日付の新聞の、
失踪者欄が切り取られている。
毎年かと思いきや、どうやら3年ごとのようだ。
ススキ:はーい
神風:「ラジカセか…坊主、何見てるんだ?」上からスクラップブックをのぞき込みます
ススキ:「自殺者、じゃなくて、失踪者……?」
GM:失踪者。名前も年代もバラバラで、一貫性はゼロです。誰なのか、にあまり意味はないみたい
ススキ:「あ、おじさん。スクラップブックっていうのかな、これ。」
神風:「ああ、切り抜きとかを保存する奴だな」
神風:注視してみて気になる文章や写真がないかみたいです
神風:あ、あと機械語でラジカセと話してみたひ
GM:部屋全体への注視なら、ヴィレッドが普段バンドのベーシストをしているらしいということが分かるかもしれない。
GM:このラジカセちゃんは喋れない子です
神風:しゃべれない!!!
神風:WOW!!!!
ススキ:失踪周期は自殺周期と合致していますか?
GM:あそこの信号機だけ特別だったようですね(モブ
神風:wwwwwwwwww
GM:自殺周期と合致しています。ただし、失踪周期よりあとに同周期の自殺は起こっていない
神風:部屋全体注視のあとに切り抜きに注視注視ぃ!
GM:ではススキくんと同じ情報を得ました
GM:つまり、5月5日5月21日とかが自殺周期なら、失踪周期は5月22日とかで、そのあとに自殺は起こっていないということね
神風:ふむふむ
ススキ:「……へんだな、」
神風:「ああ。ふつうは逆だろうにな」
ススキ:近い目の日に失踪したひとたちの住所とかって分かるかな…
GM:住所も分かるけど、てんでバラバラだね。
神風:失踪の順番とかもバラバラですかね?住所でみて
GM:失踪者は3年ごとに一人しか切抜かれていませんよ
ススキ:ひとり
GM:そう。3年ごとに、たった一人だけ
神風:「ふむふむ」
神風:「1人だけか…」
神風:パソコンとかはないかな
神風:もしくは日記のようなものとか
GM:あるだろうけど、さすがにパスワードがかかっているね
GM:日記はないようだ。つけるタイプじゃないみたい
神風:まず試しにクロスワードの文字を打ち込んでみます
GM:あかないよーん
神風:駄目だったら機械語使用でハッキングとかできませんかね?
神風:ハッキングはできないでしょ何言ってんだ俺……
GM:鍵開け併用ならね
GM:考えなくもなかったが、ごめんそれカートの固有スキルだからやっぱり普通には却下で
ススキ:ススキくんはよくわからない、とばかりにスクラップブックに肩をすくめてベースの方を見に行きます
神風:ススキくん鍵開けもってるからできるんじゃね…?
GM:赤色が好きなのかな、深い赤のものが多い。あと黒。
ススキ:弦は錆びてないかな〜〜ちゃんと馴染んでいるかな〜〜
GM:お手入れはちゃんとしているっぽい
ススキ:替えたばっかりだとたまにユンユンするのよね
ススキ:ほほう
神風:あ、却下って鍵開け併用のことか
神風:「うーん、パスワードか…」
GM:うん
ススキ:「壊したらおこられちゃうよー?」
神風:じゃあ棚とかあればそれを注視したりしていきます。
神風:「壊さねえよ」
ススキ:じゃあススキくんはお部屋出ますね
GM:青年の生活っぷりが分かるね。ただ、
本にはヴィンテージとしか思えないものが紛れているかも
神風:「…やけにヴィンテージものがあるな」
GM:数世紀前のだろこれ、みたいのがちらほら。
神風:「結構ヴィンテージが好きなのか?」めぼしい本とかないか注視
神風:アリスの原本とかあったりするのかな
神風:推定3億くらいのやつとか
GM:ホームズの初版本とかあって面白いかも。アリスは趣味じゃなさそうだ
神風:「うえ、ホームズの初版本とかめっちゃレアなのもってんなぁ…」これが妖奇妃だったら発狂して喜んでた
神風:「…パスのヒントになりそうなのはねえか」
GM:ないですな。第一、本当に開いて大丈夫なのかな?
ススキ:「のどかわいた…」 ススキくんは冷蔵庫を開けてみます。なにかあるかな
神風:「…やめたやめた」
神風:適当に本をぱらぱら読んでみます。もちろんヴィンテージものにはさわらない
GM:色んな言語のものがある。案外頭いいのかもしれない
GM:冷蔵庫にはジュースがあるぞ!
ススキ:わーい!飲んじゃろ
ススキ:食器棚があればコップを探しますね
GM:これ以上探索しないようであればヴィレッドくん帰って来るよん
GM:コップもあるじゃろう。
神風:「ふむ、頭いいんだな…いやまああんな顔できるやつがあほだったら嫌だしな…」ラテン語あたりをぺらぺらめくっておきます
ススキ:わぁい。ススキくんは子供らしくジュース飲んで待ってるよ。もうなにもしないよ。
神風:こちらも本を読むだけでおわらせます
ススキ:「……♪」
ヴィレッド:「ただいまァ」ヴィレッドくん帰ってきました。お弁当飼ってきてくれたよ
ヴィレッド:何か彼に話したいことなどがなければ、このままご飯一緒に食べてお風呂入って寝る感じになりますの!
ススキ:「おかえり〜あっおべんとう?」 なんだろ!
ススキ:なるほ
ススキ:えっ一緒にお風呂
GM:ハンバーグ弁当、スープ弁当、カレー弁当の三つ。好きなの選べってさ
GM:一緒にお風呂にはいるという意味ではないです!!!!!!!!!!
神風:「お、うまそう。坊主から選びな」
GM:ご飯食べながら何か聞いてもいいのよ
ススキ:ちぇーーーーーーーーーー
ススキ:じゃあスープ弁当を選んでフと、自分の体はお水のまんまなのか疑問に思います。食べます。
GM:お水のまんまみたいだね。スープおいしい
神風:「俺ハンバーグ弁当もらうな」
ヴィレッド:「じゃあ俺カレーね」カレーが一番好きだったみたい。ちょっと嬉しそうである
GM:もぐもぐもぐもぐ…………
神風:「(そんな顔もするんだな…)」
神風:もぐもぐもぐ
ススキ:お水のまんまか……ヴィレッドくんには見えないところでお手手のお水を触手のように動かしてシュンとします
ススキ:もぐもぐ
ススキ:「……おいしい」
神風:「」ついみちゃったおじさん
ススキ:あっ(察し)
神風:「…(き、きのせいだな)」白目
神風:「…なあ、ヴィレ坊。あの自殺って、ここが電脳的な世界なら、一種のデータ整理とかに近いのか?」
神風:もぐもぐもぐ
ヴィレッド:「……うーんとねえ、……惜しい」
ヴィレッド:「ッつか、その逆」
ヴィレッド:「あのさ、自殺者についてどこまで知ってる? その様子だと、見て回ってきたんだろ」
神風:「軽くな」
ススキ:「…失踪者のあとには、自殺者が出てないことぐらい。」 見ちゃったてへぺろ
ヴィレッド:「……ふぅん」
ヴィレッド:「オレの部屋見やがったな」へらへら
ヴィレッド:「……そこまで分かってんだったら、」
神風:「すまんな。音楽きになって見に行ったらあったもんだからな」
ヴィレッド:「……ま、教えてやってもいいか」
神風:おっ
GM:そう言って、彼は静かに箸を置いた。
ヴィレッド:「……『ヘッドケース』、と呼ばれる人間がいる」
ススキ:「……」 だまってきいてる
ヴィレッド:「まあおっさんなら知ってっか? 英語で頭のおかしなひとって意味だ」
神風:「ああ。まあな」
ヴィレッド:「だがこの世界で彼らはどういう役割を持つか、……あのな、……彼らはサーバーの一つなんだよ」
神風:「!!!」
神風:「…そりゃ、重要な」
ヴィレッド:「『世界』を構成するソースの一部を彼らは脳内に保存している。大抵なんも本人たちは知らねーが、違和感くらいは覚えてんじゃねーの、デジャヴュがやたら多いなとかよ」
神風:「…あ、もしかして」
ヴィレッド:「……そ。一連の事件、自殺者は全員『ヘッドケース』だ」
ヴィレッド:「お前らが見たあの、金髪の女、……彼女の名前はリナ・プラスター」
神風:「…」
ヴィレッド:「彼女の脳内には、『ファイアーウォール』のソースが保存されていた。……分かるか? その子が死んだらデータはどうなっちまうか」
神風:「!!!!!、ウイルス」
ヴィレッド:「有り得ないんだよ。データの引き継ぎが行われる前に、『ヘッドケース』が死ぬなんてこと、……フツーはな」
神風:「…なあ、ひとついいか?」
ヴィレッド:「なーに、おっさん」
神風:「ヘルヴィッチストリートの自殺者が解いていたクロスワードでな、『kiyolfullrse』ってのがあったんだが、何か関係してるか?」
神風:「何回といても、この答えになるんだよ」
ヴィレッド:「……」口の端を吊り上げただけで、その問いには答えない
神風:「…答えくれねえか」
ヴィレッド:「……その言葉の意味、“わかんねえ方が”いいぜ」 と、ただそれだけ。
神風:「…そうか」
神風:「しかし、引き継ぎなしでウイルスの壁を果たすファイヤーウォールが死んだって、相当やばいんじゃねえのか」
神風:ミス、ファイヤーウォールのソースをもったやつが
ヴィレッド:「ったりめーだ、彼らは世界の一部を保管してんだぜ? データが破損したら『世界』が崩れちまう。特に、『ファイアーウォール』が破損した日にゃ」
ヴィレッド:「『ファイアーウォール』は、『世界』に保存された各人物へのウイルス侵入を防いでたんだぜ」
神風:「…なあ、もしかして、この世界を保つための「プログラムソース」の奴もいるんじゃねえのか?」
ヴィレッド:「……すっるどーい。その通り」
ヴィレッド:「まあ“そいつ”はさすがに『ヘッドケース』なんかじゃねえけどな」
神風:「…ヘッドケース以上の重要人物か」
神風:「しかし、ファイヤーウォールのソース持ちが死んだとなると、そいつがあぶねえんじゃねえのか」
ヴィレッド:「……おじさんけっこう鋭いから、おまけ」
神風:「パソコンで言う、別のウイルス破壊ソフトなんかがない限り」
神風:「…」
ヴィレッド:「あくまでこっからはまだ、オレの憶測だぜ」
神風:「ああ」静かに見据えて聞きます
ヴィレッド:「けどまあ……『ヘッドケース』の自殺の原因として考えられるのは、ウイルスの混入だ」
神風:「…ウイルス…」
ヴィレッド:「だが大抵のウイルスは、『ファイアーウォール』に阻まれるはずだ。それを超えて侵入できるウイルス難雑繰り出せるのは、……」
神風:「…いわゆるチェーンメールなどによる混入ではなく、実際に意図的に混入されたってことか」
神風:「もしくは、ハッキングか」
ヴィレッド:「……恐らく『Devil』以外にいない。だが、『Devil』はそんなウイルスを作っちゃいねえんだよなあ」
ヴィレッド:「だって、『Devil』ってのは他でもねえ、オレなんだからな」
神風:「…DEVIL?」
ヴィレッド:「……プログラム内に仕込まれた機能、あるいはアプリケーション。」
神風:「…クラッカーとしてのネームかなにかか」
神風:「ふむ」
ヴィレッド:「『Angel』は世界の統治、及びウイルスやバグの削除を担い、
『Devil』は世界の破壊、及びウイルスの作成・バグの保護を担う。」
ヴィレッド:「……“オレたち”は基本『深奥世界』で活動し、この『表象世界』、
あるいは『世界』外の人体そのものに干渉することはできない。だけど、」
神風:「………」
ヴィレッド:「それぞれ『表象世界』内のデバイス、……スマホ、コンピューター、新聞、……なんでもいいんだけどな、
そーいうもんを通じて、この『表象世界』に関わることはできる」
神風:「…なるほどな」
ヴィレッド:「つまりはオレは『アプリケーション』なワケだ。この『世界』さんが特別に作って、ランダムに選んだデバイス、――人体に、インストールし、起動させただけの、な」
神風:「…ふむ」
ヴィレッド:「ここまでいえば大体分かったろ? 自殺の原因はなんなのか。それとも、も少しヒント欲しい?」へらへら
ススキ:「……」
神風:「お前さんは、人間なのか。データなんかじゃない。実際に存在する」
神風:「…おじさんはちょっとずるが好きだから聞きたいが、さすがにダメだろ」
神風:「…………その自殺の原因は、もしかしたらおじさんやこの坊主とも何か関係あるかもな」
ヴィレッド:「さあねえ? どっからが“オレ”でどっからが『Devil』なんだか、オレには見当つかねえしなあ」
ヴィレッド:「くく。さあどーだろね」
神風:「……」
神風:「少なくとも、カレーを嬉しそうに食べるあんたは「ヴィレッド」だと思ったよ」
ヴィレッド:「……」ちょっとだけぽかん、として。
ヴィレッド:「……あ、そ。変なひとだなおっさん」また少しだけ嬉しそうに、笑った
神風:「データがなんだ。アプリがどーたらとか知らねえ。こちとら実の息子が洗脳されて化け物になったのを目撃してるんだ。そのくらいじゃあ動じねえし。なによりあんたは正気に見える」
ススキ:「(なにそれすごい)」
神風:「俺はそれだけで、お前を信じるし、お前がそんな存在じゃなく、人間だとはおもってるよ」
ヴィレッド:「……さっき言ったろ? 『Devil』は破壊、『Angel』は修正を司るプログラムだ」
神風:「………」
ヴィレッド:「だからオレのする『破壊』ってのは、あくまで修正・改善を促すレベルのものに過ぎない。プログラムの進化と、発展のために、オレはウイルスやバグを作るだけなんだからな、……つまり、」
神風:「…」
ヴィレッド:「『Angel』に直せないウイルスをオレは作らない。本当に、世界を破壊してしまうことは“オレには”できない。……わかるか?」
神風:「…ああ」
ヴィレッド:「……真の破滅は、悪魔が齎すものじゃねえんだよ」
ヴィレッド:「……ま、オレは『破壊』が好きなんでね。アイツを止める気なんてないけど」
神風:「…そうか」
神風:「………ここが崩れたら、お前はどうなるんだ?」
ヴィレッド:「さあねえ、消えちゃうんじゃない? 世界が丸ごと壊れたら、オレもアイツも」
神風:「…じゃあ、とめねえとなぁ」
ヴィレッド:「そうかァ? 随分スッキリしそうだけどな。オレも生きるのに飽きてきたところだ」
神風:「やだね。俺は医者だぜ。目の前で死なれてたまるか。お前のこと気に入ってるし。…何より」
神風:「一宿一飯の恩があるしな。それが返せるまでは生きててもらわねえと」にかっっと笑う
ヴィレッド:「……ハン。やっぱ古くセーの」くく、と笑って。
神風:「古臭くてなんぼだ」
GM:翌朝にして大丈夫そうかな?
神風:私は大丈夫でっす!!!
ススキ:はぁい
GM:ではでは……三人はご飯を食べ終え、各自お風呂に入って、就寝。
GM:翌朝
神風:すっすやぁ
GM:みんなでご飯を食べていると、テレビニュースからまた訃報が。
神風:みます
GM:ウエストサイドではミランダ・ジョズウェル、
イーストサイドではデニス・ウイングという男性が
GM:それぞれ自殺したらしいということが分かります。
神風:「…彼らの持っていたソースデータは?」
ヴィレッド:「へへ。『ファイアーウォール』が死んだからなァ、随分動きが派手になってきた」
ヴィレッド:「こりゃウイルスが『ヘッドケース』以外に流されんのも時間の問題だナ」
神風:「…はああ。めんどくせえなぁ」
神風:「…お前、犯人知ってたりしねえのか」
GM:ソースデータについては答えませんね。かなり専門的な部分で、言っても分からないと判断したのかも
ヴィレッド:「ん? だから知ってるっつったじゃん、昨日」
神風:「…ああ、そういえばいってたな。眠くて言ってたの忘れてたわ」
神風:相当専門的なことなんだな…
ススキ:「……」 もぐもぐ
神風:「…なあ、そいつのこと、軽く教えてくれない?」ちらり
ヴィレッド:「『Angel』のことをかァ? きいてどーすんだよ」
神風:「いや、気になるじゃん」
神風:「お前とは正反対なのかなぁって」
ヴィレッド:「んー……まあね。きょどるしどもるしすぐ慌てるし」
神風:「趣味や色も反対だったりしてな
ヴィレッド:「色? あー……よく考えてみっとそういや反対だな」
ヴィレッド:「髪はちょっとちげーけど」
神風:「そうなのか」
ススキ:「……なんでこんな事しようと思ったんだろう」
ススキ:「そのひと……ひと?」
神風:「人でいいだろ。人の形してるから」
ヴィレッド:「……さあね」理由については心当たりがあるようですが、言いたくはないみたい。ただ、彼が少し寂しそうに、悲しそうにしているように、ススキくんには見えたかもしれません。
ヴィレッド:「ただの暴走かもしんねーなァ。大した理由なんかなくてさ」
ススキ:「……そう」
神風:「……」
GM:さて、街に探索に行くこともできますよ。
神風:おお
神風:「…さて、どうするか」
神風:「なあ、お前さんが昨日言ってた、「ヘッドケース」より重要なソースもってるやつって、どんな奴なんだ?」
ススキ:「どうしようねー、今日は晴れ?」 天気予報はハレかなー?
ヴィレッド:「……んー、……まあとりあえず、オレはアイツ嫌い」
GM:天気は晴れみたいだね!
ヴィレッド:「話通じねーんだもん、プログラムなんだからしゃーねーけどさ」
ススキ:「……あの女?」
神風:「あいつ?」
神風:「プログラムなのはわかったが。お前さんが嫌いってことは相当なんだな」
神風:「お前さん、嫌いになるより無関心になりそうなタイプにみえるのにな」
ヴィレッド:「……ま、恨みつらみっていうかね」
ヴィレッド:「無視するわけにも行かねえ立場ですし」コーラごくごく
神風:「あー」
神風:「…うーん。犯人のもとに行って、果たして何とかなるかなぁ(とおい目」
ヴィレッド:「……なんとかなんのか、なァ……なったらイーけどね」
神風:「とりあえず方法は三つ」
神風:「1、何とかして説得してやめてもらう。2、対抗策を考えて対処
神風:「3、消滅」
神風:「できれば3はいやだけどなぁ」
ススキ:「そうだね」
ヴィレッド:「えー? オレ3がいいなァ」へらへら
ヴィレッド:「お前らここのヤツらじゃねーなら、消えちまったってなんとかなンだろ」
神風:「滅ぼしたいのかよ…」
ヴィレッド:「言ったろ? オレは『Devil』だぜ」
神風:「やだね。俺は欲張りだからお前さんも助かるように頑張りたいの」
ヴィレッド:「悪魔は破壊が好きなもんだ」
神風:「はあーーー」
ススキ:「そういえばさ、」
ススキ:「昨日、失踪者について話してくれたっけ」
ヴィレッド:「聞かれてねーもん、答えてねーよ」ごくごく
ススキ:「だよねぇ」
神風:「そうだったな。完全に忘れてたな」
ススキ:「…聞いてもいいかな。どうして1度に1人しか出てない…のかな?それとか」
ヴィレッド:「ハン。オレが一人分しか切り取ってねーだけだよ」
ヴィレッド:「誰でもイーんだもん、あんなの」ごくごく
ススキ:「そうなの?」
ヴィレッド:「そーだよ。だからなんつーの、あれはオレなりの、……」と言いかけて、軽く首を傾げて。
神風:「失踪者は何かヘッドケースとは別に役割みたいなのあったりするのか・」
神風:「…?」
ヴィレッド:「やっぱ内緒」へらへらと笑った
ススキ:「んー…じゃあ、なんで失踪者が出たあとには特定のタイプの自殺者が出ないのか聞いてもいい?偶然?」
神風:「けちぃーーーー」
ススキ:「内緒なのー?」 ちえーー
ヴィレッド:そういえば出し損ねた情報だけども、ヴィレッドの腕に巻かれてる腕時計、よく見ると針が止まっている。
ススキ:なる
ヴィレッド:「偶然じゃねーよ。そんだけ言っとく」
神風:「ふむふむ」
ススキ:「わかった。」
神風:「…その時計、止まっているんだな」
ヴィレッド:「……ああ、これ?」ぱっと見て。
ヴィレッド:「……そ。“何世紀も”前にな」冗談めかして笑う。
神風:「…お前さんの身の回りの物、いくつか何世紀も前からとかのやつがあるが、なんかあるのか?」
ススキ:「趣味?」
ヴィレッド:「くく。さあねー、趣味かもね」
神風:「ふうん」
ススキ:「ふうーん」
神風:「あ、せっかくだ。Angelとやらの奴の名前、教えてくれよ」
神風:「お前さんに名前があるんだから、あっちにもあるんだろ」
ヴィレッド:「……オレの名前がヒントかな」
神風:「ヴィレッドが?」
ヴィレッド:「そーそー」へらへた
神風:「…逆かな」
ヴィレッド:「オレの名前、どうせどう書くか分かってんだろ」
神風:「ああ。まあな」
神風:「…あー、なるほど」
ススキ:「うん。」
ヴィレッド:「さーてお前ら、今日一日中ずっとここにいるつもりかよ?」
神風:「ああ、そうだ。外の探索もしねえとな」
神風:「…どこから行くか」
ススキ:「……どこいこうね」
神風:「ウエストサイドまだだし、そっちいってみっか」
ススキ:「おさんぽ?」
ススキ:「うん。」
ヴィレッド:「んじゃ気をつけろよ。あっちは『Angel』の領域だ」
ヴィレッド:「ばったり会っちまったりするかもな? くく」
ススキ:「……まじで?了解。あたまのすみにおいとく…」
ススキ:ススキくんはパタパタ支度をしますね
神風:「おう。了解」
ススキ:もうお出かけする?
ヴィレッド:ヴィレッドは見送り次第部屋に引きこもってベース弾いてるつもりらしい
神風:かわいい
神風:いきましょうか
GM:どこ行くかな?
GM:行き先決めたら締めましょうか
神風:ウエストサイドへ!
ススキ:ごー!
ススキ:「いってきます!」って言って行こう
神風:「いってくるわ」
ヴィレッド:「いってらー」一応手は振ってくれた
GM:了解です!! ではside-D、今回のセッションはこれにて終了!
GM:----------
神風:お疲れさまでした!
ススキ:お疲れ様でした!
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