Garden


秘密の箱


参加者


GM.ひぃらり
PL.オットリア/雅城 禮湖
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GM:それでは、「秘密の箱」セッションをはじめさせていただきます。よろしくお願いします!
禮湖:よろしくおねがいします
GM:さて、禮湖さん。あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。すると、引き出しの中から見慣れない「鍵」を発見します。
GM:はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところにしまったのか。あなたは不思議に思います。
禮湖:「……? 鍵? なんでこんなところに? というかこれ何のカギだろう?」そう思いながら鍵を幻視でよく見てみます。
GM:鍵は少し大きめで、15cmほどの大きさをしていますね。色は銀色で、材質もそのまま銀でできているようです。
禮湖:「……結構大きい。……これに合う錠も大きそう……ほんとにどこで手に入れたんだろう……」
禮湖:机
禮湖:引き出しのところにぶつけて音を聴いてみようかな
GM:木材に金属を叩きつけたときの音がします。
禮湖:「……本当にこれどこの鍵かな」そう言って鍵を開けるときの動作をしながらしばらく歩き回りますね。何も起こらなければとりあえずポケットにしまうでしょうか
GM:鍵をポケットにいれたまま、禮湖さんは普段どおり一日を過ごすでしょう。見知らぬ鍵を発見したこと以外は、何の変哲もない一日でした。夜になり、ベッドに入り・・・禮湖さんは眠りにつきます。
GM:…夢の中での出来事。あなたの前に、見知らぬ扉がたたずんでいますね。手には昼間見つけた鍵が握られています。
禮湖:扉を幻視しますね。それから可能なら透視も
GM:白い綺麗な扉です。不思議と、この鍵はあの扉のものだ、と禮湖さんにはわかるでしょう。扉の向こうは透視できません。
禮湖:「……やることは、ひとつかな」そう言いながら鍵を扉の鍵穴に入れて回します。
GM:鍵はあっていたようで、扉は開きますね。そして一歩その中へ入ると、禮湖さんはひゅーっと闇の中に落ちていくこととなります。
GM:──急に呼びだしたりしてごめんね・・・君に教えてほしいことがあるんだ──
GM:そんな声が、闇の中に響いたような気がします。
GM:【inside heart】
禮湖:「……教えて、欲しいこと?」その声に、そう返します。
GM:…禮湖さんが次に目を覚ますと、ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、目の前には大きな映画のスクリーンがあります。どうやらここは、映画館のようですね。
禮湖:ポップコーンを口に運びながら、前面のスクリーンに幻視しています。
GM:ポップコーンにはバターがたっぷりかかっていて、おいしい。もぐもぐとポップコーンを食べていると、スクリーンの幕があがり、映像が映し出されます。
GM:映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。ライオンは人気者でした。観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM:しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、お腹がすいて、ひどく気が立っていました。その日のショーで、ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM:檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。ライオンは夢を見ます。草原を自由に駆けている自分の夢です。
GM:・・・・・・・ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます。
禮湖:「……わたし……どうして……?」
禮湖:そう言いながらもスクリーンに見入っていますね
GM:さて、そこで画面は暗くなり、あなたの周りも真っ暗になります。
GM:・・・そして、気づけば四角い白い部屋に一人取り残されていました。手にしていたポップコーンもなくなっています。
禮湖:周囲に聞き耳、幻視を。そして本当に他に誰もいないのか、範囲探知を使ってみます。
GM:周囲をみると、禮湖さんの目の前にライオンのぬいぐるみが4つあることに気付きます。それぞれ、「よろこび」「いかり」「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
GM:そして、どこからともなく声が響いてくることに気付きます。…この場には自分以外誰もいないはずなのに。「その子たちを、君が正しいと思うところに返してあげて。 そして、きみがどうしても取り戻したいものだけ、持っておいで」 「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM:それだけ言うと声は途切れてしまいますが、目の前に、<サーカスの舞台>、<鉄の檻>、<青い草原>のセットがあらわれます。ぬいぐるみをそれぞれのセットに置くことができます。
禮湖:「……正しいと、思う、……ところ」そう言いながら、少し考えています。
禮湖:「……国語の問題…………みたいな……」
禮湖:「……私はサーカスの舞台には、立ちたくない。……でも彼は、輝いていた。……なら、怒りや悲しみじゃない」
禮湖:「……その日までは、生きがいだったはず。なら」と、ぬいぐるみを取ってサーカスの舞台に置く。それは「よろこび」の札を下げている。
GM:禮湖さんは「よろこび」のライオンを<サーカスの舞台>へ置きました。すると、声が響いてきます。 「君はその子が、大勢の前で指をさされたり、笑い物になっても、その子はそこにいることを望むと思うかな?」 「君は<よろこび>を、そこに置いていくかい?  違うのなら、ほかの人形を選んでおいで。それでよければ、そこに置いてお行き」
禮湖:「……難しいことを……言うのね」
禮湖:「……鉄の檻は悲しい。……観客を噛むのは彼も本意じゃなかった。……だから、悲しい」前の質問はとりあえず置いておき、鉄の檻にかなしみのぬいぐるみを置く。
禮湖:「そう、草原は……草原……は」
禮湖:「……これも喜びの気がする……」
禮湖:「……じゃあ、こうしよう」そう言って、舞台の喜びのぬいぐるみを草原へ、そして、空になった舞台には、たのしみのぬいぐるみを置いた。手元に残るのは、怒り。
GM:「かなしみ」のライオンを<鉄の檻>へ置きました。 「君は、その子が一生、<かなしみ>を背負って、一人きりになってしまっても、いい?」 「君は<かなしみ>を、そこに置いていくかい?  違うのなら、ほかの人形を選んでおいで。それでよければ、そこに置いてお行き」
GM:その次に、「たのしみ」 のライオンを青い草原へ置きました。 声は言います。 「君は、その子が、<たのしみ>を抱いて、自分の手を離れて、自由になって行くことを、望む?」 「君は<たのしみ>を、そこに置いていくかい?  違うのなら、ほかの人形を選んでおいで。それでよければ、そこに置いてお行き」
禮湖:「……すこし変えてみましたよ」舞台のらいおんは入れ替えてたのしみに、檻のらいおんは変わらずかなしみ、草原には喜びを置きました。
GM:「ふむ・・・君は「いかり」を最後に自分の手に残したんだね。 本当にそれでいいと思うなら、そのままそれを持っておいで。 今から、道案内をしてあげる」
GM:声がそういうと、扉が現れます。扉には鍵がかかっていないようで、そのまま開けることができそうです。
禮湖:「……ありがとう、案内人さん。……進みますね」そう言って、扉に手を掛けて開けます。
GM:扉を開けて、その先へ向かいます。扉の向こうは、暗闇がひろがっており、一つ目のコウモリが、道案内するように先へ飛んで行きます。
禮湖:蝙蝠を見失わないように、心なしか早歩きで行きます。
GM:コウモリを追いかけていくと、次第に暗闇の中にぼんやりと、<サーカスの舞台>に立つあなたがみえてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと"見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。 君は<たのしみ>をそこに置いたね。 舞台に立っている君はとっても楽しそうで、きっと見ている人も君の<たのしみ>を知りたくなるかもしれないね。 ・・・教えてほしいな。君は、どんなときに、<たのしみ>を感じる?」
禮湖:「……私がたのしみを感じるときは本を読んでいるとき。……本の中で私は魔法使いだったし、傭兵だったし、恋する姫だったし、竜だった。……本の中なら空も飛べる。……それが私の<たのしみ>」
GM:「ありがとう。君の話を聞いていると、なんだか僕も楽しくなるよ」 声は言葉通り、優しさを帯びた調子で、楽しいという気持ちを表しています。
GM:「じゃあ、次だね」 
GM:声がそう言って、コウモリが先へ案内すると、今度は檻に入り、悲しそうに泣き崩れているあなたの姿が見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、"隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。 君は<かなしみ>をそこに置いたね。 ・・・教えてほしいな、君はどんな時に<かなしみ>を感じるかな?」
禮湖:「……私のかなしみは運動ができなかったこと。……本が楽しいのはそれの裏返し……楽しそうにはしゃいで、走り回る人達がずっとうらやましかった。……部活動に打ち込んで、青春の汗を流している人たちがうらやましかった。……それとは、一歩離れたところに居なければいけなかったこと。それが私の<かなしみ>」
GM:「檻に入っている君はとても悲しそうで、見ているのがつらくて、誰も近寄ろうとはしないだろうね。 君の<かなしみ>は、そうやって隠されてきたみたいだ」 
GM:「さて、次だね」
GM:続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。草原を自由に走るあなたは、体全体で喜びを示しています。
GM:「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願いである気持ち"だ。 君は<よろこび>をそこに置いたね。 君は喜びに満ちている自分に憧れていて、同時にそれは叶わないものだと、心のどこかで感じているのかもしれない。 ・・・教えてほしいな、君はどんな時に<よろこび>を感じるかな?」
禮湖:「……私の、喜びは生きること、まさにそのこと。……でも、ただ息を吸っているだけじゃない。……束縛から解放されて、しがらみから抜け出して、戦って、生きるために戦って、そして空も飛んだ。……だた漠然と死んでいないから生きているのじゃなくて……、生きていること、生きること。……それが、私の<よろこび>……なのかもしれない」
GM:「なるほど。・・・それが聞けて安心したよ。そのよろこびは、いつまでも大事に抱いてほしいな」 声は禮湖さんを見守るようにそう言いますね。
GM:「じゃあ、最後だよ」
GM:「君は最後に「いかり」をここまで持って来たね。  それは、最初に言ったとおり、君が"取り戻したい"と願うものだ。 ──僕は心を食べる悪魔。 ・・・君の心について教えてくれたお礼に、その気持ちを僕から手渡してあげる」
GM:「その人形をこの箱に入れておいき。そして、最後に君が持っている鍵で鍵をかけるんだ」
GM:あなたの目の前には小さな箱があらわれます。鍵をかける穴がついていますね。あなたの手には、ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
禮湖:「……そうすると、どうなるの?」
GM:「君のもとに、その気持ちが戻ってくることだろう」
GM:「それは、"秘密の箱"。 どうして君が<最後の人形>をのこしたかは、答えなくていい。   ──君にだけ、その秘密は明け渡される」
禮湖:「……おかえり、私の<いかり>」そう言って、箱の中に、そっとぬいぐるみを入れるでしょう。そして、ゆっくりと箱を閉じ、鍵をかける。
GM:箱に鍵をかけると、カチャリ、という音とともに、空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。闇への中へ、落ちていく感覚。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:…そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。不思議な夢を見た気がする。……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。代わりに、<いかり>の記憶だけ、あなたの頭には残っていた……
GM:お疲れ様です!「秘密の箱」クリア!!
禮湖:おつかれさまでしたー!
GM:▽クリア報酬スキルポイント50pt自身の「怒り」に関する記憶の一部
GM:です!
禮湖:ハーイ
GM:そして私は〜〜〜〜GM報酬成長ステ+3だ〜〜〜!!!
GM:ではではお疲れ解散!!あとでBBSあげとくにゃ!
禮湖:これ以上成長してどうするんだ……(困惑)
禮湖:はーい
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