Garden


秘密の箱


参加者


GM.成樹笹
PL.みずゆき/迷
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GM:それではセッション「秘密の箱」をはじめます。よろしくお願いいたします。
迷:よろしくお願いします!
GM:あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。 引き出しの中からでしょうか。見慣れない鍵を発見します。
GM:はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところにしまったのか。あなたは不思議に思いますね。
迷:「……」「どこのものだろう」首を傾げます。
GM:大きめの銀色の鍵です。少し重みを感じます。
迷:拾った覚えも何もない。じっくり眺めても思い出せないですね。
GM:迷さんは不思議に思うかもしれませんが、何も思い出せない。
GM:そのまま掃除を続け、疲れて、気づけば夜。あなたは眠りにつきました。
GM:さて、その日の夜です。 夢の中で、見知らぬ扉を発見しますね。その扉には鍵がかかっています。あなたの手には昼間見つけた鍵が握られています。
GM:さて、どうしますか?
迷:「開けろってことかなあ」アケチャエー
GM:迷いがありませんね!
迷:そこは迷えよ
GM:さあ、その扉をくぐると、
GM:あなたは真っ暗な闇の中に落ちて行きます・・・
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:【秘密の箱】
GM:あなたが目を覚ますと、ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。
迷:見慣れない光景ですね。ひとまず周囲を確認。
GM:周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、 目の前には大きな映画のスクリーンがあります。・・・どうやらここは、映画館のようですね。
GM:あなたがそれを確認すると、スクリーンの幕が上がり、映像が映し出されます。
GM:映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。ライオンは人気者でした。 観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM:しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、お腹がすいて、ひどく気が立っていました。その日のショーで、ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM:檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。
GM:ライオンは夢を見ます。 草原を自由に駆けている自分の夢です。
GM:・・・そんな物語が、スクリーンには映し出されました。
GM:あなたは、この映像を見て、どんな気持ちを抱きましたか?ご自由にロールをお願いします。
迷:人気者。自分とは縁遠く、けれど羨望などは湧いてこない。別の世界に住むいきもののように感じる。その「人気者」が、人に噛み付いて、そして、それが理由で殺される。けれどそれが、
迷:たとえば。それが、なかったことになったら。
迷:「……? ……ええと」
迷:そこまで考えて我に返ります。無意識に触れているのは、首に巻かれた包帯。(これは、)(……いつ、巻いたものだっけ)
迷:ほんの少し、首が痛むような気がする。
GM:・・・さて、ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます・・・
GM:さて、画面は暗くなり、あなたの周りも真っ暗になります。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:気づくとあなたは、四角い白い部屋に取り残されていました。
GM:あなたの目の前には、ライオンのぬいぐるみが4つあります。
GM:それぞれ、「よろこび」「いかり」「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
GM:あなたがそれを確認すると、部屋の中に声が響きます。
GM:「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。  君が思うまま、君の気持ちにだけ正直に答えてね。
GM:・・・そして、きみがどうしても 自分の手に残したい気持ちだけ、持っておいで」
GM:「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM:それだけ言うと声は途切れてしまいますが、 目の前に、サーカスの舞台、鉄の檻、青い草原のセットがあらわれます。ぬいぐるみをそれぞれのセットに置くことができます。
迷:「……」自分の手に残したい。……残す、のこす……
迷:見せたいものは何だろう。閉じ込めたいものは?はなしてあげたいものは?そもそも、その四つを、僕は、
迷:わかっていないのかも、しれない。
迷:では、最初に。「たのしみ」を草原に置きます。
GM:「君はその子が、自由になるのを望む?  君の手を離れていってしまっても、いい?」 「君は<たのしみ>を、そこに置いていくかい?  それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。    ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
迷:「うん、いい。ここに置くよ」
GM:「そうかい。それを君が選ぶなら。さあ、他の子はどうする?」
迷:「うーん……そうだなあ」
迷:次に、「いかり」を檻に。
GM:「君はその子が、檻に入ることを望む?  そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい?」 「君は<いかり>を、そこに置いていくかい?  それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。    ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
迷:「あまり見せるべきでないかなって、思ったから。ここに置いていくよ」
迷:「……あとは、そうだな」
GM:「そうかい。なら、あとは2つだ。君はどちらを選ぶのかな」
迷:「こっち、かなあ」
迷:最後に「よろこび」を、残っている舞台のセットに置きます。
GM:君はその子が、舞台に立つことを望む?  大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい?」 「君は<よろこび>を、そこに置いていくかい?  それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。    ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
迷:「これでいいよ」
GM:「そうかい」
GM:「君はサーカスの舞台に<よろこび>を、  鉄の檻に<いかり>を、青い草原に<たのしみ>を置いたね。    ・・・この答えに迷いはないかい?  あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。  準備ができたら、そこをくぐっておいで」
GM:さて、迷さん。 置いた人形についてなにか思いがあれば、ここでロールをお願いします。 なければ、そのまま扉をくぐってください。
迷:「僕の名前の理由って、なんだろうね」
迷:それだけ言って、扉をくぐります。
GM:「君を呼んでるつもりはないんだけどな」苦笑が聞こえます。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:さて、扉をくぐると、暗闇が続いています。
GM:一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、 道の先を案内するように飛んで行きます。
GM:コウモリを追いかけていくと、 暗闇の中にぼんやりと、サーカスの舞台に立つあなたが見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと "見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。  君は<よろこび>をそこに置いたね」
迷:不思議そうに眺めてますね。
GM:「舞台に立っている君は、  <よろこび>に満ちていて、涙さえ落としているね。  うれしさでむねがいっぱい、飛び上るほどしあわせな気持ち。  君はその喜びをみんなに知ってほしくて、舞台に立っているようだね。  観客の人たちも、君のその姿を見て、  喜びを感じ、それを祝福していたかもしれないね」
GM: 「・・・教えてほしいな、 君はどんな時に<よろこび>を感じるかな?」
迷:「……どんなとき?うう、ん……」
迷:「答えにならないかもしれないけど、“わからない”。ごめんね」
GM:「それも一つの答えさ。そうだね、君はあまり普段、感情的に動いていないんだろう」
GM:「でももしかしたら、今後よろこびを感じることがあるかもしれないね」
迷:「どうなんだろう。深く考えたこと、ないなあ」
GM:「じゃあ考えてみるのもいいかもしれないね。そのとき、聞かせてくれるなら嬉しいけどね」
GM:続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
GM:「きみがあそこに置いたのは、  "隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。  君は<いかり>をそこに置いたね」
GM:「檻にいれられた君は<いかり>に震えている。  閉じ込められている理由を知っていても、  それを理解していても、この憎しみが消えることはない。  しかし、君は安堵している。  ああ、この<いかり>を、誰も知ることはないだろう。  周りの人たちは君の姿に怯え、みな近寄ろうとはしなかった。  君の<いかり>はそうやって隠されているみたいだね」
GM:「・・・教えてほしいな、       君はどんな時に<いかり>を感じるかな?」
迷:「意地悪だねえ、さっき僕を感情的に動いていないと言ったのに」くすくすと笑います
GM:「いかりも、覚えがないのかな?」
GM:「君はやさしそうだからねえ」
迷:「そうかな。そこまで優しくはないと思うけれど」
迷:「いかり……も、ううん、どんな感覚かがわからないな」
GM:「どうせここは夢の中。聞くのはおれだけ。さらしてくれてもいいものだけどね」
GM:「そうか、いかりの感覚もわからないんだね。でもいつか、君は何かにいかりを覚えることがあるだろう」
GM:「その感情を檻に閉じ込めておいたままか。それとも檻から解き放つのか。楽しみだね」
GM:続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。
GM:「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願い"だ。  君は<たのしみ>をそこに置いたね」
GM:「青い草原の君は、  歌って、足を弾ませ、<たのしみ>を体いっぱいに表している。  君は、そんな自分の姿に、  あこがれ、胸を焦がしているんだ。  同時に、この気持ちを、  心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。  この楽しさを自分の心で感じることができたら。  笑顔でそれを受け入れられたら。    君はその<たのしみ>を、  いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
GM:「・・・教えてほしいな、       君はどんな時に<たのしみ>を感じるかな?」
迷:「うーん……」「人と、話しているとき、かな。これもよくわからないけれど、たぶん」
GM:「そうか、やっときけたきがするよ。人と話すとき、君は喜びを感じるんだね」
GM:「でも、それは偽物かもしれない、あやふやなたのしみだね。君の今いる世界では、楽しいかもしれない。でも、別の世界では……おっと、これ以上はやめておこう」
迷:「言いたいことはなんとなくわかるよ」
GM:「はは、聞かせてくれてありがとう」
GM:「さあ、最後だよ」
GM:「君が最後に手にした、  その<かなしみ>は、君の"取り戻したいもの"だ」
GM:「……おれは、心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。  教えてくれてありがとう。  ……お礼に、おれから手渡すものがある」
GM:「その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、  その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
GM:あなたの目の前には小さな箱があらわれます。  鍵をかける穴がついていますね。  あなたの手には、  ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
GM:「それは、"秘密の箱"。  どうして君が<かなしみ>をのこしたかは、答えなくていい。     ──君にだけ、その秘密は明け渡される」
迷:「うん」短く答えると、言われたとおりに箱にぬいぐるみを入れ、鍵を取り出します。
GM:箱に鍵をかけると、カチャリ、という音とともに、 空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。
GM:闇への中へ、落ちていく感覚。
GM:【停止】
GM:そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。 不思議な夢を見た気がする。
GM:……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。 代わりに、<かなしみ>の記憶だけ、あなたの頭には残っていた……
GM:お疲れ様です。シナリオクリアです。
迷:ヤッターーーーーおつかれさまです!!!
GM:おつかれさまですー!!!!では報酬タイムです!!
迷:ドンドンパフー
GM:【報酬】スキルポイント50pt自身の「悲しみ」に関する記憶
GM:どうぞお持ち帰りください!
GM:あとで報告用のBBSを立てるので記載お願いいたします!
GM:それでは自由解散です、おつかれさまでした!
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