Garden


秘密の箱


参加者


GM:とりどめコモ
PL:佐久間いずみ/レリエリウス=リブラ=ジェオメトリア
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GM:それではあらためまして。
今回レリエリウス様の『秘密の箱』にてGMを務めさせていただきます、とりどめコモです。よろしくお願いいたします。(深々礼)
GM:【♪ - Sacred Play Secret Place】
レリエリウス:宜しくお願い致します!
GM:ご存知かとは存じますが、このシナリオの自由に、思うがまま、
自分のキャラの「心」と向き合いながら、自分のキャラの「自己紹介」のつもりでプレイしてみてください。
レリエリウス:夢のなかでくらい素直になろうと思います。
GM:それでは、始まりの場面よりはじめましょう。
GM:あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。
引き出しの中からでしょうか。見慣れない鍵を発見します。
はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところにしまったのか。
あなたは不思議に思いますね。
レリエリウス:「何コレ」まったく覚えがないので適当に捨て置きます。
GM:では、適当に捨て置かれた鍵はそのまま貴方の視界からはずれますね。きらりと小さく光ったような気がしますが、きっと気のせいでしょう。
レリエリウス:「元々モノもねーし、えーと埃の拭き掃除だのかんだのは終わったー……ってことでまあ、これでいーだろ」
レリエリウス:銀の鍵のことなどスッパリサッパリ忘れ、眼鏡を外してベッドに横になります。血糖値が低いのに動くと疲れるんだよ眠いんだよ。
GM:掃除は体力を使いますものね。では、そのまま寝入った貴方はその夜、夢をみます。
GM:目の前には一枚の扉。その扉には鍵がかかっています。
あなたの手には昼間見かけたような気がする鍵が握られています。
レリエリウス:「……明らかになんか厄介事に巻き込まれた感あるんですけどぉ〜」女子高生のイントネーション。
レリエリウス:「まぁいいや。夢魔とかそーゆーのがいるんならそれはそれで楽しいし」いや、サキュバス系ならむしろ歓迎なのでは?と、青年はちょっといやらしい笑みを浮かべた。
GM:夢魔かどうかはわかりませんが、扉の鍵穴と貴方が手にする銀の鍵は、なるほどぴたりと嵌るようです。
扉を開けてみますか?
GM:訂正:夢魔がいるかどうかはわかりませんが、
レリエリウス:「お迎えをよこしてくれるほど親切じゃないみたいだしな」扉を開けてみます。
GM:では、扉の向こうの様子をお伝えします。
…扉の向こうには、微かに星が瞬く夜空が広がっています。足元まで広がっているようで、先に進めば、まるで星空を歩くような気持ちになりそうです。
レリエリウス:(ふつうに考えたら落ちるよなあ……)とりあえず一歩足を踏み出してはみるものの、扉の縁に手をかけています。
GM:貴方は恐る恐る一歩を踏み出しました。…すると、今まで手をかけていたはずの扉の縁、それどころか扉ごとうっすらと消えてしました。
―――貴方は、ふわりと星空の中に落ちてゆきます。
GM:誤字がひどい。消えてしまいました。
レリエリウス:「えっマジそれアリなのアリですよねえだって夢ですもんねええぇぇーーーーーーッ!!!!」悲鳴は星空の中へ消えました。
GM:はい、夢ですもんね!
では、反響した悲鳴がきれいに星空に吸い込まれて消える頃、ふと落下する感覚が終わります。
GM:ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。
周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、
目の前には大きな映画のスクリーンがあります。
・・・どうやらここは、映画館のようですね。
レリエリウス:ぱちくり瞬きして眉間をおさえています。ああそうだよこれは夢だからなどんな突拍子のないことが起こったって仕方がない。
レリエリウス:ポップコーンは何味ですか?あとコーラのサービスはありますか?
GM:ポップコーンは、プレーン、キャラメル、ハニーの三種類。飲み物はコーラだけでなく、ミネラルウォーター、ソーダもあります。
お好みでどうぞ。
レリエリウス:キャラメル×コーラが最強、異論は認めない。少なくとも俺の夢の中では!!
GM:では、貴方の思う最強の組み合わせがぽんっと可愛らしい音を立てて、膝の上に着地することでしょう。
レリエリウス:「うめえ!」もっさもっさ食べてます。
レリエリウス:「あっやばい胸焼けしてきた おい夢の中でくらい自由に食わせろ」誰に対してだかワカラナイ文句を垂れている。
GM:食べ過ぎには注意、ですね。では貴方が胸焼けに悩まされてきた頃、あたりがすうっと暗くなります。
GM:どうやら、上演の時間のようです。
レリエリウス:「お?何かやんのか」まあ映画館だから当然だわなあ、といった具合に静かに待機。
GM:―――映し出されたのは、
サーカスの舞台で活躍するライオン。
ライオンは人気者でした。
観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
レリエリウス:(動物モノか……このあとなんやかんやあって感動のフィナーレだろうなあ)退屈そうだ。
GM:―――しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、
お腹がすいて、ひどく気が立っていました。
その日のショーで、
ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
レリエリウス:(ほれきた)
どどんとふ:「名もなきTRPG野郎」がログインしました。
GM:―――檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。
いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、
ライオンは知りました。
レリエリウス:(映画の定番ならもうすぐ助けがくるさ)
GM:―――その日、ライオンは夢を見ます。
草原を自由に駆けている自分の夢です。
GM:・・・そんな物語が、スクリーンには映し出されました。
レリエリウス:「夢オチってこれライオン死ぬパターンじゃねぇか……」ポップコーンを脇において、なんだか悲しいものを見てしまったと言いたげに眉を下げている。
GM:ライオンがどうなったのか。それは、誰にもわかりません。
レリエリウス:「もっとパーッとした映画流そうぜどうせならさあ〜」
GM:そんな貴方の声も空しく、どうやら映像はこれでおしまいのようです。
画面は暗くなり、あなたの周りも真っ暗になってゆきます。
レリエリウス:「うげっまた暗転」
GM:完全に暗くなり、自分の手足さえ見えなくなった頃。
ふいに貴方は、周囲をまっしろな壁に取り囲まれた部屋に取り残されていました。
レリエリウス:「今度は何だよいい加減キレーなネーチャン出せや」
GM:「…きれいなおねえさんではなくて、申し訳ないけれど」
貴方がそうつぶやいた声に応えるように、どこからともなく声が響きます。少年とも少女とも取れない、不思議な声です。
レリエリウス:「おう本当に申し訳ねえならこの不思議空間作り上げたマジカルドリームパワーで綺麗な姉ちゃんに化けて出てこい」
GM:「すまないね、残念だけどそれはできないんだ」
どこか、少しおかしそうに、ふしぎな声は応えます。
レリエリウス:「俺の夢に出てきてるくせに……まあいいや、で、この真っ白な部屋で俺にナニさせよーってのよ」
GM:「あたりをよく見てごらん」
レリエリウス:ようやく辺りを見回す。
GM:では、あたりを見回したあなたの目の前には、ライオンのぬいぐるみが4つあります。
レリエリウス:「謎解きか?まさか、人形遊びさせようって?」
GM:それぞれ、「よろこび」「いかり」
「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
表情も、かかった札の感情を表すかのように、つぶらな瞳を輝かせていますね。
GM:「謎解きなんて、大げさなものじゃあないさ」
GM:あなたがぬいぐるみを確認すると、部屋の中にそう声が響きます。
GM:「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。
 君が思うまま、君の気持ちにだけ正直に答えてね。
 ・・・そして、きみがどうしても
 自分の手に残したい気持ちだけ、持っておいで」
レリエリウス:コイツ煽ってもあんま堪えねえタイプだな、という感想を込めてため息ヒトツ。
ぬいぐるみの置くべき、とされている場所を確認して回りましょうかね。
GM:「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
その声が途切れて、もう何も聞こえなくなるのと同時に、貴方の目の前に、サーカスの舞台、鉄の檻、青い草原のセットがあらわれます。
GM:ぬいぐるみをそれぞれのセットに置くことができるようです。
GM:ご自由に、思うままにぬいぐるみをセットに置いてあげてください。
レリエリウス:「……」正直、ご自由にだとか思うままにだとか、感情に疎い自分にはよくワカラナイのだ。
レリエリウス:ステージに立っていたライオンは喜んでいた?楽しんでいた?どっちも同じように思える。
自己中心的なライオンなら……、いや、それも大して変わらない。観客が楽しむいきものなら、楽しませて喜ぶのが舞台上の獅子の心境だろうか?
レリエリウス:「んじゃあサーカスの舞台には<よろこび>のライオンを置きましょうね〜っと」
レリエリウス:「鉄の檻にはー……」これ噛んだ直後か?それとも放置されて暫く経ってるのか?噛んだ直後なら怒りかもしれないし、放置喰らってんなら悲しいだろうな。
ああでもそうだな、腹が減ったら普通は悲しむモンなのかな?食い物見つけて泣くほど喜んでたヤツ、俺は最近会った気がするし。まあそんなもんか。
「鉄の檻には<かなしみ>をぶちこんで〜っと」
GM:置かれたぬいぐるみは、つぶらな瞳で貴方を見つめ続けています。あと置くことができるのは、一匹だけ。
レリエリウス:「まぁ妥当に考えたら青い草原には<たのしみ>でしょ」
レリエリウス:「晴れて自由の身になったっつうのに怒りを宿すライオンとか怖すぎワロタ」
GM:では、ぬいぐるみを置き終わった貴方の耳に、もう一度ふしぎな声が響きます。
GM:「君はよろこびのライオンがが、舞台に立つことを望む?
 大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい?」
「君はかなしみのライオンが、檻に入ることを望む?
 そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい?」

「君はたのしみのライオンが、自由になるのを望む?
 君の手を離れて、もう二度と見えなくなってしまっても、いい?」

「…それでよければ、その子たちはそこに置いていくといい」
GM:ゆっくりゆっくり、確かめるように、貴方にそう問いかける。
レリエリウス:「舞台に立つ以上笑われるのは仕方ないだろう」
レリエリウス:「檻に入れられた理由はなんだか知らんが、それだけのことをしたなら悲しんでたって俺の知ったこっちゃあない」
レリエリウス:「楽しいって駆けまわるなら駆けまわってりゃ良いだろ、人に危害さえ加えなきゃさ」
レリエリウス:「悪いね<いかり>くん、お前は余りモンだから俺と一緒に進むぜえ〜っつか進む道何処よ」
GM:「…そう、答えてくれてありがとう」
貴方の答えに礼を述べた声は、こう続けます。
「<いかり>の子を連れていくんだね、なら、準備ができたら、そこの扉をくぐっておいで」
GM:貴方の目の前には、いつの間にか、黒い扉が現れていました。
レリエリウス:「へいへーい」
GM:では、貴方は扉の先へと進みます。
…そこは、最初に目にした星空でした。
そしてそこには、一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、道の先を案内するように飛んでいます。
GM:ついてこい、とでも言いたげです。
レリエリウス:「うおなにこいつ目ぇひとつしかねえ!なんかコレに近いのゲームで見たことある!マウントとかミニオンで!なんだっけ!」適当こいている。
レリエリウス:けらけらと愉快そうにコウモリの後をついていきます。
GM:コウモリを追いかけていくと、
暗闇の中にぼんやりと、先ほどの映像で見たサーカスの舞台が見えてきます。
…ただ一つ違うのは、そこにいるのは貴方の置いたライオンではなく、貴方自身を模したようなぬいぐるみがあること、でしょうか。
レリエリウス:「人間をぬいぐるみで再現するって技量やべーな」
GM:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと
 "見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。
 君は<よろこび>をそこに置いたね」
レリエリウス:「まぁ皆楽しいっつかプラスの感情抱けた方がいいじゃんね」
GM:「舞台に立っている君は、
 <よろこび>に満ちていて、涙さえ落としているね。
 うれしさでむねがいっぱい、飛び上るほどしあわせな気持ち。
 君はその喜びをみんなに知ってほしくて、舞台に立っているようだね。
 観客の人たちも、君のその姿を見て、
 喜びを感じ、それを祝福していたかもしれないね」
うれしそうな表情の貴方のぬいぐるみが、貴方に向かって笑ったような気がした。
レリエリウス:「おう元気そーで何より」
GM:一つ目が羽ばたいて、先を促しますね。
レリエリウス:ついていくよ。
GM:貴方が踏み出すと、星空に映る映像は星の瞬きに掻き消えてゆきました。
…続いて、見えてきたのは檻に入れられた貴方のぬいぐるみです。
GM:「きみがあそこに置いたのは、
 "隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。
 君は<かなしみ>をそこに置いたね」
GM:「檻に入れられた君は<かなしみ>に震えている。
 閉じ込められている理由はわかっているし、理解もしている。
 けれど、この悲しみは消えることはない。
 君の涙はもうとっくに枯れてしまったね。
 周りの人も君に同情はしているが、
 なすすべがないのだろう、みな近寄ろうとしなかった。
 君の<かなしみ>はそうやって隠されているみたいだね」 
ぽろぽろ、ぽろぽろ。硝子玉でつくられた涙を、貴方のぬいぐるみは哀しげに流し続けています。
レリエリウス:「いやまあ男の子なら誰でも涙は見せたくないもんじゃん?ネ」
レリエリウス:「フツー、フツー」
GM:そう言う貴方の頭の上を、一つ目がくるりとまわります。…次に進むようです。
レリエリウス:はいはい、といった具合に前進します。
GM:先に進んだ貴方の目に映ったのは、青い草原の中ちょこんと佇む貴方のぬいぐるみの姿でした。
GM:「きみがあそこに置いたのは、
"君にとって叶わない願い"だ。
 君は<たのしみ>をそこに置いたね」
レリエリウス:「へえー」
GM:「青い草原の君は、
 歌って、足を弾ませ、<たのしみ>を体いっぱいに表している。
 君は、そんな自分の姿に、
 あこがれ、胸を焦がしているんだ。
 同時に、この気持ちを、
 心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。
 この楽しさを自分の心で感じることができたら。
 笑顔でそれを受け入れられたら。
 
 君はその<たのしみ>を、
 いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
ちょこんとおかれたぬいぐるみは、両手をいっぱいに空を見上げ、とても楽しそうに貴方を見ている。
レリエリウス:(叶わないっていうより、よくわかんないんだよなあ)
レリエリウス:「あはは、俺いつでも楽しそうでしょ」人形の真似をして、両手をいっぱいに広げて空を見上げて笑ってみる。
GM:「…そうだね、じゃあ、最後に一つだけ」
GM:そう言う声が聞こえると同時に、楽しそうな貴方のぬいぐるみは夜空へ掻き消えてゆきました。
声は続けます。
「教えてほしいな。君はどんな時、どんなことに<よろこび><いかり><かなしみ><たのしみ>を感じるのかな」
レリエリウス:「女の子のセクシーショット見えたらよろこぶ」
レリエリウス:「俺のテリトリーに勝手に入られるとキレるかなーマジギレってあんまねーかも」
レリエリウス:「かなしみ?かなしみこそ思い当たんねえっつうか記憶無くしてるヤツに言う質問じゃねーだろこれ」
レリエリウス:「たのしそうだろ?いつも、俺は、ね?ほら」
GM:「……そう、応えてくれて、ありがとう。でも、そうだね…。君はとても正直だけど、とても嘘つきだ。もちろん、うそをつくのは悪いことじゃあ、ないけどね」
レリエリウス:「ははっ、ウケるー、その言葉矛盾してるぜ」
GM:「ふふ。…さあ、そろそろ出口だよ。先に進んでごらん」
声が途切れると同時に、貴方の目の前には、白い扉が佇んでいました。
レリエリウス:「扉のバリエーションが豊富だこって……」がちゃっとな。
GM:そこは、雪の降る広い、大きな場所でした。
音すらなく、ただ雪が降り積もる。そんな空間に、ふしぎな声が響きます。
GM:「さあ、最後だよ」

「君が最後に手にした、
 その<最後の人形>は、君の"取り戻したいもの"だ」
レリエリウス:「マジ?」特に要らん、と顔に描いてあるやつ。
GM:「きみは<いかり>を連れてきたね」
GM:「…よければ教えてくれないかな、どうして<いかり>を連れて来たんだい?」
「理由が無いなら、それでもいい。余りものだったから、それでもいいよ」
レリエリウス:「うーん……舞台に立つには怒ってちゃあ愛想がねーし」
レリエリウス:「檻に閉じ込められた直後ならまあ怒ってたかもしんねーけど、怒るのって体力いるから悲しんだ方がラクだろうし」
レリエリウス:「怒りに満ちてる獅子を草原に放つって怖くね????」
レリエリウス:「まあそんな理由」
GM:「…そう、随分と多く質問をしたけれど、全てに応えてくれたね。」
「……おれは、心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。
 教えてくれてありがとう。
 ……お礼に、おれから手渡すものがある」
GM:あなたの目の前には小さな箱があらわれます。
 鍵をかける穴がついていますね。
 あなたの手には、ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
GM:「それは、"秘密の箱"。
 ─君にだけ、その秘密は明け渡される」
レリエリウス:「……はこ」
GM:「その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、
 その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
レリエリウス:言われた通りにしますが何処か怪訝そうな顔。
GM:「…何か言いたげだね?」
レリエリウス:「<いかり>なんて取り戻してどうすんだろうなあ、と思ってさ」
GM:「さあ。それはおれにもわからないよ。…君のこころだけが知っていることだ」
レリエリウス:「……そーゆーもんかねえ」
GM:「さて、お目覚めの時間だよ」
声がそう告げるのと同時に、空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。
目の前に広がるのは、三度目の星空。
GM:再び、ふわりと貴方の身体は星空へ投げ出されてゆきます。
レリエリウス:(星空……割れる空……)
レリエリウス:(何か、失いそうな、そんな夢だな……)
GM:―――そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。
不思議な夢を見た気がする。
GM:……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。
代わりに、<いかり>の記憶だけ、貴方のこころに水を落とすように甦っていった……。
レリエリウス:虚ろだ。何故あんな世界に生まれ落ちたのか、終わりしかない虚ろに、投げ出されて、理不尽を嘆くことも出来ず。
生まれた時から、ずっと、かたちのない何かに怒りを抱くことで自分を支えてきたんだ。……なんて、虚しい生き方だろう。
GM:お疲れ様でした。おめでとうございます、シナリオクリアです!
レリエリウス:お疲れ様でしたー!ありがとうございました!!
GM:★クリア報酬として、スキルポイント50ポイントをお受け取りください。
GM:★そしてもう一つ、<いかり>やそれにまつわる記憶報酬もお受け取りください。
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