Garden


トワイライト・ベイビー


参加者


GM.佐久間いずみ/レリエリウス=リブラ=ジェオメトリア
PL.成樹 笹/ナキ・ハウラ・カペル
PL.とりどめコモ/デューツィア・フィニス・アルニラム
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GM:それでは皆さん準備はよろしいでしょうか、【トワイライト・ベイビー】のGM進行役をつとめさせて頂く佐久間いずみで御座います。
しれっとPLにレリエリウスも混ぜておりますが、まあそれはさておきと言うことで皆さんどうぞ楽しんでいってくださいませ、宜しくお願い致します。
GM:さて準備が宜しければ早速感情スキルの宣言をお願いしたく存じます。
デューツィア:よろしくお願いします〜!
ナキ:よろしくお願いします!
ナキ:感情スキル、デューツィアさんに友好をとりたいです
レリエリウス:よろしくお願いします〜。
レリエリウス:んじゃあナキちゃんに【保護】で。
デューツィア:[デューツィア・フィニス・アルニラム]から[ナキ]さんへ仲間を取りたいです。
GM:[友好]のダイスロールをどうぞ、ナキさん。
ナキ:1d3+2 友好
DiceBot : (1D3+2) → 2[2]+2 → 4
GM:[仲間]のダイスロールをどうぞ、デューツィアさん。
デューツィア:1D5
DiceBot : (1D5) → 3
GM:それでは導入から参ります。
皆さんは拠点での夕暮れ時、晩ごはんの匂いに鼻をすんすんさせながら美味しい食事を心待ちにしています。
そんなとき、この世界には、箱庭にはいないはずの鳥の羽ばたきの音が聞こえたかと思うと、こんこん、こんこん、と小鳥が窓をつついています。
ナキ:「ん?鳥?」オープンザ窓
デューツィア:「……」
お玉を持ちエプロンをしめた姿で窓を見ています。
レリエリウス:「あれっ、動物居ない訳じゃないのか?この世界」
GM:小鳥は器用に手紙を咥えており、貴方たちがそれに気づいて手紙を受け取るのを見届けると、そそくさと夕暮れの空へ消えていきました。
レリエリウス:「ええ何あの鳥微妙に愛想悪いなおい」
ナキ:「あ、いっちゃった……なんだろこの手紙」手紙をじろじろ見ます。
デューツィア:「手紙か」
エプロンをしゅるるとはずしつつ、手紙を確認します。
レリエリウス:「封もろくにしてないし……ん?しょーたいじょー?」
GM:招待状。手紙をはらりと確認すると、そこには確かにあなたたちを招待する旨のことがかかれており――
おやおやおかしいですね、ほのかな甘い香りが段々とあなたたちを包んでいって、加速度的に眠くなっていく。
やがてその瞼が完全に落ちきった時、きみたちの意識は完全に甘い香りの中に沈んでしまった。
GM:……君たちは目を覚ます。
ナキ:「うぅん…」
デューツィア:「おい、待て…鍋の火を止めていな………」
レリエリウス:「ん……ンン……睡眠不足がたたったかあ……?」
レリエリウス:「ちょっとマジでそれヤバイんちゃう」
ナキ:「私の…夕食…」
GM:さて目を覚ましてさっそくわあきゃあいく探索者諸君。
あなた達はすぐさま気づく事でしょう、あなた達が居るのはあのダイニング・キッチンではありません。
長方形の部屋です。その部屋には、長いテーブル、椅子が四つ。
壁はクレヨンの落書きや、折り紙で飾られております。
デューツィア:「……他の者が止めてくれるだろう」
心なしか汗をかきながら、周りの状況を把握しようと立ち上がります。
レリエリウス:「クレールあたりが多分な……」
デューツィア:「ああ
GM:さて立ち上がり周囲を確認しようとしますと……。
GM:こどもの声がひびきます。

「きょうはみんなで
 たのしい たのしい ぱーてぃをしよう
 よにんのこは おヘヤにいるから よんであげてね
 すーぷには カクシあじを いれるとおいしくなるんだって

 あんまりおそいと、ママがむかえにいくよ」
レリエリウス:「謎かけかなんかか……俺は前こういうのやって考えすぎてから回った覚えが……いや……うっ、頭が」
レリエリウス:「遺跡……うっ、頭が」
ナキ:「そんな身構えなくてもいいんじゃないですか。ほら、パーティっていってるじゃないですか」
デューツィア:「……ママ?」
不審げに眉を顰めながら、レリさんの頭をぽんと叩こうとしたが届かなかったので、背中をポン。
レリエリウス:「お、……ありがとうデューちゃん」可愛い子にさわられちゃった
ナキ:「とりあえずよにんのおこさんを呼べばいいんですよね。おーいどこにいますかー」言いながらお部屋を幻視します。
GM:さて改めて部屋を確認。
左から、赤いとびら、黄色いとびら、青いとびら、黒いとびらがあります。
天井の小さなシャンデリアが部屋を照らし、真ん中には古い木製の長机と椅子が5つあります。
さらに机の上にはガラスの皿にはいった、白い無臭のスープが5つあります。
1、2、3、4と三角塔がそれぞれの席に並べられていますね。
レリエリウス:「順応はえーなあ……」
GM:壁に「Welcome to party!」と書いてあるのを見つけます。
どうやら先ほどの招待状にかかれたメッセージと筆跡が似ていますね。
同じ子供が書いたのでしょう。そして壁には部屋の地図が貼られています。
GM:地図は雑談の方を参照で。
GM:地図の横には下記のような文字も書かれています。
「赤いとびらはきっちん、黄色いとびらは本がいっぱい、
 青いとびらはこどもべや、黒いとびらはぼくのかげ」
壁の落書きからあの仄かに甘い香りがふんわりと漂ってきます。
デューツィア:「……先ほどの香りと同じだな」
すん、と鼻を慣らして確認。
ナキ:「甘い香りがしますね」
ナキ:「とりあえず私はキッチンにいきたいです」目を輝かせながら。
レリエリウス:「こういうスープが無造作においてあるとこのキッチンによく何かを期待できるねナキちゃん……」
レリエリウス:そう言いつつスープに幻視。
ナキ:「美味しい何かがある場所には積極的にいきたい姿勢です」
GM:なんの異変も感じない、無臭のスープです。
なんとなく舐めてみるとミルクのような味がします。
レリエリウス:「う、うーんスープっていうか牛乳」
デューツィア:「何か食材でもあれば、一品作るぐらいは許されてほしいものだな」
何故か水色のエプロンをきゅっとしめなおす。
デューツィア:ひとまずこの場に差し迫った脅威は無いと判断した模様。
GM:では容赦なく恐らくは他人の家である、いや間違いなく他人の家である場所のキッチンを漁りにいくということでよろしいですか?
ナキ:言い回し的に抵抗を感じますが俺はいくぞおおおおおおお
レリエリウス:「パーティーに呼んでおいて人の気配ないしネー…」
デューツィア:「ナキよ、何か食材を見つけてもつまみぐいはよすのだ」
そっと肩に手を置きながら背後でぼそりと呟いておきます。
GM:さて赤い扉を開けてみますと、地図と文言通りキッチンになっています。
コンロには大きな鍋が置いてあり、調理棚や食器棚、冷蔵庫などが揃っていますね。
調理器具なら何だってあると思ってくれて構いません。フードプロセッサとか欲しい。
ナキ:「……わ、私が他人の家で許可無くそんなことするわけないじゃないですか」
レリエリウス:(若干言いよどんだぞこの子……)
デューツィア:「ならば良い」
安心して、器具をもの珍しそうに眺めています。
GM:あと鍋には注視をしなくても、ふたを開ければ白い無臭のスープがたっぷり入っています。
ナキ:「では早速……」サクサクと冷蔵庫を幻視します。
GM:中にはご飯と全く関係ないようなおもちゃなどが詰め込まれていますね。
お肉とか食材はすっからかんです、ママがきっと買出しに行っているのでしょう。
ナキ:「おもちゃを!!!!冷蔵庫に!!!!入れるんじゃありません!!!!!!」バタンとしめました
レリエリウス:(期待が外れた八つ当たりしてやがる)
レリエリウス:部屋に幻視しときまーす。
デューツィア:「…さて、「よにんのこ」とやらは何処にいるのか」
同じく注視を。
GM:部屋ですね。それでは……
カクシあじのつくり方と書かれた古い紙を見つけます。
「よにんのこはすきなあじをみつめていた」とだけ書かれています。
紙の裏には何も書かれていません。
ナキ:「あーもー、じゃあ味付けするもの……」調理棚を幻視します。
デューツィア:カクシあじのつくり方と書かれた紙にまじまじ注視。
GM:調理器具はありますが、残念ながら調味料はすっからかんです。
GM:紙は紙。ペーパー。
ナキ:「……今まで何を食べてきたんでしょう」からからの調味料ふりつつ
レリエリウス:「はよ買い出し帰ってこいや……」
ナキ:「ほんとそれ」
デューツィア:(肝心の作り方が書いていない)
とりあえず、紙はそっとしまっておく。
GM:あとは食器棚に食器もたくさんありますね、綺麗に片づけられています。
GM:後はこれ以上見回してもなんもなさそうだなーと思います。
レリエリウス:「残念ながら勇者の特権を行使するしかなさそうだな」
レリエリウス:「ヒャッハー!家探しだァー!」
デューツィア:「楽しそうだな」
レリエリウス:「いやだって他人の家を好き勝手探索するのって割りと夢じゃない?いやそうでもないか」
レリエリウス:「とりあえず俺はルールとか破ったり好き勝手するの好き」
デューツィア:「…そうか」
なんとなしに足元を見ている。
ナキ:「人様のお家を荒らしたら駄目ですよ!」※人のことなんて言えない
GM:他人の家のキッチンを冷蔵庫の隅までチェックした探索者諸君よ、探索していない部屋はあと黄色、青色、黒色の部屋ですね。
ナキ:「どこいきます?」興味という目の光がスッと消えた眼差しで
レリエリウス:「情報収集といえば本でしょ」
ナキ:「じゃあ黄色の部屋ですか」
レリエリウス:「これで絵本しかなかったら俺様つらたん」
デューツィア:「ふむ」
顎に手を当てつつ、同意する。
ナキ:「絵本可愛いじゃないですか」
レリエリウス:「いやまあ絵本は可愛いけど」
GM:では他所様んちの家探しを確定した探索者一行が次に向かうのは黄色の部屋でよろしいかな?
デューツィア:おっけーです!
ナキ:うふふおっけー!
レリエリウス:おっけーです。
GM:さて黄色い扉を開け放つと中は図書室となっています。
誰かが使っていたような形跡がありますね。地面には図鑑や絵本が積み重ねられていたりもしています。
レリエリウス:「あっよかったギリ許容範囲内の図鑑ある」
デューツィア:「……」
ひとまず、脅威が無いか部屋へ注視をば。
GM:地面に積み重ねられている本がちらっと気になりました。
その中にひとつ、開きっぱなしになっているものがあったからです。
黒く塗りつぶされたなかに、子供のような輪郭線。
ぽつんと小さくたっているそれは、どこか寂しげに見えました。
さらに下には、「てらして」と書いてあります。
レリエリウス:まあそんな事はアウトオブ眼中で図鑑呼んでるよね
デューツィア:「……」
本をゆっくりと手に取って、部屋の明かりに透かしてみます。
ナキ:「何か面白い本無いかな」絵本あさってます。
GM:太陽系とかまあそこらへんの事が詳しく載っている「星の図鑑」ですよ、良かったねレリエリウスさん。
GM:部屋の明かりに透かしても特に変化はありませんでした。
GM:ちなみにこの部屋を幻視したり注視したりするとフレーバーなお目当ての本は見つかりますがほかは特にありません(メタ)
デューツィア:「レリエリ、ナキよ」
二人に見つけた本を見せて、意見を聞きたいです。
ナキ:すっごいフレーバー欲しいですけど人様のお家なんで持っていかないです(ハンカチ噛み締めながら
ナキ:「はいはいー」
GM:まあ欲しい本の題名とかかいておくとあとでええことあるかもしれへんで
レリエリウス:あっじゃあ「ダンテ」で★
デューツィア:「「てらして」……、どういうことだと思う」
こてんと首を傾げつつ二人にも本を手渡して見せる。
GM:そんな暗い上に長い本あんのかよって突っ込みたいところですけどあるものはあるんだから仕方ないんだなあ。
レリエリウス:いえーい
デューツィア:……では「星のおうじさま」で。
レリエリウス:「さあ?この部屋にはもう何もないみたいだし、キッチンもヒントが置いてあったくらいだし、全部の部屋を探索しないとどーとも言えねえんじゃねーの」
ナキ:本の題名とか今決まらないんですけどオリジナルの童話を見つけたとかそんなのはだめですか
GM:ありますよ 幻視と注視があればなんでも出てくるって書いてある(メタ)
ナキ:メメタア!よーし、じゃあ幻視しますね!!
GM:はい承りました〜、タイトルをどうぞ。
ナキ:★かみさまのおはなし の本。実際のタイトルはふるすぎて掠れていて読めない。
GM:はい、ではそんな本を各々見つけ、途中まで読んだあたりで「あんまり遅いとママがくる」のくだりを思い出して我に返ったんだと思います。
ナキ:「ハッ」
デューツィア:「む」
GM:次は青色の扉と黒色の扉が残っていますが、どうしましょう?
レリエリウス:「ダンテやっぱクソなげーから眠くなるわ……いい眠剤だわ……」うとうと
ナキ:「起きてください」ほっぺのばす
デューツィア:(そういう理由で読んでいたのか…)
レリエリウス:「ひょっといきなりひとのほっぺのばすのはどうかとおみょうひょ」
ナキ:「さて、次は隣の青い扉いきますか?」
ナキ:ほっぺははなした
デューツィア:「おみょうひょ」
呟きつつ、ナキさんにこくりと頷きます。
GM:子供部屋ですね。異論ありませんか。ありませんね。
ナキ:意義なし!!
デューツィア:なし!!
レリエリウス:意義なーし
GM:青い扉を開け放つと、流石子供部屋、壁のいたるところに落書きされていますね。
部屋の中は色鮮やかです。そして奥の椅子にはぬいぐるみが四つ、座っていました。
レリエリウス:「子供いねえ」
ナキ:「いませんねえ」ぬいぐるみを幻視
GM:ぬいぐるみはそれぞれ違うことに気づきます。
個性があるのでしょうか?左から、笑っている子、泣いている子、手が無い子、口を開けている子……。
ぬいぐるみはそれぞれ抱えていける大きさですね、人の胴体くらいの大きさです。
デューツィア:「………」
壁のらくがきへ注視をば。
ナキ:「……」手のない子を見てなんだか胸がざわつきました
GM:落書きはお星様とかまあ雑多です。
ナキ:「このぬいぐるみの子達をお部屋の椅子に乗せればいいんですかね」
レリエリウス:「まあ……生身の子供がいない以上このぬいぐるみが子供相当なんじゃねえの……」
デューツィア:ここでキッチンで見つけた紙のことを思い出す。
「よにんのこはすきなあじをみつめていた……」
ナキ:「すきなあじ?」
レリエリウス:「いうて調味料ないやんな」
ナキ:「まあぬいぐるみの見てる方向見ればいいんですかね」ぬいぐるみの視線の先に幻視
デューツィア:「……」
それぞれ、ぬいぐるみたちがみつめる目線の先を辿ってみる。
GM:ぬいぐるみは皆別々の方向を向いています。人形がそれぞれ見つめている先にある色は……
わらうこ「右の壁の星の黄色」 なくこ「下を見つめ海の青」 てのなき「真っ直ぐ見つめた雨の水色」 おおくち「見上げた穴の黒」
レリエリウス:「すきな…… ……これ味か?味なの?味ととっていいの?」
デューツィア:「……」
失礼、少々ぬいぐるみをそっと持ち上げて、座っている椅子を見てみます。
GM:どのぬいぐるみをどけます?全部どけます?
デューツィア:全部で。
ナキ:「手伝います」ソッ
GM:ぬいぐるみが椅子に座ったままでは、ぬいぐるみが邪魔で見えなかったものが見えます。
椅子をよくよく見てみると、そこにはなにやら文字が書いてあるのでした。
GM:わらうこには、「mer」 なくこには、「mar」 てのなきには「ear」が おおくちには「ven」
……と、それぞれクレヨンで書かれています。色はmerが青、marが赤、earが青と緑、venが黄色ですね。
デューツィア:ここで、レリさんの見つけた星の図鑑について思い出してみます。
GM:星の図鑑を思い出すと、太陽系の順番について触れられていた事を思い出します。
太陽から水星、金星、地球、火星、木星……と続いていって、それらの英名は確か……水星はMercury、金星はVenus……。
デューツィア:「……星の名称か…」
椅子に書かれた文字を見つめつつ。
ナキ:ナキさんは腕のないぬいぐるみをもそもそ触って「ん?」とデューちゃんを見ます
レリエリウス:「それぞれに対応した惑星があるっつーのはわかったけども」
レリエリウス:「なに?重要度順かなにか?」
ナキ:何もわかってないので腕がどこか落ちてないかなってきょろきょろ周囲を見てます。
デューツィア:「【Mer】cury、【Ven】us、【Ear】th、【Mar】s」
ぶつぶつ呟きながら、空中に指で文字を書いている。
GM:腕が落ちたら逆にGMが怖いので落ちてないことにします。
ナキ:「無いのかあ」腕の無いぬいぐるみを撫でながら
レリエリウス:「おおデューちゃんが思考モード」
ナキ:「邪魔しないように応援してましょう」熊をゆらしながら小声でふれーふれー
ナキ:熊っていっちゃった、子供のぬいぐるみ。
GM:まあ部屋に熊ぐらい転がってるんじゃないでしょうか。
ナキ:やったね、熊ゆらしておく
レリエリウス:転がってる熊を同じく揺らしながら小声で「がーんばれがーんばれ
レリエリウス:このレリエリウス、完全に思考を放棄している。
デューツィア:呟きながら、ぬいぐるみを先ほど言った順番に、椅子に座らせ直します。
「わらうこ、おおくち、てのなき、なくこ」
レリエリウス:「……」
GM:子供部屋では▽特に!何も!起こらない!
ナキ:「…では、最初いたお部屋に並べて見ましょうか」お人形抱きかかえてよいしょよいしょ
デューツィア:「何も起こらんな」
顎に手。
レリエリウス:「まあとりあえずそうしよっか」えいこらせ
デューツィア:「うむ、すまないな二人とも。時間を取らせた」
デューツィア:同じくぬいぐるみをかかえる。ふたつ。
レリエリウス:「いやいや、考えてくれてありがとうねえ〜」
レリエリウス:「思案する女の子の横顔はキュートだよ
デューツィア:「そうか、行くぞ」
すたすた。
レリエリウス:「あん待ってぇ」
ナキ:(スルーされてる)
デューツィア:「では、行くならばどの部屋か決めねばなるまい」
くるりと二人を振り返る。
ナキ:「とりあえずこのぬいぐるみを最初きた部屋の椅子にさっきの通りに乗せてみましょう」よいしょと置く
デューツィア:「む、そうだな」
「わらうこ、おおくち、てのなき、なくこ…」
もう一度呟きつつ、ぬいぐるみを乗せる。
ナキ:「これがよにんのこってやつですかね。はいはーい、お部屋から呼びましたよー」
GM:しーん。
レリエリウス:「あれじゃね」
ナキ:「あれですか」
レリエリウス:「ちゃんとスープ寄越せってあれじゃね」
デューツィア:「かくしあじ、か」
レリエリウス:「それ」
ナキ:「今まで見た部屋に隠し味ありませんでしたね……」ちらっと黒い部屋の扉を見る。
レリエリウス:「……せやなあ」黒い扉ちらっ。
デューツィア:「きいろ、あお、みずいろ、くろ、だったか」
ちらり。
デューツィア:「行くか」
とことこと扉に向かって歩き出す。
ナキ:「よしいきますか」黒い扉のドアバーン!
GM:人の家にあがりこんで家探しするんなら最後までやりなさいってことかもしれません。
家探し勇者善陣営御一行様は勢い良くひとさまのおうちの扉をノックなしに開け放ちました。
デューツィア:「失礼する」
レリエリウス:「おっじゃましまーす……?」
ナキ:「突撃、あなたのばんごはーん!」
GM:部屋の中は真っ暗、最初の部屋から漏れる光が、暗い部屋を照らすだけ。
デューツィア:(ばんごはん?)
GM:中にはゆらゆらと蠢く……ひとつの黒い影。それは小さな形を持っていて、子供に見えます。
GM:探索者が部屋の扉を開けた事に気付くと……っていうかもうもろバレですわな。
その子は「ママ、ママ」とたどたどしく言いながらこちらによてよてと歩いてきます。
ナキ:「あ、どなたかいらっしゃいましたか。てっきり他の部屋みたいに誰もいないと思いましたすいません」
GM:しかし扉から漏れる光よりこちらに来ることはありません、立ち止まってしまいます。
デューツィア:「……てらして」
図書室から持ってきておいた黒い本を、最初の部屋から漏れる光に照らしてみます。
黒い影には、そっと手を伸ばす。
ナキ:「ママはまだ帰ってきてないみたいですねえ」
GM:黒い本を照らしても、何も起こりません。ただ小さな子どもの影は、光を恐れて怯えているようにみえます。
GM:手を伸ばされても、その子は光の外へと手を伸ばそうとはしませんね。
影:「ひ、こわい」
ナキ:「怖いんですか?」しゃがみこみつつ「火は使い方次第ではとても役にたつんですよ。怖くないですよ」って言います
影:「……そうなの?」
ナキ:「そうですよ。体をあたためたり、美味しいご飯をつくったりできるんですよ」
デューツィア:「ああ、だから、おびえなくていい」
デューツィア:おなじく目線を合わせるようにしゃがみこむ。
影:「……いたくない?」
ナキ:「触れなければ痛くないです。灯かりは怖くないですよ」
影:「……そっか」
ナキ:「ほら見ててください」小さめに火球を出します
GM:では、子供の影は火から逃げることなく……
GM:不安そうにもうなづき、ゆっくりと照らされて、産声のような鳴き声を上げて、やがて眠りにつくように消えて行きます。
……部屋は明るさを取り戻しました。
ナキ:キエチャッタアアアアアアアアアアアアア
レリエリウス:(子供の相手は苦手なので黙ってたマン)
デューツィア:「……」
少々驚きつつも、もう一度明るくなった部屋を見渡します。
GM:部屋が明るくなれば奥に宝箱っぽいものがあるのを見つけられます。
中には……おや。カクシあじ、と書かれた絵の具セットのようです。
デューツィア:「見つけたようだな」
レリエリウス:「絵の具でミルクに味をつけるってどーなん」
ナキ:「……あ、隠し味」影の子が消えたことにちょっとショックを受けたもののかくしあじに気がつきます
レリエリウス:「身体への影響がすごい心配されるんですけど」
ナキ:「おままごとみたいですね」
ナキ:「子供もぬいぐるみでしたし、おままごとパーティってやつじゃないですか」
レリエリウス:「……まあ呑まなきゃ平気なのか、この絵具が食紅みたいなもんなのか……」
デューツィア:「ままごとか、あまり…いや、やったことは無いな」
レリエリウス:「深く考えたら負けだなって思った」
デューツィア:「では、戻るか」
レリエリウス:「せやんな」
ナキ:「戻りましょう」
GM:では最初の部屋にカクシ味を持って帰還せし勇者善陣営ご一行。
レリエリウス:「どういう順番で入れるんだっけか」
ナキ:「任せました」
レリエリウス:「ファイッ」
デューツィア:「わらうこに黄色、なくこに青、てのなきこに水色、おおくちあけた子に黒」
二人に、ん、と絵具を差出し、自分も絵具をぽちゃんと落とす。
レリエリウス:「どれくらいいれりゃいーのか知らんが」ぽちゃんぽちゃん
GM:さて、パーティーの準備は終わりましたか?
ナキ:「こんなもんですかね」ぽちゃんぽちゃん
デューツィア:終わった、と思います!
デューツィア:「……」
腕組みをしつつ、どうなるのか気配を探っています。
GM:では、中央の椅子に、こどもが一人あらわれます。
そのこは「ぱーてぃ、ぱーてぃ♪」と無邪気にはしゃいでいますよ。
部屋の中をこどもたちの可愛い歌声が包んでいくのをかんじることができます。
こども:「ぱーてぃ、ぱーてぃ♪」
デューツィア:「……ぱーてぃ」
こども:「おにいちゃん、おねえちゃん!手伝ってくれてありがとう!」
こども:「きゅうによんでごめんね」
ナキ:「あ、はい!」いつの間に出てきたんだろう
ナキ:子供を幻視します
レリエリウス:「アッハイ」狂気を感じている
GM:子供は普通の子っぽいです。たぶん。
こども:「ぼくをてらしてくれたでしょ?」
ナキ:「あ、あの影の子ですか」
デューツィア:ナキさんをみる。
こども:「ほんとうにありがとう」
ナキ:へへーって言いながら頭撫でますね
GM:そういうとその子は、にっこり満面の笑みでなでなでを受けながら、ナキさんのほっぺにめいっぱい背伸びをしてちゅーをします。
ナキ:「ふぁっ!?」
こども:「ありがとうのちゅー!」
デューツィア:「ほほえましいな」
微動だにしないまま、様子を見ています。
ナキ:ふと何か懐かしい感じがしたようなしないような、「どういたしまして」とはにかんで笑います。
レリエリウス:「この場面だけ切り取れば微笑ましいとは思う」
こども:「えへへ」ぽてぽてと離れると、その子のとびっきり幸せそうな笑顔を最後に……
GM:マーチングバンドのような軽快な音楽が流れ、やがて遠のいていき探索者は心地の良い眠りに包まれます。
デューツィア:「む、またか…」
腕組みをしたまま、ごとりと床に倒れ込みます。
GM:作ったスープから、あの甘い匂い。けれど不思議とそれは安心感のあるものでした。
ナキ:スヤァ
GM:次に目を覚ませば、探索者は部屋のベットで寝ています。
何かを見ていた気がする、それは夢だったか……枕元には、仄かに甘く香る「しょうたいじょう」と書かれた紙が置いてありました。
カードには小さく「ありがとう」と追加されていました。
GM:ちなみに晩飯はくいっぱぐれた。南無三。
ナキ:「晩御飯!!!!!!!!!!!!」
デューツィア:「…………」
小さくうなだれる。
レリエリウス:別に食わなくてもよかったから良いやという顔で寝直し体勢
ナキ:「デューツィアさん起きてるかな……何か、つくって、くれない、かな……」
デューツィア:「……今日のは、上手く作れたと思ったんだ………」
GM:今日も今日とて不思議なことがおこる善陣営。
晩ごはんは食いっぱぐれましたが何はともあれハッピーエンド&シナリオクリアおめでとうございます。
GM:---
▽クリア報酬
 スキルポイント50pt
 自身の「子供の頃」に関する記憶の一部分
 (幼少期に纏わるエピソードや情報を1つだけ思い出す。情報が無い場合は、何も思い出す事が出来ない。)
デューツィア:おつかれさまでしたーーー!!!
ナキ:おつかれさまでしたー!!
GM:あと子供から感謝の意を込めて本が招待状の下に不器用にラッピングされてプレゼントされてました。
---
▽GM報酬
 スキルポイント50pt
 回すのハジメテなのでいただきます
ナキ:やったね
デューツィア:どうぞーーー!!!
GM:この後スレッドを立てますのでそこに報告お願いします。
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