水晶の瞳
参加者
GM.シルフ
PL.結捺/神坂怜
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GM：それでは、Chapterシナリオ「水晶の瞳」始めたいと思います！よろしくお願いしますー！
神坂怜：よろしくお願いします！
GM：……微睡みの中、意識は甘い薔薇の香りに揺れて……
GM：【セピア色の】
GM：あなたは、何処か見覚えのあるモノクロームの雑踏を掻き分けて歩いています。
目的地はあなた自身にも分かりはせず、何故自分がここにいるのかも、判然としません。
持っているのは、貴方が忘れたはずの薄ぼんやりとした記憶。
鮮明ではないにしろ、今は貴方の中にある……。
神坂怜：「…………。」ｶﾂﾘ､ｶﾂﾘと靴音を鳴らしながら歩いていく。きょろりと周りを幻視、聞き耳で観察しながらゆっくりと
GM：貴方が知る人々は何食わぬ顔をして、貴方があたかもそこにいないかのように、過ぎ去っていくばかりです。
誰も貴方を気にかけたりはしてくれない、ここは、そんな世界。
GM：何故、と自問していると、何やら胸の内から沸きあがるものがあります。
靄のかかった、記憶。この世界の中では、貴方の記憶すべてが揃っています。
無論、箱庭で取り戻した記憶の方が鮮明であり、欠落している部分は色褪せていますがね。
思い出そうと努めない限りは、それらは靄の中にあるままでしょう……。
GM：そんな、冷えて褪せた景色の中、ふとひとりの人物が目に留まります。
それは胸に一輪の白薔薇を挿した人物。
胡散臭い、少し古臭いフードを被った……彼とも彼女ともつかぬその人物は貴方を手招きます。
この世界の中、唯一貴方を認識している人物のようですが……さて？
神坂怜：「……？」 首をかしげながらそっちに近づいてみよう。警戒？知らんな
GM：「わたしは、貴方を、見ることができます」
その人物を見止めると、ふっとモノクロームの雑踏から音が消える。
静止した世界で、女とも男とも判別し難い声が、ひどくこの空間に響きます……。
GM：「あなたの姿を、あなたの存在を……あなたの、こころを……」
「とらわれたひと、かけたひと、まよったひとよ。……こころをのぞいてみませんか」
「ここは貴方の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込まなくては、出口はみえません」
フードの人物の手が宙空にかざされると、タロットカードがすうっと音もなく浮かび上がります。
神坂怜：「…タロット、ですか……。」 こころ、…となりながら ふむ…としてる
GM：「ええ、タロットです。そうですね・・・ただの占いと捉えてもいいですよ」
GM：「気楽に、自分に正直に……迷わぬよう」
目の前のフードの人物は、貴方にカードに触れるように促します。
GM：＊1〜22までの番号をひとつ選んでください。
神坂怜：ん………
神坂怜：「………。」 タロットは、中身どういうものだったかな…と考えつつ 6 に手を伸ばしてみよう
GM：「これはヘキサグラム。簡易であっても、あなたの帰り路を示すには十分でしょう」
選ばれた一番を、するりとローブから出た腕が、テーブルに伏せる。
それを取り囲むようにして、6枚のカードが配置された。
GM：計7枚のカードが、テーブルの上に伏せた状態で置かれています。
GM：カードの裏は見えやしない。此方に向けられた裏が貴方の眼に映るのみ。
神坂怜：「帰り路………。」
GM：「そしてまず、このカード。これは貴方の過去を示しています」
GM：【過去】審判・正位置
「挑戦の日々。貴方は常に、変容を迎えて生きてきた。
大きな転機を糧とし、前へ進み続けた毎日だったのでしょう」
神坂怜：「…、なるほど………。」 ほー…って顔してる。
GM：「そしてこれは、現在」占い師はカードをめくります。
GM：【現在】月・正位置
「不透明で曖昧な状況に、感情が揺れ動いている。不安を抱えているのですね。
先に進めず、嫌な想像ばかりが掻き立てられる。
しかし・・・貴方はそんな怯えを周囲に気取られないよう隠してしまうんでしょうね」
GM：「そしてこれは、未来」占い師は、カードをめくります。
GM：【未来】皇帝・正位置
「それは進展を迎える。具体的な変化が訪れるでしょう。
行動することが必要です。 自分自身の意志・決定・行動が事態を動かします。
・・・そしてきっと、貴方の望みは実現する」
神坂怜：ふむ……という顔をしながら興味深そうに言葉を聞いていますね。いつもの癖で口元に手を当てて考えるような仕草をしている。
GM：くすり、占い師は笑みをこぼします。
GM：「そしてこれは、貴方を救うかもしれない対策、事柄のカードです」
GM：占い師はカードをめくる
GM：【対策】正義・逆位置
「貴方が現在しているその判断は歪んでいる。
もっと客観的に、公平な目で見てみてください。
それが、本当に自分に相応しいことでしょうか。 自分と釣り合いがとれているでしょうか。
貴方に必要なのは、誤魔化しでも過信でもない。
・・・他人を見るのと同じ目で、自分を、自分の状態を判断するのが、一番いいのかもしれませんね」
神坂怜：「他人を見るのと、同じ目で…ですか……。」 わりとずっと、なるほど…ってしてるかもしれない。少しだけ瞳を細めたけれどね
GM：「覚えが、あるようですね」
神坂怜：「まぁ、少しだけ、でしょうか…。」 なんてやんわりと困り笑いをしているかもしれない
GM：占い師は、また笑い声を漏らしました。
GM：「次は、あなたの状況を表すカード」
GM：【状況】塔・逆位置
「衝撃、狼狽・・・貴方は混乱のなかにいる。
動揺を隠せないまま、貴方は立ち直れないでいるのでしょう。
混乱は収束に向かいますが、掴むべきものをまだ掴んでいない。
これからどうすればいいのか、答えを確信できずにいるのでしょうね」
神坂怜：「混乱、…。」 ふむ…自分の瞳以外で自分を客観視できるのは少し楽しいのかもしれない。結果が何であれ。 ある程度はわかってて目をそらしていることだからね
GM：「そして次が、願望」占い師はカードをめくります。
GM：【願望】女帝・正位置
「あなたは、満ち足りることを求めている。
不安のない、不信のない、充実した豊かな毎日を、
暖かな日々を、求めているのでしょう」
神坂怜：「、…………。」 口を開きかけてまた閉じる。また瞳を細めて考える仕草。
神坂怜：（手放したもの）（欲しいものは…、） 思考を一度そこで閉じる。わかっているつもりでも、いざ人に言われると少し考えるものがあったのかもしれない
GM：「・・・いかがなされました？」
神坂怜：「、…いえ、なんでもありませんよ。」 やんわりと困り笑いを一つ浮かべる
GM：「そう、ですか」
神坂怜：「えぇ。」
GM：では、と占い師はカードをめくる。最後に残された一枚を。
「貴方自身の終着点、このまま変わらなければ行き着くであろう先を表すカード。
……この迷宮の、出口です」
神坂怜：「…終着点…………。」 ふむ、とまた先ほどと同じように戻って興味深そうに占いに耳を傾けている
GM：【結果】悪魔・逆位置
「執着、意地、強情、悪循環。
捨て去りきれない。進めない。
・・・いつまでも引きずってしまう貴方。優しい貴方。
けれど、それが貴方なのでしょうね」
神坂怜：「…、すごいですねぇ……。」 ふ、と微笑んで広げられたタロットを見ているかな
GM：「ふふ、既にご存知でしたか」
神坂怜：「えぇ、多少は…、という事にしておきましょうか…。」 わずかに瞳を細めて微笑みながら占い師にも目線を少し
GM：その視線に、フードの下の人物が微笑む空気を感じる。
「…カードを一枚、持っていくといいでしょう。貴方への導きになりますから」
ふわり、ふわり、開けられた七枚のカードが貴方の目の前で揺れている。
神坂怜：「、んー…では、これで。」 す、と指で示したカードは「月」 ほかのカードともしばらく悩んでいたようだ
GM：「そのカードを選ぶのですね」
フードを被った人物が、ひどく穏やかな声で問う。
神坂怜：「えぇ、…まぁ、…少し、悩みますがね………。」困り笑いをし浮かべている様子。 このカードの意味は、なんだっただろうか…
GM：「悩み・・・か。不躾だとは思いますが、貴方はいつも、悩みの側にいるように見える」
神坂怜：「そうですね、…間違っては、いないと思いますよ。」
GM：「ふふ、ならよかった」
GM：「悩みに寄り添い、離れることなく、むしろ抱きしめ」
GM：そのままその人物はフードをするりと音を立てて落とす。
セピア色の世界の中でひどく鮮やかに色づくのは、貴方が見慣れた色。
貴方自身の色、それは、鴉の濡羽のような黒の色。
GM：「そうしてずっと、周りも気にせず抱え込んでいるのでしょうね」
GM："彼女”は悲しげに微笑んでいた・
GM：・・・
GM：・・
GM：・
GM：そうして貴方は目を醒ます。何か、厭なものを見てしまった気がした。
……胸の上にあるのは、月の描かれたタロットカード。
……胸の内にあるのは＜隠しごと＞についての記憶。
まぶたの裏に焼き付いた、自分自身の微笑、あれはほんとうに、自分だったのか……。
やがて靄に包まれる記憶の中でも薄らがぬ、胡乱げなあの色を、貴方は瞼の内に見ることでしょう。
GM：【ED】
GM：というわけでシナリオクリアです！！お疲れ様でした！！！
神坂怜：おつかれさまでした！闇を加速させていこうね！！！！！！！！！！！！
GM：いえええええええええい！！
GM：▽クリア報酬
・スキルポイント50pt
・選択したタロットカード1枚
・自身の「隠しごと」に関する記憶
GM：そして希少報酬
GM：[The Moon]
《月光蛾》もしくは《月影》を取得する場合、SPのコストを半分にしてよい。
1シナリオに3回、宣言する事で使用可能。
戦闘技能に組み合わせて宣言し、対象にダメージが通った時に効果を発揮する。
対象は《麻痺》《混乱》《暴走》の状態異常を受ける。
GM：こちらをどぞ！！
神坂怜：状態異常させなきゃ………
GM：というわけでお疲れ様でしたー！！