Garden


水晶の瞳


参加者


GM.ひよにし屋
PL.唯代終/シーモア・アピス
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GM:それでは「水晶の瞳」セッションをはじめさせていただきます。よろしくお願いします。
シーモア:よろしくお願いいたします(`・ω・´)
GM:【crystal】
GM:……微睡みの中、意識は甘い薔薇の香りに揺れて……
GM:あなたは、何処か見覚えのあるモノクロームの雑踏を掻き分けて歩いています。
目的地はあなた自身にも分かりはせず、何故自分がここにいるのかも、判然としません。
持っているのは、貴方が忘れたはずの薄ぼんやりとした記憶。
鮮明ではないにしろ、今は貴方の中にある……。
GM:RPどうぞ
シーモア:自分に戻ってきている記憶をひとつずつ順番に、意識して思い出していきながら、ゆるく笑みを浮かべます。
「おかえりなさい、お疲れ様」 ほんのり、泣きそうかもしれません。
GM:聞き覚えのある言語ながら、他愛のない会話が耳を掠めて、
人混みの中を歩く貴方の目に入ったのは……
胸に一輪の白薔薇を挿した人物でした。
フードを被った、彼とも彼女ともつかぬその人物は貴方を手招きます。
シーモア:素直にその人に近づきましょう。てててー。
GM:その人物を貴方が認識すると、ふっと色の無い雑踏からさあっと音が失せます。
静止した世界で、女とも男とも判別し難い声が、ひどくこの空間に響き渡るようでした。
GM:「……こころを覗いてみませんか」
「ここは貴方の心のなかに築かれた迷宮です。……覗き込めばおのずと道は見えましょう」
「あなたの無意識へ、触れるたびに出ましょう」
「占い、そう……そう捉えてくださって結構ですから」
シーモア:「何故無意識に触れる必要が? きみにぼくを明け渡す理由がわからない。なにか、審判でもするの?」
きょとんと不思議そうな顔をして、相手のことをじーっと見つめています。<幻視>してもいいですか?
GM:幻視すると目眩を覚え、
水晶の瞳が見えたかと思うと直前の記憶を失いました。
GM:あれ、今自分は何をしていたのだろう。
シーモア:とら、っぷ……だと?
GM:「あなたのことはあなたが誰よりも分かっている筈です」
GM:「占いですよ。肩の力を抜いて、気楽にやってみてはいかがでしょう」
シーモア:「自分のことは自分が一番分からない……とかも聞くけどね」
「うん、分かった。余興だって思うことにする。なにを占うの?」
シーモア:ちげえわ、あなたのことを占うって言ってるじゃんバカ(セルフツッコミ
GM:「そうですね、まずは……」
GM:122の中から好きな数字を選んでみてください。
シーモア:ほ、
シーモア:じゃあ、11で。
GM:カードを七枚、配置しました。
シーモア:はいな。
GM:一枚ずつめくり、あなたに結果を提示していきます。
GM:1.【節制】正位置
シーモアさんの過去をあらわしています。
貴方は何かを制したり、調和したりと、そういった立場にいたのではないでしょうか。
シーモア:聞きながら、ふぅん、って笑ってます。どの地点の過去をさしているのかな、なんて思ってる。
GM:2.【悪魔】正位置
シーモアさんの現在を表しています。
あなたは何かに縛られてはいませんか?
世界や記憶など、心当たりがあるかもしれませんね。
破天荒に動き、破滅へと向かわなければよいのですが。
シーモア:ちょっとだけ笑みを深めます。……これって話しかけていいのかな?
GM:話しかけても大丈夫だよ
シーモア:よかった、ありがとう。
シーモア:「ねえ、」声をかけます。「そのカードは、悪い意味なの?」
GM:「拘束、束縛、裏切りや堕落など、そういった意味合いは含んでいますが……」
「タロットのカードに良い、悪いはありません。全てはただ、示すままに」
シーモア:「へえ、そうなんだ」
「もし悪い意味だってきみが言い切ったら、しがらみの甘美さを説いてあげようと思ったんだけどな。残念」 もやのむこうにある、“今”に近しい記憶を丁寧に思い出し並べつつ返します。
シーモア:続けてどうぞ、って手でしめしますね。
GM:「しがらみも、人によっては良いものになるでしょう」くすり、と笑い。
GM:3.【正義】正位置
シーモアさんの未来を表しています。
あなたは公平を望み、あなたは平等を望むでしょう。
己の心を見せぬまま。
けれど、己を信じ、時に思い切った決断をする時が来るかもしれません。
全てはあなたの選択次第でしょう。
シーモア:肩を震わせて笑っちゃう……かなあ。我慢しようとするけどしきれない感じで。“未来”か、そっかぁって思ってる。
GM:4.【女教皇】逆位置
シーモアさんの状況や環境を表しています。
あなたはどこかで不安定になってはいませんか。
目を背けてみたり、疑わずにはいられなかったり、してはいませんか。
一見活き活きと潤っているようで、その内側は満たされないのかもしれません。
シーモア:「……そうね」 一瞬固まった笑顔をもう一度、作り直します。
「やりたかったこと、成し遂げたかったこと。それをぼくは、全部中途半端にしちゃったから。そういう面では確かに、満たされてないのかもね」
「まあ、幸せだったけど。疑ったり拒んだりしてばっかりだったけど、ぼくは確かに、幸せだったよ。環境に恵まれたってことかな」
シーモア:ふっと、一瞬だけ自然な笑みが浮かぶかもしれません。すぐににっこり笑って隠すけれど。
GM:「あなたがそう思うのなら、きっとそうなのだと思いますよ」
シーモア:「うん。ぼくがそう思うので、きっとそうだったのでしょう」
GM:5.【星】逆位置
シーモアさんの願望や、無意識の望みを表しています。
あなたはつい、高望みをしてしまう時があるかもしれません。
自己嫌悪に陥ってしまったり、失望して退いたりしなければよいのですが。
シーモア:聞きながらにこにこ笑ってます。
GM:六枚目のカードをめくると、くすり、と笑う。
シーモア:「……?」 首をかしげて不思議そうにしています。
シーモア:「なにか、面白いものでも出たの?」
GM:6.【女帝】正位置
シーモアさんが問題解決のためにとるべき行動や手段を表しています。
優しさや、友情、愛情といったものに、身を委ねてみるといいでしょう。
恐れて逃げ出し、大切なものが失ってしまわないよう、祈ってみるばかりですね。
シーモア:「あー……」 困ったように笑います。それからもう一回記憶をなぞって、「ちょっと、遅かったなー」なんて。
GM:「この位置は、貴方自身を表している時もあります。本当は、そういった気持ちを求めているのかもしれませんね」
シーモア:「へえ、そうなんだ。……そういう気持ちに、憧れていないと言ったら、嘘になるけどさ。ぼくには似合わなかったからなー」
GM:「……そうですね」
GM:7.【魔術師】逆位置
シーモアさん、貴方の終着点や、最終結果を表すカードです。
無秩序、堕落、無計画……
あなたは、本当に今のままで良いのですか?
疑ったり、信じられずにはいられないと思うかもしれませんが、
変わらなければいけない時もあります。
もう遅いと、過去ばかりに囚われないよう。
シーモア:困ったような、寂しそうな笑みを浮かべます……かね。
シーモア:「占いって、やっぱり無責任で当てずっぽうで、適当なことばっかり言うんだね」
「アドバイスありがとう。……もし来世覚えていたら、もうちょっと人に頼ってみるよ」
GM:「来世、ですか」
シーモア:「うん、来世」
GM:「……さて」
「この中から、お好きなものを一つ持っていってください。きっとあなたを支えてくれるでしょう」
シーモア:「ぼくを、支える? ぼくが持って行っても仕方ないと思うよ。支えるもなにも……」 戸惑ったような困ったような。
GM:「それでも、役には立つかと」
シーモア:「う、ううん……。じゃあ、そうだな」 カード選びましょうか。
七枚のカードそれぞれ<幻視>したら、なにか違いがあったりします?
GM:節制、悪魔、星が、眩い光を放っているように見えます。他のカードは蝋燭のような光を纏っています。
シーモア:ほ?なんだろう。その三枚気になるな。
GM:他は変わらないけれど、幻視をするとそのように見えますね。何かあるのかもしれません。
シーモア:うーん。じゃあ、なにかの縁ってことで、星をいただこうかな。星に関連するところにいたから。
シーモア:星のカードを手にとって「それじゃあこれ、いただくね」って笑います。
GM:「……そうですか」
占い師は目深に被ったフードをはらりと落とした。
GM:よく知った、蛇のような白い髪と赤い瞳が、シーモアを見返す。
GM:「また何かを失うかもしれないのに、ね」
GM:………
GM:……
GM:…
シーモア:あああああ、お前かああああ
GM:目を覚ますと、いつもの拠点のベッドの上だ。
何をしていたか思い出そうとして、「手に入らなかったこと」の記憶が戻っていることに気付く。
その手で、「星」のタロットカードを握りながら。
GM:【stop】
GM:「水晶の瞳」シナリオクリアです。おめでとうございます!
シーモア:おめでとうございます、ありがとうございます!
シーモア:なに思い出そうな、迷うな、なんだろう!!
GM:たっぷり迷ってね
GM:報酬!
GM:・スキルポイント50pt
・自身の「手に入らなかったこと」に関する記憶
GM:それから
GM:[The Star]
光の溢れる未来への暗示、希望の星が降り注ぐ。
使用者の固有スキルをひとつ一段階強化する。一度使用すればこのカードは燃え尽きる。
他PCへの譲渡は不可能。
GM:希少報酬です★
シーモア:ん”っ。
シーモア:カードの光り方ってそういうことか。
GM:せやな。
シーモア:なるほどな。
GM:希少報酬だよって光ってたな
シーモア:消えちゃう希少報酬……くっ。
シーモア:またやってもらうことがあったら覚えとこ()
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