Garden


秘密の箱


参加者


GM.ひよにし屋
PL.ぴよなか/永遠
--------------------

GM:それでは「秘密の箱」セッションを始めます。宜しくお願いします!
永遠:よろしくお願いします!
GM:永遠さん、あなたは拠点の自室にて、部屋の掃除をしていますね。
GM:引き出しの中からでしょうか。ふと、見慣れない鍵を発見します。
永遠:ぱたぱたお掃除。
永遠:「…あら?」鍵を見つけて、首を傾げます。
永遠:鍵を注視します。
GM:銀色の鍵ですね。大きさは15cmほどと大きめで、少し重い。
GM:はて、どこで手に入れたのか、何時の間にこんなところにしまったのか。
あなたは不思議に思ったでしょう。
永遠:「あらあら、いつの間に私の部屋に…」
永遠:「誰かが忘れていったのかもしれませんわね…」
永遠:ポケットにないないして、ひとまず掃除を終わらせます。
GM:永遠さんは部屋を綺麗にしました。ピカー
GM:さて、その日の夜です。夢の中で、見知らぬ扉を発見しますね。
GM:【dream】
永遠:どりーむ IN
永遠:「…夢…ですわ、よね?扉…」扉に注視します。
GM:どこにでもありそうな扉ですが、鍵穴があります。
GM:その扉には鍵がかかっているようです。あなたの手には昼間見つけた鍵が握られています。
永遠:「あらあらまぁまぁ、不思議なこともあるものですわねぇ」ちょっとうきうき。でもすぐ我に帰って、無表情になります。
永遠:「…開くのかしら…」
永遠:鍵を鍵穴へ。くるっとひねってみます。
GM:鍵は開きましたね。
永遠:扉をあけます!人間みたいにわくわくする心と葛藤しながら…
GM:扉の中は真っ暗な闇が広がっています。
GM:入りますか?▼
永遠:もちろん▼
永遠:足を踏み出して、さぁ扉の向こうへ!
GM:その扉をくぐると、あなたは真っ暗な闇の中に落ちて行きます・・・
GM:………
GM:……
GM:…
GM:【inside heart】
GM:あなたが目を覚ますと、
ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。
GM:周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、
目の前には大きな映画のスクリーンがあります。
・・・どうやらここは、映画館のようですね。
永遠:「…?ここは…」
永遠:膝の上のポップコーンが気になる。そわそわ
GM:choice[塩,キャラメル,バター]
DiceBot : (CHOICE[塩,キャラメル,バター]) → バター
永遠:「何かしら?いい匂い…?たべ、もの…?」
GM:ポップコーンからはバターの香りがします。
永遠:一つ取ってぱくり。好奇心には勝てない!
GM:もぐもぐ。美味しい。
永遠:美味しい!!
GM:ポップコーンを堪能していると、スクリーンの幕が上がり、映像が映し出されます。
永遠:「…?なにか、あるのかしら…?」スクリーンをみましょう。
GM:映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。
ライオンは人気者でした。
観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。
GM:しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、
お腹がすいて、ひどく気が立っていました。
その日のショーで、
ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。
GM:檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。
いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、
ライオンは知りました。
GM:ライオンは夢を見ます。
草原を自由に駆けている自分の夢です。
GM:・・・そんな物語が、スクリーンには映し出されました。
GM:あなたは、この映像を見て、どんな気持ちを抱きましたか?
永遠:「………心は、踊るようで、沈みますわね…」
GM:・・・さて、ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます・・・
永遠:「私…?」
GM:画面は暗くなり、あなたの周りも真っ暗になります。
GM:………
GM:……
GM:…
GM:気づくとあなたは、四角い白い部屋に取り残されていました。
GM:あなたの目の前には、
ライオンのぬいぐるみが4つあります。
GM:それぞれ、「よろこび」「いかり」
「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。
永遠:「お人形さん?」ぬいぐるみに近寄ってみます。注視します。
GM:小さなライオンのぬいぐるみですね。札がそれぞれの違いを表しています。
GM:あなたがそれを確認すると、部屋の中に声が響きます。
GM:「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。
 君が思うまま、君の気持ちにだけ正直に答えてね。
GM:・・・そして、きみがどうしても
 自分の手に残したい気持ちだけ、持っておいで」
GM:「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」
GM:それだけ言うと声は途切れてしまいますが、
目の前に、サーカスの舞台、鉄の檻、青い草原のセットがあらわれます。
GM:ぬいぐるみをそれぞれのセットに置くことができます。
永遠:「正しいと思うところへ…この子たちを?」
永遠:とりあえず、よろこびくんを手に取ります。
GM:どこに置きますか?
永遠:「…もふもふ」ちょっと癒された
永遠:「よろこび、は…確かにそこにありましたものね」
よろこびくんを、サーカスのセットへ
GM:人形を置くと、声が響いてきます。
GM:「君はその子が、舞台に立つことを望む?
 大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい?」
GM:「君はよろこびを、そこに置いていくかい?
 それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。
GM:・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
永遠:「この子は、この舞台でとても輝いていましたわ。皆に見られ、拍手を受け、そこには確かに喜びがあったと思いますの」
永遠:「だから、この子はここでいいんですのよ…」
GM:納得したように、声は気配を消しました。
GM:他のセットにもぬいぐるみを置けるようですね。
永遠:「え、と…じゃあ、この子を…」
いかりくんを手に取り、鉄の檻セットへ
GM:声はまた響いてきました。
GM:「君はその子が、檻に入ることを望む?
 そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい?」
GM:「君はいかりを、そこに置いていくかい?
 それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。
GM:・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
永遠:「…餌を貰えず、この子は怒ってましたわ…でも、人に危害を加えていいわけはありませんもの……。人を傷つける怒りは…ここで」
永遠:「ここでいいんですの…」
GM:納得したように、声は気配を消しました。
永遠:「最後、は……、貴方」
かなしみくんを手に取り、草原のセットへ
GM:声はまた響いてきました。
GM:「君はその子が、自由になるのを望む?
 君の手を離れていってしまっても、いい?」
GM:「君はかなしみを、そこに置いていくかい?
 それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。
GM:・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
永遠:「叶うことがないからでしょうか…、自由な筈なのに、それが夢であるからか…私はとても、悲しく思いました…
そしてそれはきっと、自由に駆けたこの子もわかっているから…」
「この子は、ここですわ」
永遠:「…夢も、希望も……もう、ありませんのよ…」
GM:全ての人形を置き終わると、扉があらわれます。
GM:「君はサーカスの舞台に<よろこび>を、
 鉄の檻に<いかり>を、青い草原に<かなしみ>を置いたね。
GM:・・・この答えに迷いはないかい?
 あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。
 準備ができたら、そこをくぐっておいで」
GM:さて、永遠さん。
置いた人形についてなにか思いがあれば、ここでロールをお願いします。 
なければ、そのまま扉をくぐってください。
永遠:そっと、セットに置いたぬいぐるみの額に口付けを落としていきます。
「もしかしたら間違っているのかもしれません…でも、ごめんなさい…私は貴方達をそこに置きたいと思いましたの…」
「この子を、残したいと思いましたのよ…」
残ったたのしみくんを抱いて、扉をくぐります。
GM:扉をくぐると、暗闇が続いています。
GM:一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、
道の先を案内するように飛んで行きます。
GM:コウモリを追いかけていくと、
暗闇の中にぼんやりと、サーカスの舞台に立つあなたが見えてきます。
GM:ふと、コウモリが喋りはじめました。
蝙蝠:「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと
 "見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。
 君は<よろこび>をそこに置いたね」
蝙蝠:「舞台に立っている君は、
 <よろこび>に満ちていて、涙さえ落としているね。
 うれしさでむねがいっぱい、飛び上るほどしあわせな気持ち。
 君はその喜びをみんなに知ってほしくて、舞台に立っているようだね。
 観客の人たちも、君のその姿を見て、
 喜びを感じ、それを祝福していたかもしれないね」
蝙蝠:「・・・教えてほしいな、
君はどんな時に<よろこび>を感じるかな?」
永遠:「…誰かが、大切に思われている時。誰かが愛されている時、誰かが幸せな時…。誰かが笑顔でいてくれたら、
私はそれがとても嬉しく、喜ばしいですわ」
永遠:「みんなが幸せで、救われて…愛されて。まだ知らない外の世界には、きっと私の喜びがいっぱい…」
蝙蝠:「……君自身は<よろこび>を感じなくていいの?」
永遠:「私の喜び…?私の喜びは…」
永遠:「……みなさんが幸せでいてくれたら、私の心は満たされますもの…」
永遠:「きっと…満たされますわ…」
蝙蝠:「いつか、君自身の<よろこび>が見つかるといいね」
蝙蝠:続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
永遠:「うふふ、ありがとうございます」
蝙蝠:「きみがあそこに置いたのは、
 "隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。
 君は<いかり>をそこに置いたね」
蝙蝠:「檻にいれられた君は<いかり>に震えている。
 閉じ込められている理由を知っていても、
 それを理解していても、この憎しみが消えることはない。
 しかし、君は安堵している。
 ああ、この<いかり>を、誰も知ることはないだろう。
 周りの人たちは君の姿に怯え、みな近寄ろうとはしなかった。
 君の<いかり>はそうやって隠されているみたいだね」
蝙蝠: 「・・・教えてほしいな、
      君はどんな時に<いかり>を感じるかな?」
永遠:「怒り…は、あまり…感じたことありませんわね…」
「けれど、愛されるべき子供が愛されない…理不尽な暴力に誰かが傷つけられる…人が人を傷つけることは…許せないことですわ…」
永遠:「怒りというよりは…どうして…?という気持ちが強いのですけれど…」
蝙蝠:「君は、それを実際に見たことがあったのかな?」
永遠:「…」はて、と首を傾げますね。
永遠:「見た事…は、ない……筈?でも…、あら…?何故、そう思うのかしら…」
蝙蝠:「……もしかして君は、忘れているだけかもしれないね」
蝙蝠:続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。
永遠:「色々忘れているみたいですし…そうかもしれませんわね」苦笑します
蝙蝠:「きみがあそこに置いたのは、
"君にとって叶わない願い"だ。
 君は<かなしみ>をそこに置いたね」
蝙蝠:「青い草原の君は、
 よろめき、うなだれて、<かなしみ>を体いっぱいに表している。
 君は、そんな自分の姿に、
 あこがれ、胸を焦がしているんだ。
 同時に、この気持ちを、
 心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。
 このかなしみを、感じることができたら。
 涙の意味を知ることができたら。
 
 君はその<かなしみ>を、
 いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
蝙蝠:「・・・教えてほしいな、
      君はどんな時に<かなしみ>を感じるかな?」
永遠:「誰かが傷ついた時、誰かが悲しんでいる時…誰も、救えなかった時…。何もできずに、ただただその様子を見ているだけの無力な時が…悲しいですわ」
永遠:「誰かが独りぼっちで、寂しい思いをしているのも悲しいことです…」
蝙蝠:「……そう。それは君にとって
  手に届かないものかもしれないけれど、
  いつか出会えることを祈っているよ」
蝙蝠:「さあ、最後だよ」
蝙蝠:「君が最後に手にした、
 その<たのしみ>は、君の"取り戻したいもの"だ」
蝙蝠:「……おれは、心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。
 教えてくれてありがとう。
 ……お礼に、おれから手渡すものがある」
蝙蝠:「その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、
 その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
蝙蝠:あなたの目の前には小さな箱があらわれます。
 鍵をかける穴がついていますね。
 あなたの手には、
 ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
蝙蝠:「それは、"秘密の箱"。
 どうして君が<たのしみ>をのこしたかは、答えなくていい。
蝙蝠:──君にだけ、その秘密は明け渡される」
永遠:「あ、あの、私から最後に一つ、よろしいでしょうか?」
蝙蝠:「どうしたのかな?」
永遠:「申し遅れましたの。私は永遠、桜宮永遠と申します」スカートの端をちょこっとだけ摘んで、頭を下げて。お人形さんのようにご挨拶を。
「貴方のお名前は?」
蝙蝠:「おれの名は、アンリ」
蝙蝠:「本当は、この一つ目の青いコウモリは使い魔なんだ。
 でも、君を知りたかったから、特別に」
永遠:「あらあらまぁ、可愛らしいお友達をお持ちなのですね」くすくすと少女のように笑います。
「一時の夢をありがとうございますアンリさん…またお会いできるその日まで、…御機嫌よう」
GM:帰ったのか、蝙蝠は静かになりました。
永遠:箱を開いて、たのしみくんを一度ぎゅっと抱きしめて、額にちゅっちゅします。
「私の取り戻したいもの…帰ってきてくださりありがとうございます…」
永遠:たのしみくんを箱に入れて、いつの間にか持ってるその鍵で箱に鍵をかけます。
GM:箱に鍵をかけると、カチャリ、という音とともに、
空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。
GM:闇への中へ、落ちていく感覚。
GM:………
GM:……
GM:…
GM:【目覚め】
GM:そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。
不思議な夢を見た気がする。
GM:……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。
代わりに、<たのしみ>の記憶だけ、あなたの頭には残っていた……
GM:お疲れ様です。シナリオクリアです!
永遠:ありがとうございました!!!!!
GM:永遠ちゃん可愛かったです……ありがとうございました……色んな意味で……
GM:報酬の時間です
永遠:いえいえこちらこそ…なまず…
永遠:報酬だ!!
GM:*スキルポイント50pt
*自身の「楽しみ」に関する記憶
GM:なまずはもはやトレードマーク
永遠:なまずいいよなまず。
GM:BBSに立てておきますので、記憶の報告お願いします。リプライ送りますね。
永遠:はい!了解しました!よろしくお願いします!
GM:それでは各自解散!
永遠:お疲れ様でした!ありがとうございました!!
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -