Garden


I my me


参加者


GM.ひよにし屋
PL.篠崎/グリム
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GM:それでは「I my me」のセッションを始めます。よろしくお願いします!
グリム:よろしくお願いしまーす!
GM:【Who are you? 】
GM:そこは真っ白な空間でした。
GM:どこを見ても白だけが存在しています。
天を見ても、地を見ても、周りを見ても、ただの白。
GM:そこにたった一人、自分だけが立っています。
GM:さて、グリム君はどうしますか?
グリム:「…………」何だか白は落ち着かないので、ぐるりとあたりを見渡してから行先もなくただ歩を進めます ここじゃないどこかに行きたい
GM:歩いても、歩いても、あるのは白ばかり。
GM:白は、果てしなく続いているでしょう。
グリム:「………」ふと振り返ります、何か自分が歩いた形跡などあれば、少しでも景色は変わっているか?
GM:残念ながら何も変わっていません。
GM:虚しく、白だけが続いている。
グリム:「………」ならまた踵を返して、ただひたすらに歩を進める。白い視界は、自分のこの白い瞳も目立つ。嫌だな、そう零しながら。
???:『何で、嫌なんだろう?』
GM:自分に似た、誰かの声が聞こえたような気がしました。
グリム:「……、………」一瞬、靴音を鳴らすのをやめた。自分に似た声、なんて聞きたくはない。
聞こえないふりをして、また歩を進めます。
GM:【noise】
GM:【Who are you? 】
GM:また、真っ白な空間でした。
GM:いつ立ち止まったんだと、足を一歩踏み出したグリム君は、床に色がついたことに気付きました。
GM:触れると残る赤い液だと、何故だか分かるでしょう。
GM:さて。グリム君はどうしますか?
グリム:「…」また、嫌いな色だ。胃がじわじわと痛んでいく、ただ、真白なその視界を何かで汚せるならいい。靴裏にその赤を塗りつけて、また一歩。
GM:新しい赤が、白い景色に残りました。
グリム:では足を引きずってみたり、とにかく音を鳴らしてみたり、何だっていい、ただ白を汚していくことにした。
GM:ふと、またあの声が聞こえました。
???:『自分の髪に酷く似ている、その“赤”は、何を思い出す?』
グリム:「………」ははっ、と思わず笑みがこぼれる。うっとしい自分の声に、「そんなもの、雨の日に何度も見たじゃないか」脳裏に焼き付ける、戦場の光景を思い出しながら。
GM:声はなくなり、また静寂の空間が訪れました。
グリム:「………」その声から逃げるように、また、前へ。
GM:【noise】
GM:【Who are you? 】
GM:地図にも載っていなさそうな田舎に、旧いラジオの音が鳴り続けています。
GM:ふと、グリム君は気付きました。
???:『死んでいった彼らが、今、目の前で生きている。笑って、息をしている』
GM:全てが平和な世界。
GM:グリム君は、どうしますか?
グリム:「………」なんだか懐かしい音だ、このノイズにも、電波の波があってパターンがある、ジジ、ジジ、要らない情報ばかりを垂れ流している、
死んでいった奴らが今、目の前で生きているとしたら?
その光景を目にしているのなら、「あ、ああ…」動揺する、自分の記憶の中では確かに友は死んだ。死んだんだ、銃弾に打ち抜かれる瞬間を見た、有刺鉄線に雑巾のように引っかかる友を見た、そんなはずがない、彼らが生きているはずがないんだ。
目を逸らします、とてもじゃないが見ていられない。
GM:目を逸らすと、ふと、何かが焦げるような臭いがしました。
GM:改めて顔を上げると、燃えているのです。
GM:家や、木々、ラジオ。
グリム:「………はは、」そうだよな、とこうなることと知っていた光景を見て、胸を抑える。見たくはないデジャヴだった。
GM:【noise】
GM:【Who are you? 】
GM:黒い髪、赤い目の少女。
GM:まだ、思い出したばかりだと言えるかもしれない相手が、そこにいました。
GM:息をしている。
GM:自分を、見つめている。
GM:グリム君は、どうしますか。
グリム:「………、」息が、詰まる。どうして見たくないものばかりが来るのだろうか、何も言えない。何かを言いたいのに、見たくないのに、目を逸らす事が出来ない。そんな目をしている。
何が起こるかわからないこの現実に少し怯えます
GM:無意識に指を強張らせると、ふと、自分の手がメスを握っていることに気付きます。
GM:馴染んだ感触と、そこから床に落ちる水の音。
グリム:「………う、あ、」子の手じゃもう人を治す事はできないと何度も、そう、言ったはずだ 信じられないというように自分の手を見つめます
GM:かつて人々を治してきた銀の刃から、赤い血が滴っていました。
GM:彼女の声がします。
少女:『君は生きてくれ』
グリム:「……」ふるふると首を振ります、まるで少年の頃にもどったようだ、ワガママを言うように、「置いて行かれるのはもう、…」口を掌で押さえ、言葉を殺す。
少女:『嫌?』
グリム:意思は、もうおいて行かれるのは嫌だと叫び続けても、脳が、自分を殺すことは許さないと首を縦に振るのを阻止する。ただ何も言えず、何も伝えられなかった。酷く白い瞳が揺れるだけだ。
少女:皮肉にも、背後から銃声が聞こえました。
GM:かつて友人を撃ち抜いた、音でした。
グリム:ビク、と肩を震わせます。八とその少女を見ます
GM:少女の赤い瞳と目が合い――
GM:【noise】
GM:【Dream】
GM:聞こえてきたのは、幼いような、知らない少女の声でした。
???:『なら、あなたが好きなのは何色?』
グリム:「………好きな色、なんて」考えたこともなかった。嫌なものしか目に入らなかったよ。「…青は、落ち着くかもしれないな」と口任せに。
???:『それはどうして?』
グリム:「自然色だから、青を見ない日はないだろ?純粋に考えれば、地球だって、七割が海の青だ」
GM:……。
???:「もう、覚める時間みたいです」
GM:短く整えた黒髪に、黒い目。
GM:現れた少女の姿は、やはり記憶のどこにも無い、出会ったことのない人でした。
GM:どこか、懐かしさを抱かせる温もりを黒い瞳に映し、少女は微笑みます。
???:「わたしからの問いは、これが最後です。よかったら、教えてください」
???:「あなたにとって、『ユメ』とはなんですか?」
???:「ユメは逃げるために見るものだと、誰かがそう言っていました」
???:「……あなたにとって、それは、なんですか?」
グリム:「俺には、必要のないものだよ」
GM:ユメを受け取った少女は、仄かに笑いました。
???:「あなたは、諦めてしまったんですね」
GM:………
GM:……
GM:…
GM:目を覚ますと、見慣れた拠点の自室。
GM:何を見ていたのだろう、ユメの内容は一切思い出せない。
GM:けれど、何かを握っていた気がするその手首に、青い文字が刻まれた、黒いチェーンのブレスレットが交差していた。
GM:【end】
GM:はい!
GM:「I my me」クリアです〜おめでとうございます〜
グリム:うおー!おつっす!
GM:クリア報酬〜〜〜
GM:『探索者だけの装着スキル』
探索者には小さな装飾品が与えられる。
装飾品は黒色をベースに、探索者の好きな色を少しだけ混ぜて。
装飾品を身につけているときだけ、
『探索者だけの装着スキル』を装着することができる。
グリム:やったねっ
GM:こちらはGMが考えてBBSにぶん投げるので、できあがるまでお待ちください。
グリム:はい〜〜〜〜〜!!!
GM:I my meおつかれさまっす
グリム:ですですー!!!
GM:うお〜〜〜では各自解散!
グリム:はーい!解散!!!
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