秘密の箱
参加者
GM.結捺
PL.謝朔/夕子
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GM：【憂鬱】
GM：では、今から「秘密の箱」をはじめていきたいと思います！よろしくお願いします！
夕子：よろしくお願いします！！
GM：さてさて、夕子さんは本日、お部屋の掃除をしているところですね。
夕子：お掃除お掃除
夕子：ほうきかな
GM：さっさ、とお部屋のお掃除をしていると………。お部屋から見覚えのない鍵が出てきますね。
夕子：「？これ・・・いつの間に？」鍵を注視します
GM：なんの変哲もない鍵ですね。
夕子：「うーん・・・」思い出せないなぁ・・・
夕子：仕方ない。置いておいて掃除の続きだ
GM：ではでは、お掃除の続きを再開です……。
GM：お掃除も終わり、見覚えのない鍵があった以外は何事もなく一日が終わりましたね。掃除をして疲れたのか、その日の夜夕子さんはすやすやと眠れますね。
夕子：ｽﾔｧ...
GM：ふ、と夕子さんは意識が浮上します。夢の中、目の前に扉がある空間で目を覚まします。
夕子：「・・・？」どこだ、ここ。きょろきょろ
GM：きょろきょろと見回しても扉以外には何もありませんね。
夕子：扉は開くかな？ノブを回してみよう
GM：ｶﾞﾁｯ、どうやら鍵がかかっているようです。 ふと、自分の手を確認すると 掃除をしていた時に見つけた鍵があなたの手元にありますね。
夕子：「！この鍵、かな・・・」鍵穴があるなら、そこに差し込んでまわしてみます。
GM：ｶﾞﾁｬﾘ、どうやらこの扉の鍵のようです。鍵が開いた音がしますね
夕子：開けます。
夕子：ねえードアを開けてー
GM：心配してるのー
GM：扉を開くと…目の前には真っ暗な空間が広がっていますね。
夕子：「・・・なんだか、怖いなぁ・・・」いいや、進もう。
夕子：ゆっくり足を踏み入れます
GM：夕子さんが足を一歩、その空間へ踏み出すと。
GM：ふわり、と浮遊感。 そのまま夕子さんは落下していきますね。
夕子：「っ！？」うわーっ
GM：──急に呼びだしたりしてごめんね・・・君に教えてほしいことがあるんだ──
GM：そんな声が、闇の中響いた気がします。
夕子：誰だああああー・・・
GM：一瞬の闇の中。次に夕子さんが目を覚ますと…ふかふかの椅子に座っており、膝にはポップコーンがあります。周囲を見渡すと、同じような椅子がずらっと並んでおり、目の前には大きな映画のスクリーンがあります。どうやらここは、映画館のようですね。
夕子：ここはどこだ！！
夕子：「え、映画館・・・？」あわあわしながら周りを見ます
GM：周りを見ても誰もいないですね。きょろきょろ、と周りを見回していると映画のスクリーンが上がり映像が映し出されます。
夕子：あ、始まった。なんだろう・・・
GM：映し出されたのは、サーカスの舞台で活躍するライオン。ライオンは人気者でした。観客からの歓声を一身に浴び、彼は輝いていました。しかし、ある日ライオンはえさを与えられず、お腹がすいて、ひどく気が立っていました。その日のショーで、ライオンは人を噛んでしまい、檻に入れられてしまいます。檻の中でぐったりしていると、支配人がやってきます。いわく、3日後には自分は銃で殺されてしまうのだと、ライオンは知りました。ライオンは夢を見ます。草原を自由に駆けている自分の夢です。・・・そんな物語が、スクリーンには映し出されました。あなたは、この映像を見て、どんな気持ちを抱きましたか？ご自由にロールをお願いします。
夕子：とても悲しい気持ちになりました。そんなつもりはなかったのに、誰にも知られることがなく罪を植えつけられたという彼の物語に。できれば、死なないで欲しい。そんな感じですかね
GM：・・・さて、ライオンの姿は、次第にあなたの姿に変わっていきます・・・
夕子：ﾅﾝﾀﾞｯﾃｰ
GM：…そこで画面は暗くなり、あなたの周りも真っ暗になっていきます。
GM：気づくとあなたは、四角い白い部屋に取り残されていました。
夕子：「ど、どうなってるんだろうこれ」またきょろきょろ。
GM：きょろきょろと周りを見回すと…。あなたの目の前には、ライオンのぬいぐるみが４つあります。それぞれ、「よろこび」「いかり」「かなしみ」「たのしみ」と札が首に下がっています。あなたがそれを確認すると、部屋の中に声が響きます。「その子たちを、君が正しいと思うところに置いてあげて。 君が思うまま、君の気持ちにだけ正直に答えてね。 ・・・そして、きみがどうしても 自分の手に残したい気持ちだけ、持っておいで」「ちゃんと置いてあげられたら、道を教えてあげる」それだけ言うと声は途切れてしまいますが、目の前に、サーカスの舞台、鉄の檻、青い草原のセットがあらわれます。ぬいぐるみをそれぞれのセットに置くことができます。
夕子：「ぬいぐるみ・・・。」うーん。いかりの子をまずとります。
夕子：「いかり・・・いかりは・・・どうなんだろう・・・。うーん、檻の中に入れられて殺されるって言われて、怒る・・・かな・・・」真っ先に怒りをとったからな・・・。怒りを鉄の檻のセットに置きます。
GM：「君はその子が、檻に入ることを望む？ そこから一生出てこれなくて、一人きりになってもいい？」「君は＜いかり＞を、そこに置いていくかい？ それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。 ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
夕子：ビクッと反応した後、「・・・そ、それは・・・」と困った様な顔をします。
GM：「ゆっくり考えるといいよ。」
夕子：「・・・ここで。『怒り』は・・・ここで。」いいみたいです。
GM：「そう、じゃあその人形はそこに置いておいき。」
夕子：次は楽しみに行こう。
夕子：「うーん・・・この子は・・・ここかな？」サーカスの舞台に。
GM：君はその子が、舞台に立つことを望む？ 大勢の前で指をさされたり、笑い物になってもいい？」「君は＜たのしみ＞を、そこに置いていくかい？ それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。 ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
夕子：「あのライオンさんは、きっとサーカスを楽しんでた・・・と、思います。多分。ここでいいです。」
GM：「そう、じゃあその人形はそこに置いておいき。」
夕子：次はどっちにしよう。残るは草原。
夕子：「うーん・・・」悲しみをとろう。
夕子：「きっと、悲しくて走ってた・・・のかな。怖いことから逃げたくて・・・私は・・・」
夕子：ふるふると頭を振ってかなしみを草原に置きます。
GM：「君はその子が、自由になるのを望む？ 君の手を離れていってしまっても、いい？」「君は＜かなしみ＞を、そこに置いていくかい？ それでよければ、その人形はそこに置いてお行き。 ・・・違うのなら、ほかの人形を持っておいで」
夕子：「・・・はい。ここ、で。」ここに置くようです。
GM：「そう、じゃあその人形はそこに置いておいき。」
夕子：「・・・」残ったのは喜び。大切にそっと抱きしめます。
GM：「君が残すのは＜よろこび＞の人形だね。」
GM：「君はサーカスの舞台に＜たのしみ＞を、 鉄の檻に＜いかり＞を、青い草原に＜かなしみ＞を置いたね。 ・・・この答えに迷いはないかい？ あるいは、迷いを持ったまま進むのもいいだろう。 準備ができたら、そこをくぐっておいで」
GM：そう声が聞こえると 部屋に扉が現れました。
夕子：「・・・」何も言わず、扉をくぐります
GM：夕子さんが扉をくぐると、暗闇が続いていますね。
GM：一つ目をぎょろりとさせたコウモリが、道の先を案内するように飛んで行きます。
夕子：「っ！」一瞬びっくりしたあと、あとをついていきます。
GM：コウモリを追いかけていくと、暗闇の中にぼんやりと、サーカスの舞台に立つあなたが見えてきます。
夕子：「あ、」サーカスだ。
GM：「きみがあそこに置いたのは、ほかの人にもっと "見てほしい" "知ってほしい"と思っている気持ちだよ。 君は＜たのしみ＞をそこに置いたね」
GM：「舞台に立っている君は、 ＜たのしみ＞でいっぱいで、笑顔を振りまいているね。 たのしさで心が弾んで、つい笑顔になってしまう。 君はこの気持ちをみんなに知ってほしくて、うきうきしてるみたいだ。 観客の人たちも、 君のその楽しそうな姿を見て、心が躍ったことだろうね」
夕子：「・・・そんな人になれるといいなぁ。・・・ならなきゃ・・・。」楽しそうな自分の姿を見て胸のあたりをぎゅっと掴みます
GM： 「・・・教えてほしいな、君はどんな時に＜たのしみ＞を感じるかな？」
夕子：「そう、ですね・・・やっぱり友達や、周りの人達とお話するととても楽しい気持ちになります。」
GM： 「……そう。君は素直な子みたいだ。僕も、君のことを知って、君の＜たのしみ＞を感じた」
GM：「じゃあ、次だよ。」
GM：続いて、檻の中にはいっているあなたの姿が見えてきます。
GM：「きみがあそこに置いたのは、 "隠しておきたい"、あるいは"感じることに罪悪感のある気持ち"だよ。 君は＜いかり＞をそこに置いたね」
GM：「檻にいれられた君は＜いかり＞に震えている。 閉じ込められている理由を知っていても、 それを理解していても、この憎しみが消えることはない。 しかし、君は安堵している。 ああ、この＜いかり＞を、誰も知ることはないだろう。 周りの人たちは君の姿に怯え、みな近寄ろうとはしなかった。 君の＜いかり＞はそうやって隠されているみたいだね」
GM：「・・・教えてほしいな、君はどんな時に＜いかり＞を感じるかな？」
夕子：「怒り・・・大切な人を・・・守れなかったとき・・・私の、弟、を・・・」段々と声が小さくなっていきます
夕子：最後には完全にだまりましたね。うつむいてぬいぐるみをぎゅっとしています
GM：「……そう。それはもしかしたら、君が感じ始めた＜いかり＞の姿かもしれないね」
GM：「さあ、次だ。」
GM：続いて見えてくるのは、青い草原を駆けるあなたの姿。
GM：「きみがあそこに置いたのは、"君にとって叶わない願い"だ。君は＜かなしみ＞をそこに置いたね」
GM：「青い草原の君は、 よろめき、うなだれて、＜かなしみ＞を体いっぱいに表している。 君は、そんな自分の姿に、 あこがれ、胸を焦がしているんだ。 同時に、この気持ちを、 心のどこかで叶わない願いだと感じているようだね。 このかなしみを、感じることができたら。 涙の意味を知ることができたら。 君はその＜かなしみ＞を、 いつか手にできることを夢に見ているんだよ」
GM：「・・・教えてほしいな、君はどんな時に＜かなしみ＞を感じるかな？」
夕子：「・・・・・・」
夕子：「思い出したく・・・ない・・・やだ、私の・・・悲しみ・・・私は・・・悲しんでたんだよ、ね・・・？」
夕子：少し震えています。これ以上、話すことはできないようです
GM：「……そう。それは君にとって手に届かないものかもしれない、手にすることを拒んでいるのかもしれない。だけど、いつか向き合い乗り越えれることを祈っているよ。」
夕子：「・・・はい、ありがとうございます・・・」
GM：「さあ、最後だよ。」
GM：「君が最後に手にした、その＜よろこび＞は、君の"取り戻したいもの"だ」
GM：「……おれは、心を食らう悪魔。君の心のことを知りたかったんだ。 教えてくれてありがとう。 ……お礼に、おれから手渡すものがある」
夕子：「取り戻したい、もの・・・」
GM：「その箱に人形を入れて、君が持っているはずの鍵で、 その箱の鍵をしめてくれ。銀色の鍵だよ」
GM： あなたの目の前には小さな箱があらわれます。 鍵をかける穴がついていますね。 あなたの手には、 ここに来るときの扉で使った鍵が握られています。
夕子：「この子を・・・。」よろこびのぬいぐるみを見ます。
夕子：「・・・ごめんね。」人撫でし箱に入れて、鍵をかけます
GM：「それは、"秘密の箱"。 どうして君が＜よろこび＞をのこしたかは、答えなくていい。 ──君にだけ、その秘密は明け渡される」
GM：箱に鍵をかけると、カチャリ、という音とともに、空間に割れ目が走り、ぼろぼろと崩れていきます。闇への中へ、落ちていく感覚。そして再び目を覚ませば、そこはいつもの、拠点のベットの上。不思議な夢を見た気がする。……けれど、そこでの出来事はすべて忘れてしまった。代わりに、＜よろこび＞の記憶だけ、あなたの頭には残っていた……
GM：おつかれさまでした！！シナリオクリアです！
夕子：お疲れ様でしたー！！！！
GM：クリア報酬のお時間です。
GM：スキルポイント50pt それと 自身の「よろこび」に関する記憶の一部分です。
夕子：やったー！！
GM：後ほどBBSをぺいってしますね
夕子：はーい！！
GM：では、おつかれさまでした！！！
GM：【STOP】