Garden


さざめく五月雨


参加者


GM.杜都
PL.シルフ/鷺ノ宮櫂
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GM:それではインスタントシナリオ「さざめく五月雨」をはじめます!
GM:よろしくおねがいします
櫂:わーい!よろしくお願いしますー!
GM:【雨の続き】
GM:君は覚えているだろうか。
GM:雨の音がした、あの森を―。
GM:・・・目を覚ました君がいたのは、見慣れた拠点ではなく森の中だった。
櫂:「・・・あれ」目をぱちくり
白い少年:「おはよう、青年。まさかまた会うとは思わなかったよ」
櫂:「・・・君は」少し、訝しげに目を細めますね。
GM:君は思い出した、あの雨の森の中、自身に問いかけてきた少年だと。
GM:櫂くんはこのシナリオ内でのみ、彼の記憶とあった出来事を思い出しますね
櫂:「・・・あ」「・・・わ、なんだ。っはは、ええ、そうですね。僕もまた会うとは思いませんでした」
白い少年:「えーっときみは確か…白々しい、白くて潔(しろ)い、青年だったね・・・鷺ノ宮櫂」
櫂:「はは、酷いなあ。ただお話ししただけじゃないですか」くすくす
櫂:「あれ、そういえば、どうして僕の名前を?」確か自分は、自己紹介なんてしていなかったはずだ。
白い少年:「お話したからこそだよ、潔い青年。きみの言葉は虚ろだ」小首を傾げ、無邪気に微笑みそう彼は言った
白い少年:【雨の続き】
白い少年:「ちょっとだけきみのことを知っていてね。いや、調べたとも、言うかもしれないね」
櫂:「ふふ、これまた酷い。言いたいことを言っているのに」「へえ・・・? どちらにしても、ご苦労様です」
白い少年:「そうなの?でもきみってそんなに利口そうに見えないけどなあ…」目を細めながら、近くの切株に腰かけましたね。「まあ、そこに座ってるのもなんだろうし、こっちおいでよ」
櫂:「はは、そろそろ傷つきますよ?」くすくす。「では、お言葉に甘えて」素直に少年のほうへ向かいますね。
白い少年:「ふふ、果たしてきみに傷つくだけの心があるかって話だけど」
櫂:「え? あると思いますよ。僕だって人なんですから」
白い少年:「え?人間なの?」
櫂:「そうですよ。ほら、見ての通り」両腕を広げますね。
白い少年:「…………」年齢に不釣り合いな渋い顔をして君のことを見ているね
櫂:「どうしたんです?」ぷっと吹き出します
白い少年:「…いや、ぼくの世界には人の姿をしていてもそれが虚実であることが多くてね…、ぼくも然り。そのうち腹割ってなにか出てきそうだなって」
櫂:「へえ」ちょっと目を見開きます。「へえ・・・少し面白いですね」
「でも安心していいですよ。僕は正真正銘、ただの人間ですから」
白い少年:「…くすくす、どうだかねえ」
白い少年:「それじゃあ、手品がてら『ぼく』以外とお話しようか、潔い青年」
櫂:「? それってどういう・・・」
白い少年:choice[稀なる輪廻,断罪の蛇,逃亡の青]
DiceBot : (CHOICE[稀なる輪廻,断罪の蛇,逃亡の青]) → 稀なる輪廻
櫂:なんかかっこいい
GM:少年が目を閃かせると、一瞬眩い光が彼を包みましたね。
櫂:「っ、!?」思わず目を一回つぶります
稀なる輪廻:「ふう、面倒ごとは俺にくるよな…ったく」
GM:現れたるは、金髪に赤い瞳の中性的な青年。見た目は…20くらいだろうか、尖った耳の上で結った髪が翅のように跳ねている。
櫂:「・・・」ぱちぱちとまばたき。「・・・あなたは?」
稀なる輪廻:「俺か?俺はさっきのやつの元の姿…ってとこだな。一応ハジメマシテ、がきんちょ」
櫂:「元の・・・? ・・・ああ、ええ、初めまして」にこ
稀なる輪廻:「そ。事情あって不安定な体でな…こうして、精神を切り崩して分けてないと色々侭ならないんだ」
櫂:「へえ・・・! それは大変そうですね」
櫂:「ところで、そんなあなたがどうして僕の前に?」
稀なる輪廻:「お前もなんかその辺のはありそうな気も…いや、いいか。うん?気まぐれだよ気まぐれ、『何』であって『自分』であるか、…なんて誰も証明しようないだろう?」
櫂:「・・・?」「・・・ふふ、それもそうですね」くす、と笑います。
稀なる輪廻:「そうさ。ところで、お前は碌なガキじゃなさそうだな…?いや、
稀なる輪廻:親も親?ってとこか」うーんと顎に手をやりつつ、彼はそうこぼしました
櫂:不思議そうに目を細めますね。「どういう意味です?」
稀なる輪廻:「人の感情の起伏…おもに、怒りを見て高揚するなぞ、変わってるなって言ってる」櫂くんの目をみすえながら
櫂:「答えになっていないように思うんですが・・・。まあ、否定はしませんよ」にこ
稀なる輪廻:「答えは自分で探すもんだぜ、がきんちょ」あそこにいるならなおさら、と薄く微笑んでいますね
櫂:「ええ・・・問題を自分で作っておいてそれはないじゃないですか、もう」苦笑してます
稀なる輪廻:「お前は、それらの感情に疎いのかも知れないな。ああ可哀想、とは憐みこそすれ怒りはしなさそうだ」
櫂:「うーん・・・確かに怒ることはあまりないですね」
稀なる輪廻:「その感情がうらやましいわけではあまりなそうだな、俺も分らなくはない。ただ、そうやってでしか自己を主張できないお前は、あまりに『薄い』。背景になる、世界から消える」
櫂:ぷっとまた笑いますね。「っはは! っふふ、ははっ、っそ、うかもしれませんね、っはは。あはは、消えるのは困るなあ」
櫂:「っはは、ふ」口を押さえて笑ってます。
稀なる輪廻:「クサい思っているだろうが、それも悪くないと思っているんだろうな。憐れを通り越して滑稽だ」
櫂:「ええ・・・酷いなあ。さっきから酷いことばかり言いますね」くすくす
稀なる輪廻:「くく、本当にそう思ってない癖に」
稀なる輪廻:「他人の評価なんて割とどうでもいいんじゃあないのか?」
櫂:「さあ? どうでしょうね。でも評価って大事だとは思いませんか? 自分を知る指針になりますし」
櫂:ゆるり、目を細めて目の前のあなたを見ます。
稀なる輪廻:「どうだかな、俺の廻りにいた奴は碌な人選じゃねえからな…無駄に無駄を重ねた感情を持った連中ばっかだよ」微妙な面持ちをしつつ、眉間にしわをよせてますね
櫂:「わぁ・・・それはお気の毒に」
稀なる輪廻:「…さて、そろそろ白いがきに返すとしようか。いい退屈凌ぎにはなったぜ」
櫂:「おや、お別れですか? 名残惜しいですね」
稀なる輪廻:「俺から忠告ってほどじゃあないが…ま、精々自分が何者か思い知ることだな。ただの人、であれたら報告くれよ」口の端をつりあげニヤっと笑うと、また眩い光が彼を包みました
櫂:「ええ。また会えたら、是非」つぶやくようにそう言って、眩しさに目を瞑ります。
GM:あっという間に、であった白い少年の姿に戻ると、切株の上にごろんと横になりだしました。
白い少年:「あーあー、きみちっとも面白くなかったや、退屈極まりない。ロシェの馬鹿ふつうに話してやんの」
GM:なにが楽しいだよ、ぼく放置してさーとか、突然むくれだしましたね。さながら年相応に戻った感じでしょうか
櫂:「ふふ、それはすみませんでした」にこ
白い少年:「ちゃんと謝ってよ〜誠意を感じさせてさ、ほらほら」がばっと上半身を起こすと、櫂くんをジッと睨んでますね。怒っているというよりかは拗ねてるようですね
櫂:「っはは、ごめんなさい?」手を伸ばしておーよしよしと撫でようとしますね
白い少年:「ん、よろしい」伸ばされた手にすこし目を輝かせると、自分の頭を櫂くんの手にすりすりしはじめましたね
櫂:かわいいかよ。少しの間なでなでしたかと思ったら急にガッと髪の毛つかんで、それからわしゃわしゃ髪の毛かき乱しますね。
白い少年:「むわーーーーーあああああ」わしゃわしゃされてキャッキャと喜んでますね
櫂:「あはは、喜んでもらえたようでなにより」ぱっと手を頭から離します。
櫂:「ところで君は、どんな僕を期待していたんです?」
白い少年:「え、ああ…ぼくと最初にあった時覚えてるでしょう?ぼくは挫けた人間が好きなの。嗜好の感じは少し、きみと似通っているけど」
櫂:「っふは、成る程。僕は期待通りになるのは難しいと思いますけどね」
白い少年:「そうだね、でも時間をつぶすのにはきみは役に立ったよ」かき乱された髪にようやく気付きくしくしと手櫛で直しながら
櫂:「それはなにより」にこにこ
白い少年:【「さてと、もうさようならの時間だよ」】
櫂:「あれ。それは残念。おしゃべりは結構楽しかったのに」
白い少年:「なににも限りはあるからね、ふふ、お別れだよ。次に目を覚ましたら、きみはぼくのことを忘れてしまう。それが一番だよ」
櫂:「淋しいことを言いますね」笑みを浮かべたままゆったり目を閉じます。
白い少年:「ふふ、いい子だね。…さようなら」切株で膝立ちになると、彼は君の頬を両手で包んだ
櫂:「?」訝しげに思ってちょっとだけ目を開けます。
白い少年:「……雨の惑い、存在の惑い、それは僕、俺、私、ぼく。五月雨を越えて、逢瀬を絶って、彼を還そう」
GM:そう呟いた彼の、少しだけ寂しそうな笑顔を最後に、君は意識を失った
GM:【停止】
GM:…君が目を覚ますと、そこはいつもの拠点の部屋のベッドであった。
GM:いつの間に眠っていたのだろうか、外は夕暮れに染まっていた。
GM:身体をおこすと、ちゃり、となにかが脚の間に転がった。
GM:拾ってそれを確かめると、それは赤と青の石がはまった金色の鍵であった。といっても、上にあいた穴に黒いリボンに通っていて首にかける風体をしている
櫂:「・・・」こんなもの、持っていたっけ。不思議に思いながらそれを眺める。
GM:既視感を覚えるその鍵に、しかし君はなにも思い出せないまま、これからの日々を過ごしていくのだろう。別れは、覆らないまま…
GM:ニュ
GM:というわけでこれにて終了!お付き合いありがとうございました!
櫂:わあーーーーい!こちらこそありがとうございました!!楽しかった!!!!!
GM:櫂くんはやっぱりわからない!!1www
櫂:ロキくんめっちゃ可愛かったし輪廻さんかっこよかった・・・
櫂:安心してください!私もときどきわかりません!!()
GM:輪廻は普段はすごい煽り耐性ないんですわ…だから櫂君のとこきたのかなって(
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