Garden


Bloom dream


参加者


GM.ひぃらり
PL.シルフ/鷺ノ宮櫂
--------------------

GM:それでは時間となりましたので、
chapter「Broom dream -cross end-」セッションを始めさせていただきます。
よろしくお願い致します!!
櫂:よろしくお願いします!!
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:貴方は、目を開く。
暗闇。
そして、むせ返るような花の香り。
何処か狭苦しい場所に、貴方は押し込められている。
胸の前で指が組まれている。
圧迫感を感じる。
何処か近くでザッ、ザッ、とスコップが砂を掘るような音が聴こえるだろう。
櫂:「………」既視感が、あるような、ないような。
いや、でも、暗闇なのは初めてだ、たぶん。
指を解き、手を伸ばしてとんとん、と軽くノックするように叩いてみる。
GM:手を少しでも動かせば、直ぐに壁に当たる。
ガタ、ガタ、と軽く揺れるだろう。
箱の中に入っているようだ。
そして、砂を掘る音が止まった。
少しの揺れの後、暗闇が晴れる。
GM:【終わりへ向かう始まりの歌】
GM:鈍色の空を背景に、灰と黒の髪を垂らした女性が、棺桶だろう蓋をずらして此方を覗きこんた。
ベルナデッド:「…あら。悪い子、死体ごっこはいけないわ」
ベルナデッド:彼女は何処か可笑しそうに、貴方へと手を差し伸べるだろう。
櫂:「……申し訳ありません」微笑んで、手を取る。「なんだかやりたくなってしまって」
GM:身を起こして、まず目に入るのは。
何処までも続く白十字の列。黒い土。
どうやら、ここは墓場のようだ。
その墓一つ一つに、見知らぬ花が供えてある。
貴方が入っていたのもまた、黒く美しい棺桶。
直ぐ隣に掘られたばかりの墓穴があった。
ベルナデッド:「私はベルナデッド・エルランジェ。この墓地の管理をしているの」
GM:20代前半程の女性、花屋の店員のような格好をしていることに気づくだろう。
彼女は手近なスコップを置いて、服の裾についた黒土を払う。
ベルナデッド:「貴方は?」
櫂:「……」墓場、だ。「僕は鷺ノ宮櫂と言います」軽く、首を傾ける。
櫂:「普段は花屋さんなんですか?」
ベルナデッド:「ええ、墓にお供えする用のお花を用意している事が多いの」
ベルナデッド:「櫂さん…櫂くん、かしら。今日は、どちらから?」
櫂:「えーっと………アパートから?」くすり、笑う
ベルナデッド:「あら、そうなの」「あんまりにも綺麗なお顔だから、何処かのお城から王子様が抜け出してきちゃったのかと思ったわ」冗談めかして彼女は笑う
櫂:「ふふ、お上手ですね」思わずといったように笑い声を漏らした。
「実際はただの一般人ですよ」
ベルナデッド:「そうみたいね」くすり「何方かの、お墓参りを?」
櫂:「さあ………そもそも誰がいるのやら」言いながら周囲をぐるりと注視。
GM:並ぶ十字の列。
見回し、少しでも足を進ませ歩いてみれば、誰かの声に足を留められる。
それは貴方の知る声、もう居ない声、死んだ声、殺した声。
何処から聴こえてくるのだろう。
分からない、十字の腹に視線を落とせば、人の名前が掘られていた。
櫂:気になって、その名を見る。
どどんとふ:シークレットダイス
s1d5
DiceBot : (1D5) → 1
GM:シークレットダイス
GM:十字架には、「アヤメ」の名が刻まれていた。
そして、その墓標の前には供えるように花束が一つ置かれている。
ベルナデッド:「何か”声”が聴こえますか?」
ベルナデッド:夢見心地のような音で、彼女は貴方に問う。
櫂:「…、……ええ、でも、よくわからなくて」その前にしゃがんで、花束に触れる。
GM:何処か桜の花に似たかたちをした、淡紫色の集合花だった。
ひとつひとつの小さな花は集まる内側に寄る程に紫が濃く色づいている。
しかし、目にする者を癒すような美しく可憐な花弁とは異なり、
其れを支える茎や葉は蟲にでも齧られたようにボロボロに朽ちていた。
そんな様になっても、強い花は水を吸い、永い時を生き永らえてしまうのだろう。
櫂:「…………」その茎や葉に、指先を滑らせる。
死者の声とやらは、もう聞こえないのだろうか。
何かに似ている、気がするそれに視線を落としながら、少し、待ってみた。
「……」嗚呼、何かに似ている、気がする。
櫂:それから立ち上がり、別の墓に目を移す。
GM:巻き戻されたテープのように、耳を傾ければ声は何度でも聞こえるだろう。
新しい事は何一つ言わないが、忘れていても、其のときの事を思い出せるかもしれない。
櫂:「っ、」目を、軽く見開く。
「………、」綺麗だったあの人も、そうか、もはや、墓の中か。
どどんとふ:シークレットダイス
s1d4
DiceBot : (1D4) → 1
GM:シークレットダイス
GM:十字架には、「一青瀬 日探」の名が刻まれていた。
そして、その墓標の前にも供えるように花束が一つ置かれている。
櫂:「、」「………」風のように過ぎ行く声の、その端だけをなんとか捉え、
そして息を吐くようにして笑みを零した。
………この人の墓があるなんて、妙な感じだ。
しゃがみ、刻まれたその名前を指でなぞる。
ああ、日探さん、日探さん、
貴方、僕をどう、思って、いましたか?
櫂:悲しいのだろうか。
嬉しいのだろうか。
切ないのだろうか。
虚しいのだろうか。

……わからない。
櫂:眉を下げ、懐かしむような、切なさに耐えるような顔で、指を動かす。
GM:漆黒に少しの赤を点々と散らせた茎の先、鮮やかな緑と青をその身に湛える花だ。
一枚だけ付き添う葉の形は、何処か鳥の羽のようにも見える。
手に取れば、まるで空気に消えていくように、花は花弁の形を溶かすように崩して失わせる。
後に残るのは茎に沿って、手に馴染むように消えた穏やかな冷たさだけだ。
それも、自らが手を離せば再び花弁は美しい形を示すだろう。
花弁が存在している時のみ、思わず鼻口を覆ってしまいたく成る程に、甘く蕩けた香りを感じる。
櫂:「………、」ゆるり、すこし煌めいてきた瞳を歪ませて、
それから強く閉じる。
瞼を押し上げ、二度、三度と花束を、十字をなぞってから、立ち上がる。
櫂:また、別の墓にたどり着くまで、足を進める。
どどんとふ:シークレットダイス
s1d2
DiceBot : (1D2) → 2
GM:シークレットダイス
GM:その十字架の腹には、「セドリック」の名が刻まれていた。
そして、その墓標の前にも供えるように花束が一つ置かれている。
櫂:「…………」目を、ぱちり。
………ああ、こういう、こと、だったのか。
−−−僕は、………、………………。
櫂:花に、目をやる。
GM:まるで葉の色のような緑と脈を走らせる花弁を持つ花、
光の加減によっては眩い金色に見える事もあるかもしれない。
花から繋がる細い茎の先は直ぐに細やかな幾数の根に繋がっており、
まるで自身そのものに寄生しているかのように、根は役割を果たさずに茎へと絡みついている。
其の様は限りなく特殊ながらも、何処か自然に背景へと同化してしまうように見えた。
櫂:「…………、……この花、貴女が?」ベルナデッドさんに声を掛ける。
ベルナデッド:「ええ」
ベルナデッド:「墓に花を供えるのは、死者の為もあるけれど、多くは生者の為ですから」
ベルナデッド:隣の墓の花束の位置を戻してやりながら、彼女は言うだろう。
ベルナデッド:「死者が死後に何かを与えられても、とうに遅いの」
櫂:「……でしょうね」
櫂:「与えられたところで、手に持つための力もない」
櫂:ふい、と視線を横に流し、別の墓のところへ。
一つ、二つ、足を進める。
GM:見止めた十字架の腹には、「テオドール」の名が刻まれていた。
そして、その墓標の前にも供えるように花束が一つ置かれている。
櫂:「……」耳を撫でる声に、想起に、目を伏せた。
十字をつるりとなぞってから、その前に片膝をつく。
GM:とても柔らかく薄い純白の花弁が数え切れない程に幾枚も薄く重なり、
まるで何かを包む繭のような楕円を形成している花だ。
掻き分けて花弁の内側を探ってみても、中には何も守っているもの等は無い。
花弁を千切ったり破いたりすれば、まるで血のように真っ赤な汁がじんわりと滲み出てくる。
香りの無い花だが、其の赤からは自身が最も心地よく感じる香りがする。
櫂:「………」らしいといえばらしい、のだろうか。
櫂:あの彼(ぼく)は、なにも思わなければ楽だったのだろうか。
櫂:この彼は、何故こんなにも、心を傾けていたのだろうか。
櫂:わからない。
櫂:立ち上がって、別の墓のもとへ。
GM:声も、これが最後だ。
GM:この声は、
GM:十字架には、「鷺ノ宮 櫂」の名が刻まれていた。
そして、その墓標の前にも供えるように花束が一つ置かれている。
櫂:「、」
櫂:「……」ああ、
櫂:数秒、その名前を見下ろしたのち、
膝を折って、花に触れる。
GM:小さな緑と青の花を一つ絡ませるように身に着ける、完熟しきった実を持つ花だ。
大きな鬼灯のような形の透けた葉脈の実籠に囚われて、
中には周囲の風景を写す鏡のように光る丸種が入っているだろう。
籠の中でころころと転がる種を覗き込めば、貴方の其の時の顔が見えるだろう。
本当にそれが"貴方"なのかは、貴方しか知らないのだろうけれど。
櫂:一体、誰のためのものだというのか、この花は。
櫂:……本当に、全てが馬鹿馬鹿しかった。
一番馬鹿げているのは、このぼくだ。
………、……ああ、なんだというんだ、これは。
櫂:特に、言うことなんてない。
与えることもない。
だって、生きているほうだって死んでいるほうだって、別段、なにも必要となんて
ベルナデッド:…彼女は墓の前に供えてある花束を一つ持ち、尋ねる。
ベルナデッド:「花を、持って行かれますか?」
ベルナデッド:「代わりに、寂しくないように、何かを一つ、置いて行って貰うことになりますが」
ベルナデッド:「再三言いますが、此の花は生者の為に在るものですから。貴方が彼等の声を望むなら、傍で咲くでしょう」
櫂:「……いいのなら、是非」ふ、と微笑んだ。
GM:好きなお花を手にとっておいで( ˇωˇ )
櫂:…では、
櫂:「アヤメ」と名の掘られた十字の前に行き、花を手にとって、代わりに「着け耳」を。
櫂:「一青瀬日探」と名の掘られた十字の前に行き、花を手にとって、代わりに「monocle.A」を。
櫂:「セドリック」と名の掘られた十字の前に行き、花を手にとって、代わりに「シュピリューゲルの雫」を。
櫂:「テオドール」と名の掘られた十字の前に行き、花を手にとって、代わりに「染髪剤」を。
櫂:「鷺ノ宮櫂」と名の掘られた十字の前に行き、花を手にとって、
…………まあ、本当に要らないものでいいだろう。
「ハリマロン着ぐるみ」を放るように、花のあった場所へ。
GM:くっそwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
櫂:というわけで全部貰っていきます( ˘ω˘ )
櫂:( ˘ω˘ )?
GM:全部持ってった( ˇωˇ )
ベルナデッド:「全部お持ちになるんですね」 少し可笑しそうに彼女は笑う
櫂:「ええ」「どうせなら、と思いまして」くすり、微笑み返す。
ベルナデッド:「どうせだから、」「全て持っていくんですか?」
櫂:「ええ。ほら、ものはついでとも言うでしょう? うーん…ちょっと違うか」
櫂:「まあ、なんにせよ持っていくんです」
ベルナデッド:「ふふ、そうであれば、そのように」くすり
ベルナデッド:「生きていれば、人は沢山忘れてしまうもの。其れでも、生きている間だけでも、忘れたくない事はおありでしょう」 
ベルナデッド:「貴方が望むなら、其の花に。彼等の声だけを留めてあげましょう」
ベルナデッド:訳:おまじないはいかがです?一つにつき代償としてステ+5かSP+30をもらいます。
櫂:「……」
櫂:「…では、」最後に手にとった花以外を、彼女に差し出す。
「この四つに、お願いしてもいいでしょうか」
ベルナデッド:何をお願いするかな?
櫂:アヤメさんとテオドールくんの花には記憶保持を、
ひさぐ、セドリックの花には効果付与を。
代償はステ+5とSP30*3で!!
GM:おっけーーーーーー
GM:効果付与に希望はあるかしら
櫂:効果・・・効果は、ひさぐは悪っぽい(?)かつやらしい(めんどくさい的な意味で)の(洗脳系?)(それじゃなくてもいい)、
セドリックの方は魔法サポートがいいなって
GM:( ˇωˇ )b
ベルナデッド:笑う彼女は貴方が抱える花束に一つ一つ指を触れて返す。
ベルナデッド:「それじゃあ」「何時か、また」
ベルナデッド:声を渡せば。貴方の肩に触れて、後ろを振り向かせる。
櫂:「ええ」
ベルナデッド:「それまでは振り向かないで、戻れる場所に、帰りなさい」
ベルナデッド:背を軽く押した手は、何処までも冷たかった。
櫂:一度、目を閉じる。「ええ」
「その時は、ちゃんと埋葬してくださいね」
櫂:それから前へ、歩き出す。
ベルナデッド:「もちろん」声は背中から聞こえてくる「其のときは、貴方が眠れるまで」「きっと」
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:意識が緩やかに浮上し、貴方は眼を覚ます。
気がつけば、其処は見覚えのある部屋の中。
今迄どうしていたか覚えていない。
其の腕の中には抱えきれない程の花束。
かさかさと揺れるそのブーケの内、小さな小瓶が一つ。
中には、何も語らない黒土が収められていた。
GM:Chapter「Broom dream -cross end-」セッションクリアです、お疲れ様でした!!!!
櫂:お疲れ様ですううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!
櫂:たのしかった・・・たのしかった・・・・・・・・・・・
櫂:お花大事にする・・・・・・・・・(抱えながら
GM:▼消費
「着け耳」(※反映済
「monocle.A」
「シュピリューゲルの雫」
「染髪剤」
「ハリマロン着ぐるみ」
・ステ+5(※反映済
・SP+90(※反映済
GM:個人ページにないやつは反映済記載してくれたら嬉しいです( ˇωˇ )b
GM:BBSはちょいお待ちを( ˇωˇ )b三b
GM:楽しかったのならよかったぁああああ
櫂:りょかです( ˘ω˘ )b
櫂:おはなかわいい・・・・・・
GM:後は自由解散になります!!!!!!!!!櫂さんだけに!!!!!!!!!!!!!
GM:おつかれさまでしたあああああわああああああ(*´・ω・`*)
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -