Re:birth

参加者

GM.千穂
PL.ソヨゴ/カーティス・シザーフィールド
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GM：それではGARDENシナリオ「Re:birth」セッションを開始します！よろしくお願いします
カーティス：よろしくお願いします！
GM：・・・
GM：君は、心地よい浮遊感に身を任せている。
GM：【---】
GM：なにもかもから解放されたような、感覚。
GM：耳元にはさざ波の音。
GM：その音に手を引かれるように、君の意識は浮上する。
GM：・・・君は、小舟に乗って海をさまよっている。
波の音とともによみがえるのは、あなたの失くした記憶たちだ。
カーティス：自分自身の遥か彼方までひろがる海に揺られながら、起き上がりもせず空を見ている。
目映い青が網膜に焼き付く。瞼を閉じると視界はほのかな赤に染まった。日に透かされた肌の血の色、……
穏やかな波の呼吸が、記憶を集めてはまた散らしていく。どうして、ここにいる？　問いを感じはしたが深く考える気にもならなかった。理由はない。意味もない。俺はああやって生きて、死んで、波に揺られてる。それだけのことだ
カーティス：あの鬱陶しい髪が元の長さに戻っているのは何故だろう？　いや、理由なんかはどうでもいい。この方が有り難いのだから。
GM：空を仰いでいると、極彩色の鳥が奇妙な鳴き声をあげて飛んでいく。
それを眼で追えば、・・・遠くには島が見える。
GM：緑の木々が生い茂り、極彩の鳥たちが飛ぶ島だ。
GM：そして、島の浜辺から、手を振り君を呼ぶ人物がいる。
…君は、誰を思い浮かべるだろう？
君の心に浮かぶまま、その光景を想像してみてほしい。
カーティス：「……、……ニコール？」
カーティス：見慣れぬ鳥に誘われて、身を起こし、行く先を眺めると、
緑豊かな島の浜辺に一人の女性が立っていた。白砂に素足を洗われながら、こちらに向かって手を振っている。
甘やかな栗色の髪。けして特別ではないが優しく温かな顔立ちに、美しい笑みが浮かんでいた。胸元で交差する、白いシフォンのワンピースを着て、裾を風にはためかせ彼女は俺の名前を呼ぶ。
カーティス：海風に乗り、聞こえてくる。懐かしく愛おしい声音。
GM：……やがて、その浜辺に美しい虎が一匹、やってくる。
GM：君が思い浮かべた人物と、その美しい虎は、どうするだろう？
君の心に浮かぶまま、その光景を想像してみてほしい。
カーティス：虎に気付いて、思わず声をあげかけた。彼女を襲うと思ったから。けれどそうはならなかった。
虎は彼女に近付くと、懐っこく額を擦り寄せる。彼女もまた慣れた様子で、虎の喉元をくすぐった。
やがて彼女と虎は砂浜に座る。彼女が虎を撫でながら、早く、早くと手招きをする。
GM：小舟は島に流れつく。
……先ほど眺めていた、君が思い描いた人物と虎の姿はない。
GM：生い茂る木々の中をくぐっていけば、
極彩の花々、濃い蜜の香りがするそれに、
色鮮やかな蝶たちがひらひらと舞い飛んでいる。
カーティス：蜜の香りで脳が眩む。鮮やかな花々と蝶に、思考をかき乱される感覚。
何より憎い金色を、香りの中に見出しながら、ぼんやりと蝶を眺めていた。
GM：蝶の数は次第に多くなり、
さらにその奥に進めば、蝶が群がり、
大きな塊となっている場所を見つける。
GM：君がそれに触れようとすれば、蝶ははばたき、
燐粉をちらしながら、君の視界を覆う。
GM：蝶はささやくだろう。
一匹一匹が違う言葉を、君の耳へ。
GM：
白の蝶は囁く。それは「夢」
赤の蝶は囁く。それは「出会い」
黒の蝶は囁く。それは「別れ」
黄の蝶は囁く。それは「目覚め」
青の蝶は囁く。それは「物語の終わり」
GM：君はどれを選びとった？
その言葉は、どのようなものだったろう？
君の手のゆくまま、心にとどめたものを、つかんでみてほしい。
カーティス：夢も、出会いも、別れも、目覚めも、「どうでもいい」。
それは俺にとって、何一つ意味をなさなかった事象の固まり。俺と関わりのなかった全て。
……でも、……俺が、齎すべきものは、……
青い蝶を、指で誘う。爪の先に留め、しばらく眺める。
やがてそれを、掌へ招いて。翅が二度、三度、閉じては開くのを見つめて。
躊躇なく握りつぶした。
GM：「物語の終わり」を囁いた青い蝶は、君の手の中で、闇に溶けて消えていく。
GM：蝶たちは飛び去る。
君は、再び視界を取り戻す。
GM：そこにあるのは、ひとつの宝箱だ。
GM：その中にあるものは、君が求めていたもの、
または、ずっと見ないふりをしていたもの、
あるいは、見たことがないようなものかもしれない。
GM：そこには、何が入っていただろう？
君が思い描くまま、そこに「ある」と思うものを想像してほしい。
カーティス：花開くように指を広げば、千切れた翅と、鱗粉と、潰れた胴、生温い感触。
白い肌の上に青が映える。流れる体液までもが青く、手首を伝って、??
そんな妄想をした。蝶が闇に溶けてなお。
そうなってほしいと思ったんだ。明確な破壊が、破損が、そこに、……「あってほしい」と。
宝箱を開くと、砕けた蝶の死体があった。思い描いたままの、バラバラに壊れた蝶の死体が。
カーティス：ただ、体液の代わりにあったのは、やはりあの忌わしい、黄金色の蜂蜜だった。
GM：そして、眩しい光の中、突然目が覚める。
GM：眩しい光の中、突然目が覚める。
窓から注ぐ光は、生まれて初めて浴びたように眩しくて、心はある光景を呼び起こす。
GM：「きみがうまれたとき」
GM：それはどんなものだったろうか？
自分はいつ、「生まれた」と感覚したのだろうか？
君の思うまま、最後に残してみてほしい。
カーティス：最も古い記憶。
まだ、視界も未発達な、世界が光と陰だけでできていた頃のこと。
眩しく輝く白の中に、幼い自分の手が見える。誰かに向けて、懸命に、伸ばしている。何かに触れようとして。
その手に、温もりが灯る。自分のものではない温もり、他の何か、他の誰かの輪郭、……
透明な水が跳ねるような濁りない声が響いてくる。視界に美しい金髪が映る。……そう、美しく、この世で最も光り輝いているものなんだと思っていた、姉の髪と瞳が。
「ねえ、この子、わたしの手をとったわ、」
「だれだか分かる？　あなたの“姉”よ」
「わたしはあなたのおねえさん。まあ、わたしの“弟”は、なんてきれいな目をしているの！」
GM：「はじめまして、また会えたね」
GM：…よく知った君自身の声が、そう響いた。
カーティス：「また会えたね」
そう囁く自分の声に、呆れた、乾いた、笑いが漏れる。
「ああ。だが今さら会えたところで、」
「なにになるんだ？……お前は、どうせ、」
瞼を閉じる。
「死人じゃないか」
GM：『Re:birth』──君の裏側、君の誕生。君が、もう一度生まれた日。
GM：・・・ということで、シナリオクリアです！おつかれさまでした
GM：カートつらいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
カーティス：おつかれさまでした！！！
カーティス：たのしかった……そんでつらかった……
GM：最後に探索者の行動についての意味付け、心理テスト的な答えがあるんだけど聞く？（PLの任意
カーティス：ききた！い！
GM：おｋ！
GM：虎は「君の望む光景」
蝶は「最期の希望」
宝箱は「君が"救えなかった"または"救いたかった"もの」でした
GM：つらい
GM：【誕生日抵抗日】
カーティス：ああああああ
カーティス：（頭を抱える）
GM：ｗｗｗｗｗ
カーティス：めっちゃドンピシャあてはまっててアアア……
GM：希望を握りつぶし救えなかったものは自分自身・・・
GM：うわああああ
GM：つらい
GM：報酬はね、ステータス3pt or SP30
「物語の終わり」の記憶、＋任意で「この夢の中で一番印象的だった場面」の絵画が持ち帰れるよ
カーティス：なんかコイツの唯一の行動基準って「因果を保つ」「均衡を保つ」ってことなんだけど、
カーティス：彼は自分の物語に終わりを設けられなかったんだよな……姉を殺せなかったからな……
物語を終わらせるって、彼にとっては出来事に相応しい終わりをもうけることだったんだろうと思うからめっちゃぴったりだなって
GM：あああそっかそっか
GM：なるほどたしかに　最期の希望・・・
カーティス：HPに3ptもらお……絵画は宝箱のシーンもらって帰る……
GM：おいしい・・・でもつらい・・・カート
GM：おｋ！じゃあフレーバー用意しとくね
GM：そしたら自由解散だよおおおお！！！
カーティス：やったあああ　たのしみに待ってる……
GM：うん！！！
GM：ありがとねええきれいだった
カーティス：おつかれえええええ超楽しかったぜ！！！！
GM：よかったああ！