Rainy

参加者

GM.謝朔
PL.黒天使/神風迅雷
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GM：【STOP】
GM：【待機】
GM：それでは「Rainy」セッションを始めさせていただきます！よろしくお願いいたします！
黒天使：よろしくおねがいしまーす！
GM：【STOP】
GM：【seed】
GM：【Rain】
GM：今日は外はあいにくの雨。
拠点の自室にて、神風さんはのんびり寛いでいるところですね。
GM：お部屋で何しているかな。ご自由にロールをどうぞ。
神風：雨音をBGMに医療道具の点検
神風：「んー、薬類はまだいけるか。包帯がちょっと心もとないな。」
GM：雨の音は一定の感覚で心地よいリズムを刻んでいます。点検に集中しすぎて少し疲れたのか、雨音の調べに誘われたのか、神風さんは急な眠気を覚えました。
神風：「…はぁあー、ねっむいなぁ。…まあ、たまにはのんびりするのもいいなぁ」
神風：って感じでごろんと横になって寝ます
GM：ベッドで横になった神風さんは、しとしとと降る雨の音を聞きながら、ゆっくり夢の世界に入っていきました・・・
GM：【STOP】
GM：・・・・
GM：・・・
GM：・・
GM：・
GM：【seed】
GM：ふ、と神風さんが目を覚ますと、何故か土の感触と匂い。身を起こしてみると周囲にはなぜか小高い木々が生えていて、鳥の囀りが聞こえてきます。どうやらここは森のようです。
GM：まるで神風さんに覆いかぶさるように枝葉を組み合わせてできた洞の中に、貴方は眠っていたことに気づきます。寝転がったらちょうど神風さんがすっぽり入るサイズの洞です。それは普段動物が使う寝床なのか、端っこのほうに木の実や獣の毛が落ちているのがわかります。周りは少し薄暗く、空は木々の間から少し曇った顔を見せている程度。周囲を見渡せば、ちょうど洞の正面方向にけもの道があるのに気づくことでしょう。
神風：「…おじさんまた変なところに飛ばされたな」　即視感を覚えながら起き上って土を払う
神風：「…さてどうするか」
神風：とりあえず注視します
GM：何に対して注視しますか？
神風：寝てた洞に
GM：洞は様々な枝葉を巧妙に組み合わせて作られているようで、多少のことでは壊れないような作りになっているようです。洞の持ち主は・・・どうやらいないようですね。
神風：「………」
神風：次に聞き耳します
GM：耳を立ててみると、風に揺れる木々のさざめきや、鳥の囀りが聞こえてきます。
神風：「…普通の森化」
神風：じゃあいったん外？にでて周りに注視
GM：洞を出て神風さんが周りを見渡すと。周りには木がいっぱい生えているのがわかりますね。木だらけ。ざわざわ。風に揺れています。
GM：洞、木々、そして正面に見えるけもの道。それ以外に特にめぼしいものは見当たらないでしょう。
神風：「…獣はいないか？イノシシいたら捕まえて喰えたんだけどな…」
神風：「…進むしかないか」
神風：というわけでGMからさりげなくヒントっぽいこときいたのでけもの道をすすみます
GM：静かな森のけもの道。さく、さくと地面に落ちている葉っぱを踏みながら、神風さんは一人歩いていきます。
神風：「…不気味なほど静かだな」
神風：警戒しながらまわりを見渡してます
GM：道の周りには相変わらず高い木々。上を見ると少しだけ見える空のご機嫌は、相変わらずそれ程よくないようです。
神風：「……天気が荒れそうだな」
神風：雨が降るのを心配して足早に進みます
GM：それから5分も歩いていない頃、この森の長であるかのような、大きな樹が目と鼻の先に見えてきます。樹の直径は神風さんが腕を伸ばしたとしても有に大きく、そしてとても荘厳でありました。
GM：樹の向こうにもまだけもの道は続いていますが、道の先は薄暗く見えにくくなっています。
神風：「……
神風：樹に注視します
GM：樹は空いっぱいに枝葉を広げ。枝葉の隙間からは光が微かに漏れ出て地面を照らしています。
神風：「…何もなさそうか」
神風：って感じで樹を撫でた後、すすみます
GM：けもの道を進もうとすると。ふいに神風さんは、風が強くなったように感じます。空を見上げれば、雲の流れが見る間に早くなり、木々達もざわめき始めました。どうやら嵐がやってくるみたい。不安そうに空を見上げている神風さんの足元に、何かふわふわしたものが突然、触れます。
神風：「お？」
神風：それが何か確かめる
GM：神風さんが何かを確かめようと目をやると、足元の何かと目が合いました。まん丸の目で、小首をかしげて見上げているそれはきゅぅと一言鳴きます。とんがった耳をもった尻尾の長い白いけもののようで、大きさはハムスター以上モルモット未満でしょうか。白いけものは、人懐っこそうに神風さんの足へすりすりと顔を寄せてきます。
神風：「お？ねずみか？」
神風：「なつっこいなぁ」
神風：かわいいなおい！！！！！
神風：だっこして頭を指でうりうりなでたりします
GM：怯えることもなくとても気持ち良さそうにしていますね。ふわふわ、もふもふ。触り心地もとてもいいでしょう。
神風：「おお、毛並いいなお前」
神風：「なんていうネズミだろうなぁ。おじさんせいぜい犬くらいしかわかんねえわ」
神風：「……こいつも喋ったりするのか？」（某うさぎを思い出しながら
神風：かわいいからつれていきたいけどいろいろ大丈夫かな？ガーデンだから大丈夫か？いやどうだ…？
GM：きゅぅ？と一言。小首をかしげながらけものは神風さんを見ているでしょう。
神風：ええい連れて行こう。ネズミを頭に…いや危ないか、ジャケットのぽっけにいれます
神風：「一人でさみしかったとこなんだ。お供でついてきてくれよ」うりうりします
GM：特に反抗することもなく、けものは大人しくしているようです。
GM：けものを撫でている神坂さんの耳に、どこからともなく声が聞こえてきます。
少年：「ふふ、こんにちは。僕の相棒を随分と気に入っているみたいだね。ふふふ」
その声は、少年らしさを含んだ声色で。まるで森中に反響しているように聞こえるでしょう。「きみは、さっき嵐を感じた。気配を感じた。ねえ、きみはなにで嵐を感じた？風の強さ？雲の流れ？木々のおしゃべり？良かったらおしえて、大きなお兄さん」
神風：「お？」
神風：「お、おお？」
神風：戸惑いながら答えようかなぁ
神風：「あ、ああ。雲行きが怪しかったからな。サバイバルなれてるもんでよ」
神風：「というかこいつお前のペットか？」
神風：ねずみちゃんをぽっけから出して手のひらに載せて見せる
神風：「あと小僧名前は？他に人はいるのか？」
少年：「・・・そうか。雲はきみの見える範囲を狭め、
それによりきみは邪魔立てされるのかも知れない。
流れが速く、それに目をこらすのはきっと困難なのだろう
…邪魔をするのは、周りのひとかな？
それが原因で、きみは堕ちてゆくのかもしれない」
神風：「……？」
神風：「…哲学ってやつか？おじさんよくわかんねえぞ」
少年：「うん。僕の相棒だよ。」「名前。名前か･･･教える必要は、ないんじゃないかな？」
「そうだね。他に人はいないと思うよ。」「ふふ。まぁ、わからなくてもいいかもね。」少年は、笑いながら答えます。
神風：「お、おう」
GM：神風さんが姿なき声からの質問に答えると、やがて、嵐がやってきます。
神風：「…っ！急がねえとやべぇな」
GM：雨は地面を穿つように強く、風は唸り、木々は激しく揺れ始めていきます。
GM：【Rain】
GM：雨が木の葉を叩く音がします。その音にまじるように、また少年の声が聞こえてきました。「おやおや、嵐がやってきたみたいだね。きみはどうする？そこの大木で嵐を凌いでもいいかも知れないけれど、先を急いでもいいし、来た道にあった洞に戻ってもいい」「洞は少し狭いけれどいい雨宿になるからね」とこぼしてもいます。
神風：「おい！坊主！こいつお前の相棒だろ！さっさとつれて家に帰ってろ！」
神風：「お前何言ってんだ？」
神風：「…しかたねえ、坊主お前もこい！」
神風：といって少年の手をつかんで大木で雨宿り
神風：できます…？
GM：「相棒は、暫く君に任せるよ。よろしくね。」　周囲を見渡しても、声の主らしき者は見当たりません。
神風：「……な、なんなんだ？」
神風：「…お前の相方は変わったやつだな。っとそんなばあいじゃねえな」大木に向かう
GM：神風さんが大木に向かうと。また、少年の声が聞こえてきます。
GM：「ふむ、きみはここで嵐がやむのをまつんだね。
　他の事象も時間が解決してくれると思っているのかな？
　いやいや、時に身を任せることは悪いことじゃあないよ。
　それが最善である可能性もあるのだから」
神風：「……なんなんだ一体」
神風：「……」
神風：軽く頭を押さえるようにネズミちゃんをうっかりおとさないようにぽっけに戻す
神風：何言ってんだ
神風：軽く頭を押さえた後、ねずみちゃんをおとさないようにぽっけに戻す、で
GM：大木で雨宿り。風は酷く感じますが、雨はほとんど当たりません。
GM：けものはぽっけで暖かそうにしています。ぬくぬく。
神風：「…雨がやむまでかかりそうだな」
GM：ざぁ、ざぁ、ざぁ。雨が葉を叩き、枝を叩き、土を叩き、そして消えていく。暫く空を見上げていれば。やがて嵐が、雨が遠のく音が聞こえてくるでしょう。
神風：「…お？やんできたか？」
GM：雲間に太陽がさし、木々の間から光が神風さんを温かく照らします。神風さんのポケットにいたけものがするりとそこから抜け出すと、木陰のほうに走り出していきます。
神風：「お、おい！！！」
神風：あわてておいかけます、見失ったらさっきの声の人にどう説明すればいいかわからないし
GM：木々の隙間。茂みの影。走ってきたけものを受け止める手が見えたかと思うと、それは日向のほうに歩いてきました。白い軍服のようなものを身にまとい、二の腕まである黒い手袋をした、赤と青の瞳をもつ少年。
神風：「…お、おお？」
少年：「こんにちは。一応はじめまして、かな」少年の声は、先ほどまで聞こえていた声と同じもの。少年は額から生えた一角を光らせ、自分の肩に乗った白い子を撫でています。普通の人間ではないように思えます。「ぼくはここで、きみを待っていたんだ」
神風：「…」
神風：「…そうか」
神風：「…はぁ、なにがなんだかわっかんねえなぁ」
神風：軍服をみて無意識に顔をしかめます
少年：「わからなくてもいいよ。そういうものだから。」オッドアイを細め、ふふふと無邪気に笑ったかと思うと、少年はふいに両腕を広げた。「さあ、嵐は終いにしよう。きみには、暖かな陽だまりを」
神風：「…お、おう」
少年：少年が両腕を広げたと思うと、神風さんは刹那の瞬きの合間に、鬱蒼とした森が開け、色とりどりの花が咲く場所にやってきていました。
神風：「お、おお！？？」
少年：「よければぼくの最後の質問にこたえてほしいな？」
神風：目を見開いてあたりを見渡します
神風：「…お、おう」
神風：「（おじさん最近の子供のペースについてけねえ）」
少年：辺りには地平線の方にまで広がる色鮮やかな花畑。空には、虹がかかっています。
神風：「………」
神風：あまりにもきれいな景色に言葉を失います
少年：「…さて、きみは、嵐を乗り越えた。どの選択にしても、それは変わらない。ねえ、きみはどれに惹かれた？」少年は花畑の地平線から橋のように伸びる虹、足元を埋め尽くさんばかりに咲く花々、嵐が過ぎ去ったからか花畑から顔をのぞかせるようになった栗鼠や兎や鹿といった動物たちの姿を指しながら、神風さんに問いました。
神風：「………そうだなぁ。全部っていっちゃぁ卑怯だよな」
神風：「…あえていうなら、動物か」
少年：「そう…、動物たちは友愛の象徴だね。きみのそばには、嵐のような困難を乗り越えたり耐えてくれる友がいるのかな。きっと、乗り越え耐えた先で友の大切さをかみしめることだろうね」
神風：「………」
少年：「きみの言葉が聞けて嬉しかったよ。…これを、きみに」少年は微笑み、ポケットから出した鍵を神風さんへと差し出しました。
神風：「……」
神風：無言で受け取ります
神風：「…おい。結局、なにがしたかったんだ？遊びたかったのか？」
少年：「・・・その鍵は、その扉のものだよ。そこを潜ると、帰れる」少年の指が、つい、と神風さんの後ろを指すように向けられます。
GM：彼がそう言った瞬間、ゴトリと背後で音がする。つられるように振り向けば、神風さんの背後には先程まではなかった木製の扉が立っていました。
神風：「…」
少年：「ぼくは、きみが『挫けた』時のことが知りたかった。誰にでもありうるその感情、記憶…少しでもきみの選択を知れて、ぼくは楽しかった。…さようなら。願わくば、きみとはもう会わないことを祈っているよ」
神風：「……」
神風：「…っ、おい！どういうことだ！」
神風：その言葉を聞いた瞬間に少年にくいかかるようにいいます
少年：「単純な好奇心、かな。心配しないで。扉を潜れば確かに、きみのいた世界に戻れるから。」少し困ったように、少年は答えます。
神風：「…」
神風：「…あんまり、人の過去をほじくるもんじゃねえぞ。坊主」
神風：「……そんなもんみても、お前には関係ねえんだからよ」
少年：「過去？過去なんて聞いてないよ。きみが、もし挫けたときどうするか。それが知りたかっただけ。ふふふ、そんなに怒らないで？もう終わったことなんだからさ」
神風：「……はぁあ、本当つかめねぇ坊主だな」
神風：「…まあ、いいか」
神風：「…相棒、大事にしてやれよ」
神風：「いつかは消えるんだからよ」
神風：そういって扉に鍵をさします
少年：「ふふ。ありがとう。」少年はにっこりと笑い、それ以上はなにも言いません。けものが、少年の肩でお別れをするかのように尻尾を緩く揺らしています。
GM：鍵を開けた神風さんがノブを捻り扉を開くと、そこは見慣れた、あの世界の森の風景。扉を潜りぬけた刹那、ノブは煙のように消え去り、扉も視界の端から見えなくなります。……あれ？神風さんは、今までなにをしていたのだろうと首を傾げます。ただ、散歩をしていたわけではないことは、胸に新しく浮いてきた記憶が物語っていたけれど。
GM：おつかれさまです！！シナリオクリアです！
GM：【ED】
神風：おつかれさまでしたー！！！
GM：お疲れ様でしたー！
GM：それでは報酬アナウンスでございます
GM：神風さんには『挫折』に関する記憶の一部が返還されます。