Garden


Room


参加者


GM.ソヨゴ/カーティス・シザーフィールド
PL.るふらか/白樹海里
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カーティス:大樹の星宣言、対象は「全滅願望」
カーティス:また白樹海里に対し感情スキル「興味」を取得。
GM:【STOP】
GM:それでは『Room』セッション始めさせて頂きたいと思います、よろしくお願いします!
白樹:よろしくお願いしま、します
GM:……
GM:……
GM:……
GM:夜。
GM:月は雲に隠れて滲む。うっすらと青い、かすかな光を、あなたは窓辺に浴びているだろう。
GM:……ふと、目を遣る。一枚の写真が、その視線の先にひらりと、落ちてくる。
白樹:「…」 なんとなく、拾います
カーティス:「?」首を傾げて手に取るでしょう。その髪は、平時と違い、金色に輝いている。
GM:そこに写っているのは真っ白な部屋だった。それと、その壁に建て付けられたこれまた白い一枚のドア。
GM:あなたは、……写真を、見つめているうちに、……抗い様のない眠気に襲われた。
GM:意識が沈む。瞼が、落ちる。
GM:……
GM:……
GM:……
GM:【Var】
GM:目を覚ます。見知らぬ部屋の中。
GM:そこは四方、上下、どこを見渡しても、一面の白、……目の前の壁に、真っ白なドアが見える。
どうやら、あの写真に写っていた部屋へ来てしまったようだ。
GM:居場所を確認しようと身を起こせば、どこかで見た顔を見つけることができるでしょう。
あの森にいる人間だ。
白樹:瞬きをして周りを見回します。 「ここは…あれ、」
カーティス:「……海里、だったっけ」知ってる顔だな、と思っている様子。
GM:しばらくすると、どこからか映写機の回る音が聞こえてくる。
GM:天井近くの壁にいつの間にか開いていた、四角い穴から光が射し込んで、
白樹:「…こんにちは。はい、自分は白樹です。えっと、」 あなたは…
白樹:「?」
GM:白い壁に文字が映し出される。
『ここは《望み》の部屋です。
 心に正直に行動すれば、出られます。』
カーティス:「……俺、」と、言いかけ、文字を見てやめる。「……僕は、」
カーティス:「カーティス。カーティス・シザーフィールド、……好きに呼んで。友人からは、カートと呼ばれたりも、するよ」
白樹:「シザーフィールドさんですね、すみません、名前を覚えて頂いていたのに」 少し頭を下げる
GM:二人が文字を確認すると、それはすぅっと消えていく。
天井近くの穴も、気付けば塞がってしまっている。
穴のあった場所を確認しても、もはや継ぎ目すら見えないだろう。
白樹:「よろしくお願いします。…」 それを見る。 不思議な部屋だ
カーティス:「……気にしないで。少しばかり、名前を覚えるのが得意なだけだ」と首を振る。
カーティス:「《望み》の部屋、だそうだ。……《望み》を正直に語ったら、出られるってことかな」天井を見上げつつ。
白樹:「そう、なんですかね。心に正直に…ですか」
カーティス:「嘘偽りでない、ほんとうの望み、……か」
カーティス:(“心に正直に行動すれば”)
カーティス:(僕の心の望むことなら、……嘘を吐いても、いい訳だ)
白樹:「けれど、こんな所でどうやって…」 真っ白な部屋の壁を少し叩いてみる。ドアにも触っている
GM:ドアは壁に描かれた絵に過ぎないようです。
カーティス:「……君に先に教えてもらうのは、卑怯?」さらり、と金髪を揺らして尋ねる。
白樹:「…」
白樹:「え?」 振り返る、
カーティス:「ほんとうの望み」前髪の隙間から、“完全な青”の瞳が見える。
白樹:「、」 深い青に、どきりとする。瞳が青いひとは、…なんだったか
カーティス:動揺を悟ったような、見過ごすような何とも言えない素振りで微笑みますね。
カーティス:「君の、幸福は?……君の望むこと。手にしたいこと、側に置きたいもの、一緒に、いて、ほしいひと、……」
白樹:「“本当の望み”…なんて、そんなに直ぐには、」 ひと、幸福、それを聞いて、少し言葉を止める
白樹:「…自分の幸せは、そうですね…人に、忘れられないことですかね」 そう言って、青から目を背ける
白樹:「……」
白樹:「…いえ、すみません。ちょっと言葉にし辛いですね」
カーティス:「……」す、と彼も目を伏せて、やがて閉じる。口許に手をやり、……笑みを隠す。
白樹:(目の青いひとは、苦手だ)
白樹:(綺麗で、とても惹かれるけれど、…苦手だ)
カーティス:《HONEY》の使用を宣言します。効果はA、対象は、『人に忘れられた時の、最も悲しい記憶』
カーティス:HP20→19。
白樹:……赤子の泣き声に反応して、それをあやす子供の記憶  聞こえなくなった声と、白いぶつぶつの記憶  衰弱の中で最後に見たものの記憶、……一番大切だったひとに、忘れ去られた時のことが、視えるかもしれない
カーティス:その光景はよく見えた。打ち捨てられた絶望と、孤独と、深い悲哀、……首を、ぎりぎりと締め上げられる、苦しみ、恐怖、……そのすべて。
カーティス:だから彼は随分と楽しそうに笑った。だが声はない。君は気付かない。ゆっくりと立ち上がり、……近付いていく。
カーティス:「海里。どうして、目を逸らすの?」甘い声でそう呼びかける。
白樹:びくり と、肩を小さく跳ねさせる
カーティス:「正直に、教えてくれなきゃあ、……」つ、とあなたの首に指を滑らせるだろう。
カーティス:「思い当たることが、あるんでしょう?……僕に勝手に語られるより、君の口から話したほうが、気持ちがいいんじゃない? それとも、……」
白樹:「どうして、って…いえ、そんな、…少し、かんがえごと」 を、と発し切る前に息を詰まらせる
カーティス:「僕が、話そうか? 君の“望み”」
白樹:「…あの…」 後ずさる、少しづつ
白樹:「…」
カーティス:「『…やっと帰って来てくれたのに』」
カーティス:「ははは、」すっと顔を引いて、また距離をとるかな
白樹:「…、…な、なに、…」
カーティス:「どうして忘れられたんだろう?」
カーティス:「どうして棄てられたんだろうね、」
カーティス:「海里、君と、君のかわいい妹、」
カーティス:「まだ一輪の花よりも幼い、あの小さな手、」
カーティス:「あれは病?」
カーティス:「君の首を締め上げた腕、」
カーティス:「幹のように太くて野蛮で、」
カーティス:「その手で君たちを護ってくれたなら、」
カーティス:「ねえ、幸せだったよね? 海里」
カーティス:「でも彼はそうはしなかった」
カーティス:「どうしてかなあ? はは、……なんでかな」
白樹:「…、」 ぱく、ぱく と、小さく唇を動かす。
白樹:「…っあ、なん、なんで、どうしてあなたが、」
白樹:「あのこの、ことっ……ケホッ、かは、」
白樹:気管が締まるようだ、へたり込み、喉を押さえて咳をしている
カーティス:咳き込むあなたを黙って見つめている。
カーティス:「……ああ、ねえ、理由が、分かる? 海里」
白樹:「……」
白樹:「…わかる、わけ…あるか」
カーティス:「なんでだろうね、……愛があれば、……愛していたら、……」
カーティス:「ねえ、」
カーティス:「君に、価値が。なかったのかな?」
白樹:「わかるわけ…ないです」
白樹:「…、っ」
カーティス:へたり込んでいるあなたに、ゆっくりと歩み寄る。
カーティス:優しい微笑を浮かべながら、あなたの顔のすぐ傍にしゃがみ込み、髪を梳く。そして、……突然、持ち上げるように掴むだろう。
カーティス:そして耳元で囁く、
白樹:「ぅ…!?」 思わず顔を歪める、片手を腕に伸ばす
カーティス:「君は棄てられた。君は棄てられた。君は棄てられた。君は棄てられた」
カーティス:「価値がなかったから、」
カーティス:「役に立たないから、」
カーティス:「護ってあげる甲斐もなかったから、」
カーティス:「愛して遣るだけ、損だったから」
白樹:「、違う」
カーティス:「違う?」
カーティス:「何だ、理由が分かってるなら 教えてよ ほら 言ってみて?」
白樹:「…違う、」
カーティス:「……根拠のない否定しか、できないんなら」
カーティス:「黙ってろよ」
白樹:「…そんなこと、ない…きっと、俺たちは…」
白樹:「…」
カーティス:「……ねえ、海里」
白樹:愛されて、産まれて、
白樹:「…何ですか」
カーティス:「僕だけ君のことを知るのは、気の毒だから。僕の話も、……してあげる」
白樹:「別に、俺は」
カーティス:「僕は“所有物”として育った」
カーティス:「愛されなかった、……君と同じ」
カーティス:「僕の姉は気が狂ってて、」
カーティス:「僕を執拗に犯した。何度も、」
カーティス:「僕は彼女の“お人形”で、」
カーティス:「彼女は“お人形”がほしかっただけ」
カーティス:「僕なんか愛しちゃいなかった 他の誰でもよかったんだ 僕の顔が、たまたま、似てただけ、」
カーティス:「家族は誰も、助けてくれなかった 僕がこんなになるまで放っといて、」
カーティス:「……“見棄てられた”」
白樹:「…見棄て、」
カーティス:「……僕の《望み》はね、海里、……君と“家族”になることだ」
白樹:「……え?」
カーティス:「……君も、ほしいでしょう? ほんとうに君を必要として、絶対に見棄てたりしない、」
カーティス:「忘れたりしない、愛し続ける、無二の、……“家族”」
カーティス:「……ひどいこと、言ってごめんね。でも、……君を棄てた“家族”のことなんか、もう愛さなくていいでしょう?」
カーティス:髪を握っていた手を放し、代わりに頬に伸ばすかな。そこで『精神対話』の印を結ぼう。
白樹:瞳を瞬かせて深い青のあなたを見つめる、されるがままに
白樹:「でも、俺は、俺には」
カーティス:「聞こえる?『聞こえる?』僕の声、」精神対話と二重にして、外から、内から、声をかける。
カーティス:「愛して『愛して』ほしいでしょう?『ほしいよね?』他に誰もいないじゃないか『僕らだけ』『見棄てられたのは』僕らだけ『独りぼっちなのは』」
カーティス:「価値なんて、いらない『愛があれば』愛されていたら、『認められてたら、』役に立つ必要なんかない『僕らが“家族”なら』怖がらなくていい」
白樹:(かあさん、が ) 「っ、」 思わず片手で頭を押さえる
カーティス:「……選んで、くれない? 僕と一緒に、『ぜんぶ、すてて、』僕と、『“家族”に』」
カーティス:「二人だけじゃ、寂しいなら」
カーティス:「『お母さんも、一緒に、探そう?』」
白樹:「…やめ、て、ください…ッ」 びくん と、最後の言葉に背が反る、恐れるように、あなたを見つめている
カーティス:「……寂しいでしょう?……僕もだよ」
カーティス:「“家族”を、探そう?……集めるんだ」
カーティス:「まずは、僕と君。……それから、母さん、……いつだって僕らを護ってくれる、ほんとうに優しい父さんもほしい、」
白樹:「集めるって、……」
カーティス:「兄弟や、姉妹だって。多いほうが、楽しいよね」
白樹:「……」
カーティス:「……おいでよ。いつまでも、君はその記憶に、縛られているつもりなの?」
カーティス:「役に立とうって必死でいるの、知ってたよ もう、十分でしょう」
白樹:「…、だって」
白樹:(家族。家族…、だって、俺は)
カーティス:「僕の手を、取って。それが《望み》だと、」
カーティス:「言ってよ、海里。……ねえ、……」
カーティス:「『愛してるよ』」
白樹:(俺には、とうさんが、かあさんが、…菊だ、って、)
白樹:「…愛…」
カーティス:「今ここに、いる、僕を」抱き締めて、その頭を撫でる。「選んで」
白樹:「ぁ、あ、でも、で」
白樹:「…ほんとう…に…?」
カーティス:「……どうして僕が、嘘を吐くの?」甘く、囁く。「傍にいるよ」
白樹:「…ほんとうに、家族に」
カーティス:「うん、」吐息まじりに、答える。「“家族”」
白樹:「…俺のこと、離さない父さんに、母さんに」
カーティス:「そう、……一人ずつ、見つけよう」「僕と、君から。これが、始まり」
白樹:「あなたと、作るんですか、おおきな…賑やかで、独りじゃなくて、辛いときも、きっと誰かが」
白樹:「愛して、くれる」
カーティス:「そうだよ、……僕らの“家族”。ゆっくり、」
カーティス:「見つけに行こう?」
白樹:あなたの肩に顔を埋める、背に腕を回して、抱き締め返す
カーティス:一層強く抱き締めよう。
カーティス:「ね、海里。二人っきりの時は、……お兄ちゃんって、呼んでね」
白樹:「俺…、えっ、」
白樹:「…わかり、ました。えっと、あの、」
白樹:「『お兄ちゃん』、俺、頑張ります、たくさん、たくさん…見つけて」
白樹:「みんなで、幸せになりましょう…ね」
カーティス:「うん。僕も、海里が寂しくないように、僕が寂しくないように、……たくさん見つけるよ」
カーティス:「幸せになろうね、」
カーティス:「僕の、弟」
GM:かちゃり。
白樹:顔を埋めたそのままで、嬉しそうに、やっと掴めたように、微笑んだ
GM:二人の耳に、鍵が開いたような音が聞こえる。
GM:続くのは、また、映写機の音。……見れば、いつの間にかさっきと同じ位置に再び空いた四角い穴から、光が、差し込んでくる。
GM:真っ白な壁に映し出されたのは、カラフルな「Congratulation!」の文字。
文字の周囲にはキラキラ光る紙吹雪が舞っている。
GM:やがて部屋の中心から、機械の駆動音がして、
床の一部が開き、クリスタルのトロフィーが二つ乗った台がせり上がってくる。
白樹:「…あれ、」 なんだ
カーティス:「……持って帰れば、いいのかな?」ふふ、と笑う。「お揃いだね」
白樹:「えっ、あっ、はいっ…」
白樹:「…」 名残惜しそうに、そっと服を離した
カーティス:「片方の手は、開いてるでしょ?」差し出す。「繋ご?」
GM:壁に描かれたドアに目を遣ると、それは本物に変わっている。
部屋を出ることができそうだ。
白樹:「い、いいえ、あの、…」
カーティス:「いや?」
白樹:そそくさとトロフィーを持つ、
白樹:「……いいえ…」
カーティス:同じようにトロフィーを持って、空いた手で繋いでしまおう。
カーティス:「じゃ、いこっか」そのままドアへ進もうとするよ
白樹:「……」
白樹:「は、はい。…あ、」
カーティス:「うん?」トロフィーを持ったほうの手で器用にドアを開ける
白樹:「あの、俺、今は遠いみたいですけれど…なるべく早く、そっちに“帰ります”ね、」
カーティス:「……うん、待ってる。……ずっと待ってるよ」
カーティス:ぎゅ、と手を強く握って。それからカートはドアを出ます。
GM:海里くんはどうしますか?
白樹:「はい!」 嬉しそうに微笑む、一緒に出よう
GM:【STOP】
GM:ドアを出ると、……そこは自室だった。手を繋いでいた彼の姿は、隣にない。
GM:ただ、その手にはクリスタルのトロフィーがしっかり握られていた。……忘れていない、全て、覚えている。
白樹:「…また、直ぐに…会いに戻ります。ああ、」
白樹:彼の人形を膝に乗せ、話を始めるだろう
白樹:「…ツェツィーリアさん、今日はね、俺にお兄ちゃんが、できたんですよ…」
カーティス:「……」トロフィーを置き、視線を窓の外へ。涼やかな顔を月光にさらして、やがて、その表情が歪む。
カーティス:「っふふ、ふ、あは、は、」思わず笑うと、傍らで眠る弟は煩げにうなり声を上げ寝がえりを打った。その寝顔に微笑みを向ける。
カーティス:「ねえ、俺の弟は、……お前だけだよ、アーネスト」
GM:【ED】
GM:『Room』クリアです!!! おつかれさまでした!!!
白樹:つらい!!!!!!(しあわせ!!!!!!)
白樹:おつかれさまでした!!!!!!ええ!!!おつかれさまでした!!!!!!
GM:ふははははは楽しすぎかな
GM:★入手アイテム
「クリスタルのトロフィー」
奇妙な部屋から脱出した証。
台座に貼られたプレートには、持ち主の名前が掘られている。
このトロフィーの所有者は、奇妙な部屋での出来事を覚えておくことができる。

▽クリア報酬
スキルポイント50pt

▽GM報酬
スキルポイント30pt(一回目)
白樹:今日だけでSPが100ふえた
GM:だいやくしん
白樹:めっちゃ楽しかった………………よかった………………今日セッション終わった直後に記憶提出してよかった……………………
白樹:直後(?)  数時間後
白樹:いやあ………(色んな意味で)ありがとうございました…………
GM:こちらこそ……まじでありがとう……最高に楽しかった……
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