好きな所だけ使うのもオッケー。

彼女は始終不機嫌だった。なんでそんなに不機嫌そうなのか。そう聞くと、普通の表情が無表情なの、とまた不機嫌そうな顔で言った。彼女とよく話すようになって1年が経ったころ。僕の言葉で彼女が笑った。随分前から惹かれていた僕にその笑顔は一気に畳み掛けてきた。その時から僕の人生の目標は少しでも多く彼女の笑顔を見ることになった。それからまた10年、やっぱり普段は無表情だけど、彼女は幸せそうに僕の横で笑ってる。




僕と彼女の関係
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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