戯れる
※少し下ネタ?
会話多め



「大輝ー」


「ん?」


「ねえ」


「なんだよ」


「ねえってば」


「だからなんだよ」


「…こっち向いて」


「面倒臭え」


久しぶりに大輝の家でデートしてるに肝心のそいつは彼女をほったらかしでグラビアに見入っている


「やっぱおっぱいでけー」


「それは私に対する嫌みですか青峰くん」


「あ?んなわけねぇだろ。姫だってなくはねえじゃん」


「さつきほどはない」


「誰もあそこまでは求めてねえよ」


「あーもっとおっぱいほしい」


「そうかいそうかい」



ぐずる私を放置すると決めたらしい大輝は再びグラビア雑誌に熱中する


あー私本当になんでこんな奴好きになったんだろ



大輝に対する恋心が薄れてきたのかもしれない



「…おりゃっ」



「うわ!?テメェ、姫何しやがる!」



「おっぱい大魔王な大輝のおっぱいはどんな感じかと思いまして」



私は好奇心のまま大輝のシャツの中に手をやり、乳をまさぐる



「……で、どうだった」



「んー」



むにむにと表面を撫でたり、軽く揉んだりしてみた



「硬い」



「ったりめーだろ。男のおっぱいが柔らかくて誰が得すんだ」


「私」



「はあ?」



「大輝が柔らかかったらふにふにして癒されるんだろうなって」



「…硬いと癒されねえの?」



「私は大輝なら硬くても癒されるよ」



「ばっ……」



何故か顔を赤くした大輝のおっぱいを再び弄ぶ



「ふにふにしないねー」



「…もう無理」


「きゃあっ」


大輝は背中に張り付いていた私を引きはがしてベッドに放り投げた



「いったあ…女の子はもっと優しく」



「女の子が男のおっぱい触るかよ」



「付き合ってたら触るよ」


「…なら俺も触っていいんだな?つか散々人の背中に押し付けといて逃げるなんてしねえよな責任とれ」



「うわっ、まだ昼間なのに」



「関係ねえ」不敵な笑みで私を見下ろす大輝に、ああ私この表情が好きだったんだなんて思いながら背中に手を回す


大輝も私の背中に手を回し、抱き合う形になってしまった


私の胸に自分のそれを押し付け、安心したように息を吐く


「やっぱ女は柔らけえな」


「セクハラー」





ああもう大好きだよこのやろー


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