「今飲んじゃおー」
「……なぁ、それくれよ」
「え?喉かわいたの?でもだーめ」
「………問答無用!!!」
俺は姫を思い切りくすぐった
「ひぁ!やめ……きゃははっ」
「きゃははっもうだめだってばー」
ぱっと離してやると、姫は俺を睨みながらオレンジジュースを持ち直しちょっと飲んだ
……まじないの相手が俺だったら……
そう思うと体がとまらなかった
気づくと俺は姫が飲んだジュースを飲んでしまっていた
「ぶ、ブン「な、何やってんスか!!」赤也!?」
赤也……
赤也の目は充血し、今にも悪魔化しそうだった
ははっいいぜ赤也
ナイスタイミングだ
「んだよ赤也」
「ひひひ人の飲んだ物を飲むとかだめじゃないっスか!!だから仁王先輩や幸村部長からデブン太って言われるんスよ!!!」
「な!それとこれとは関係ないだろぃ」
「あるっス!」
「赤也……私は気にしてないから」
いや気にしてくれよ
「俺が気にするっス!」
だろうな
赤也
先輩として見守ってやるよ
俺は二人を見てにやっと笑った
「あー、俺部活行かないとまずいんだよなぁ、姫!また後でな」
そう言うと俺は姫の耳元で囁いた
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