syoku no chinjyu

「珍獣見たみたいな顔してるね?」

稲荷崎高校2年生

「うん?食べますね」 「一緒に食堂来い」 「顔がもう泣きそうやん」 「女子にしては食う方なんかなって」 「いつもそんなことしてるわけやないよ」 「別に逃げられてへんわ」 「あー賄賂、いや賄賂やなくて」 「……名乗って、呪ったりせえへん?」 「字を書きますね」 「人類以外なったつもりないわ」 「それは飯やない」 「やっぱ手始めはピザか?」 「胃袋に対するその過信なんなん?」 「食に対する愛が重いなあ」 「ご丁寧にどうも、宮治です」

稲荷崎高校3年生

「じゃあ行くわ」 「人を勝手に呪術師にするのやめへん?」 「会わんてなんやねん」

稲荷崎高校卒業式

「あ、はい、普通に元気ですわよ」

稲荷崎高校卒業後/関西⇔関東

「別に上手いだけで言うてんとちゃうし」 「顔見たらわかるわ」 「写真ないん?」 「嘘やん、人質……ちゃうな、米質?」 「まあ、そうやな」 「いや、ほんまに待って?」

おまけ/それから3秒後

「ちょっと目を離すとこれや」

おまけ/それから数年後

「長生きしてな」

おまけ/おにぎり宮にて

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