ちかちか
   している

 「 番外編 」

二口さん家とそのご近所さんの、根っこの方にシリアスがあるけど基本的に平穏な日常の話です。

両家共に二階建て戸建て住宅のイメージで書いております。家族構成が設定してあり、それに伴い「家族」の話が多分にありますので、苦手な方はご注意ください。
きみのわたしのそういうところ ビンのふたはよく勝手にどっか行く おとなになるには舌足らず あなた馬、あたし鹿 沈黙するシーラカンス 誰の内にも都合の良い神さまがいるようだ とまどいだらけの歩き方でも 舌を焼くレモン この世でいちばん昏い星 呪文のいらない目玉焼き 砕けた星のかけらを抱いて眠る 理解できない生クリーム 無邪気なジェミニ 百年後には百年前のものになる宝物 スパイスティーに撃沈 飴玉ひとつ絶対王政 故意に煩い 果たしてネイビー へなちょこヘモグロビン 星になるための仮眠 背筋が凍る音を知る 愛に似て非なるもの 頭の中すら好き勝手できない にどと戻らぬものらへの賛歌 優しすぎるをしすぎている もう地球へ行ってはいけない ニューロン抹殺 いつか返さなければならないものについて 真綿にくるまれて綺麗なままでいる 降伏せよ世界は開かれている 明日が来たのはついさっきでしたか
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