チキンレース | ナノ





「いやー、よかったよかった」

「さ、坂田さんっ!」

「…まだいたんですかィ、旦那」

「なにその言い草!俺がいなかったらふたりとも永遠にすれ違ってたからな。せいぜいキューピッド銀時に感謝しろよ」

「べつに頼んでやせんけど」

「ホントてめえは可愛くねーな!……ま、ふたりの初キス見れたし良しとすっか」

「初キスじゃありやせんけど」

「………え?」

「これでたぶん3回目」

「ちょ、やだなーオイ。沖田くんの妄想だろ…って名前ちゃん!?なんで顔赤いの?」

「じゃ、俺たちはこれで」

「ええええええ!!」




―――――――――


ここまで目を通していただき、ありがとうございます。
チキンすぎる沖田を書きたかったので満足です。個人的には沖田がヒロインの名前を呼ぶところに注目してほしい。このために今まで名前呼ばせませんでした。
みなさんがじりじり焦れてくだされば嬉しい^^

最後に受験をはさんでしまったために、なかなか更新できなかったことをお詫びします。そしてありがとうございました!

110805




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