クール
「よし食材の買い出しに行くぞ!ついて来んのは勝手だけど買い物の邪魔すんじゃねぇぞメフィスト!」
「はいはい☆」
「おっちゃーん!今日のオススメ何ー?」
「おう坊主!今日はピーマンとナスのイイやつが入ってるぞ!」
「じゃあそれと…コレ安くなんねぇ?よく見りゃ端っこが萎れ始めてるしそろそろ処分時だろ。こんぐらい(指で何やら示し)安くしてくれんなら全部まとめて買うぞ?」
「へっ。坊主の目利きにゃ敵わねぇな!全部持ってけ!」
「ありがとおっちゃん!」
「ほうほう。これが『値切り』ですか…何とも鮮やかですねぇ」
「うっせぇメフィスト次行くぞ」
「待ってください。私あの果物が食べたいです☆」
「馬鹿かお前余計な買い物する余裕なんてねぇんだよ馬鹿。しかもアレ見た目はよくても時期外れのハウス栽培のだから甘味も粘りも旬のやつとは比較にならねぇ味なんだよ馬鹿。買い物について来んならそれぐらい覚えてからにしろよ馬鹿」
「……まさか奥村くんから半眼で理論責め(さりげなく罵倒付き)されるとは思いもよりませんでした。しかも普段からは想像も出来ないクールな表情……これがギャップ萌えというやつですか背筋がゾクゾクします」
「違ぇよそれ多分お前が変態なだけだよこの変態悪魔」
「もっと罵って下さい…!」
「もう帰ってください」
オワル
料理がプロフェッショナルな燐くんは食材にもプロフェッショナルなんじゃないかな、という妄想。半眼+説教で雪男くんを彷彿とさせて「やっぱり双子なんだね☆」とか物凄く滾ります。メフィストさんが変態で固定されてきましたが大丈夫。ウチでは通常運転です。
110623← →
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