まってこれは?








「ぎ、ぎんちゃんっ…」

「…なぁ、どうなんだよ」

「あの、そのっ……」

心臓が痛い
顔が熱い、死んじゃうかもしれない。

「銀ちゃーん!名前ー?」

神楽ちゃんの声がする、私と銀ちゃんをよぶ声。どうしよう、でも、離れなくない、でも離れてくれないと自分が持たない。

「ぎ、銀ちゃん、はなれて…!」

「っ……悪りぃ…」

「ご、ごめん、その、あのっ」

突然のことで自分で混乱するくらい何も頭に言葉が浮かばない。
銀ちゃんに言わなきゃ、嫌じゃないよって。

「……俺、頭冷やしてくるわ」

そういい台所を離れる。
待って、でも、なんで言えばいいの。
混乱しながら私は声をかけられず銀ちゃんの背中を見ていた。








じゃあ俺たち帰るわ、とそういい真選組を去った万事屋の3人。
うん、とその返事しか言えなかった。

「…はぁ………」

「何滲みたれたため息出してんだ」

「土方さん…」

「万事屋となんかあったのか」

「………それが…その、昼間抱きしめられまして」

「ゴホゴホっ!」

夜ご飯を食べている時、私も土方さんたちと食べるのを誘われて食べていた。
そうだ銀ちゃんの仲のいい土方さんに相談してみようと思い、言ってみた次第だ。

「え!名前ちゃんいい感じじゃん!」

「そうでしょうか、近藤さん…」

「そうだよ!この愛のハンター勲にはわかるね!」

「いや、待て何があったんだ」

「えっとですね…」

事の発端をいうと土方さんは「はー…」とため息をついた。待ってなんでため息?

「お前それなんかと勘違いされてんじゃねぇの?」

「ええ?」

「あいつと俺は似ていないようで似てる…って自分で言ってて気持ち悪りぃ…が、多分誰かとお前が恋仲だと思ってるんじゃねぇか?」

ご飯にマヨネーズをかけて食べる土方さん。バクバク食べててそう言われても…。待って誰と?え、誰と勘違いされてるの?

「私銀さんしか好きじゃないのに!?」

「ヤツには、違うふうに見えたんだろ」

「え!なんでですか!」

「しらねぇよ、あいつにききやがれ」

「えぇ…、…じゃあ今から行ってきますね!」

「はぁ!?なんでそうなる!」

土方さんは椅子をがた!と音を立てて立った。

「え、だって誤解なら早く解いたほうがいいし、私銀ちゃんのこと好きだし、この気持ち伝えなきゃって思いまして!」

「なんでだアアア!」

「名前ちゃん」

近藤さんが手を止め私に言葉をかけた。

「はい」

「…行ってこい!」

「はい!」

「止めろよオオオ!」



\愛のハンター名前!/






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