テニス部にお邪魔
 


 「わいも歌うたいたいー!」

 「金ちゃんには無理や」


金太郎が歌いたい歌いたいとダダをこねていたが、白石の一言で潰れた


 「けど、姫華本当に歌うまかったたいね」

 「どっかの誰かさんとは似てもにつきませんわ」

 「お前等煩いわ!!!」


千歳は姫華を褒めていただけだが、何故か千歳も含めて謙也に怒鳴られた


 「白石、監督が呼んではったで」


銀が白石に言う。


 「本間か?ちょい言ってくるわ」


そう言って白石が部室を出ようとドアを開けた。



ガチャ




 『ぎゃっ!』

 「うお!…って姫華ちゃん!?」


部室前で様子をうかがっていた姫華は急にドアが開いたことにびっくりしていた
それを見てさらに驚いた白石


 「姫華やて?」

 「あら、姫華ちゃんやない!久しぶりに顔見たわ〜」


謙也が最初に反応し、みんなが部室のドアを凝視すると同時に小春が喋った


 『あ、白石先輩、どうも』

白石を上目でみながら少しお辞儀をする姫華


 「っつ…///(それは反則や!!)どうかしたん?」


少し顔を赤くしながら白石が姫華に聞く


 『あ、えっと、アンケート持って来ました』


そういいながら抱えているプリントを白石に差し出す


 「本間?おおきに!こんだけあったから重たかったやろ?」


白石は姫華からプリントを軽々ととると、姫華の頭を撫でる


 「姫華、今日よかったと思うで」

財前がいつの間にか白石の横に来て姫華に言う

 『本間?ありがとー!でもみんといてって言うたよなぁ?』

 「しゃーないわ、めだってたし」

 『あはは〜』

 「姫華声凄い綺麗だったたい」

千歳が財前の後ろに来て姫華を褒める

 『あ、ありがとう千歳先輩!』

 「姫華ちゃん千歳と仲いいん?」


横にいた白石が姫華が聞く


 『うん』

 「初耳やねんけど」

財前が少しむっとした顔で姫華を見ながら言う

 『いった方がよかった?』

姫華は少し苦笑いして答える


 「立ち話もあれやから、部室入ったらどうたい?」


千歳が言う。


 「そうですね」


財前が部室に戻る


 「むさ苦しいけど姫華ちゃん入っとき〜」


白石が姫華の背中を押し、白石自身は外にでる


 『白石先輩は?』

 「ん?ちょっと用事があるからな…(タイミング悪いわオサムちゃん…)」

 『頑張ってください』


白石が少し残念そうな顔をするのを見て姫華が笑いかけて応援する

 「頑張るわ」


白石も笑顔になり、そのままオサムちゃんを探しに何処かへ行った
しかも猛ダッシュで
浪速のスピードスターと並ぶぐらいの勢いで

姫華はテニス部の部室にはいった


 
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