同じ委員会
 


『あとは、職員室周辺だけ!』

「疲れたたい…」

無事に玄関と校長室周りを終えた2人。
姫華は部活へ行きたさに疲れは見えない。

「姫華なんか楽しそうばいね。」

『今日は、部活で発表があるんで!』

「軽音のか?」

『そうそう!…ってよく知ってますね!』


姫華がビックリした表情で千歳を見る。
千歳は苦笑しながら

「発表って言ったら、睦月がどうやら言ってたのを思い出してな」

『睦月…あー!愛先輩か!愛先輩も結果楽しみにしてましたし!』

「姫華はバンドメンバーに入れるんと?」

『投票で入ってたら!』


笑顔で答えながらちゃくちゃくと掃除をすませていく姫華。



「はよ部活行きたか…?」

『そりゃもう!でも、千歳先輩と話すのも楽しいから全然いいですよ』

ニコーっと笑顔で千歳の方を見ながら言う姫華に千歳は少し顔を赤くする。

「嬉しいこといってくれるたいね。」


少し赤くなった顔をばれないように苦笑いでごまかす千歳。
そんな話をしてるうちにちゃくちゃくと掃除は終わっていく

『終わったー!』

「お疲れさん。片付けはしとくからよかよ。」

『え、悪いです。』

「大丈夫たい。」

『…いいんですか?』

「ああ。待たせてしまったお返したい。はよ結果知りたいんじゃなか?」

『じゃ、お言葉に甘えて…!すいません!』

「よかよ〜」


掃除用具を千歳に渡し、鞄を取りに走っていく姫華。
そんな姫華の後姿を最後まで見ていた千歳。

「ほんと、むぞらしかね」


小さく呟く千歳だった。











始めて話したのに何故か昔から知っている人のように話やすかった
もっといろいろ姫華のこと知ってみたい
委員会はちゃんと行くったい
せっかく同じ委員会に入れたのもなんかの運命やと思っちょう――・・・





 
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