7組の女子
 

集まった姫華以外の女子の会話


「この恋の三角関係…どっちを応援する!?」

「あたし、財前君!」

「うちは達也君!」

小声でこそこそ相談する女子達を見つつ姫華は1人席に残された。

『うー』

「本間、姫華もアホちゃう」

『なにがよー!』

ちょっぴり涙目の姫華は財前の方を向いて言い返す。

「っつ…///まぁ、そのうち分かるんちゃう。自分の鈍さが。」

そう言って財前は姫華の頭をぽんぽんと撫で始めた。

『どういうこっちゃ!』

姫華が財前と話をしてる間に女子の話が終わったよう。

「姫華!」

『な、なに?』

「結果的に言うと、あたし等は姫華を応援するから!」

『は?』

財前と姫華が同時に声をだす。

「せやから、姫華!好きな人とか、気になる人できたら相談しに来てな!」

クラスの女子、姫華を抜いて17名のうち、9名が姫華の周りに来る。

「あたし等は財前君の味方やから!」

そう言って4名が財前の後ろに立つ。

「あたし等は達也君!」

残りの4名がピースサインをだしながら言う。


「はぁ…」


ため息をつく財前。


『?』


何のことか未だ分かってない姫華。




ばれたくなかったけどしゃーないな。
市橋なんかには…負けへんで。
あと、謙也さんにも。




姫華には友達って言うふうに振舞ってる。
けどそれは全部、見せかけ――


覚悟しときや


絶対振り向かせたる




−−−−−−−−−−−−−−


基本7組は仲良しです
7組の子は財前の事情を知ってるので基本的に財前は他のクラスの子にモテます
これに気づかない姫華ちゃんはある意味最強です


 
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