帽子な彼女へ、
始めて会った時からそうだった
あいつは帽子が似合うやつだった
『ルフィ〜エース〜遊ぼ〜!』
そう言って俺を呼ぶ奴は
決まって紺色の帽子を被っていた
「名前はいっつも帽子被ってるよな〜」
そういいながらルフィは
名前の帽子を指差す
『ん?これは迷子防止!』
あたしよく迷子になるからさ〜
そう言って笑うあいつ
そういや前も村の端っこで迷子になってたんだっけ?
「にっしっしっ!名前は馬鹿だからな!」
『ルフィに言われたくないよ!』
そりゃそうだ、
あいつもつい最近森に遊びに行ったとき家にあるお菓子を持ってくるとか言って一人で家に帰ったあとになかなか帰ってこねーから家に帰ったけど結局いなくてそっから夜中の1時まで村のやつらと全員で探したっけ…
「まァ、お互い様だろ」
そう言って紺色の帽子をとって自分の頭に乗せるとエース似合うね!そういって彼女は優しく微笑んだ
俺はこの笑顔が大好きで
俺は彼女が大好きで…
でも今の関係を崩す勇気もなくって
俺は一人褒め言葉に対して苦笑いを出すだけだった
帽子な彼女に秘める想い
(俺がこの村を出ていくとき)
(この想いを伝えよう)
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続きますすいません←
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