どうしたらいい、俺はどうしたらいいんだ。仕方ないからガゼルを抱き上げて部屋へ戻ろうとしたらさっきまで逃げてたメンバーが集まって来るしガゼルを見てきゃーだとかおーだとか歓声をあげられて鬱陶しい。
「バーン様、結婚おめでとう!」
「バーン様、襲っちゃダメですよ?」
「バーン様、ガゼル様って軽いですか?」
「バーン様、俺にも触らせて!」
「バーンさ」
「黙りやがれええぇえ!!」

メンバーに一喝するとようやく黙りこんだ。俺は大きく溜め息を吐くと不機嫌のまま自室に帰った。背中に刺さるメンバーの視線が痛かったけど俺は知らぬふりだった。
部屋に入るとようやくガゼルが口を開いた。
「うるさかったぞ」
「わ、わりい」
「さあ、早くしろ」
「おう」
いや、何を早くするのかさっぱり分からないんだけど。しかもガゼルはおぼつかない足取りで俺のベッドに身体を沈める。っておいおいおいおい冗談じゃねえよ勘弁しろよ。ただでさえ危ない格好してやがるのに俺の寿命縮める気か。
「何をしている、早く」
「だ、だから何をだよ?」
「……はぁ、やはりそうか、所詮はお前もサッカーバカか」
「んだと」
溜め息を付いたガゼルは俺に尻を向けて尻尾を引っ張り出した。ズルッと抜けた長い尻尾は何処に入っていたのか、俺は唖然とした。息があがるガゼルに俺は喉を鳴らした。
「まさか、」
「ほら早く、私のナカに」

挿入れろ

「ブフゥッ!!?」
「なっ、!き、汚いぞ!」
あまりの意外さに吹き出して鼻血が垂れてしまった。
「変態早くしろ、私はうずうずしてむず痒い」
相変わらず耳に付けてある猫耳カチューシャが可愛いらしい。俺は頷くとベッドに腰掛けた。
キシと微かに軋んだベッドに興奮しながらガゼルを見る。うわっ何だこいつの顔いやらしい。まるで俺に期待してるみたいで逆に緊張するんだけど。
「早く」
ぐっと足で股間を押される。この女王様め、後で覚えてろよ。
ズボンを下ろしてガゼルに興奮してる俺のはもう準備万端だった。それを見たガゼルは怪しく笑って変態、と俺に言う。お前が言うな、そんな格好してるクセに。
ガゼルの短いショートパンツを手にして脱がせたら驚いた。既に前戯などいらないくらいぐちゃぐちゃに濡れていた。ドクリと俺のが脈を打つ。
後孔に先端が触れるとガゼルが嬉しそうに目を細めた。
俺達はようやく繋がれる。


キューピッド?
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